お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

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第三章後編『やっとついた?アストロデクス王国!』

第十話 王城へ転移!

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視点変更 実穂→ライト


「ありゃ、光海? どうしたの?」

僕は手を額に置いてうつ向いている光海に問い掛けた。

「………いえ、何でもありません」

光海は頭を軽く振り、答えた。

「そう?………ま、何かあったら言ってよ………それじゃ、起動させるよ?」

「了解です」

光海が光になって僕の中へ入っていく。

それを感じながら僕はポシェットからギルドカードを取り出した。

そしてそれを転移門の操作パネルに押し当てた。

「『解除コード:110009』」

『承認しました』

どこか機械的な音声が辺りに響くと、操作パネルからいくつかのウィンドウが飛び出してきた。

そして一部の処理を光海に受け持ってもらいながら、僕は転移門の再設定を始めた。

「………暫くは王族の許可があっても入れない様にしなきゃ………」

起動設定を『王族のみ』に変更しつつ、僕は出口側の関連設定も変更する事にした。

………あちら側からも起動しないと機能しない設定に変更しておこう。

これでもし万が一この転移門に何かあっても王城に直接入られる事は無くなったね。

そして僕はまたギルドカードを押し当て、操作パネルを消した。

………さて、もうすぐで起動するから速く乗らないとなぁ。

僕は光海が元に戻る姿を見ながらそう思うのだった。


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視点変更 ライト→実穂


あっ、二人共戻ってきたね。

二人は馬車に入ると扉を閉め、カーテンを閉じた。

それをして少し経つとカーテンの外側が淡く光り、周囲に大量の魔力が集まってきているのを感じた。

………同じ《エリアテレポート》でも人を二三人移動させるのと馬車一台まるごと移動させるのではこんなにも使用魔力に差が出るんだね。

こんな量、咄嗟には集められそうに無さそうだし………前みたいに教われた時に逃げる用には使えなさそうだね。

この転移門に使われている魔法を逃走用に利用できないか考えていると、急に体を浮遊感が襲う。

その浮遊感はいつもの《テレポート》よりも少し重く、例えるならいつものが無重力で、今回のが水の中だ………わかり辛いかな?

「………ちょっと妨害された?」

ライトが何か不穏な事を呟いているのを、私は聞き逃さなかった。

「妨害されたの?」

ライトはあっ! と言うような顔をして、暫く固まったが、諦めたのか話し始めた。

「多分ね。 恐らく洞窟に魔法陣置いた奴と同じ系列だと思う………多分赤魔法だね」

「赤魔法って何なの?」

美堀がすかさず聞く。

「鋭いなぁ………赤魔法は言わば人や動物の体の一部を使用する魔法で、禁術に指定されてるんだよ………その恐ろしさはあの帝国ですら禁術として扱う位だよ」

………何か怖い魔法だね。

「ちなみに僕も使える」

「えっ!?」

禁術じゃなかったの!?

「実は王様から直々に許可を貰えれば使えるんだよ………まぁもろに帝国で使った事もあるけどさ」

「………人の体を媒介にするって事は………まさか誰かを生け贄に!?」

「なわけないでしょ、生け贄は魔法の効果が下がるし………というか顔と言動があってないよ!? 絶対からかったでしょ!?」

そう、さっきの私の顔はニヤニヤ顔だったのだ!

………うん。 ライトも少しは元気になったね!

その後、赤魔法について色々と聞いていると、また浮遊感を感じてからドスンッ! という衝撃が来た。

………お尻打った………痛い。

「………うわっ、魔法陣がもうギリギリだ………やっぱり馬車本体にも攻撃してきてたのかぁ」

ライトは私が照明だと思っていた魔石に手を当てて、何故か落ち込んでいる。

あれ、制御するための魔石だったとか?

「………あ、皆降りといて………そうだ皆、一旦休むか謁見するかどっちが良い?」

ライトは魔石から手を離し、私達に問い掛けた。

「「………ここ、王様居るの?」」

双子が可愛らしく聞いてくる。

「うん。 居るよ?」

「「じゃあ会ってみたい!」」

………これは決まりだね。 誰も双子の純粋力には勝てないのであった。

そして皆が馬車に降りたのを確認してから、ライトは馬車を仕舞った。

そして一度目を瞑り、溜め息をつきながらこう言った。

「王様、昼寝してるじゃん………」

あ、探知スキルでも使ってたのかな?

というか国のトップが昼寝って………仕事は大丈夫なの?

「………あれ? 生体反応が少な………い?………っ!?」

「あっ! ライト!?」

ライトは先程までの呆れた笑いを引っ込め、緊迫した様子になって《テレポート》した。

「………皆さん、まずは部屋まで案内しましょうか」

光海さんは何故か落ち着いた様子で私達を誘導する。

その様子は、どこか楽しげで、イタズラが成功した子供の様な雰囲気がある。

………あ、あれ、イタズラだったんだ………いや、国のトップがイタズラって………ま、まぁ子供心を忘れないのは良い事なのかな?

私達は光海さんに連れられ、一つの部屋へと入った。

そこはとても広く、五人が寝てもまだ余裕があるベットが端に鎮座していた。

………何か………凄いね。

でも帝国の部屋みたいな見せつけてる感が全く無い。

帝国は財力を見せつけているかの様に対して、こちらはあくまでも部屋の構成の一部として飾り付けられている。

………でもあのカーペットとか、ベットとかも高級品なんだろうなぁ………。

何だか使うのが怖いかも。

「………この部屋の物は大体マスターが製作した物なのでそんなに怖がらなくて大丈夫ですよ」

えっ!? ライトが!?

私は目で『その話、詳しく』と訴える。

「………少し前、とある事件があって城の家具を一斉に取り替える事になったのです………その後、色々あって三日以内に城の家具半分………つまり見せ掛けだけでも用意する必要があったんです。 しかし見せ掛けとは言え王城で扱う物、あまり手抜きは出来ないので、王国中の家具職人の力を使っても三日以内というのは無理でした。そこで白羽の矢が立ったのがマスターです。 マスターは何度か死に、その度に栄養剤を飲みながら家具を作って………」

あっ、聞かなきゃ良かったかも………これ、止まらないやつだね。

皆! 助け………あれれー? 皆どこ行ったのかナー?

何かベッドがモッコリと膨らんでるナー………逃げないでよ。

私が皆をジトーっと見ている間も、光海さんのライト自慢は止まる事を知らず、むしろもっとエスカレートしていくのだった。


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ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうも皆さんこんにちは、ライト スターダストです」

ディメン「………ぷっ……」

ライト「ん? 何かな?」

ディメン「いや、何でもな「何かな? 何か笑ってた気がしたナー」………こ、今回のステータスだぜ」


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・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV 8  38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT  24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15

スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 3
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4

パッシブスキル
・異世界言語
・§高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)

加護 呪い

称号
・異世界人
・§高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者


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ライト「《スターバースト》!」

ディメン「ほいっと」

ライト「あっ、反射は狡い!」

ディメン「使える物は何でも使うのが勝負なんだよ………っと、はい、俺の勝ちだな」

ライト「う、動けない………」

ディメン「………そういや、馬車の転移を妨害されたって言ってたが………何でそんな事したんだろうな?」

ライト「この状況で聞くの?………多分王城に見られたら不味い物でもあったんじゃないの? それかただの嫌がらせかな?」

ディメン「成る程なぁ………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&ライト「さようなら」
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