転生令嬢の秘密の宝物

meimei

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毎日凝りもせず

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さくさく書類関係の仕事をすませて魔法で封をして魔法で城の近衛騎士団長室宛に送る。

魔法便利よね~!!!!

とは言ってもクオーレももうじき六ヶ月。もうそろそろ乳母に頼んで職場復帰する予定だ。

「あーー、疲れた」


トントン

「はーい」


「お嬢様、お茶と茶菓子を用意致しました」

「わぁ~すごいタイミング!!ありがとう!さすがタリヤ」


「ふふ、お嬢様の専属ですから」


「いつも助かるわ」



「良く寝てらっしゃいますね」


「親孝行息子でしょ?」


「ええ、とっても」


「ふふ、毎日この子に癒やされているからか近衛騎士の執務も苦じゃないのよね~不思議」


「クオーレ坊ちゃまは癒やしの力がおありなのですよ」

「まぁ!?貴女もクオーレに夢中なのね」


「ええ、とっても」ニコッ


「クスクス お父様もお母様も溺愛だもの……」


「目に入れても痛くないとはああいう事を言うのですね」


「ええ、そうね」苦笑


トントン

「はい?」


「メイリーン、クオーレに会いに来た」


「まぁ!?アスランまた来たの?」


アスランは……ほぼ、毎日クオーレに会いに来るのよね。


「可愛いなぁ~クオーレ、色は違うけどこの大きな瞳がメイリーンそっくりなんだよなー」


「貴方もなのね……クオーレ溺愛」苦笑


「だってさ、この可愛いさはやばいだろ?天使だぞ!!なーメイリーン俺と結婚しない?」


「…………クオーレを息子にしたいからって勘弁してよね!」


「は??本当お前は昔から鈍いよな~~まっ長期戦でがんばるわ!!」


「……………」


「じゃぁなクオーレ、未来のパパは頑張って毎日ママを口説くからな!」


「はあぁぁ??寝言は寝てからいいなさいよね!!」


「クスクス またなー」


まったく……アスランは。


「タリヤ、少しクオーレ見ててくれる?今のうちにお風呂に入ってくるわ」


「はい、坊ちゃまはきちんとみております」


「ええ、宜しくね」

クオーレがねているうちに
お風呂に入りに行く。屋敷には
大浴場があるのでゆっくり入れるのだ。

「あーーー、気持ちいい」

やっぱり部屋のお風呂とは違うのよね。

アスランも冗談なんだか本気なのかいまいち分からないよね。
困ったやつ!!!!

まっ、冗談にしておこう……うん

しかし、クオーレの子供部屋は
お父様、お母様、お兄様、お姉様からのプレゼントが毎日毎日
山のように増えて行くのよね。
私くらいは……もう少し物心ついたら剣を教えないと。あの溺愛ぷりで剣を持たせないとか言い出したらどうしようかと今から
頭が痛くなるのよね。


お風呂から上がり、部屋に戻るとクオーレは起きていてベビーサークルの中でおすわりして遊んでいた。

「クオーレただいま」

声をかければ上を見上げて
まー、まーと手を伸ばす。


「抱っこするの?おいで」

ひょいっ


「まーまーあぶぶぶぅ」


「ウンウン、ママよ」ニコッ


トントン 

「どうぞ」

「お嬢様、もうそろそろクオーレ様を寝かせますので」


「ええ、分かったわ。クオーレママはもう少しお仕事するから乳母とおねんねしてね、おやすみクオーレ」チュッ


乳母にクオーレを頼みこれから
残りの執務だ……。
育休中なのになんでこんなに忙しいの???不思議じゃない?

団長!!!執務も得意になって下さいね!!ほんとに。

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