お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

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第三章前編『おいでませ!竜人の世界!』

第十四話 実穂の目覚め

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視点変更 ライト→実穂


………ふぁ……眩しい………。

私は寝惚けながら起きると、全く知らない場所に居る事に気がついた。

………夢?

何となくそう思いながら、何故か苦い口元に手を当てて、寝る前の事を思い出す。

えっと………何だっけ?

しかし、寝惚けている私の頭では何も思い付かなかった。

そのまま何も考えずに枕元にあったコップを手に取り、その中身を飲んだ。

………っ!?

「苦っがぁぁぁいっ!?」

口がぁ! 口の中がぁ! 何これ!? 苦い! 生温い! ヌメっとしてる!

私があまりの苦さに悶絶していると、部屋のドアが開き、光海さんが入ってきた。

「おや、説明する前に飲んでいましたか………大丈夫ですか?」

はぃほはないぃ!だいじょばないぃ!

光海さんは微笑しながら苦い液体が入っていたコップを仕舞い、新しいコップに水を注いでくれた。

「んぐっ!………ぷはぁっ!………苦かったぁ………」

光海さんはそのコップも仕舞い、私をチラっと見てから微笑んだ。

「どうやら治った様ですね」

治った? 何かの病気なんてかかってない………もしかして狂気の事かな?

私がそう思うと光海さんは小さく頷いた。

………心というより表情を読まれるのはもう諦めてるよ。

「これで治らない様ならまた薬をマスターに作ってもらう必要があったのですが………実穂さん、涙目になっていますが大丈夫ですか? もうあの薬はありませんよ?」

「良かったぁ………何故かあの薬ヌメっとしてて生温かったもん」

もしかして材料にスライムでも使ってるのかな?

「ヌメっとですか………ポジティブアップルのジュースを他の物体と混ぜ合わせる事で起こる現象の内なので………どうしようも無いですね」

光海さん………少しは希望を持たせてよ………そんな笑顔で言わなくても良いじゃん!

「さて、朝食も出来ていますしマスターの元へ………行く前に着替えてください、汗で少々扇情的な事になっていますので」

汗?………本当だ、ピタッとしてる………というか寝てる間に着替えさせられてたんだね? 寝間着になってたよ。

私の元の服は壁に掛けられていて、ハンガーみたいな物で吊るされている。

………汗で重くはなってるけどベタつきはしないんだね? 何気に凄い寝間着だね。 


《お着替えタイム☆………え? ちゃんと書けって?………生々しい描写は書けないのですよ!》


はい、いつもの感じだね!

光海さんは部屋の外で待ってくれてる………女同士だから別に中で待ってても良かったのにね?

「光海さん、着替え終わったよ?」

「はい。 では行きましょうか」

私が寝てた場所は木造の小屋みたいな所で、周りには似たような小屋がいっぱいある。

そして道を歩いていくと、ポツポツと竜人の姿を見る事が出来た。

………最初に私が見たライトにぐるぐる巻きにされてた竜人達は居ないね?

まぁ普通に出歩いてても駄目だけどね?

そしてそのまま道に沿って歩いていくと広場みたいな所に辿り着いた。

ここは知ってるよ! ライトが竜人達をぐるぐる巻きにしてた所だね!

広場に繋がっている道の中で、幾つか模様がついている道があり、その中で家の絵が書いてある道を私達は進んだ。

その道の先には先程まで私が寝ていた小屋よりも一回り大きい位の家がいくつもあった。

その中の一つに入るとそこにはライトがいて、ベッドには双子とそのお母さんがいた。

「マスター、実穂さんの治療は問題なく終わりました」

光海が声をかけるが、ライトは何も反応しなかった。

「………すでに入り込んでましたか」

「入り込む?」

「考え事の事ですよ、周りの物事がわからなくなる位の考え事ですけどね? ………さて、実穂さんは朝食を食べてきてください。 食べ終わる頃には丁度、終わっていると思うので」

そう言って光海さんはライトのポーチからサンドイッチと椅子と机を取り出して私の目の前に置いた。

そして光の粒子となってライトの中へと消えていった。

………頂きます!


《いーてぃんぐたいむー》


ご馳走様でした!

………あ、光海さんが出てきた。

そしてライトも動いた。

………本当に丁度だったね?

「………ありゃ、実穂、もう起きてたんだね?」

「うん………でも薬の苦さが無ければ二度寝してたかも………」

「あの薬かぁ………生温くないと効果が無くなるとか………嫌な薬だよねぇ」

「あ、ライトは飲んだ事あるんだね?」

「当たり前、人に飲ませる薬を自分で試さない訳ないじゃん」

そうだよねー………いや、不死身だからできる事なのかな?

「マスター、ドッグハプニングの事は忘れていませんよね?」

「………訂正する、大体は試してるよ」

全部じゃ無かった!

「………まぁこの話は置いておいて………この双子の話でもしようかな?」

ライトは真面目な表情になり、空中にウィンドウを浮かせて、いつの間にか取り出していた指揮棒でウィンドウを示した。

「まずこれが双子」

そこには『双』と書かれた丸い絵があった。

「そしてこれが邪気」

『双』の周りに邪気がまとわりついている様子が書かれている様だ。

「今、双子は邪気に憑かれていてね? ちょっとめんど………大変な状況なんだよねぇ」

さっき面倒くさいって言いかけたね?

「まぁ治し方はあるけど………僕には出来ないしね?」

「治し方?」

「両手を素手で握って魔力で邪気を押し出す方法だね」

魔力で邪気を………あれ? それならライトも出来るんじゃ………もしかして素手で触れないとか? いつも青い手袋をしてるのってそういう理由だったのかな? ………なら触らない様に気を付けておこう。

………双子は私がやろうかな? 魔力で押し出すだけなら出来そうだしね!

「………その顔はやるって事で良いのかな?」

「うん!」

「………オッケー、じゃあやってみて? 魔力の制御が効かなくなったら止め「その前にマスターは寝ましょうか? 昨日神力使いましたよね? それなのに徹夜をしているのは大変危険ですのですぐに」わかったわかった! 寝るから!………補助にゼロシ置いてくね?」

「うん、お休みー」

ライトは本を読みながら椅子ごと落ちてきたゼロシさんを出して扉の奥へと消えていった。

………さて、やろう!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」 

ライト「どうも皆さんこんにちは、睡眠準備中のライト スターダストです」

ディメン「というかお前、あんだけ力使っといてまだ寝てなかったのかよ」

ライト「別に眠気なら調節できるしね?」

ディメン「体に悪いぞ?………今回のステータスだぜ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV 8  38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT  24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15

スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 3
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4

パッシブスキル
・異世界言語
・?高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)

加護 呪い

称号
・異世界人
・?高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「そういや何で最後にゼロシ呼んだ?」

ライト「ゼロシ以外暇なファストナンバーズが居なかったから」

ディメン「………テンナンバーズ使ってやれよ」

ライト「………その手があった!」

ディメン「気付かなかったのかよ………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&ライト「「さようなら」」
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