お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

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第三章後編『やっとついた?アストロデクス王国!』

第十二話 危険が危ない? 禁書庫突入!

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「と、言う訳でお前達に禁書庫の入場許可を与える事になった」

あの後、国王の話を少し聞いて禁書庫に入れる様になった。

禁書庫………そこに私のスキルを消す方法とかあるのかな?

あの謎スキルの効果で元の世界に戻れないなら消せば良いはずだし………頑張って見つけよう!

「ちなみに禁書に載ってる魔法は使うなよ? 使うならライトを呼べ、そうしたら大事には至らない筈だ」

国王が真剣な表情で威圧する様に忠告する。

………うん、絶対に使わない様にしなきゃね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今、私の目の前には物凄い強そうな騎士さんと古ぼけた扉がある。

騎士さんはハルバードを持っていて、鎧もかなり大きい。

扉には金でできた装飾がされており《森羅万象》で見ると《存在隠蔽》の魔法が付与されている事がわかった。

………つまりそれだけ危ない物があるって事だね。

「ほら、皆入って入って」

私がその扉をボーッと眺めていると、ライトはその横の壁に手を当て、壁をすり抜けていった。

「えっ!? ちょっとライト!?」

「うん? どうしたの?」

ライトは壁から顔を出して聞き返す。

「………実穂、多分あれよ、ハ○ー・○ッターとかで良くある透明な壁ってやつよ」

私はその美堀の言葉に、少しほっとした。

壁抜け魔法とか使ってるんじゃないかって思ったよ………もし途中で切れたりしたらその埋まってる部分がどうなるかわからないもんね………下手したら切断されるかもしれないし。

「すごい!」

「何これ!」

双子は楽しそうに壁を行ったり来たりしている。

「………」

………あれ? クルミが静かだね?

「………」

「ねぇクル「ひゃっ!?………は、はい何でしょう」」

………あっ、これは………。

「もしかしてクルミ、あの壁をすり抜けるやつ、怖い?」

「っ!?………こ、怖くなんかありませんよ」

強がってるクルミも可愛いねー………少しイタズラしたくなってきたよ。

「そうなんだね………じゃあ早速入ろう!」

「えっ、ちょっと待ってください! 」

クルミは一瞬抵抗しようとしたが、先程自分で強がっていたのを思いだし、素直に私に付いてきた。

しかし若干涙目になっていた。

「あっ、ごめんね………」

………好きな子にはイタズラしたくなるって言うやつが出ちゃったよ………あれ? それは男の子の行動だっけ?

「いえ、もう大丈夫です」

クルミは一度通った事で、どういう仕組みで通り抜けられるのかを見分けたのか、もう平気そうだった。

………まぁホログラムみたいな物だしね。

「何か生き生きとしてたわねー」

美堀が普通に通り抜けながら呟く。

「………ねぇ、ライト、禁書庫って主にどんな本があるの?」

少し恥ずかしくなったので、誤魔化す為にもライトに話を振った。

「主にかぁ………『国の平和を脅かす脅威』程度の本』が多いかな?」

えっ?

「他にも『一度他の国を滅ぼした本』とか『人を廃人にする本』とか『他国の滅亡記録』とかだね」

………予想以上にヤバイ本が沢山あった。

「後は………ちょっと待ってて」

ライトは私達から少し離れると、謎の言語で会話し始めた。

………しかし本当に凄い数の本があるね。

「実穂! これなんて書いてあるの!?」

インカが渡してきた本の表紙には、上位魔法文字で『ネクロノミコン』と書かれていた。

「あっ、これは開いちゃ駄目なやつだね」

「何で?」

ヨウタが首を傾げて聞いてくる。

「これを読むと人は正気じゃ無くなっちゃうからねー」

………クトゥルフ系の小説も読んでおいて良かったよ………。

「これ、どこにあったの?」

「「あそこ!」」

二人が指差した所には、様々な色をした本が、規則正しく置かれていて、その一ヶ所だけが空いていた。

私はそこに『ネクロノミコン』を仕舞ってから気が付いた。

………この棚の本、全部『ネクロノミコン』じゃん。

「………実穂、何固まってるの?」

会話を終えたらしいライトが私を少し離れて覗き込む。

「あっ、ライト………この『ネクロノミコン』って………」

「あぁ、成る程ね………全部複製だよ。 昔何故かこれが大量に作られてね? しかも《不壊》のエンチャントが付いてるから壊せないし………と、言う訳で禁書庫行きになったって事だよ」

………こんなのが出回ってたら廃人だらけになりそうだね。

「あっ、二人共! その本は触っちゃ駄目だよ! 取り憑かれるよ!」

何やら禍々しい本を触ろうとしていた双子を、ライトが注意する。

「何か呼ばれてるの」

「何これ、頭の中から聞こえるよ」

双子が混乱してる………。

「確かに聞こえるわね………正直うるさいわ」

美堀にも聞こえてたんだ。

「私はご主人様の側にいるので惑わされません」

おぉ、クルミには聞こえてなかったんだね………いや、惑わされないって事は聞こえてはいたんだ………。

「何で私だけ聞こえないんだろ?」

「君、状態異常耐性忘れてない?」

あっ、そういえば持ってたね………最近ステータスも開いてなかったから少し忘れちゃってるかも………。

「《ステータスオープン》」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV 8  38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT  24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15

スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 3
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4

パッシブスキル
・異世界言語
・§高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)

加護 呪い

称号
・異世界人
・§高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


………何か謎スキルが文字化けしてる………何で?

というかそれ以外あんまり変わってないね………取得経験値低下の辛さを今味わえたよ………。

「《エリアレジストアップ》」

私が落ち込んでいる隙に、ライトは皆に抵抗力を上げる魔法を掛けた。

ちなみに抵抗力って言うのは精神ダメージとかに対抗する為の力ね。

「これでしばらくは大丈夫………美堀、君はいつの間にそんな大量に本を持ってきたのかな?」

「ついさっきよ」

ライトが呆れてる………本の言葉を聞き流してたんだね。

「実穂、多分必要そうな本を集めて来たわ………というより他は危なくて読めないわね………」

「ありがとう!」

美堀が凄い優秀!

やっぱり美堀は凄いね………さて、私も頑張らなくちゃ!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうも皆さんこんにちは、ライト スターダストです」

ディメン「今回は禁書庫に入れたな」

ライト「個人的には双子よりも実穂の行動が一番心配だね」

ディメン「裏路地に入ったり、自分から危険に飛び込んでいったり………あれ? もしかして実穂って結構問題児?」

ライト「というより長年のいじめで半分精神崩壊してるのかもね………それとも………いや、まだこの話は早いね」

ディメン「何の話だよ………さて、今回のステータス………と行きたい所だが今回は本編で出たのでもう一つ話すか………じゃ、あの扉の話でも」

ライト「あの扉って騎士達が守ってた方?」

ディメン「だな、あれって何の扉なんだ?」

ライト「ダミーの扉だね、壊して入ると異空間へサヨナラバイバイする事になるよ?」

ディメン「………怖いな」

ライト「そんで壁抜け入り口は王から許可を貰わないと通れない様になってるからね?」

ディメン「厳重だな………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&ライト「さようなら」
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