お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

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第一章『参上! まさにチートな仲間たち』

第十一話 ラキトの希望と実穂の寝坊

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視点変更 実穂→ラキト


最近の兄ちゃんは何かが違う。

前までは「人間一人一人の事なんかどうでもいい、自分が面白いと思ったことをやる」なんて言っていたのに。

「異世界人は自分の力を最強の力だと勘違いしている人が多い、だから真面目に相手をしようとすると余計に疲れる」なんて言っていたのに。

そんなことを言っていた兄ちゃんが突然こんなことを言い出した。

「ラキト、新しい、異世界人が、来た、人数は、ジャスト三十人で、今回は、その内の一人を、保護しようと思うんだけど」

「それはいいけど性格変換切れてるよ」

「あ…でさーラキト、その保護対象の異世界人がさ、スキル《??????》を持ってたんだよねー」

「たしかそれってあのスキルのもとだよね、でもなんでそれを異世界人が?」

「うーん、知らない!」

「まあそれもそうか、ところで保護って言ってもどれぐらいの期間保護するの?と言うか仕事?」

「保護期間はその子が元の世界に帰るまでで、今回は仕事じゃなくてたのみ事だよ」

「珍しいね、兄ちゃんが仕事以外で異世界人に会うの」

「まあ単純にその子が面白そうな子だったからかな、あと久しぶりにのんびり旅でもしようかなって、ラキトも行くよね」

「うん、行くよ」

この話をしたのがちょうど三日前、兄ちゃんは帝国が召喚をする事は知っていたらしいけど、めんどいと言って監視魔法を使って警戒していた。

そして時間が過ぎて一日前、俺は兄ちゃんに帝国の近くの森の中に連れてかれた。

そこで兄ちゃんは「ここら辺猪かゴブリンしか居ないからいい手加減の練習ができるよ、ゴブリンは魔石を残せるようになるまで、そして猪は正面から殴ってあんまり吹き飛ばないようにして、わかった?」と言ってきた。

「いや、手加減の練習はいいんだけどさ、猪を正面からって難しくない?」

「やってみないと解らないって、ほら来たよ、やってみな」

そしてこの時に吹き飛ばした猪があの異世界人との初交流のきっかけになった。

というよりは兄ちゃんが勢いで自己紹介しただけだった

そして兄ちゃんが兵士に見つかって逃げてきたあとで「いやー大変だったね」と笑っていた、笑っていたのだ。

兄ちゃんはここ三十年間は笑ったことがなかった、あったとしても作り笑いぐらいだった。

そんな兄ちゃんが笑ったのだ。

もしかすると今回の異世界人が関係しているのかもしれない。

でも、一つだけわかったことがある。

それは…兄ちゃんかまた、心から笑えるようになったということだ。

まだ自分の好きなようにやるという部分は治ってないけど、笑えるようになったというだけでも大きな進歩だ。

もしもあの異世界人が兄ちゃんの仲間の死という心のみぞを埋めてくれる存在かは解らない。

だけど少しでもその可能性があるならば、俺はあの異世界人を仲間にすることを受け入れようと思う。

そして願う事なら、兄ちゃんが昔みたいな面白くて、優しい兄ちゃんに戻って欲しい、そう俺は思っている。


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視点変更 ラキト→実穂


…知らない天井だ、いやテントだけどさ。

えっと、ここはどこだろう、というか私は何してたんだっけ。

私が寝起きの頭でそんなことを考えていると、後ろからパサッという音が聞こえてきた、誰かが入ってきたようだ。

…あ、思い出した、確か何か余命十分とか言われてそれでライトさんに治してもらったんだっけ。

「やっと起きたねー、実穂さん」

「あ、おはようございまー…誰?」

「誰ってひどくない?」

本当に誰だろう、もしかしてライトさんの仲間かな?

「兄ちゃん、もしかして異世界人が起きたの?」

テントの外から声が聞こえた、あの時会ったライトさんの弟の声だ。

「あ、うん起きたようだよー」

テントに入ってきた女の人がそう言うとライトさんの弟もテントに入ってきた。

「それよりさー聞いてよラキトー」

弟の名前はラキトと言うそうだ。

「実穂さんにねーテントに入って早々誰?とか言われたんだよ」

「そりゃその姿じゃわかるわけない無いじゃん、あと認識阻害解いたの?」

「あ、どっちも忘れてた…これでよし」

その女の人がそう言うと同時にその女の人の顔がはっきりと見えてきた。

え?さっきまで何で顔が見にくかったのかな、そして何でその事が解らなかったのかな。

その女の人の顔は、それなりに整っているがどことなく子どもみたいにも見える、髪型は腰ぐらいまであるロングヘアーで髪色は黒だ。

身長は中学二年生の女子の平均身長より少し小さいぐらい、ついさっきまではまあまあ身長が高いように見えていたのに不思議た。

「…この子この世界に魔法があるってこと忘れてない?」

あ…忘れてた。

「まあ、良いんじゃないかなーそれぐらいリラックスできた証拠だよ」

そう言いながら女の人は腰に下げていたポーチみたいな物からヘアピンを取り出して自分の髪につけた、すると女の人のロングヘアーがどんどん短くなっていき最終的には男の人の髪型になった、名前は知らない。

「ほら、これでわかるでしょー、おーい」

「兄ちゃん、理解力が追い付いて無いみたいだよ」

「おーい…返事がない、ただの屍のようだ」

「死んでないよ、生きてるよ」

えっと、本当にこの人誰だっけ、声はライトさんに似てたけど…もしかしてライトさんかな。

「もしかしてライトさん?」

「正解、僕こそがライト スターダストだよ」

え?でもこんな見た目だっけ。確か…思い出せない、なんで?

「おーい、実穂さーんまた固まらないでくださーい」

なるほど、そう言う魔法なんだね、そう納得しよう。

えっとそれであの後どうなったの?

「………」

「実穂さーんちゃんと言葉で喋ってくだーい、必死に念じても念話が繋がってないから脳内会話なんてできないよー」

なるほどね、常に心が読める訳じゃないって事なんだね、よかった。

「あ、今常に心が読まれる訳じゃないのかーって凄く安心したような顔したね」

心じゃなくて表情て読んできた、無念。

「…えっと、あの後私はどうなったの」

「あれま、覚えて無いんだ」

「詳しくは覚えて無いけど凄く懐かしい感じがしたよ」

「なるほどね、じゃあ詳しくは言わない方がいいね」

「なんで?」

「恥ずかしさで悶絶したいなら言うけど」

「…やっぱりいいです」

「まあ簡単に言うと治してる途中に君が元の世界に帰るのを手伝う約束をして、治して、そして君が三日間ぐらい寝込んだと言うところかな」

「約束?」

「そうだよ、もしかして嫌だった?」

「嫌じゃないよ、むしろありがとう」

絶対に私一人じゃ元の世界に帰るなんて無理だもん、手伝ってくれる人がいた方がいい。

「じゃあ私達はもう仲間かな」

「別にそれはいいけど君は大丈夫なの?まだ会って少ししかしてない僕達を信用して」

「うん大丈夫だよ、だってそっちこそまだ会ったばかりの私を助けてくれたし」

「それは…気まぐれだからだしねー」

そんなことを言っているが少し顔が赤くなっている、照れてるね。

「おー兄ちゃんが照れたー」

「ラキト?」

「ごめんなさい」

こわ!

「それより君は寝込んだと言った部分を忘れてないかな」

「あ、やっぱり聞き間違いじゃなかったんだ」

「まあ凄い寝坊だったと言っておけばいいと思うよ」

…寝過ぎだね。


ライト スターダストが仲間になった
ラキト スターダストが仲間になった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうもこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうもこんにちは、ラキトの僕に対する気持ちが見れて、凄く感動しているライト スターダストです」

ディメン「まあ確かにこんなの聞かされたらお前なら感動しそうだよな」

ライト「この記憶をこのあとがき部屋から持ち出せないのが悔しい!」

ディメン「部屋を出るときに綺麗さっぱり消えるもんな」

ライト「僕は感動しているぞー!」

ディメン「キャラ崩壊が凄いな…今回のステータスだぜ」


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・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV  1   1/5
・握力 5
・HP 23
・MP 10
・AT  12
・DE 13
・IN 12
・MD 12
・AG 15
・EX 7

スキル
・鑑定眼 LV 5

パッシブスキル
・異世界言語
・?高????
・気配察知 Lv 3

加護 呪い

称号
・異世界人
・?高????
・助けられた者
・空を飛ばされし物


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ライト「ラキトー!」

ディメン「まだやってんのかよ、少しでもいいから美穂が起きたことも気にしてやれよ」

ライト「だが断るそんなことよりラキトだ

ディメン「まあ次回には治るだろ…今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「ラキトー!」

ディメン「うっさい!早くしろ!」

ライト「えー…誤字脱字等がございましたらご報告の程よろしくお願いいたします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&ライト「さようなら」


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あとがきの部屋の仕組み

毎回一話事にディメンがライトをこの部屋に呼び込む。
この部屋に入っている間は外の時間が止まっている。
部屋の大きさは一つの小部屋みたいで真ん中に大きな机が置いてあり、一つだけ扉がある。
その扉から出ると、ディメン以外はその部屋で起こった記憶を全て失う。
この部屋では一話内にあったことを見ることができる。
実はディメンが作った空間の一つだったりする。
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