お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

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第四章『不穏な空気! エグリゲイション聖国』

関話 罪を背負う三人の冒険者

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また遅れたorz


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ここはアストロデクス王国のどこかにある名も無き道。

そこには最近、ゴーストが出ると噂されていた。

………というより現在進行形で出ている。

「ハァッ!………チッ! リイユ! かけ直してくれ!」

「『万能なる魔の力よ 彼の物に境を戻す力を与え さ迷う意思を断命させよ』《ホーリーコート》!」

リイユがそう魔法を唱えると、杖から光が飛び出してベルスとヤンバの武器を覆う様に纏わりついた。

「ありがとな! 《円斬撃》!」

「ひひっ! 助かりますねぇ《クリティカルスラッシュ》」

ベルスは大剣でゴーストを叩き潰すと、大剣をぐるりと一周振り回して衝撃波を円形に放ち、周囲のゴーストを消し飛ばした。

ヤンバは素早い動きでゴーストの間をすり抜けていく。

ゴーストはヤンバを捕らえようと振り返る………その時になってようやく、首から下が切り落とされた事に気が付いたのだ。

「ふぅ、一体一体は弱いが数が多いな………」

倒しても倒しても現れてくるゴーストに、ベルスがうんざりした様子で構え直す。

「今元凶を探してるので少し待ってくれますかねぇ? へへへっ」

薄気味悪く笑うヤンバは高く跳躍すると、一回転する様に周りを見渡した。

「おっ、居た居たっ」

ヤンバはニヤリと笑うと落下間際にゴーストを切り付け、無事着地した。

「どうやらあちらの方に居るらしいですぜぇ、ゴーストが大量にやってきてましたなぁ」

「あっちね? 良いわ、消し飛ばしてあげる………『万能なる魔の力よ 今ここに輝けし槍を造り出し さ迷う意思を滅っしたまえ』《ホーリーランス》!」

リイユが放った聖なる槍は、触れたゴーストを次々に消滅させ、道を作っていく。

「良くやった!」

ベルスはリイユを背負うと、ヤンバと共に走り出す。

「ふぅ………やっぱり適正属性以外の魔法を使うと魔力の消耗が激しいわね………」

「火じゃゴーストを焼けないしな、仕方無い」

道が閉じるかの様にゴーストの並みが戻っていく。

その様子を魔力ポーションを飲み干しながら横目に見ていたリイユは、腰に付けていた小型の杖を取り出した。

「『万能なる魔の力よ 我が盟友の望むままに 迅速なる火の加護を与えたまえ』《ファイアブースト》!」

ベルスとヤンバの足元に炎の幻影が纏わり付く。

それと同時に二人の速度が少しだけ早くなった。

「無いよりはマシでしょう?」

「ありがとう!」

「感謝ですねぇ」

三人はスピードに乗ったまま、元凶が居る所まで走り続けた。

「見えましたよぉ」

ヤンバが指を差した方向には、装飾品を首元や指に装飾品をジャラジャラと嵌めたスケルトンが居た。

「リッチか」

ベルスはリイユを下ろすと、大剣を構えて突っ込んだ。

「ハァッ!」

大剣はリッチに命中し、その姿を切り裂くかと考えていたが、不可視の壁でその攻撃は防がれる。

「ぐっ………」

そしてリッチの指輪が発光し、ベルスを吹き飛ばした。

「まだまだ! 《ディメンションスラッシュ》!」

ベルスは大剣を振り下ろし、空間を飛ぶ刃を打ち出したが、刃は荒ぶってリッチの真横に大きな亀裂を作った。

「ちっ! まだ制御はできないか………」

「『万能なる魔の力よ 今こそ我に聖なる力を さ迷う心の解放の為に』《ホーリーパワー》!『万能なる魔の力よ 業火による渦を形作り 数多の敵を焼き尽くせ』《ファイアストーム》!」

リイユは光のオーラを纏い、リッチを火の渦で囲んだ。

本来なら聖魔法以外ではダメージが低い筈のリッチだが、《ホーリーパワー》の効果によりこの渦でもがき苦しんでいる。

「ヒヒッ………《シャドウストップ》」

ヤンバの影が炎の渦へと伸びていき、リッチの影と繋がった。

それと同時にリッチとヤンバは固まったかの様に動かなくなった。

「トドメだ………」

ベルスは大剣を上に掲げ、両手で強く握りしめた。

「《スラッシュバースト》!」

そして振り下ろされた大剣から、小さな一筋の剣筋がリッチに命中する。

それにより、リッチのお腹には穴が空き………そこから大爆発が起こった。

「流石《スラッシュバースト》良い火力だ」


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「はい、依頼の完了を確認しました。 これが今回の報酬となります」

リッチが持っていた指輪を受付嬢に渡し、代わりに銀貨三枚を貰う。

リッチを倒したわりに報酬が少ないのは、この依頼が民間依頼だからだ。

村の近くにゴーストが出没した、しかし村にはお金が無い、なけなしのお金で依頼だけでも………といった感じに危険な上に低報酬なので、普通の冒険者はまず受けないであろう。

この三人が依頼を受けたのは、この村に迷惑を掛けた事があるからである。

あの領主に働かせられていた頃、この村から税金を無理矢理取っていったのだ。

そのせめてもの償いの為に、この依頼を受けたのだという。

「いや~っ、終わった終わった~」

「そろそろお昼ね………酒場にでも行きましょ」

「ヒヒッ、昼間から飲むつもりですかぁ?」

こんな調子で、この三人の冒険者は、しばらく償いを続けていくのであった。


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ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうも皆さんこんにちは、ライト スターダストです」

ディメン「今回は第一章でお前達を襲ったやつらの話だったな」

ライト「根は悪い人じゃ無いんだよねぇ………人相は悪いけど」

ディメン「強さも本物だしなぁ………何であいつら領主に働かせられてたんだ?」

ライト「騙されて契約書でも書かされたんでしょ」

ディメン「ありそうだな………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&ライト「さようなら」
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