お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

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第一章『参上! まさにチートな仲間たち』

第八話 やったね、初めての視点変更だ!

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タイトルを記入し入れ忘れていたので、修正致しました。


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「なぜ…なぜ!貴様がここにいる!ライト スターダスト!」

帝王が響く様な声で叫んだ。それに対してライトは、

「なぜって言われても、ここに居るからここに居るとしか言えないよ」

と、減らず口を叩いていた。

「それにしても、今回の勇者は期待外れかな?全員が中級魔法を使ったはずなのに威力が初級の上ぐらいだからねぇ」

「馬鹿にしてるのか!」

「え、そうだけど」

速攻で肯定された帝王は、怒りのためか顔を真っ赤にして言った。

「勇者達!こいつを殺れ!手段は問わん!」

うわー凄く怒ってるよ。

まだ、正気に戻っていない私は半分現実逃避気味の事を考えていた。

「おー怖いねー、所で話は変わるけどさ、この子ってもう要らないんだよね、潜伏員がどうとかこうとか言われてたし」

勇者や兵士達が武器をもって殺しに掛かって来てるのに平然と会話をしようとしてるね、私だったら無理だね。そういえばこの後どうしよう、やっぱり良くても牢屋に入れられちゃうのかな。

私は、混乱していて、これは助けてくれないだろうなーとまだ、現実逃避みたいなものを続けていた。

ちなみに、帝王とライトの会話は全く、私の耳に入って来ていなかった。

「沈黙は肯定とみなすよ、じゃあ貰っていくね」

そう言ってから素早く私を抱えこんでから、入って来るときに使っていた、ガラスが割れた窓みたいな所に飛び移った。

え?お姫様抱っこ?何だろう?どう見ても私の方が大きいから、凄く不自然に見える。

というか、もしかして最初から私が狙い?…まさか!あの時会った時に殺し損ねたから殺しに来た的な感じ!?

『違いますよ』

へ?今なんか聞こえた様な気が。

『深くはまだ、考えちゃダメです、それよりももう少しで飛び降りますから気をつけてください』

あ!この声どこかで聞いた事があると思ったらあの時の空耳じゃん。

私が下らない事を考えているとライトが窓の縁に着地して

「それでは皆さん、またお会いしましょう」

そう言ってから、窓から飛び降りた。

後ろから「追え!あいつを逃がすな!」

という声が聞こえて、上からは

「IOA ?後でじっくりお話しようか」

と、若干恐い顔で空に向かって言っていた。

そして飛び降りてから三秒ぐらいで着地した。

だけど、着地した所は帝国の兵士に囲まれていた。そして着地した瞬間、炎の槍みたいなのが飛んできた。

「《マジック ブレイク》」

ライトがそう呟くと、炎の槍は簡単にくだけ散った。

「これはまずいね、よし!投げるよ!」

え、ちょっと待って投げるってどういu

「出力80% よし!じゃあ、いくよ!」

それが、私が投げられるまでに聞いた、最後の言葉だった。


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視点変更 実穂→ライト


さっき、IOA から連絡が入った。

見張っていた異世界人が、潜伏員の疑いを掛けられたらしい。

これはやっぱり、思考誘導を解呪したのがばれたかな?

まあいいや、どうせその内来る日が早まっただけだし。

そう思いながらIOA と連絡をとる。

『で、IOA 今どこ?』

『玉座の間ですね。今ちょうど帝王が決め台詞的な事を言っている途中です』

『じゃあ30秒ぐらい経ったら行くね』

玉座の間だったらあの窓かな?

………よし30秒経った、じゃあ行こう。

「《アイスアロー》《エリアマジックブレイク》」

とりあえず、窓に魔法を打ち込んでその割れた音で隠すように、魔法を破壊した。

そして目的の異世界人の前に飛び降りて自己紹介をする。

「どうも、いつもあなたの後ろに居るよライトスターダ…え、あっ違った……どうも皆さんはじめまして、ライトスターダストと申します以後お見知りおきを」

うわー!ミスったー!ヤバいこれは恥ずかしい、とりあえず何事もなかったかのようにしなきゃ。

周りの人の顔を見てみる。よかった、皆僕が来た事に驚いて挨拶のミスに気づいてないようだね。

あ…若干一名気づいてた。

「なぜ、なぜ!貴様がここにいる!ライト スターダスト!」

あ、帝王さんナイス!お礼に返事ぐらいはしておこう。

「なぜって言われても、ここにいるからここに居るとしか言えないよ」

それにしても今回の勇者は少し弱くないかな、ここで帝王さんに助言したら全員の思考誘導解いてくれないかな。 

「それにしても、今回の勇者は期待外れかな?全員が中級魔法を使ったはずなのに威力が初級の上ぐらいだからねぇ」

「馬鹿にしてるのか!」

「え、そうだけど」

あ、やばい、いつもの条件反射で言っちゃった。

帝王さん顔真っ赤っかになっちゃったよ、もう諦めて仕事しよう。

「勇者達!こいつを殺れ!手段は問わん!」

そう言われても今回は勇者とは戦う気無いんだよなー。

よし、とりあえず避けとこう。

「おー怖いねー、所で話は変わるけどさ、この子ってもう要らないんだよね、潜伏員がどうとかこうとか言われてたし」

うーん、なにも言わないね。よし、ここは定番のあの台詞で

「沈黙は肯定とみなすよ、じゃあ貰っていくね」

Tha沈黙は肯定とみなす、これ便利だよね。

さてどうやって運ぼうか。…よし、あれをしよう。

お姫様だっこだー…知ってたよ、身長差があるって、別に良いもん。

そう思いながら僕は、窓へ跳んだ。

『IOA 飛び降りるから注意喚起しといて』

一度、IOA に注意喚起を頼んでからライトは、

「それでは皆さん、またお会いしましょう」

飛び降りた。

うわ、いっぱいいるなー、どこに着地しようか。あ、真下が空いてる、いやー親切だなー。

踏み潰されるのが嫌だから空いていると知っておきながらそんなことを考えるライトは、着地すると同時に飛んでくる魔法を壊した。

「《マジックブレイク》」

あーやばい、このまま囲まれたらこの異世界人がやばいなー

「これはまずいね、よし!投げるよ」

思い付いたら即実行みたいな感じで、手袋の出力を80%まで上げる。

「出力80% よし!じゃあ、いくよ!」

とりゃあー!よし、何となくやつあたりで30%余分に上げて置いたから大丈夫でしょ。

『IOA お願いね』

『わかりました、マスター』

『あ、そうだ、後でちょっとOHANASIがあるから楽しみにしといてね』

『…』

さてと、この状況どうするかねー。

エクスプロージョンはダメだね、瓦礫で押し潰されそう、主に兵士が。

サバーチドラゴン、これもダメ、流された瓦礫で死ぬ人がいそう。

ディザスタートルネイドも同じ理由でダメ。

ギガントメテオは論外だし。

あ、そうだ、瓦礫が邪魔なら瓦礫ごと吹き飛ばせばいいんだ。

よし、とりあえず兵士が飛ばないようにして。

「《グラビティー》」

よし、準備完了。

「『万能なる魔の力よ 今ここに炎の爆発を起こし 敵を滅っせすため力となれ《エクストリーム エクスプロージョン》』」

そしてライトはこれを発動すると同時に、自分で出したワープホールに飛び込んだ。


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ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうも皆さんこんにちは、最近段々魔法の詠唱がめんどくさくなったから、無詠唱魔法を使っているライト スターダストです」

ディメン「そういえば、なんで最後の魔法だけ詠唱してたんだ?」

ライト「あれはね、詠唱をしないと威力とかがいろいろ減るから、瓦礫の消し残しが心配で詠唱をしたんだよ」

ディメン「へーそうなんだな、とりあえず今回のステータスだぜ」


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・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV  1   1/5
・握力 5
・HP 23
・MP 10
・AT  12
・DE 13
・IN 12
・MD 12
・AG 15
・EX 7

スキル
・鑑定眼 LV 5

パッシブスキル
・異世界言語
・??????
・気配察知 Lv 3

加護 呪い

称号
・異世界人
・??????
・助けられた者


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ライト「…変わらず!」

ディメン「確かにそうだな、まあ今回は基本的に、身長差のせいで変なお姫様抱っこをされて、空を飛んだだけだからな」

ライト「先に言われた!べ、別にいいもーん、僕は男の人とは違うからね」

ディメン「女とも違うだろ」

ライト「そうでした」

ディメン「今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字等がございましたらご報告の方を宜しくお願い致します、今回は何となく思い付いた今まで出てきた魔法の紹介があるらしいよ」

ディメン「そして次回は、不思議な人達だ」

ライト「それでは皆さん」

ディメン&ライト「さようなら」


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今まで出てきた魔法

・ファイヤーボール

火の中級魔法、魔力で圧縮された火の玉を作る
何かに当たった瞬間、爆発する


・サイレンスルーム

風の初級魔法、魔力で作られた音を通さない壁を、周囲に作る
外からは中の音が聞こえず、中からは外からの音が聞こえない

・マジックブレイク

無の創造魔法、ライトが編み出した、今の所はライトしか使えない魔法
相手が使った魔力以上の魔力で相手の魔法を上書きして、破壊する

・エリアマジックブレイク

マジックブレイクの範囲を広くしたバージョン
複数の魔法を同時に相手するので、その分魔力消費量はとても多い

・エクストリームエクスプロージョン

火の上級魔法の超強化版、魔力を使って大きな爆発を作るエクスプロージョンをそのまま大きく、巨大にした感じの魔法、魔法には魔力を余分に込めることによって強化されていって、名前が変わっていく種類の魔法がある、名前の変わりかたは、上級を意味するハイ、極級を意味するエクストリームという感じになっている
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