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第一章『参上! まさにチートな仲間たち』
第十四話 遭遇!盗賊!テンプレ!…にはならないみたいです
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タイトルの記入を忘れてました、これってテストで名前を書き忘れる的なやつですよね…助けてードラ○もーん
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ライトー、着替え終わったよー」
私は御者台にいるライトに声を掛ける。
「ほいほい、ラキトーこの鏡中に持ってってー」
「わかった」
ラキトが手に小さな手鏡を持って、中に入ってきた。
そういえば御者台って以外と小さかったような…悪い事しちゃったかな?
着替える為と言ってライトが気を使って皆を外に出してくれた事を思い出して少し心配になった。
「はい、手鏡」
「ありがとう」
私はそんな考えを振り払うように、手鏡を覗いた、そこには…見事にコスプレ感が凄い衣装を着た私が写っていた。
「うーん…微妙」
「カモフラ用なんだから気にしなーい気にしない、それよりも美穂、君が帝国にいた時ってどんな武器を使ってた?」
あ、これは言いたくない。
「実穂ー、実穂さんやー、言ってくれないと君の武器が作れないぞー」
「…棒だよ」
「え、なんて?」
「だから棒だよ」
あーこれは言いたくない!
だって棒だよ、子供が遊ぶ時に使う棒だよ!
心の中で荒ぶりまくってる私を余所に、ライトは御者台の上で何かぶつぶつ言い始めた。
「なるほど棒か、じゃあ仕込み杖とかでも使えそうだね、でも魔法仕込みも良いかも…魔力操作教えなきゃな、そういえばこの前の魔法講座、途中で終わってたな、後で続きやらなきゃね、あ、話がずれてたよ、うーん、仕込むとしたらやっぱり針、ナイフ、毒位かな…毒は止めとこ、自爆が怖い、じゃあ魔法は各種アローとフラッシュでいっか、よし!決まった、あとは《エンチャント・マジック》…出来た、あとはこれを取り付けるだけ…完成!美穂、これあげる」
おっとっと、危ない危ない、落とす所だったって、棒!?
「え、何で棒?」
「君が使ってた武器だって言ってたじゃん」
「…まあ棒で良いや」
「じゃあ後で使い方、教えるねー」
「あ、うん」
…せめて短剣でも良いから使ってみたかった…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「また負けたー」
「ふふふ、この僕にババ抜きで勝とうなど五十年位早いわー!」
「兄ちゃんこの前五歳位の子供に負けてなかった?」
「あれは手加減だー」
「じー」
「疑いの目はやめてください」
いや絶対嘘でしょ、明らかに目を逸らしてたし。
「確信の目もやめてください」
いや、やめません…さて、なぜこんなライトいびりが始まっているかと言うと、何と馬車に積んでた箱にトランプがあったのだー、そして私は今、ババ抜きで三十五連敗中なのだー、そしてその腹いせに疑いの目を浴びせまくっているのだー。
『威張ることじゃ無いですよねー』
『ねえ、ライトいびりって酷くない、僕、三十五連勝した側だよ』
…あえて念話で言わないでください。
因みに、ババ抜き中にこの世界の色々な事を教えてもらった。
…念話が一方的に心を読む事が出来るのには驚いた、読めないと思ってたのに、しかもこの馬車御者台に誰もいなくても進むって、自動運転じゃん。
『魔法生物だからね』
それとさっき貰った棒の使い方も教えて貰った。
心の中で考えるだけで色々使えるとか、万能だね、魔法。
「もうそろそろ違う遊びでも…」
「どうしたの、ライト」
「ほほう、これは丁度良い、実穂、その棒のギミックとかの練習でもしようか」
「良いけど何でいきなり?」
「じゃあ最初に状況説明から、このまま前に真っ直ぐ進むと盗賊約六人と鉢合わせます」
「え、盗賊かー」
テンプレでは馬車を襲ってる盗賊を退治すると場所の中には貴族様がいたっていうのがあるけど、この場合帝国から逃げてきた人が乗ってるからね、誰も助ける人とかいないよね、それにこっちは乗ってる側だし、貴族じゃないし。
「…勝てるの?」
「安心しなされ、実穂さんや、こっちから援護位はするし、入れてあるギミックは全部非殺傷性でしょ」
「まあ、やってみようかな」
「じゃあ僕は怪しまれないように御者台に行っとくね」
そう言い残すと、ライトはさっさと御者台の方へ行ってしまった。
「…本当に勝てるのかな」
「大丈夫、危なくなったら援護するから」
「そう言って間違って殺さないようにね、ラキト」
「大丈夫だよ兄ちゃん、これはめてるから」
ラキトはそう言っていつの間にか手にはめていた籠手を指差した。
「ほら、来たよ」
「そこの馬車、止まれ!」
「はい、何でしょうかね」
「命が欲しくば金と女をおいて行け」
「もちろん断りますねー」
「ちっ、ふざけた奴め、お前ら!女は殺すなよ!」
盗賊さん、ふざけた奴というのはとても同意します。
緊張感のかけらも無いですもん、この人。
「…三人居ればテストは出来るかな?《アイスランス》」
ライトがそう呟くと、茂みから何人かの悲鳴が聞こえた。
「この程度で耐えられないなんて、遊び概が無さそうだね」
なんだろう、その発言は凄いゾクッとした。
「来たよ、実穂」
隣にいたラキトが馬車のドアを開けながら言う。
「え、開けちゃうの?」
「開けないと当たらないし」
「そうだけど」
「お、こいつは当たりだな、弱そうなガキと女が一人じゃねえか」
えっと、たしか《麻痺針》だっけ?
「いてっ、なんだこれ?こんなので俺が倒せ…」
眠った、成功だったみたい。
「おい、どうした…なんだ気絶してるだけか、おいお前、挟むぞ」
「美穂、両方から来たよ」
そう言ってもう一つの扉も開けるラキト。
だから開けないでよ。
「開けないと当たらないし」
「心を読まないで!」
ああ、来ちゃったよ、えっと、《伸びろ》
「うん?何で扉があいて 」「「ぐはっ!」」
ぐはって、何か凄い声だね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
ライト「どうも皆さんこんにちは、戦闘シーンのはずなのにまったり感が抜けないのは何でだろうと思った、ライト スターダストです」
ディメン「長文だな」
ライト「噛まずに言えたー、というわけでディメンくん、いつものやつを」
ディメン「はいはい、今回のステータスだぜ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・進和 実穂
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業 ?
・LV 1 1/5
・握力 5
・HP 23
・MP 10
・AT 12
・DE 13
・IN 12
・MD 12
・AG 15
・EX 7
スキル
・鑑定眼 LV 5
・魔力察知
パッシブスキル
・異世界言語
・?高????
・気配察知 Lv 3
加護 呪い
称号
・異世界人
・?高????
・助けられた者
・空を飛ばされし物
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「盗賊って、まだ早くないか?」
ライト「何で?美穂にあげた棒の性能ならごり押しで勝てるよ」
ディメン「いや、そうじゃなくてストーリー的に」
ライト「まあ、多少ハイペースなのは認める、でも馬車に乗ったからにはこれをやるしかないし、それに結構距離進んでるよ」
ディメン「因みにどの位だ?」
ライト「東京から新幹線で一時間位の距離」
ディメン「分かりづらいわ!」
ライト「じゃあ、ググレ」
ディメン「丸投げするな!」
ライト「ほいほい…今回はこの小説を読んでいただきありがとうございます」
ディメン「誤字脱字等があったらご報告の方をお願いするぜ」
ライト「それでは皆さん」
ディメン&ライト「さようなら」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ライトー、着替え終わったよー」
私は御者台にいるライトに声を掛ける。
「ほいほい、ラキトーこの鏡中に持ってってー」
「わかった」
ラキトが手に小さな手鏡を持って、中に入ってきた。
そういえば御者台って以外と小さかったような…悪い事しちゃったかな?
着替える為と言ってライトが気を使って皆を外に出してくれた事を思い出して少し心配になった。
「はい、手鏡」
「ありがとう」
私はそんな考えを振り払うように、手鏡を覗いた、そこには…見事にコスプレ感が凄い衣装を着た私が写っていた。
「うーん…微妙」
「カモフラ用なんだから気にしなーい気にしない、それよりも美穂、君が帝国にいた時ってどんな武器を使ってた?」
あ、これは言いたくない。
「実穂ー、実穂さんやー、言ってくれないと君の武器が作れないぞー」
「…棒だよ」
「え、なんて?」
「だから棒だよ」
あーこれは言いたくない!
だって棒だよ、子供が遊ぶ時に使う棒だよ!
心の中で荒ぶりまくってる私を余所に、ライトは御者台の上で何かぶつぶつ言い始めた。
「なるほど棒か、じゃあ仕込み杖とかでも使えそうだね、でも魔法仕込みも良いかも…魔力操作教えなきゃな、そういえばこの前の魔法講座、途中で終わってたな、後で続きやらなきゃね、あ、話がずれてたよ、うーん、仕込むとしたらやっぱり針、ナイフ、毒位かな…毒は止めとこ、自爆が怖い、じゃあ魔法は各種アローとフラッシュでいっか、よし!決まった、あとは《エンチャント・マジック》…出来た、あとはこれを取り付けるだけ…完成!美穂、これあげる」
おっとっと、危ない危ない、落とす所だったって、棒!?
「え、何で棒?」
「君が使ってた武器だって言ってたじゃん」
「…まあ棒で良いや」
「じゃあ後で使い方、教えるねー」
「あ、うん」
…せめて短剣でも良いから使ってみたかった…。
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「また負けたー」
「ふふふ、この僕にババ抜きで勝とうなど五十年位早いわー!」
「兄ちゃんこの前五歳位の子供に負けてなかった?」
「あれは手加減だー」
「じー」
「疑いの目はやめてください」
いや絶対嘘でしょ、明らかに目を逸らしてたし。
「確信の目もやめてください」
いや、やめません…さて、なぜこんなライトいびりが始まっているかと言うと、何と馬車に積んでた箱にトランプがあったのだー、そして私は今、ババ抜きで三十五連敗中なのだー、そしてその腹いせに疑いの目を浴びせまくっているのだー。
『威張ることじゃ無いですよねー』
『ねえ、ライトいびりって酷くない、僕、三十五連勝した側だよ』
…あえて念話で言わないでください。
因みに、ババ抜き中にこの世界の色々な事を教えてもらった。
…念話が一方的に心を読む事が出来るのには驚いた、読めないと思ってたのに、しかもこの馬車御者台に誰もいなくても進むって、自動運転じゃん。
『魔法生物だからね』
それとさっき貰った棒の使い方も教えて貰った。
心の中で考えるだけで色々使えるとか、万能だね、魔法。
「もうそろそろ違う遊びでも…」
「どうしたの、ライト」
「ほほう、これは丁度良い、実穂、その棒のギミックとかの練習でもしようか」
「良いけど何でいきなり?」
「じゃあ最初に状況説明から、このまま前に真っ直ぐ進むと盗賊約六人と鉢合わせます」
「え、盗賊かー」
テンプレでは馬車を襲ってる盗賊を退治すると場所の中には貴族様がいたっていうのがあるけど、この場合帝国から逃げてきた人が乗ってるからね、誰も助ける人とかいないよね、それにこっちは乗ってる側だし、貴族じゃないし。
「…勝てるの?」
「安心しなされ、実穂さんや、こっちから援護位はするし、入れてあるギミックは全部非殺傷性でしょ」
「まあ、やってみようかな」
「じゃあ僕は怪しまれないように御者台に行っとくね」
そう言い残すと、ライトはさっさと御者台の方へ行ってしまった。
「…本当に勝てるのかな」
「大丈夫、危なくなったら援護するから」
「そう言って間違って殺さないようにね、ラキト」
「大丈夫だよ兄ちゃん、これはめてるから」
ラキトはそう言っていつの間にか手にはめていた籠手を指差した。
「ほら、来たよ」
「そこの馬車、止まれ!」
「はい、何でしょうかね」
「命が欲しくば金と女をおいて行け」
「もちろん断りますねー」
「ちっ、ふざけた奴め、お前ら!女は殺すなよ!」
盗賊さん、ふざけた奴というのはとても同意します。
緊張感のかけらも無いですもん、この人。
「…三人居ればテストは出来るかな?《アイスランス》」
ライトがそう呟くと、茂みから何人かの悲鳴が聞こえた。
「この程度で耐えられないなんて、遊び概が無さそうだね」
なんだろう、その発言は凄いゾクッとした。
「来たよ、実穂」
隣にいたラキトが馬車のドアを開けながら言う。
「え、開けちゃうの?」
「開けないと当たらないし」
「そうだけど」
「お、こいつは当たりだな、弱そうなガキと女が一人じゃねえか」
えっと、たしか《麻痺針》だっけ?
「いてっ、なんだこれ?こんなので俺が倒せ…」
眠った、成功だったみたい。
「おい、どうした…なんだ気絶してるだけか、おいお前、挟むぞ」
「美穂、両方から来たよ」
そう言ってもう一つの扉も開けるラキト。
だから開けないでよ。
「開けないと当たらないし」
「心を読まないで!」
ああ、来ちゃったよ、えっと、《伸びろ》
「うん?何で扉があいて 」「「ぐはっ!」」
ぐはって、何か凄い声だね。
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ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
ライト「どうも皆さんこんにちは、戦闘シーンのはずなのにまったり感が抜けないのは何でだろうと思った、ライト スターダストです」
ディメン「長文だな」
ライト「噛まずに言えたー、というわけでディメンくん、いつものやつを」
ディメン「はいはい、今回のステータスだぜ」
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・進和 実穂
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業 ?
・LV 1 1/5
・握力 5
・HP 23
・MP 10
・AT 12
・DE 13
・IN 12
・MD 12
・AG 15
・EX 7
スキル
・鑑定眼 LV 5
・魔力察知
パッシブスキル
・異世界言語
・?高????
・気配察知 Lv 3
加護 呪い
称号
・異世界人
・?高????
・助けられた者
・空を飛ばされし物
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ディメン「盗賊って、まだ早くないか?」
ライト「何で?美穂にあげた棒の性能ならごり押しで勝てるよ」
ディメン「いや、そうじゃなくてストーリー的に」
ライト「まあ、多少ハイペースなのは認める、でも馬車に乗ったからにはこれをやるしかないし、それに結構距離進んでるよ」
ディメン「因みにどの位だ?」
ライト「東京から新幹線で一時間位の距離」
ディメン「分かりづらいわ!」
ライト「じゃあ、ググレ」
ディメン「丸投げするな!」
ライト「ほいほい…今回はこの小説を読んでいただきありがとうございます」
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ディメン&ライト「さようなら」
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