118 / 142
学校
しおりを挟む
「いってきまーす」
カシウス
「いってらっしゃいませ」
カミル
カシウスはカミルに手を振り馬車に乗り込んだ。
今日は、クルト達はそれぞれ実家からの登校だ。
なにやら手続き関係で帰省したらしい。
「あ!!!カシウスおはよー」
クルト
「カシウスおはよう」
シバル
「おはよう、二人とも」
カシウス
「そういえばさー聞いてよ!!うちの弟がさー」
クルト
「おい!!!クルト言うなよ!!!」
シバル
「なにかあったの?」
カシウス
カシウスが聞くとシバルは俯き気味になった。
ん?何かあつたの???
「こう言うことはきちんと話さないと駄目だよ。ぶっちゃけうちの実家なんて没落してもいいし」
クルト
「………」
シバル
「うちの弟がさーーシバルがもう既婚者だと話してるのにしつこくシバルを付け回して」
クルト
「で?」
カシウス
もうシバルは僕の嫁だ。籍も入っている
カシウスの声のトーンが落ちて二人は驚く
「あげく無理やりキスしようとしたんだ」
クルト
は?僕はもう時期11歳だ、その下なんだよね???
「で、したの?」
カシウス
「してない!!!!それに祝福で弾かれる」
シバル
そうだ、シバル達はもう嫁の祝福を受けたから不貞はむりなんだった。
「弾かれると相手はどうなるの?」
カシウス
「俺は同意してないから不問だけど、向こうは雷魔法が落ちて火傷を」
シバル
「本当にバカだよねーー!!!あのヘビ親子」
クルト
「ようやくお父様の目も覚めたみたいだよ」
クルト
「離婚するらしい」
シバル
んーーーー。
「とりあえず抗議の手紙は送るからね」
カシウス
「もちろん」
クルト
「ごめんな…、」
シバル
「僕こう見えて、心狭いから気をつけてね」
カシウス
「「!?」」
クルト、シバル
カシウスは無表情でスタスタと先に行ってしまった。
「どうしよう……カシウス怒らせたよね。あれ」
クルト
「だから言わなくていいと言ったのに!!」
シバル
「ええええ、でも後からの第三者からの
事後報告の方が絶対怒るよ」
クルト
「…………」
シバル
「後で謝らないと。とりあえずいこ!!」
クルト
「おう」
シバル
教室につくとカシウスは他の男子生徒たちと話していた。
なんとなく近寄れないクルトとシバルは自分達の席からカシウス達の話に耳を傾けた。
何を話しているのか気になったからだ。
「え!!カシウス様新店舗だされるんですか!!」
キュレリル
「どんなお店なんですか!」
ビオレータ
「それは秘密かなー、ふふっ楽しみにしていてね」
カシウス
ニコッと微笑むとキュレリルと
ビオレータはポッと顔を赤く染める。
「ねー、あの二人……嫁ぐサイドだよね?」ボソッ
クルト
「どうみてもそうだろう。生まれた時から嫁ぐサイド決定だからそう育ったんだろうな」
シバル
中性的な可愛い感じの男の子二人。うさぎのパーカーとか着てそうだ。
そこにさらに女の子達もまざり
ちょっとした人混みになってきた。
「いつもあんなに人いないのにね」
クルト
「いつもは俺たち嫁がいるから近寄れないんだろうよ…」
シバル
「あーーなるほど、でもさっ!あのキュレとビオレータなんて可愛いしカシーやられちゃうんじゃ……」
クルト
「ん?それならそれでいいんじゃないか?嫁は沢山増やさないとだろうし」
シバル
「ええーーシバルって大人!!」
クルト
「あのなぁ……そもそも公爵家に嫁ぐ時点でそう覚悟は決めたぞ…。」
シバル
「…………確かに」
クルト
「でもカシウスって女の方が好きそうだからな。あの二人はないだろ……」
シバル
「女の子というより、可愛い系でしょ?」
クルト
シバルはどちらかというと美人系だ。
クルトは可愛系だけど
「ねー、そんなに口尖らさなくてもシバルのその綺麗な見た目も中身もカシウスは大好きだとと思うよ?シバルの鈍さもわりと重症だよね~」クスクス
クルト
「え!!」
シバル
「そう言えば、先生も正式に嫁になったし名前かわったよね」
クルト
「だな」
シバル
「席につけ、授業だぞ」
ラントナー.ウロコニア
先生のネームタグにはウロコニアの名前に変更されていた。
それを嬉しそうに胸につけている。
カシウスに群がっていた生徒達は先生のネームタグに驚き、そそくさと自分の席に戻っていった。
カシウス
「いってらっしゃいませ」
カミル
カシウスはカミルに手を振り馬車に乗り込んだ。
今日は、クルト達はそれぞれ実家からの登校だ。
なにやら手続き関係で帰省したらしい。
「あ!!!カシウスおはよー」
クルト
「カシウスおはよう」
シバル
「おはよう、二人とも」
カシウス
「そういえばさー聞いてよ!!うちの弟がさー」
クルト
「おい!!!クルト言うなよ!!!」
シバル
「なにかあったの?」
カシウス
カシウスが聞くとシバルは俯き気味になった。
ん?何かあつたの???
「こう言うことはきちんと話さないと駄目だよ。ぶっちゃけうちの実家なんて没落してもいいし」
クルト
「………」
シバル
「うちの弟がさーーシバルがもう既婚者だと話してるのにしつこくシバルを付け回して」
クルト
「で?」
カシウス
もうシバルは僕の嫁だ。籍も入っている
カシウスの声のトーンが落ちて二人は驚く
「あげく無理やりキスしようとしたんだ」
クルト
は?僕はもう時期11歳だ、その下なんだよね???
「で、したの?」
カシウス
「してない!!!!それに祝福で弾かれる」
シバル
そうだ、シバル達はもう嫁の祝福を受けたから不貞はむりなんだった。
「弾かれると相手はどうなるの?」
カシウス
「俺は同意してないから不問だけど、向こうは雷魔法が落ちて火傷を」
シバル
「本当にバカだよねーー!!!あのヘビ親子」
クルト
「ようやくお父様の目も覚めたみたいだよ」
クルト
「離婚するらしい」
シバル
んーーーー。
「とりあえず抗議の手紙は送るからね」
カシウス
「もちろん」
クルト
「ごめんな…、」
シバル
「僕こう見えて、心狭いから気をつけてね」
カシウス
「「!?」」
クルト、シバル
カシウスは無表情でスタスタと先に行ってしまった。
「どうしよう……カシウス怒らせたよね。あれ」
クルト
「だから言わなくていいと言ったのに!!」
シバル
「ええええ、でも後からの第三者からの
事後報告の方が絶対怒るよ」
クルト
「…………」
シバル
「後で謝らないと。とりあえずいこ!!」
クルト
「おう」
シバル
教室につくとカシウスは他の男子生徒たちと話していた。
なんとなく近寄れないクルトとシバルは自分達の席からカシウス達の話に耳を傾けた。
何を話しているのか気になったからだ。
「え!!カシウス様新店舗だされるんですか!!」
キュレリル
「どんなお店なんですか!」
ビオレータ
「それは秘密かなー、ふふっ楽しみにしていてね」
カシウス
ニコッと微笑むとキュレリルと
ビオレータはポッと顔を赤く染める。
「ねー、あの二人……嫁ぐサイドだよね?」ボソッ
クルト
「どうみてもそうだろう。生まれた時から嫁ぐサイド決定だからそう育ったんだろうな」
シバル
中性的な可愛い感じの男の子二人。うさぎのパーカーとか着てそうだ。
そこにさらに女の子達もまざり
ちょっとした人混みになってきた。
「いつもあんなに人いないのにね」
クルト
「いつもは俺たち嫁がいるから近寄れないんだろうよ…」
シバル
「あーーなるほど、でもさっ!あのキュレとビオレータなんて可愛いしカシーやられちゃうんじゃ……」
クルト
「ん?それならそれでいいんじゃないか?嫁は沢山増やさないとだろうし」
シバル
「ええーーシバルって大人!!」
クルト
「あのなぁ……そもそも公爵家に嫁ぐ時点でそう覚悟は決めたぞ…。」
シバル
「…………確かに」
クルト
「でもカシウスって女の方が好きそうだからな。あの二人はないだろ……」
シバル
「女の子というより、可愛い系でしょ?」
クルト
シバルはどちらかというと美人系だ。
クルトは可愛系だけど
「ねー、そんなに口尖らさなくてもシバルのその綺麗な見た目も中身もカシウスは大好きだとと思うよ?シバルの鈍さもわりと重症だよね~」クスクス
クルト
「え!!」
シバル
「そう言えば、先生も正式に嫁になったし名前かわったよね」
クルト
「だな」
シバル
「席につけ、授業だぞ」
ラントナー.ウロコニア
先生のネームタグにはウロコニアの名前に変更されていた。
それを嬉しそうに胸につけている。
カシウスに群がっていた生徒達は先生のネームタグに驚き、そそくさと自分の席に戻っていった。
314
あなたにおすすめの小説
婚約破棄され、平民落ちしましたが、学校追放はまた別問題らしいです
かぜかおる
ファンタジー
とある乙女ゲームのノベライズ版悪役令嬢に転生いたしました。
強制力込みの人生を歩み、冤罪ですが断罪・婚約破棄・勘当・平民落ちのクアドラプルコンボを食らったのが昨日のこと。
これからどうしようかと途方に暮れていた私に話しかけてきたのは、学校で歴史を教えてるおじいちゃん先生!?
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
義弟の婚約者が私の婚約者の番でした
五珠 izumi
ファンタジー
「ー…姉さん…ごめん…」
金の髪に碧瞳の美しい私の義弟が、一筋の涙を流しながら言った。
自分も辛いだろうに、この優しい義弟は、こんな時にも私を気遣ってくれているのだ。
視界の先には
私の婚約者と義弟の婚約者が見つめ合っている姿があった。
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
王家も我が家を馬鹿にしてますわよね
章槻雅希
ファンタジー
よくある婚約者が護衛対象の王女を優先して婚約破棄になるパターンのお話。あの手の話を読んで、『なんで王家は王女の醜聞になりかねない噂を放置してるんだろう』『てか、これ、王家が婚約者の家蔑ろにしてるよね?』と思った結果できた話。ひそかなサブタイは『うちも王家を馬鹿にしてますけど』かもしれません。
『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる