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第二章『予想外!意外と良い場所魔王国!』

第十二話 変装の変人?”迷探偵ゼロシ“再び!

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視点変更 ライト→実穂


うん?何となくライトを見つけて追ってみたら何か凄い事になってる。

なにあの足元の魔法陣、ライトの反応を見ると自分で出した物では無さそうだね。

魔法文字の構成は………光ってて見にくい。

でも《召喚》と《使役》の文字は見えた。

その二文字かー………あ!カメラみたいに明度を下げれないかな?

………駄目だね、やり方がわからないよ。

でも《強制》の文字がある事がわかった。

《召喚》《使役》《強制》………まさか………強制的に呼び出して使役するとかかな?

いや、でも流石にそれは無いよね、人間を使役って………え?鎖!?

ちょ!ライトが飲み込まれかけてる!

《エレメンンタルウォール》で止めれるかな?いや、止めなきゃ!

ええっと《スピードアップ》《スローワールド》よし急ごう!

ってあ!鎖に巻き込まれて《スコープアイ》が壊れた!

不味いよ!早く壊れた所まで行かなきゃ!


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着いた!………誰も居なくなってる。

一足遅かったかなぁ。

まあ魔法陣の痕跡とかあったら調べてみよう、あ!その前にラキトに連絡しなきゃ!

「実穂、何してるの?」

「え?」

後ろから声を掛けられて振り向いたらライトが居たよ!

え?私必要無かった?

「さっき鎖に飲み込まれ掛けてたよね」

「え?なんの事?夢でも見たんじゃないの?」

あれ?でもさっき魔法陣が………あれ?

「ほらほら、もうそろそろ寝ないと明日凄い眠くなるよ」

………まあ無事だったなら良いや。

「そうだね、じゃあお休み」

「うん、お休み」

………結局あの鎖と魔法陣は何だったんだろ?

ま、良いや。

さてと、寝る前に美堀からのメールでも確認しようかな。

その内こっちからメールを打てるようにならないかなぁ。


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視点変更 実穂→ゼロシ


「そうだね、お休み」

「うん、お休み」

………ふっふっふ、見事に騙せました!

この私の変装技術にかかれば人を騙す事なんて簡単簡単!

そう!この私!名探偵でありながら変装の達人!ゼロシなら!

………まあマスターの変装しかした事無いですけどね☆

『ゼロシ、そちらは終わりましたか?』

『はい、終わりましたとも光海さん!』

『ならちょっと手伝いに来てください、ここの元領主、様々な事を裏でしててもう凄いんですよ』

『え?いやー、ちょっと私はこれから用事がありましてー』

『貴女のスケジュールには一切ありませんけど?』

『え?ちょっと!なに勝手に見てるんですか!』 

『そちらが変な誤魔化しをするからです、今回は先程の横領費の計算よりは数が少ないので頑張ってください』

『はーい…』

はぁ、まあやりますか………《リンクテレポート》起動。

「はい、ではこの書類の確認をしてください」

………終了、毎回思うんですけど何で正確な出現位置がわかるんですかね。

近くに移動するとは言っても方角はランダムですし。

ま、さっさと終わらせちゃおっと。

えー、何々ー………これは不正の報告書、つまり度合い別に分けろって事ですか。

………税金横領、度合いは中、誘拐軟禁、あと殺害、度合いは高、娘の婚約者の経歴、度合いは………って!婚約者の経歴!?何でこんな物が紛れ込んでるんですか!?

内容は………あ、紛れ込んだんじゃ無くてかなりやばい書類だったんですか。

最初にいつも通りの大雑把な分け方をしてたから紛れ込んだと思っちゃいましたよ。

度合いは至急っと。

「………至急ですか、婚約者の経歴………なるほど、マランさーん」

早い、早速実行に写してる、流石光海さんですね。

私も”名探偵ゼロシ“として負けてられません!

「はい、何でしょうか」

「ちょっとこの書類を見てください」

「はい………っ!」

「わかりましたね、では今すぐ婚約破棄の手紙を書いてください」

「え、ええ、それは良いですよ、政略結婚なので愛なんて微塵も無いので」

「………まあ自分が結婚する筈だった人がこんな人だったら凄く怖いでしょうね」

「………はい」

「今回は大丈夫でしたけどいつでもこうとは限りません、なので次の婚約者は自分で決めてください………別に貴族じゃ無くても良いんじゃないですか?」

「そう………ですね、はい、今すぐ婚約破棄の手紙を書いてきます」

「はい………ゼロシ、もう終わったんですか?」

「はい!他にはまだありますか?」

「………他はどれも貴女の専門外ですね、後は私がするので帰って良いですよ」

おお!もう帰れるんですか!

ならあのミステリー小説の続きでも読みましょうか!

お爺ちゃんの名前に掛けて!ですよ!


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ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうも皆さんこんにちは、絶賛蹂躙中のライト スターダストです」

ディメン「今蹂躙中だったのかよ」

ライト「そうだよ、突然呼ばれてびっくりしたよ、ディメンに向かって《アイスランス》撃つところだったじゃん」

ディメン「そんな事言われてもなぁ………今回のステータスだぜ」


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・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV 5  9/25
・握力 5
・HP 30
・MP 50
・AT  21
・DE 20
・IN 24
・MD 20
・AG 19
・EX 11

スキル
・実力鑑定 Lv 4
・物質鑑定 Lv 4
・支援魔法操作Lv 9
・聞き耳 Lv 1
・合成魔法 Lv 4

パッシブスキル
・異世界言語
・?高?の??
・自衛術

加護 呪い

称号
・異世界人
・?高?の??
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・生者
・死者


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ディメン「そういやゼロシって自分の事名探偵って呼んでたよな」

ライト「うん」

ディメン「実際にあいつ結構賢いよな」

ライト「そだね」

ディメン「なのに何で迷探偵なんだ?」

ライト「賢いけどそれで空回りして検討違いの方向に行く事がある、それと自分から事件を探しに行ってて、最近は『大きな事件でも起きませんですかねぇ』とか呟いてたって光海から報告が入ってきた」

ディメン「ミステリー小説の読みすぎだな………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&ライト「さようなら」
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