13 / 188
第一章『参上! まさにチートな仲間たち』
第十話 …なにこの謎空間?
しおりを挟む
《冷酷》《計算》《元性格》の混合の受け答えの台詞がどこかのスライムの人とだだかぶりだったので修正しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここ何?暗い、怖い、寒い、周りは全て真っ暗、何もないはずなのにまるで無数の目が私を見つめているような感覚。
そんな怖い空間の中で独り、私はうずくまっていた。
「怖い暗い寒い暗い怖い寒い寂しい儚い酷い熱い怖い」
自分が何を呟いているのかすらわからない、ただそうしていないと壊れてしまいそうだからだ。
もう呟き続けて何時間たったかもわからない、何分かもしれないし、何日かたったかもしれない。
時間の感覚なんてもう麻痺している、時間なんて考えていたらそれこそ狂ってしまいそうだ。
ただ、一つだけ変わった事があった、さっきから誰かの声が聞こえる。
「《接続》成功、性格変換を使うからIOA、接続の制御お願いね…《性格変換》封印解除、《性格混合》使用…成功しました、使用性格を《天爛》から《冷酷》《計算》《元性格》の混合に切り替え…成功しました、思考誘導解除のため、《接続》《精神操作》《リフレッシュ》を使用します」
『わかりました、私は魔力制御を致しますので、マスターはマスターはスキル制御に努めてください』
「了解」
誰?ここから出して、早くここから出して!
「狂乱値の上昇を確認、《リフレッシュ》を使用します、それと平行で《精神操作》を使用し、真相心理への侵入を実行します…失敗しました、外部からの抵抗を確認、《マジックブレイク》を使用しますか?」
『《マジックブレイク》による精神崩壊率70%、危険です』
「了解、《マジックブレイク》の使用を中止します、魔力の逆流による思考誘導の魔道具の破壊を実施します…放出魔力40%…不足、眼色制限解放50%魔力放出60%…成功しました、魔道具の破壊を確認、進和美穂の思考誘導の解除を確認、それに伴い制限された感情の移動を確認」
いや!怖い!あぁ!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
『狂乱値上昇80%危険です』
「《精神操作》《不死鳥の尾》を使用し、仮想精神空間を展開します」
…え?ここはもしかして、もとの世界に帰ってきた?
『狂乱値30%まで戻りました』
「引き続き、真相心理への侵入を開始」
…お母さん、お父さん、待って!行かないで!
「仮想精神空間が、進和美穂の記憶の再現及び暴走を開始、なお、解決策が発見されるまで、仮想精神空間の解除は不可能」
待って!何で逃げるの!待って!独りにしないで!
『っ!?狂乱値の再上昇を確認』
「…外部封印を実施します、《瞬間装備》《封印の剣》…封印完了、これより取り込み作業に入ります」
『マスター!?』
「ぐっ…取り込み…成功…しました」
『マスター駄目です!危険です!取り外してください!』
「《変換解放》《解放の剣》封印解除っ!?」
『マスター!《リカバリー》《ヒール》《リフレッシュ》』
「…狂乱値上昇防止のため、《天爛》を仮想精神空間に送り込みます、狂乱値が10%以下になり次第《適合化》を使用します」
『…わかりました、でも無理はしては駄目ですよ、もうしちゃってますけど』
「了解…《性格変換》《性格分離》…行って来るね~」
『行ってらっしゃいませ、マスター』
何で誰も助けてくれないの?何で皆私をいじめるの?ねえ、何でなの?
「少なくとも僕はいじめた覚えは無いんだけどね~」
…誰?
「どうもこんにちは、僕はライト スターダストだよ、もう自己紹介したの三回目だからちゃんと覚えてね」
「《天爛》の送り込み成功、これより仮想精神空間の制御を《天爛》に任せます」
「了~解、さて実穂さん、君は何でいじめられてると思ったのかな」
…お父さんもお母さんも、皆々どこかへ行っちゃうの!私だけを置いて!
「なるほどね~幼児退行か、うーん、じゃあそうだね~君のお母さん達が本当に君を置いていったのかどうか見てみない?」
…見る?どうやって?
「こうやって」
「《天爛》からの《精神操作》使用申請を確認、《精神操作》を使用します」
ライトが精神操作を使用したらしい、でも私はそんな事わからない、悲しくてそんなこと考える事もできない。
でも、一つだけ分かった、この人はいい人だと、だって…またお母さんとお父さんに会わせてくれたから。
「お母さん!お父さん!」
「美穂、あなたは偉いわ、だって皆のために頑張れる子なんだから」
「そうだぞ、実穂はとっても偉いぞー」
「お母さん!お父さん!」
「狂乱値30%まで低下、それに伴い幼児退行も解除された模様」
「…お父さん、お母さん、ありがとう」
ピロピロリン
「…ちょっと待ってくれるか、電話だ」
「うん!」
「訂正、幼児退行十歳ぐらいまで低下中」
「そのまま《精神操作》の維持、お願いね」
「了解」
「もしもし……えっ?アフリカへ出張?十日後にですか?」
え?シュッチョウ?シュッチョウって何?
「実穂、すまんな、お父さんはとってもとってと遠い国へ行かなくちゃならないんだ」
「そこでね実穂、たくさんのたくさんの困ってる人や苦しんでいる人を助けるの」
何でそんなことお父さんとお母さんがしなきゃいけないの?どうして一緒に居てくれないの?
「そうなんだ、お父さん、お母さん、たっくさんの人を助けてあげるんだね」
でもそんなわがままを言ったらお父さんとお母さんが困っちゃう、でも離れるのは嫌だ、どうすればいいの?
「…実穂」
お父さんとお母さんが私に抱きついてきてこう言った。
「お父さんとお母さんは遠い所に行っちゃうけどいつでも私達の心は一つだ、わかってくれるかい」
「…うん」
「もしもどうしても我慢出来なかったらこれを開けて見なさい、でも、どうしてもっていう時しか開けちゃ駄目だぞ」
「…うん」
「じゃあ、元気でな」
「………うん!」
いつまでも泣いてたらきっとお父さんとお母さんが心配する、だから最後は笑顔で見送った。
そっか、やっと思い出した、私は一人じゃないんだ。
「狂乱値7%まで低下、《適合化》を使用します、《天爛》はただちに脱出してください」
「了~解、これで分かったでしょ、君は独りじゃ無いんだよ、いつでも家族と繋がっているんだよ、だから、君が本気で帰りたいなら、こんな魂の傷なんて直しちゃいなよ、その家族の力でさ、ということでばいば~い」
帰らなきゃ、家に帰らなきゃ、でもそのためには元の世界にかえらなくちゃね、どうやって帰ろう、そうだ、あの人達に付いていこう、あの人達ならこんなたった一人の異世界人にここまでしてくれるほどお人好しっぽいしね、それから―
「《天爛》の脱出を確認、《適合化》を使用します」
私は幸せな気分のまま、深い眠りに落ちていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
ライト「どうも皆さんこんにちは、絶賛狂乱中のライト スターダストです」
ディメン「狂乱中ってなんだよ」
ライト「だってとても大きな狂乱値を体の中に埋め込んでるしね」
ディメン「まだあったのかよ」
ライト「あるよ、それも一戸建てが埋まるぐらい」
ディメン「どんだけだよ!…今回のステータスだぜ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・進和 実穂
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業 ?
・LV 1 1/5
・握力 5
・HP 23
・MP 10
・AT 12
・DE 13
・IN 12
・MD 12
・AG 15
・EX 7
スキル
・鑑定眼 LV 5
パッシブスキル
・異世界言語
・??????
・気配察知 Lv 3
加護 呪い
称号
・異世界人
・??????
・助けられた者
・空を飛ばされし物
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ライト「当然の如く変化なし」
ディメン「まあそうだよな、って今回内容が重く無かったか?」
ライト「うん、重かったね、まだ十話なのに」
ディメン「本当にまじでこの小説何処へむかうつもりなんだろな」
ライト「おお、メタイメタイでも次回も少し重くなる予定らしいけどね」
ディメン「きが滅入るぜ…今回はこの小説を読んでくれてありがとな」
ライト「誤字脱字等がございましたらご報告の程よろしくお願いいたします」
ディメン「それでは皆さん」
ディメン&ライト「さようなら」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここ何?暗い、怖い、寒い、周りは全て真っ暗、何もないはずなのにまるで無数の目が私を見つめているような感覚。
そんな怖い空間の中で独り、私はうずくまっていた。
「怖い暗い寒い暗い怖い寒い寂しい儚い酷い熱い怖い」
自分が何を呟いているのかすらわからない、ただそうしていないと壊れてしまいそうだからだ。
もう呟き続けて何時間たったかもわからない、何分かもしれないし、何日かたったかもしれない。
時間の感覚なんてもう麻痺している、時間なんて考えていたらそれこそ狂ってしまいそうだ。
ただ、一つだけ変わった事があった、さっきから誰かの声が聞こえる。
「《接続》成功、性格変換を使うからIOA、接続の制御お願いね…《性格変換》封印解除、《性格混合》使用…成功しました、使用性格を《天爛》から《冷酷》《計算》《元性格》の混合に切り替え…成功しました、思考誘導解除のため、《接続》《精神操作》《リフレッシュ》を使用します」
『わかりました、私は魔力制御を致しますので、マスターはマスターはスキル制御に努めてください』
「了解」
誰?ここから出して、早くここから出して!
「狂乱値の上昇を確認、《リフレッシュ》を使用します、それと平行で《精神操作》を使用し、真相心理への侵入を実行します…失敗しました、外部からの抵抗を確認、《マジックブレイク》を使用しますか?」
『《マジックブレイク》による精神崩壊率70%、危険です』
「了解、《マジックブレイク》の使用を中止します、魔力の逆流による思考誘導の魔道具の破壊を実施します…放出魔力40%…不足、眼色制限解放50%魔力放出60%…成功しました、魔道具の破壊を確認、進和美穂の思考誘導の解除を確認、それに伴い制限された感情の移動を確認」
いや!怖い!あぁ!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
『狂乱値上昇80%危険です』
「《精神操作》《不死鳥の尾》を使用し、仮想精神空間を展開します」
…え?ここはもしかして、もとの世界に帰ってきた?
『狂乱値30%まで戻りました』
「引き続き、真相心理への侵入を開始」
…お母さん、お父さん、待って!行かないで!
「仮想精神空間が、進和美穂の記憶の再現及び暴走を開始、なお、解決策が発見されるまで、仮想精神空間の解除は不可能」
待って!何で逃げるの!待って!独りにしないで!
『っ!?狂乱値の再上昇を確認』
「…外部封印を実施します、《瞬間装備》《封印の剣》…封印完了、これより取り込み作業に入ります」
『マスター!?』
「ぐっ…取り込み…成功…しました」
『マスター駄目です!危険です!取り外してください!』
「《変換解放》《解放の剣》封印解除っ!?」
『マスター!《リカバリー》《ヒール》《リフレッシュ》』
「…狂乱値上昇防止のため、《天爛》を仮想精神空間に送り込みます、狂乱値が10%以下になり次第《適合化》を使用します」
『…わかりました、でも無理はしては駄目ですよ、もうしちゃってますけど』
「了解…《性格変換》《性格分離》…行って来るね~」
『行ってらっしゃいませ、マスター』
何で誰も助けてくれないの?何で皆私をいじめるの?ねえ、何でなの?
「少なくとも僕はいじめた覚えは無いんだけどね~」
…誰?
「どうもこんにちは、僕はライト スターダストだよ、もう自己紹介したの三回目だからちゃんと覚えてね」
「《天爛》の送り込み成功、これより仮想精神空間の制御を《天爛》に任せます」
「了~解、さて実穂さん、君は何でいじめられてると思ったのかな」
…お父さんもお母さんも、皆々どこかへ行っちゃうの!私だけを置いて!
「なるほどね~幼児退行か、うーん、じゃあそうだね~君のお母さん達が本当に君を置いていったのかどうか見てみない?」
…見る?どうやって?
「こうやって」
「《天爛》からの《精神操作》使用申請を確認、《精神操作》を使用します」
ライトが精神操作を使用したらしい、でも私はそんな事わからない、悲しくてそんなこと考える事もできない。
でも、一つだけ分かった、この人はいい人だと、だって…またお母さんとお父さんに会わせてくれたから。
「お母さん!お父さん!」
「美穂、あなたは偉いわ、だって皆のために頑張れる子なんだから」
「そうだぞ、実穂はとっても偉いぞー」
「お母さん!お父さん!」
「狂乱値30%まで低下、それに伴い幼児退行も解除された模様」
「…お父さん、お母さん、ありがとう」
ピロピロリン
「…ちょっと待ってくれるか、電話だ」
「うん!」
「訂正、幼児退行十歳ぐらいまで低下中」
「そのまま《精神操作》の維持、お願いね」
「了解」
「もしもし……えっ?アフリカへ出張?十日後にですか?」
え?シュッチョウ?シュッチョウって何?
「実穂、すまんな、お父さんはとってもとってと遠い国へ行かなくちゃならないんだ」
「そこでね実穂、たくさんのたくさんの困ってる人や苦しんでいる人を助けるの」
何でそんなことお父さんとお母さんがしなきゃいけないの?どうして一緒に居てくれないの?
「そうなんだ、お父さん、お母さん、たっくさんの人を助けてあげるんだね」
でもそんなわがままを言ったらお父さんとお母さんが困っちゃう、でも離れるのは嫌だ、どうすればいいの?
「…実穂」
お父さんとお母さんが私に抱きついてきてこう言った。
「お父さんとお母さんは遠い所に行っちゃうけどいつでも私達の心は一つだ、わかってくれるかい」
「…うん」
「もしもどうしても我慢出来なかったらこれを開けて見なさい、でも、どうしてもっていう時しか開けちゃ駄目だぞ」
「…うん」
「じゃあ、元気でな」
「………うん!」
いつまでも泣いてたらきっとお父さんとお母さんが心配する、だから最後は笑顔で見送った。
そっか、やっと思い出した、私は一人じゃないんだ。
「狂乱値7%まで低下、《適合化》を使用します、《天爛》はただちに脱出してください」
「了~解、これで分かったでしょ、君は独りじゃ無いんだよ、いつでも家族と繋がっているんだよ、だから、君が本気で帰りたいなら、こんな魂の傷なんて直しちゃいなよ、その家族の力でさ、ということでばいば~い」
帰らなきゃ、家に帰らなきゃ、でもそのためには元の世界にかえらなくちゃね、どうやって帰ろう、そうだ、あの人達に付いていこう、あの人達ならこんなたった一人の異世界人にここまでしてくれるほどお人好しっぽいしね、それから―
「《天爛》の脱出を確認、《適合化》を使用します」
私は幸せな気分のまま、深い眠りに落ちていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
ライト「どうも皆さんこんにちは、絶賛狂乱中のライト スターダストです」
ディメン「狂乱中ってなんだよ」
ライト「だってとても大きな狂乱値を体の中に埋め込んでるしね」
ディメン「まだあったのかよ」
ライト「あるよ、それも一戸建てが埋まるぐらい」
ディメン「どんだけだよ!…今回のステータスだぜ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・進和 実穂
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業 ?
・LV 1 1/5
・握力 5
・HP 23
・MP 10
・AT 12
・DE 13
・IN 12
・MD 12
・AG 15
・EX 7
スキル
・鑑定眼 LV 5
パッシブスキル
・異世界言語
・??????
・気配察知 Lv 3
加護 呪い
称号
・異世界人
・??????
・助けられた者
・空を飛ばされし物
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ライト「当然の如く変化なし」
ディメン「まあそうだよな、って今回内容が重く無かったか?」
ライト「うん、重かったね、まだ十話なのに」
ディメン「本当にまじでこの小説何処へむかうつもりなんだろな」
ライト「おお、メタイメタイでも次回も少し重くなる予定らしいけどね」
ディメン「きが滅入るぜ…今回はこの小説を読んでくれてありがとな」
ライト「誤字脱字等がございましたらご報告の程よろしくお願いいたします」
ディメン「それでは皆さん」
ディメン&ライト「さようなら」
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
『辺境伯一家の領地繁栄記』スキル育成記~最強双子、成長中~
鈴白理人
ファンタジー
ラザナキア王国の国民は【スキルツリー】という女神の加護を持つ。
そんな国の北に住むアクアオッジ辺境伯一家も例外ではなく、父は【掴みスキル】母は【育成スキル】の持ち主。
母のスキルのせいか、一家の子供たちは生まれたころから、派生スキルがポコポコ枝分かれし、スキルレベルもぐんぐん上がっていった。
双子で生まれた末っ子、兄のウィルフレッドの【精霊スキル】、妹のメリルの【魔法スキル】も例外なくレベルアップし、十五歳となった今、学園入学の秒読み段階を迎えていた──
前作→『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる