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第七章 家庭訪問編
番外編.姫様の仕事 ※マリア視点 腐要素あり
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私はメアリーにもらった手紙を読んでいく。
「お姉様元気ですか。きっと貴腐人達との活動で忙しいと思います。そんなお姉様に朗報です」
中にはアドルとさっき見たレオン兄様似のイケメンが描かれた肖像画があった。
「アドルは毎日レオン兄様やアーサー兄様より、いつも楽しそうに彼らとイチャイチャしています。銀髪がコボスケさんで白髪に黒髪メッシュがヒツジさんです」
ああ、わざわざメアリーが手紙をくれた理由がこれだったのか。見た瞬間、体に電気が走った。
これ以上のカップリングはないと。
令嬢達の中ではアドルと婚約したいという意見よりも、婚約させたいという令嬢が多かった。
ただ、そこら辺のクズでビッチな女よりも、見た目が優れており、紳士的な男性が良いと言われている。
そこで名が上がったのはレオンとアーサーだ。あの二人なら兄弟だし、幸せにしてくれるだろうと。
この肖像画を見たらあの人達の意見が変わるだろう。
だって、貴腐人会でいつも話題になるアドルが現実でも恋に落ちているのだ。
こんなに笑顔のアドルは私でも見たことがない。きっとどっちかと恋をしているのかもしれない。
いや、二人に言い寄られてサンドイッチも悪くない。
こんな爆弾を放り投げたメアリーに感謝しかない。
♢
さっそく向かったのは、貴腐人会主催でやっているお茶会だ。
「本日はお集まり頂きありがとうございます」
ここには有名な貴族ばかりが集まっている。
ヤーオイ公爵夫人、フキョウ公爵夫人、サブカップ侯爵夫人、メリバ侯爵夫人、オメガバースン伯爵夫人達だ。
この人達をまとめるのにお母様はどれだけ時間を要したのか。
アドルが生まれてから勝手に集まってきたらしい。
「アドルくんがいないこの国なんて消えてしまえばいいのよ」
「最近じゃアーサー様もいないじゃない。鬼畜お兄様攻めがいなければ楽しくないわよ」
「まだ、ワンコのお兄様攻めがいるわよ」
私とメアリーはこの人達に淑女とは何かと教育された。そもそも貴族界の令嬢達の教育係をやっているのは貴腐人会のメンバー達だ。
アドルがいなくなって、一番生きる気力を失ったのがこの人達なんだろう。
「今日はお姉様方に朗報を持ってきましたわ」
「それはアドルくんがぐちゃぐちゃにされている本かしら」
「それなら何千回も回し読みしたわ」
「私達には本物のアドルくんがいないと無理なのよ」
相変わらず本当に有名貴族夫人なのかと、疑う発言が多いのもこの会の特徴だ。
「これを見たらお姉様方にある心の短剣が長剣になるわよ」
私は何枚もアドル達が載っている肖像画を取り出す。
この手紙の中には父に渡した手紙よりも、たくさん肖像画が入っていた。
貴腐人達は手に取ると、一瞬で時が止まった。
「何よこれ! アドルくんのこんな笑顔を見たことないわ!」
「アーサー様なんて虫ケラ以外ね」
「しかも、わずかにレオン様に似ているって……兄弟カップリングじゃないの!!」
「ちょっと、この角度から見るとキスをしているわ!」
夫人達はよだれを垂らしながら、肖像画の角度を変えてみていた。
いやいや、いくら角度を変えてもそんな風には……見えていた。
「これって本物かしら?」
「ええ。メアリーとアーサーが今一緒にアドルといるらしいわ」
きっとメアリーがアーサーにお願いをしたのだろう。
「ウホッ!」
今の声は誰だろうか。ここにはゴリラはいないはず。
「ああ、もうこれで一生生きていけるわ」
「そうね! この国のために夫を操りましょう」
「あの人達は私達には逆らえないものね」
そんなことをしているから、貴族達はアドルの優しさに惹かれるのだろう。
でも、これでこの国もしばらくは安泰になりそうだ。
いつか一緒に帰って……いや、帰ってきたらこの国は違う意味で終わるだろう。
「ああ、アドルくん。あなたは最強の総受けよ!」
貴族夫人達は肖像画を飾って祈りを捧げていた。
「お姉様元気ですか。きっと貴腐人達との活動で忙しいと思います。そんなお姉様に朗報です」
中にはアドルとさっき見たレオン兄様似のイケメンが描かれた肖像画があった。
「アドルは毎日レオン兄様やアーサー兄様より、いつも楽しそうに彼らとイチャイチャしています。銀髪がコボスケさんで白髪に黒髪メッシュがヒツジさんです」
ああ、わざわざメアリーが手紙をくれた理由がこれだったのか。見た瞬間、体に電気が走った。
これ以上のカップリングはないと。
令嬢達の中ではアドルと婚約したいという意見よりも、婚約させたいという令嬢が多かった。
ただ、そこら辺のクズでビッチな女よりも、見た目が優れており、紳士的な男性が良いと言われている。
そこで名が上がったのはレオンとアーサーだ。あの二人なら兄弟だし、幸せにしてくれるだろうと。
この肖像画を見たらあの人達の意見が変わるだろう。
だって、貴腐人会でいつも話題になるアドルが現実でも恋に落ちているのだ。
こんなに笑顔のアドルは私でも見たことがない。きっとどっちかと恋をしているのかもしれない。
いや、二人に言い寄られてサンドイッチも悪くない。
こんな爆弾を放り投げたメアリーに感謝しかない。
♢
さっそく向かったのは、貴腐人会主催でやっているお茶会だ。
「本日はお集まり頂きありがとうございます」
ここには有名な貴族ばかりが集まっている。
ヤーオイ公爵夫人、フキョウ公爵夫人、サブカップ侯爵夫人、メリバ侯爵夫人、オメガバースン伯爵夫人達だ。
この人達をまとめるのにお母様はどれだけ時間を要したのか。
アドルが生まれてから勝手に集まってきたらしい。
「アドルくんがいないこの国なんて消えてしまえばいいのよ」
「最近じゃアーサー様もいないじゃない。鬼畜お兄様攻めがいなければ楽しくないわよ」
「まだ、ワンコのお兄様攻めがいるわよ」
私とメアリーはこの人達に淑女とは何かと教育された。そもそも貴族界の令嬢達の教育係をやっているのは貴腐人会のメンバー達だ。
アドルがいなくなって、一番生きる気力を失ったのがこの人達なんだろう。
「今日はお姉様方に朗報を持ってきましたわ」
「それはアドルくんがぐちゃぐちゃにされている本かしら」
「それなら何千回も回し読みしたわ」
「私達には本物のアドルくんがいないと無理なのよ」
相変わらず本当に有名貴族夫人なのかと、疑う発言が多いのもこの会の特徴だ。
「これを見たらお姉様方にある心の短剣が長剣になるわよ」
私は何枚もアドル達が載っている肖像画を取り出す。
この手紙の中には父に渡した手紙よりも、たくさん肖像画が入っていた。
貴腐人達は手に取ると、一瞬で時が止まった。
「何よこれ! アドルくんのこんな笑顔を見たことないわ!」
「アーサー様なんて虫ケラ以外ね」
「しかも、わずかにレオン様に似ているって……兄弟カップリングじゃないの!!」
「ちょっと、この角度から見るとキスをしているわ!」
夫人達はよだれを垂らしながら、肖像画の角度を変えてみていた。
いやいや、いくら角度を変えてもそんな風には……見えていた。
「これって本物かしら?」
「ええ。メアリーとアーサーが今一緒にアドルといるらしいわ」
きっとメアリーがアーサーにお願いをしたのだろう。
「ウホッ!」
今の声は誰だろうか。ここにはゴリラはいないはず。
「ああ、もうこれで一生生きていけるわ」
「そうね! この国のために夫を操りましょう」
「あの人達は私達には逆らえないものね」
そんなことをしているから、貴族達はアドルの優しさに惹かれるのだろう。
でも、これでこの国もしばらくは安泰になりそうだ。
いつか一緒に帰って……いや、帰ってきたらこの国は違う意味で終わるだろう。
「ああ、アドルくん。あなたは最強の総受けよ!」
貴族夫人達は肖像画を飾って祈りを捧げていた。
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