お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

文字の大きさ
64 / 188
第二章『予想外!意外と良い場所魔王国!』

第十二話 変装の変人?”迷探偵ゼロシ“再び!

しおりを挟む
視点変更 ライト→実穂


うん?何となくライトを見つけて追ってみたら何か凄い事になってる。

なにあの足元の魔法陣、ライトの反応を見ると自分で出した物では無さそうだね。

魔法文字の構成は………光ってて見にくい。

でも《召喚》と《使役》の文字は見えた。

その二文字かー………あ!カメラみたいに明度を下げれないかな?

………駄目だね、やり方がわからないよ。

でも《強制》の文字がある事がわかった。

《召喚》《使役》《強制》………まさか………強制的に呼び出して使役するとかかな?

いや、でも流石にそれは無いよね、人間を使役って………え?鎖!?

ちょ!ライトが飲み込まれかけてる!

《エレメンンタルウォール》で止めれるかな?いや、止めなきゃ!

ええっと《スピードアップ》《スローワールド》よし急ごう!

ってあ!鎖に巻き込まれて《スコープアイ》が壊れた!

不味いよ!早く壊れた所まで行かなきゃ!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


着いた!………誰も居なくなってる。

一足遅かったかなぁ。

まあ魔法陣の痕跡とかあったら調べてみよう、あ!その前にラキトに連絡しなきゃ!

「実穂、何してるの?」

「え?」

後ろから声を掛けられて振り向いたらライトが居たよ!

え?私必要無かった?

「さっき鎖に飲み込まれ掛けてたよね」

「え?なんの事?夢でも見たんじゃないの?」

あれ?でもさっき魔法陣が………あれ?

「ほらほら、もうそろそろ寝ないと明日凄い眠くなるよ」

………まあ無事だったなら良いや。

「そうだね、じゃあお休み」

「うん、お休み」

………結局あの鎖と魔法陣は何だったんだろ?

ま、良いや。

さてと、寝る前に美堀からのメールでも確認しようかな。

その内こっちからメールを打てるようにならないかなぁ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


視点変更 実穂→ゼロシ


「そうだね、お休み」

「うん、お休み」

………ふっふっふ、見事に騙せました!

この私の変装技術にかかれば人を騙す事なんて簡単簡単!

そう!この私!名探偵でありながら変装の達人!ゼロシなら!

………まあマスターの変装しかした事無いですけどね☆

『ゼロシ、そちらは終わりましたか?』

『はい、終わりましたとも光海さん!』

『ならちょっと手伝いに来てください、ここの元領主、様々な事を裏でしててもう凄いんですよ』

『え?いやー、ちょっと私はこれから用事がありましてー』

『貴女のスケジュールには一切ありませんけど?』

『え?ちょっと!なに勝手に見てるんですか!』 

『そちらが変な誤魔化しをするからです、今回は先程の横領費の計算よりは数が少ないので頑張ってください』

『はーい…』

はぁ、まあやりますか………《リンクテレポート》起動。

「はい、ではこの書類の確認をしてください」

………終了、毎回思うんですけど何で正確な出現位置がわかるんですかね。

近くに移動するとは言っても方角はランダムですし。

ま、さっさと終わらせちゃおっと。

えー、何々ー………これは不正の報告書、つまり度合い別に分けろって事ですか。

………税金横領、度合いは中、誘拐軟禁、あと殺害、度合いは高、娘の婚約者の経歴、度合いは………って!婚約者の経歴!?何でこんな物が紛れ込んでるんですか!?

内容は………あ、紛れ込んだんじゃ無くてかなりやばい書類だったんですか。

最初にいつも通りの大雑把な分け方をしてたから紛れ込んだと思っちゃいましたよ。

度合いは至急っと。

「………至急ですか、婚約者の経歴………なるほど、マランさーん」

早い、早速実行に写してる、流石光海さんですね。

私も”名探偵ゼロシ“として負けてられません!

「はい、何でしょうか」

「ちょっとこの書類を見てください」

「はい………っ!」

「わかりましたね、では今すぐ婚約破棄の手紙を書いてください」

「え、ええ、それは良いですよ、政略結婚なので愛なんて微塵も無いので」

「………まあ自分が結婚する筈だった人がこんな人だったら凄く怖いでしょうね」

「………はい」

「今回は大丈夫でしたけどいつでもこうとは限りません、なので次の婚約者は自分で決めてください………別に貴族じゃ無くても良いんじゃないですか?」

「そう………ですね、はい、今すぐ婚約破棄の手紙を書いてきます」

「はい………ゼロシ、もう終わったんですか?」

「はい!他にはまだありますか?」

「………他はどれも貴女の専門外ですね、後は私がするので帰って良いですよ」

おお!もう帰れるんですか!

ならあのミステリー小説の続きでも読みましょうか!

お爺ちゃんの名前に掛けて!ですよ!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうも皆さんこんにちは、絶賛蹂躙中のライト スターダストです」

ディメン「今蹂躙中だったのかよ」

ライト「そうだよ、突然呼ばれてびっくりしたよ、ディメンに向かって《アイスランス》撃つところだったじゃん」

ディメン「そんな事言われてもなぁ………今回のステータスだぜ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV 5  9/25
・握力 5
・HP 30
・MP 50
・AT  21
・DE 20
・IN 24
・MD 20
・AG 19
・EX 11

スキル
・実力鑑定 Lv 4
・物質鑑定 Lv 4
・支援魔法操作Lv 9
・聞き耳 Lv 1
・合成魔法 Lv 4

パッシブスキル
・異世界言語
・?高?の??
・自衛術

加護 呪い

称号
・異世界人
・?高?の??
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・生者
・死者


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「そういやゼロシって自分の事名探偵って呼んでたよな」

ライト「うん」

ディメン「実際にあいつ結構賢いよな」

ライト「そだね」

ディメン「なのに何で迷探偵なんだ?」

ライト「賢いけどそれで空回りして検討違いの方向に行く事がある、それと自分から事件を探しに行ってて、最近は『大きな事件でも起きませんですかねぇ』とか呟いてたって光海から報告が入ってきた」

ディメン「ミステリー小説の読みすぎだな………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&ライト「さようなら」
しおりを挟む
感想 35

あなたにおすすめの小説

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜

長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。 コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。 ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。 実際の所、そこは異世界だった。 勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。 奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。 特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。 実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。 主人公 高校2年     高遠 奏    呼び名 カナデっち。奏。 クラスメイトのギャル   水木 紗耶香  呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。  主人公の幼馴染      片桐 浩太   呼び名 コウタ コータ君 (なろうでも別名義で公開) タイトル微妙に変更しました。

ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。 最強主人公はイケメンでハーレム。 脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。 落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。 =主人公は男でも女でも顔が良い。 そして、ハンパなく強い。 そんな常識いりませんっ。 私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。   【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】

弓術師テイマー少女の異世界旅 ~なぜか動物系の魔物たちにめちゃくちゃ好かれるんですけど!?~

妖精 美瑠
ファンタジー
高校弓道部の部長・赤上弓美は、大学合格発表の日に異世界クラシディアへ突然転移してしまう。 弓道一筋で真面目な彼女には密かな悩みがあった。それは“動物にだけはなぜか嫌われてしまう体質”――。 異世界で女神様に謝罪されながら三つの能力と「テイマー」という職業を与えられ、さらに容姿まで10歳の赤髪少女に変わってしまった弓美。 それなのに、なぜか動物系の魔物たちにはやたらと懐かれまくって……? 弓術師+テイマーという職業を駆使し、回復・鑑定・アイテムボックスまで兼ね備えた万能少女となったユミは、 この世界で出会いと冒険を重ねながら、魔物たちに囲まれて異世界旅を始めていく! 弓術師&テイマーになった幼女、癒しスキルでモフモフ魔物に囲まれてます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ※素人ですが読んでくれると嬉しいです。感想お待ちしています。 毎週月曜日12時公開です。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

処理中です...