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第四章『不穏な空気! エグリゲイション聖国』
第六話 やっと見つけた転移魔法陣
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二週間近くもの間、投稿期間が空いてしまい申し訳ございません。
少しこちらの事情で、執筆時間が取りにくい時期となっていました。
これからは少しづつ投稿ペースを戻していきつつ、一週間に一話以上投稿できる様に精進致しますので、これからも応援の程をよろしくお願い致します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
視点変更 ライト→実穂
「あっ! 見つけた!」
私が『幻術魔法全書第56巻』を読んでいる時、それを見つけた。
「《世界壁突破式転移魔法陣》………世界の壁を越えて意識だけを別世界に転移させる魔法陣………これをなんとかして改良すればなんとかなるかも!」
「へぇ………え? 意識だけ?」
美堀が本を見ながら疑問を持った。
「うん、私が転移する時にスキルに妨害されて行けないんでしょ? 意識だけならもしかして………ってね」
「ふーん……」
美堀がその魔法陣を見つめているのを横目に見ながら、私はライトに念話を繋げた。
『ライトー、良さそうな魔法見つけたよー』
そうライトに呼び掛けると、突如私の横に《ワープホール》の穴が開き、中からライトが上半身だけ飛び出してきた。
「どれどれ?………うん、これならもしかしたら行けるかもね」
「やった!」
ようやく見つけられたよ………。
「あっでも………」
ライトが微妙な顔をしている。
「どうしたの?」
「これ、魔法陣書くのに『聖銀』が要るね」
聖銀………何か凄そうだね。
「聖銀って何なの?」
美堀がライトに聞く。
「聖銀は聖職者が銀に特別な『神術』を掛ける事によって、銀が変化した物だね。 聖銀で作った武器はアンデットに効果的なんだよ」
つまりアンデットに凄い強い金属だね!
「だけどこれ、聖国でしか作れないんだよねぇ」
あー、前地図見せて貰った時にあったね、王国の上の方にある国。
「なら行きましょ? ここで他の方法を探すよりも早いわよね?」
「そうだね、それにずっと本ばっか読んでたから違う事もしたいし!」
「私はご主人様に付いていきます」
私達がそう言うと、ライトは少し考え込んだ。
そして何か思い付いたかの様に顔を上げた。
「じゃ、防具の新調でもしようか、それなら少しは安全になるし」
「え? 聖国って危険な所なの?」
「念の為念の為っと………じゃあ全員分の防具をちゃちゃっと作ってくるから部屋に集合しといて」
そう言い残すとライトは《ワープホール》の内側に戻っていき、穴は消えていった。
「………とりあえず双子を呼んでこないとね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
視点変更 実穂→ライト
さてさて………まずは実穂の防具から。
いつものミスリル糸………って、聖銀切れてるから駄目じゃん。
うーん………なら生物素材の方が良いかな?
服に使えそうな素材………何かあったっけな?
僕はポーチの中をガサゴソと探す。
そしてその中から、『キラークイーンスパイダーの糸』を取り出した。
うん、これならミスリル糸より頑丈だし柔らかいから使えるね………でも魔法の通りが悪いのが問題なんだよねぇ。
頭の中でそう愚痴りながら、ライトは染色材と茜色に光る金属を取り出して、光海に《念話》を繋げた。
光海ー、少し手伝ってー。
『………』
光海からの返答が無い。
光海ー? どうしたの? 光海ー?
『………あっ、マスター………すみません、少しボーッとしてました』
もしかして疲れる? それなら一人でやるから無理しないでね。
『いえ、少し考え事をしていただけです』
それなら良いんだけど………。
光海は何かを誤魔化す様に急いでライトの周囲にウィンドウをいくつかの展開した。
『それで、今回はその素材で服を作るんですね?』
そうそう、それでまずは実穂のやつからなんだけど………実穂は棒を使ってるから腕回りの装甲は腕の動きを邪魔しないのが良いよね。
『そうですね、脇から肩にかけては装甲を付けず、代わりにそこへ流すエンチャントを強めにした方が良いでしょう』
なら良く動かす関節部分以外に………そうだ、部分召還式にしようか、特定のキーワードで装甲が出てくるやつ。
「装甲が付いていると普段使う服としては使えなくなりますしね、良い案です」
さて、実穂のデザインが決まったから次は美堀だね。
『美堀さんは脚部装甲だけで良さそうですね、無理に固くしようと増やしても、動きの妨げになるだけですし、美堀さんは投げ技等も使っているのでお腹や胸の装甲も邪魔になりますし』
そうだね、それで行こう………クルミはもう装甲は無くして、エンチャントを強くした方が良さそうだね
『軽ければスピードも出しやすいですもんね』
双子は………冒険者服にエンチャントマシマシで良いかな?
『まだあの二人の力は図りきれていませんので、それが良さそうですね』
じゃ、これで決まりだから後はエンチャント付けるだけだけど………。
光海?
『何でしょう?』
君の正体をあの子達に言うかどうかは、君の心次第だからね?
『………え?』
じゃ、切るよー。
『えっ、ちょっとマス』
光海が全部言い終わる前に僕は念話を切る。
………相談には乗ってあげたいけど、これは光海自身が決める事だからね。
これで光海が一人立ちできる様になってくれれば良いんだけど………。
そう思いながら、僕は空白の魔法陣を取り出すのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
ライト「どうも皆さんこんにちは、ライト スターダストです」
ディメン「ついに魔法陣見つかったな」
ライト「スキルを壊す魔法陣じゃなかったけど、これはこれで応用できそうな魔法陣だったね」
ディメン「意識だけ異世界に飛ばす………生存報告ぐらいならできるな………今回のステータスだぜ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・進和 実穂
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業 ?
・LV 8 38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT 24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15
スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 4
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4
・反転 Lv 1
パッシブスキル
・異世界言語
・§高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)
加護 呪い
称号
・異世界人
・最高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「てか何でお前聖銀切らしてるんだよ」
ライト「少し前に全部上位素材に変えちゃってね………一応別世界の聖銀ならあるけど」
ディメン「そんなもん使ったらその世界に魔法陣の効果が引き寄せられないか?」
ライト「そうなんだよねぇ………困ったなぁ」
ディメン「ま、頑張れ………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」
ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」
ディメン「それでは皆さん」
ディメン&ライト「さようなら」
少しこちらの事情で、執筆時間が取りにくい時期となっていました。
これからは少しづつ投稿ペースを戻していきつつ、一週間に一話以上投稿できる様に精進致しますので、これからも応援の程をよろしくお願い致します。
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視点変更 ライト→実穂
「あっ! 見つけた!」
私が『幻術魔法全書第56巻』を読んでいる時、それを見つけた。
「《世界壁突破式転移魔法陣》………世界の壁を越えて意識だけを別世界に転移させる魔法陣………これをなんとかして改良すればなんとかなるかも!」
「へぇ………え? 意識だけ?」
美堀が本を見ながら疑問を持った。
「うん、私が転移する時にスキルに妨害されて行けないんでしょ? 意識だけならもしかして………ってね」
「ふーん……」
美堀がその魔法陣を見つめているのを横目に見ながら、私はライトに念話を繋げた。
『ライトー、良さそうな魔法見つけたよー』
そうライトに呼び掛けると、突如私の横に《ワープホール》の穴が開き、中からライトが上半身だけ飛び出してきた。
「どれどれ?………うん、これならもしかしたら行けるかもね」
「やった!」
ようやく見つけられたよ………。
「あっでも………」
ライトが微妙な顔をしている。
「どうしたの?」
「これ、魔法陣書くのに『聖銀』が要るね」
聖銀………何か凄そうだね。
「聖銀って何なの?」
美堀がライトに聞く。
「聖銀は聖職者が銀に特別な『神術』を掛ける事によって、銀が変化した物だね。 聖銀で作った武器はアンデットに効果的なんだよ」
つまりアンデットに凄い強い金属だね!
「だけどこれ、聖国でしか作れないんだよねぇ」
あー、前地図見せて貰った時にあったね、王国の上の方にある国。
「なら行きましょ? ここで他の方法を探すよりも早いわよね?」
「そうだね、それにずっと本ばっか読んでたから違う事もしたいし!」
「私はご主人様に付いていきます」
私達がそう言うと、ライトは少し考え込んだ。
そして何か思い付いたかの様に顔を上げた。
「じゃ、防具の新調でもしようか、それなら少しは安全になるし」
「え? 聖国って危険な所なの?」
「念の為念の為っと………じゃあ全員分の防具をちゃちゃっと作ってくるから部屋に集合しといて」
そう言い残すとライトは《ワープホール》の内側に戻っていき、穴は消えていった。
「………とりあえず双子を呼んでこないとね」
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視点変更 実穂→ライト
さてさて………まずは実穂の防具から。
いつものミスリル糸………って、聖銀切れてるから駄目じゃん。
うーん………なら生物素材の方が良いかな?
服に使えそうな素材………何かあったっけな?
僕はポーチの中をガサゴソと探す。
そしてその中から、『キラークイーンスパイダーの糸』を取り出した。
うん、これならミスリル糸より頑丈だし柔らかいから使えるね………でも魔法の通りが悪いのが問題なんだよねぇ。
頭の中でそう愚痴りながら、ライトは染色材と茜色に光る金属を取り出して、光海に《念話》を繋げた。
光海ー、少し手伝ってー。
『………』
光海からの返答が無い。
光海ー? どうしたの? 光海ー?
『………あっ、マスター………すみません、少しボーッとしてました』
もしかして疲れる? それなら一人でやるから無理しないでね。
『いえ、少し考え事をしていただけです』
それなら良いんだけど………。
光海は何かを誤魔化す様に急いでライトの周囲にウィンドウをいくつかの展開した。
『それで、今回はその素材で服を作るんですね?』
そうそう、それでまずは実穂のやつからなんだけど………実穂は棒を使ってるから腕回りの装甲は腕の動きを邪魔しないのが良いよね。
『そうですね、脇から肩にかけては装甲を付けず、代わりにそこへ流すエンチャントを強めにした方が良いでしょう』
なら良く動かす関節部分以外に………そうだ、部分召還式にしようか、特定のキーワードで装甲が出てくるやつ。
「装甲が付いていると普段使う服としては使えなくなりますしね、良い案です」
さて、実穂のデザインが決まったから次は美堀だね。
『美堀さんは脚部装甲だけで良さそうですね、無理に固くしようと増やしても、動きの妨げになるだけですし、美堀さんは投げ技等も使っているのでお腹や胸の装甲も邪魔になりますし』
そうだね、それで行こう………クルミはもう装甲は無くして、エンチャントを強くした方が良さそうだね
『軽ければスピードも出しやすいですもんね』
双子は………冒険者服にエンチャントマシマシで良いかな?
『まだあの二人の力は図りきれていませんので、それが良さそうですね』
じゃ、これで決まりだから後はエンチャント付けるだけだけど………。
光海?
『何でしょう?』
君の正体をあの子達に言うかどうかは、君の心次第だからね?
『………え?』
じゃ、切るよー。
『えっ、ちょっとマス』
光海が全部言い終わる前に僕は念話を切る。
………相談には乗ってあげたいけど、これは光海自身が決める事だからね。
これで光海が一人立ちできる様になってくれれば良いんだけど………。
そう思いながら、僕は空白の魔法陣を取り出すのだった。
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ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
ライト「どうも皆さんこんにちは、ライト スターダストです」
ディメン「ついに魔法陣見つかったな」
ライト「スキルを壊す魔法陣じゃなかったけど、これはこれで応用できそうな魔法陣だったね」
ディメン「意識だけ異世界に飛ばす………生存報告ぐらいならできるな………今回のステータスだぜ」
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・進和 実穂
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業 ?
・LV 8 38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT 24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15
スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 4
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4
・反転 Lv 1
パッシブスキル
・異世界言語
・§高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)
加護 呪い
称号
・異世界人
・最高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者
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ディメン「てか何でお前聖銀切らしてるんだよ」
ライト「少し前に全部上位素材に変えちゃってね………一応別世界の聖銀ならあるけど」
ディメン「そんなもん使ったらその世界に魔法陣の効果が引き寄せられないか?」
ライト「そうなんだよねぇ………困ったなぁ」
ディメン「ま、頑張れ………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」
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ディメン&ライト「さようなら」
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