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第十七話 結集
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ウルフの前に現れた、クロミネとベティ。
彼女ら二人の顔を見て、ウルフは思わず驚愕した。
ロビンの変装が解けた彼に対し、ベティは不敵に笑みを見せた。
「けっ、何間抜けた面してんだよ!ロビン!」
するとクロミネは、剣を鞘に納め、口を開いた。
「シルビアから話は聞いている。
お前が元々、ロビンの変装をしていた者のようだな」
事態を把握しているクロミネとベティ。
騒動の真相を探っていた二人は、野外演習場へと赴く前のシルビアと、
既に接触して、情報を共有しており、
ウルフの正体を教えてもらった二人は、すぐさま彼の元に、駆けつけたのだった。
二人の言葉を聞き、ウルフはため息をついて、言葉を吐いた。
「シルビアめ、正体バラさないとか抜かしときながら...
まあ、結果的に二人と戦わずに済むなら、良しとするか」
するとウルフ達の目の前に、魔物の群れが次々と現れ、
三人は、戦闘態勢を整えた。
剣を握り締めるクロミネは、ウルフに、鋭く視線を送る。
「詳しい話は落ち着いた後、じっくりと聞かせてもらおう」
ベティはウルフに背を預け、ニヤリと笑みを見せつけた。
「覚悟しとけよ?テメェはアタシらを、変装して騙したんだ。
後でボコボコにしてやるよ。
ただ、学校に火ィつけるような、クズじゃねえってのが分かってよかったぜ」
睨みつける二人に囲まれるウルフは、剣を構え、魔物と相対した。
「報いなら後で幾らでも受ける。
だが今は、生徒達の安全が最優先だ」
決意を瞳に宿すウルフを見て、二人は口角を上げると、彼と共に、魔物へ立ち向かった。
ウルフの繰り出した斬撃が、群れの先頭に居る、魔物の額を貫く。
横から迫りくる魔物の頭部を、ベティは魔力を込めた蹴りで、壁に吹き飛ばした。
二人を横切り、魔物の群れに急接近したクロミネは、鋭く剣を薙ぎ払い、
魔物一体を、地面に斬り伏せてみせた。
一撃一殺で、魔物を仕留める三人は、次々と迫る魔物へ、猛攻を仕掛ける。
ウルフは剣を薙ぎ払い、魔物の血を周囲に飛び散らせると、
近くに居た魔物の視界が、血で塞がれる。
斬りつけて出血させた魔物へ、彼は勢いよく、トドメの一撃を払い、
音を立てて、地面に倒した。
ウルフの足元に忍び寄る魔物を、ベティは高く蹴り上げ、宙に浮いた敵に対し、
彼女は、ドロップキックを放ち、遥か後方へ蹴り飛ばした。
すると、二人に向かって、巨大な魔物が接近し、クロミネは瞬時に、
刀に手をかけると、刀身を鞘から引き抜き、静かに残心を行う。
次の瞬間、魔物の体は、綺麗に分かれ、彼女は魔物を、速やかに撃破した。
しかし、どれだけ三人が魔物を討伐しても、一向に数が減る素振りがない。
するとクロミネは、何かを感じ取り、ベティに向かって声をかけた。
「お前も感じ取ったか?ベティ」
「おう、どうやら元凶がいるらしいな」
疑問符を浮かべるウルフへ、クロミネは言葉を送った。
「私達、魔力を扱う者は、周囲に存在する魔力を、感じ取る事が出来る。
そして近辺に、魔力を放出し続ける存在を感知した」
眉間に皺を寄せるベティが、ウルフに続けて話をした。
「階段を登った先の屋上だ!
そこにいる奴が、魔物達を生み出してやがる!」
二人の話を聞いたウルフは、息を呑んで、口を開いた。
「恐らくそいつが、校舎を襲う黒幕だ。
奴を止めない限り、魔物の群れは収まらない」
するとクロミネとベティは、ウルフの前に立ち、魔物の群れに向かって、決意を胸に構えを取った。
「私達が道を切り開く、お前は先に行け」
「屋上に居る奴をブチのめしてこい!
手柄は全部、テメェにくれてやるよ!」
自らを盾に、魔物の群れへと、立ち向かう二人は、勢いよく敵前まで肉薄した。
ベティの放った拳の衝撃は、複数の魔物を仰け反らせ、
クロミネの斬撃が、魔物達を縦に切断し、群れの中央へ、道を切り開いた。
廊下の先にある階段へと、続く道が開き、
ウルフは、仲間達を信頼し、礼を述べて走り抜ける。
「この先は俺に任せろ!後で必ずお前達を迎えに来る!」
階段の上へと登るウルフを見て、クロミネとベティは、静かに笑みを見せた。
「やっぱ、アタシが認めたロビンは、アイツで間違いねえや」
「無論だ。奴が救いようのない裏切り者なら、
わざわざ戻ってきて、生徒達を救おうとなどしない」
二人は構えを取り直し、迫りくる魔物達の注意を引き付けた。
「テメェらの相手は、アタシ達だ!
先の階段には、一体も行かせねえ!」
啖呵を切るベティに、背中を託すクロミネは、魔物達に剣先を向け、闘志を静かに燃やした。
◇◆◇◆◇◆◇
屋上に辿り着いたウルフ。
するとそこには、ロビンの姿をした男が、佇んでいた。
掌から魔法を放つ男を、ウルフは鋭く睨み、尋ねる。
「やはりお前が、魔物を生み出していたのか。
一体どうやって魔法を...」
ロビンの姿をした男は、不敵な笑みを浮かべ、問いに答えた。
「女性しか魔法を扱う事が出来ない、などというルィフメーの魔導理論は、時代遅れだ。
俺が使う、"グルマド国"の魔法科学に比べたらな」
男から、グルマド国という言葉を聞き、ウルフは耳を疑った。
グルマド国とは、ルィフメー王国でも、軍事国家ニカルクアでもない第三国。
二つの国に隣接する、技術力の発展した国である。
男は、ウルフの方へ視線を送り、懐から、ある物を取り出した。
「グルマドの科学力は凄まじい。
ルィフメーの魔法文化と、ニカルクアの開発技術を兼ね備えた、
正に、天下を取るに相応しい国だ。
そうは思わないか?ニカルクアのウルフ」
彼が取り出したのは、煙幕であり、自身の足元に投げつけ、煙の中から姿を現した時には、
ロビンの格好ではなく、別の男の姿となって現れた。
「これが俺の真の姿だ、餞別代わりに教えてやろう。
俺の名はゾリド、グルマドの工作員といったところだ」
ゾリドと名乗る男は、目の前で変身し、怪訝な顔をするウルフへ、ニヤリと口角を上げる。
「この煙幕は、あらゆる偽装や変装を解く、魔法科学の真髄たる力が込められている。
お前を襲撃した時、投げたのは、この煙幕だ。
そして...」
ゾリドは、手に一本の試験管を握り、ウルフに対して見せつけると、
ウルフは、ハッとした表情を浮かべた。
「っ!?それは!!」
ゾリドの持っていた試験管には、ニカルクアで開発したはずの、整形薬が入っていた。
彼は、試験管を見せつけ、再び薄暗く笑みを溢す。
「ニカルクアの整形薬、それをグルマドで一から調合し、完璧に製薬したものだ。
俺は襲撃の時、煙幕を投げた後、この整形薬を飲んで、ロビンに成り代わった。
おかげでその後は、上手く事が進んだよ」
高笑いをするゾリドに、ウルフは視線を鋭く光らせ、彼に問い詰めた。
「そこまでしてルィフメーに潜入し、俺の任務を妨害しただけでなく、
軍学校で、凶行を起こした理由は何だ!
何故、ここまで状況を掻き回すような事をする!!」
ウルフの言葉を受けたゾリドは、目を見開いて、問いに答えた。
「決まっているだろう!ルィフメーとニカルクアの対立を煽り、両国を戦争させる。
そして潰し合いの末、残った国が脆弱な内に、グルマド国が叩き潰すのさ」
衝撃的な発言を耳にし、ウルフは、怪訝な顔をして問い返した。
「そんなことが、本当に起こり得ると?」
「起こるだろうなぁ!スパイを送り込まれたルィフメー王国は、ニカルクアに疑念を抱く。
ニカルクアも、送り込んだスパイが、乱心したと知れば、尻尾を切って、責任から逃れようとする。
内部情報の漏洩に加えて、軍学校を襲撃され、事態は、国際問題にまで発展するだろう。
両国の関係が悪化し、更に俺が、ニカルクアのスパイとして、ルィフメーで騒動を起こせば、
本格的に両国が争うのも、時間の問題だ」
不敵な笑みを浮かべ、話すゾリドに対し、
ウルフは、拳を固く握り、鞘から剣を引き抜いた。
「そんな事は俺が許さん。
両国の関係が悪化する前に、お前を倒して、
グルマド国の目論みを阻止してみせる」
鋭く敵視を向けるウルフを前に、ゾリドはボウガンを構え、
光のない真っ黒な瞳を浮かべた。
「分からないか?俺の仕事は、まだ残っているんだ。
俺はロビンに成り代わり、両国を戦争させる為、
まだまだ対立を、煽らなくてはいけない。
ウルフ、お前の仕事は、もう終わったんだよ」
屋上に重厚な空気が漂う中、ウルフとゾリドの視線が交差する。
互いに武器を構え、戦闘態勢を整えた両者。
戦いはついに、最終局面を迎えようとしていた。
彼女ら二人の顔を見て、ウルフは思わず驚愕した。
ロビンの変装が解けた彼に対し、ベティは不敵に笑みを見せた。
「けっ、何間抜けた面してんだよ!ロビン!」
するとクロミネは、剣を鞘に納め、口を開いた。
「シルビアから話は聞いている。
お前が元々、ロビンの変装をしていた者のようだな」
事態を把握しているクロミネとベティ。
騒動の真相を探っていた二人は、野外演習場へと赴く前のシルビアと、
既に接触して、情報を共有しており、
ウルフの正体を教えてもらった二人は、すぐさま彼の元に、駆けつけたのだった。
二人の言葉を聞き、ウルフはため息をついて、言葉を吐いた。
「シルビアめ、正体バラさないとか抜かしときながら...
まあ、結果的に二人と戦わずに済むなら、良しとするか」
するとウルフ達の目の前に、魔物の群れが次々と現れ、
三人は、戦闘態勢を整えた。
剣を握り締めるクロミネは、ウルフに、鋭く視線を送る。
「詳しい話は落ち着いた後、じっくりと聞かせてもらおう」
ベティはウルフに背を預け、ニヤリと笑みを見せつけた。
「覚悟しとけよ?テメェはアタシらを、変装して騙したんだ。
後でボコボコにしてやるよ。
ただ、学校に火ィつけるような、クズじゃねえってのが分かってよかったぜ」
睨みつける二人に囲まれるウルフは、剣を構え、魔物と相対した。
「報いなら後で幾らでも受ける。
だが今は、生徒達の安全が最優先だ」
決意を瞳に宿すウルフを見て、二人は口角を上げると、彼と共に、魔物へ立ち向かった。
ウルフの繰り出した斬撃が、群れの先頭に居る、魔物の額を貫く。
横から迫りくる魔物の頭部を、ベティは魔力を込めた蹴りで、壁に吹き飛ばした。
二人を横切り、魔物の群れに急接近したクロミネは、鋭く剣を薙ぎ払い、
魔物一体を、地面に斬り伏せてみせた。
一撃一殺で、魔物を仕留める三人は、次々と迫る魔物へ、猛攻を仕掛ける。
ウルフは剣を薙ぎ払い、魔物の血を周囲に飛び散らせると、
近くに居た魔物の視界が、血で塞がれる。
斬りつけて出血させた魔物へ、彼は勢いよく、トドメの一撃を払い、
音を立てて、地面に倒した。
ウルフの足元に忍び寄る魔物を、ベティは高く蹴り上げ、宙に浮いた敵に対し、
彼女は、ドロップキックを放ち、遥か後方へ蹴り飛ばした。
すると、二人に向かって、巨大な魔物が接近し、クロミネは瞬時に、
刀に手をかけると、刀身を鞘から引き抜き、静かに残心を行う。
次の瞬間、魔物の体は、綺麗に分かれ、彼女は魔物を、速やかに撃破した。
しかし、どれだけ三人が魔物を討伐しても、一向に数が減る素振りがない。
するとクロミネは、何かを感じ取り、ベティに向かって声をかけた。
「お前も感じ取ったか?ベティ」
「おう、どうやら元凶がいるらしいな」
疑問符を浮かべるウルフへ、クロミネは言葉を送った。
「私達、魔力を扱う者は、周囲に存在する魔力を、感じ取る事が出来る。
そして近辺に、魔力を放出し続ける存在を感知した」
眉間に皺を寄せるベティが、ウルフに続けて話をした。
「階段を登った先の屋上だ!
そこにいる奴が、魔物達を生み出してやがる!」
二人の話を聞いたウルフは、息を呑んで、口を開いた。
「恐らくそいつが、校舎を襲う黒幕だ。
奴を止めない限り、魔物の群れは収まらない」
するとクロミネとベティは、ウルフの前に立ち、魔物の群れに向かって、決意を胸に構えを取った。
「私達が道を切り開く、お前は先に行け」
「屋上に居る奴をブチのめしてこい!
手柄は全部、テメェにくれてやるよ!」
自らを盾に、魔物の群れへと、立ち向かう二人は、勢いよく敵前まで肉薄した。
ベティの放った拳の衝撃は、複数の魔物を仰け反らせ、
クロミネの斬撃が、魔物達を縦に切断し、群れの中央へ、道を切り開いた。
廊下の先にある階段へと、続く道が開き、
ウルフは、仲間達を信頼し、礼を述べて走り抜ける。
「この先は俺に任せろ!後で必ずお前達を迎えに来る!」
階段の上へと登るウルフを見て、クロミネとベティは、静かに笑みを見せた。
「やっぱ、アタシが認めたロビンは、アイツで間違いねえや」
「無論だ。奴が救いようのない裏切り者なら、
わざわざ戻ってきて、生徒達を救おうとなどしない」
二人は構えを取り直し、迫りくる魔物達の注意を引き付けた。
「テメェらの相手は、アタシ達だ!
先の階段には、一体も行かせねえ!」
啖呵を切るベティに、背中を託すクロミネは、魔物達に剣先を向け、闘志を静かに燃やした。
◇◆◇◆◇◆◇
屋上に辿り着いたウルフ。
するとそこには、ロビンの姿をした男が、佇んでいた。
掌から魔法を放つ男を、ウルフは鋭く睨み、尋ねる。
「やはりお前が、魔物を生み出していたのか。
一体どうやって魔法を...」
ロビンの姿をした男は、不敵な笑みを浮かべ、問いに答えた。
「女性しか魔法を扱う事が出来ない、などというルィフメーの魔導理論は、時代遅れだ。
俺が使う、"グルマド国"の魔法科学に比べたらな」
男から、グルマド国という言葉を聞き、ウルフは耳を疑った。
グルマド国とは、ルィフメー王国でも、軍事国家ニカルクアでもない第三国。
二つの国に隣接する、技術力の発展した国である。
男は、ウルフの方へ視線を送り、懐から、ある物を取り出した。
「グルマドの科学力は凄まじい。
ルィフメーの魔法文化と、ニカルクアの開発技術を兼ね備えた、
正に、天下を取るに相応しい国だ。
そうは思わないか?ニカルクアのウルフ」
彼が取り出したのは、煙幕であり、自身の足元に投げつけ、煙の中から姿を現した時には、
ロビンの格好ではなく、別の男の姿となって現れた。
「これが俺の真の姿だ、餞別代わりに教えてやろう。
俺の名はゾリド、グルマドの工作員といったところだ」
ゾリドと名乗る男は、目の前で変身し、怪訝な顔をするウルフへ、ニヤリと口角を上げる。
「この煙幕は、あらゆる偽装や変装を解く、魔法科学の真髄たる力が込められている。
お前を襲撃した時、投げたのは、この煙幕だ。
そして...」
ゾリドは、手に一本の試験管を握り、ウルフに対して見せつけると、
ウルフは、ハッとした表情を浮かべた。
「っ!?それは!!」
ゾリドの持っていた試験管には、ニカルクアで開発したはずの、整形薬が入っていた。
彼は、試験管を見せつけ、再び薄暗く笑みを溢す。
「ニカルクアの整形薬、それをグルマドで一から調合し、完璧に製薬したものだ。
俺は襲撃の時、煙幕を投げた後、この整形薬を飲んで、ロビンに成り代わった。
おかげでその後は、上手く事が進んだよ」
高笑いをするゾリドに、ウルフは視線を鋭く光らせ、彼に問い詰めた。
「そこまでしてルィフメーに潜入し、俺の任務を妨害しただけでなく、
軍学校で、凶行を起こした理由は何だ!
何故、ここまで状況を掻き回すような事をする!!」
ウルフの言葉を受けたゾリドは、目を見開いて、問いに答えた。
「決まっているだろう!ルィフメーとニカルクアの対立を煽り、両国を戦争させる。
そして潰し合いの末、残った国が脆弱な内に、グルマド国が叩き潰すのさ」
衝撃的な発言を耳にし、ウルフは、怪訝な顔をして問い返した。
「そんなことが、本当に起こり得ると?」
「起こるだろうなぁ!スパイを送り込まれたルィフメー王国は、ニカルクアに疑念を抱く。
ニカルクアも、送り込んだスパイが、乱心したと知れば、尻尾を切って、責任から逃れようとする。
内部情報の漏洩に加えて、軍学校を襲撃され、事態は、国際問題にまで発展するだろう。
両国の関係が悪化し、更に俺が、ニカルクアのスパイとして、ルィフメーで騒動を起こせば、
本格的に両国が争うのも、時間の問題だ」
不敵な笑みを浮かべ、話すゾリドに対し、
ウルフは、拳を固く握り、鞘から剣を引き抜いた。
「そんな事は俺が許さん。
両国の関係が悪化する前に、お前を倒して、
グルマド国の目論みを阻止してみせる」
鋭く敵視を向けるウルフを前に、ゾリドはボウガンを構え、
光のない真っ黒な瞳を浮かべた。
「分からないか?俺の仕事は、まだ残っているんだ。
俺はロビンに成り代わり、両国を戦争させる為、
まだまだ対立を、煽らなくてはいけない。
ウルフ、お前の仕事は、もう終わったんだよ」
屋上に重厚な空気が漂う中、ウルフとゾリドの視線が交差する。
互いに武器を構え、戦闘態勢を整えた両者。
戦いはついに、最終局面を迎えようとしていた。
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