お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

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第三章前編『おいでませ!竜人の世界!』

第三話 角無し双子の辛い過去

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ライトが先程出来た薬を二人に飲ませていく。

何十本も作ってたし何回も飲む必要があるのかな?

………あれ?一本で良いんだ?

「………気付け薬は刺激が強いから駄目かぁ」

「流石にあれは可愛そうですよ?」

「そうだねぇ………実穂、ちょっとこの子達の様子見てて。僕はちょっと探………光海、サポート」

「了解です、マスター」

光海さんがライトの中へ光になって入っていった。

探る?………うわっ!何か出た!

そしてライトは目の前にいくつのもウィンドウを出して操作し始めた。

………あれってステータスが書かれてるやつと同じだよね?

あんな使い方もできるんだね………さてと、この子供達は何があったんだろうね?

顔は似てるし双子みたいだけど………髪色が何か凄いね。

………うなされてる。

よっぽど酷い事があったんだね?

………そういえば子供の頃、怖い事があったらよくお母さんに撫でてもらってたなぁ………私もあんな風に撫でよう。

「………ん?おかしい、アカレコにも無い?だとすると間軸外かぁ………」

ライトが独り言を呟きながら難しい顔をしている。

実穂は双子を撫で、美堀とクルミはその様子を見て和んでいる、ラキトは周辺の警戒をしながら双子にも気を配っている。

そんな不思議な空間の中、双子が呻き声を上げた。

「っ!?起きたかな?」

「そうね、もうすぐ起きるわよ」

美堀が言った通り、双子はうっすらと目を開け、少しの間ボーッとしていた。

そして完全に目が開いた時!………勢いよく後ろに飛ぼうとしたが、力が思うように入らずこけてしまった。

うわっ!ビックリした!?

………軽く視てみようかな?

『状態 魂体非一致(軽度)』

魂体非一致?つまり魂がまだ治ってないって事なのかな?

………って!そんな事よりあの子達!

「大丈夫!?まだ完治はしてないから安静にしなきゃ!」

「「っ!?来ないで!」」

「っ!?」

拒絶された!?………まぁ多分酷い目にあってたからなんだと思うけど………心に来るね?

「大丈夫、私達は酷い事なんてしないから」

「嘘だ!里の皆は助けるとか言いながら助けに来ないし!」

「インカ達は知ってるもん!角持ちは角無しを見下してるって!どうせあなた達も!………あれ?角が………無い?」

「本当だ、角が無い?」

………何か内緒話始めちゃったよ?

こういう時は………《聞き耳》発動!

「ヨウタ、あのお姉さん達、角が無いよ?」

「………もしかしてあれが"ニンゲン"なのかな?」

「え?でもニンゲンは里には入れない筈じゃ?」

「………もしかしてここって里じゃ無いのかも?」

「え?………って事は逃げ切れたのかな?」

「多分ね!………で、どうしようか?」

「こういう場合はあれだよ!」

「あぁ!あれだね!」

あれ?

あれって何だろ?

「「こういう場合は………逃げるが勝「ねぇ、君達って何処から来たの?」うわぁ!」」

うわっ!ライト!?いつの間に双子の後ろへ!?

「君達は何処の世界から来たの?アカレコに無かったから多分この世界じゃ無いんでしょ?ならやっぱり近似世界の何処かとは思うんだけどやっぱり流れ人なの!?それなら元の世界への入り口教えてくれない?仕事が増えるから!後は「マスター、そこまでです!」あっ!ちょっと!」

「マスター、《性格変換》が解けてますよ?」

「え?………よし、もう大丈夫だよ、君達、ゴメンね」

………双子が唖然としてるよ。

ライトの元の性格って話す事が苦手な性格だと思ってたんだけど………興味さえあればあんな感じになるんだね?何か研究者っぽいね?

「………逃げる?」

「逃げられる?」

「「………無理だね」」

あ、双子が逃走を諦めた。

「………それで、君達は何処から来たの?」

「………黒竜の里」

「そこの第一地域」

双子達は観念したかの様に話し始める。

しかし、双子の片方が放った言葉にライトの顔が一瞬曇った。

「………実穂、子の子達と話してて………《六段術式》」

ライトは双子から離れると不思議な模様の魔法陣らしき物を出現させた。

そしてその魔法陣の中にあるパーツを入れ換えている。

………まぁ私はこの子達から何か聞いてみようかな?

「じゃあ………あなた達、名前は?」

「………インカはインカ」

「ヨウタはヨウタ」

………一人称が自分の名前なタイプの人だね?

「………じゃあ、何であんな所で倒れてたの?」

「それは………」

「あれは………」

「あぁ!言いたくないなら言わなくても良いよ?尋問じゃないんだしね?」

「………インカ達は忌み子なの」

あれ?言わなくても良いって言ったのに?………それとも慣れたのかな?

「ヨウタとインカは角無し、角無しは災いを呼ぶ」

角無し?災い………何故か嫌な予感がするね?

「インカ達はずっと邪魔者扱いされてきた」

「優しかったのはお母さんだけ………後あなた達」

「そしてさっきインカは竜人に襲われた」

「それをヨウタが助けたら『反乱だっ!』って言われて追いかけられた」

「「そしてこうなった」」

………つまり忌み子の二人はずっと疎まれてて、今日仲間に襲われてそれを助けたヨウタくんも襲われてあんな大怪我してたって事かな?

「………大変だったんだね」

「………ご主人様、少しこの二人と話しても良いですか?」

クルミ?………あぁ、そういえばクルミも大変な過去を背負ってたね?

「うん、良いよ」

「ありがとうございます」

………仲良くなれると良いね?

「出来たぁ!」

うわっ!ビックリしたっ!

「よしよし、後はこれを双子に………あれ?双子どこ行ったの?」

「あそこでクルミと話そうとしてたよ?」

「あっちか!」

何か元気になってるね?

そしてライトは双子とクルミの所へ行き、先程作っていた魔法陣らしき物を双子に向けてかざした。

そして魔法陣らしき物はすぐさまステータスプレートと同じ見た目に変わっていき、それを操作し始めた。

そして双子から離れたライトがプレートを見ている。

そしてプレートを数十回スクロールした所でライトは………一度も見せた事が無い"無表情"になった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

光海「どうも皆さんこんにちは、マスターが普通に話せる状況じゃ無くなったので代理として来ました、光海と申します」

ディメン「しっかし珍しいな、大体微笑か笑ってるか困ってるかのあいつが無表情とは」

光海「まぁ精神を揺さぶられ過ぎて作った表情を保てなくなったんでしょうね?」

ディメン「………あいつ、一人でいる時も微笑なんだけどなぁ」

光海「マスターは人の存在意義をとても大事にしてますからね?それを否定されるのはとても心が傷つくのでしょう………今回のステータスです」


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・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV 6  0/30
・握力 5
・HP 33
・MP 68
・AT  22
・DE 23
・IN 27
・MD 24
・AG 20
・EX 14

スキル
・支援魔法支配 Lv 1
・聞き耳 Lv 3
・合成魔法 Lv 4
・読み聞かせLv 4

パッシブスキル
・異世界言語
・?高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)

加護 呪い

称号
・異世界人
・?高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「さて、今の内に慰める準備をしておくか」

光海「多分あれが終わった後は落ち込むでしょうからね?勿論表情には出さないでしょうが」

ディメン「だなぁ………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

光海「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方を宜しくお願い致します」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&光海「「さようなら」」


さて、次回はライトさん主役の関話にしようか、それとも実穂さん視点で追いかけるか………どっちにしよう?(思考中)
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