転生幼児は夢いっぱい

meimei

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美味しそう

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父上遅いなぁ~やっぱりもう1部屋とればいいのに。僕も一人のほうが気がらくだし。

錬金でお父様に頼まれた騎士たちの剣をとりあえず何本か作り終えて暇になったカシウス。

そうだ、この部屋スィートルームで
部屋にキッチンがあるのだった。

無性に甘いものが食べたくなったカシウスは先程ダナと買い物に行った時に見つけたさつまいもを取り出した。

これを切って、アク抜きしてから
茹でる。火が通ってやわらかくなったら水を捨てて水分を蒸発させるように弱火で潰しながら、バター、砂糖、牛乳少々入れてまた水分をとばしていく。
少し放置して熱が冷めてから小さな俵型に形を整えていく。

最後に卵黄をぬって、オーブンで焼いて。うん!いい色!!完成~!

美味しそう~


自分のマジックバックから果実水を取り出してお茶タイム!

魔法を使ってスィートポテトを少し冷やそう。


「コールドストリーム」
カシウス

魔力を少しにしてと……うん!いい感じ!!


「いただきまーす!んっ!美味しい~ふふっ」
カシウス


前世ぶりのスィートポテトは絶品だ。今度さつまいものパイとかさつまいものチーズケーキも作りたいな~


ガチャ


「カシウス遅くなって………ん?なんだこの甘い匂い」
リュート



「父上お帰りなさい、この甘い匂いはお菓子を作りました」
カシウス



「え!!!カシウスが作ったのかい?」
リュート


あれれ?父上って僕のお菓子を食べたことなかった??


「この冷たい紅茶と一緒にどうぞ」
カシウス


「ありがとう、いただくよ」
リュート

パクッ…ん!!!!なんだこれ!!

美味しい!!!

うちの子料理の才能まであるとか
天才すぎるだろ。と身悶えるリュート


「これバニラアイス添えても美味しいんだよね。今度アイスも作ってみよっかなー」
カシウス


「そう言えば、今日フルールとマルスも来るぞ」
リュート


「え!!!なんで!?」
カシウス



「なんでって、二人もこの街に来ているし……心配しているからだろ?」
リュート


「…………はぃ」
カシウス


逃げたい………絶対マルス怒るよね?

逃げていいかな?


「カシウス」
リュート


「はい?」
カシウス


「逃げては行けないよ?」ニコッ
リュート


ぐぬぬ……そんな圧を出して言わなくても…。

カシウスの行動がお見通しのリュートは少しだけ威圧をだして微笑むのだった。

イケメンの圧はこわいよぉ~ひぇ
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