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第四章『不穏な空気! エグリゲイション聖国』
第七話 何か気持ち悪い怪物だ!
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視点変更 ライト→実穂
私達の前方でカチカチカチカチと耳障りな鳴き声が響く。
それを発する何かは一見巨大な蜘蛛の様にも見える。
しかしその体は流動体でできており、紫が混ざった泥の様な物がポタポタと地面に落ちる。
…………え? 何この化け物?
《時を戻そう☆》
次の日、私達はライトに連れられてお城の外で集合した。
皆新しい装備を着て、準備万端の状態だね。
「じゃあ繋げるよ? 準備は良いね?」
ライトが皆に問いかけ、私達は頷く。
それを見たライトは右手を前に出し《ワープホール》を開けた。
それを通って向こう側へ行くと、妙に空気がピリピリとしている森が出てきた。
「ここが聖国? 何か、ピリピリしてるね?」
「神の威厳ってやつかしら?」
「いや、単純にこの森の性質だよ」
ライトの説明によると、この森には魔物を寄せ付けない性質があるらしい。
そしてこのピリピリは私達の中にある魔力がそれに反応しているんだとか。
「それで、あの何か白い門の先にあるのが聖国の首都だよ」
ライトが指差した先には、扉が無い白い門があり、その前には白色の鎧に金のラインが入れられている鎧を着た騎士達が、門を守るかの様に立っていた。
「何か、凄いね」
「大きいわね」
「「真っ白!」」
私と美堀とインカとヨウタがそれぞれ思った事を口にする。
ボーッとしていると、服の裾をチョイチョイっと引っ張られた。
「………ご主人様、ライト様が先に行ってますよ?」
「あっ! 待って!」
その後、門の前まで皆でやってきたんだけど………。
「あっ、ライト様! ご無沙汰しております!」
「おー、バッシュ君、今日も真面目だねぇ」
「はい! 私は忠実なる聖騎士なので!」
………何か、凄い犬みたいな人だね。
「じゃ、お仕事頑張ってねー」
「激励の言葉、ありがとうございます!」
こんな感じでライトの顔パスだったよ………。
『彼、純粋でしょ? 結構期待してる子なんだよねぇ』
………ライトも子供を自慢する親みたいになってるし。
『誰が親だ』
念話で突っ込まないでよ………。
………聖国の首都は統一感があり、同じような白い建物がずらっと並んでいる。
何か、都会に来たみたい………こっちの世界ではここもちゃんとした都会なんだろうけどね?
こんな感じに私達が物珍しさにまわりをキョロキョロしていると………
「キャァァァァッ!?」
突如悲鳴が聞こえてきた。
「うわっ! 来るなっ!」
「逃げろ! 食われるぞ!」
「ヒィィィ!?」
そしてその悲鳴が聞こえてきた方向から、沢山の人が逃げ出してきた。
「………皆、どうする? 付いてくる?」
《冒頭に戻る》
いや、まぁ付いていきたいとは言ったよ。
言ったけどね?
この蜘蛛みたいな何かが凄い気持ち悪い!
何か体から垂れてる物が落ちた所がシューって鳴って溶けてるもん!
………よし、身辺整理終わり!
「あっ、ちょっと待って」
私は戦おうと杖を取り出そうとしたけど、ライトに止められた。
「あれは『穢れ』の魔物だから普通の魔法や攻撃は効かないんだよ」
ライトはそう言いながらポーチを探る。
「………インカの攻撃、効かなさそう」
「ヨウタの攻撃も効かなさそう」
双子は警戒しながらジーッと化け物を見つめている。
「大丈夫、これさえかければ穢れは消えるから」
ライトは青白く光る瓶を手に取ると、化け物目掛けて投げつけた。
そして瓶は割れ、中身の液体が降りかかる。
「よし、これで穢れは消え………てない?」
………うん、何も起きてないね。
「あちゃあ………存在が穢れの魔物だったかぁ………」
ライトは頭を掻きながら、何か考えている。
「………何か投げ付けたら倒せないかしら?」
「物理ダメージ無効化してくるから無理だよ」
美堀の投げつける作戦も効果無いんだ………。
「ま、別に良いや、使っちゃお」
ライトは考えるのを止めて、両手を胸の前に置いた。
「皆、少し下がってて………あっ、美堀、多分気を反らすぐらいはできるからこの中に入ってる石を魔物の向こう側に投げといて」
「わかったわ」
美堀はライトから袋を貰うと、その中に入ってる石をポイポイと化け物の向こう側へ投げる。
その石の音は妙に響き、化け物の視線はそちらの方へ向いた。
「さて、やらなきゃなぁ………」
ライトは一度目を瞑ってから、深く息を吸って、唱え始めた。
「『原初の剣は光の剣 闇を打ち払いし力を持ち 持つ物に勝利をもたらす ただそれは幻想の幻 現実の一欠片 強大なる力の前に 何者もひれ伏せ』」
ライトがその呪文を唱え始めると、まわりから雲がライトの上空に渦を巻いて集まり、雷が鳴り響く。
その雲はまばらで、呪文が完成する度に集まっていく様に思える…………が。
「『以下省略』!」
省略しちゃったよ!?
空に集まった雲は一瞬の内に何かに貫かれ、散った。
その貫いた物を、ライトは両手で掴んだ。
「さてさて、仕事だよエクス?」
ライトはその剣を片手に持ち変えながら呟く。
『………何故省略するのだ主よ』
落ち込んでいる様な響く声へと向かって。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
ライト「どうも皆さんこんにちは、ライト スターダストです!」
ディメン「いや………一気に話が進んだな?」
ライト「やっぱサクサク進めると調子良くなるよね」
ディメン「1日遅れてたけどな」
作者「うぐっ!?」
ディメン「出てくるな出てくるな………今回のステータスだぜ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー・進和 実穂
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業 ?
・LV 8 38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT 24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15
スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 4
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4
・反転 Lv 1
パッシブスキル
・異世界言語
・§高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)
加護 呪い
称号
・異世界人
・最高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「さてさて………うん? 何か紙があるな?」
ライト「新しい仕事………あっ、このメタ空間の方で仕事するんだ………」
ディメン「………おっと、あとがきの続きしなきゃな………そういや穢れって何なんだ?」
ライト「簡単に言うと怨念だね、人の怨念が指向性を持たずに腐っていった物」
ディメン「なるほどなぁ…………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」
ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」
ディメン「それでは皆さん」
ディメン&ライト「さようなら」
私達の前方でカチカチカチカチと耳障りな鳴き声が響く。
それを発する何かは一見巨大な蜘蛛の様にも見える。
しかしその体は流動体でできており、紫が混ざった泥の様な物がポタポタと地面に落ちる。
…………え? 何この化け物?
《時を戻そう☆》
次の日、私達はライトに連れられてお城の外で集合した。
皆新しい装備を着て、準備万端の状態だね。
「じゃあ繋げるよ? 準備は良いね?」
ライトが皆に問いかけ、私達は頷く。
それを見たライトは右手を前に出し《ワープホール》を開けた。
それを通って向こう側へ行くと、妙に空気がピリピリとしている森が出てきた。
「ここが聖国? 何か、ピリピリしてるね?」
「神の威厳ってやつかしら?」
「いや、単純にこの森の性質だよ」
ライトの説明によると、この森には魔物を寄せ付けない性質があるらしい。
そしてこのピリピリは私達の中にある魔力がそれに反応しているんだとか。
「それで、あの何か白い門の先にあるのが聖国の首都だよ」
ライトが指差した先には、扉が無い白い門があり、その前には白色の鎧に金のラインが入れられている鎧を着た騎士達が、門を守るかの様に立っていた。
「何か、凄いね」
「大きいわね」
「「真っ白!」」
私と美堀とインカとヨウタがそれぞれ思った事を口にする。
ボーッとしていると、服の裾をチョイチョイっと引っ張られた。
「………ご主人様、ライト様が先に行ってますよ?」
「あっ! 待って!」
その後、門の前まで皆でやってきたんだけど………。
「あっ、ライト様! ご無沙汰しております!」
「おー、バッシュ君、今日も真面目だねぇ」
「はい! 私は忠実なる聖騎士なので!」
………何か、凄い犬みたいな人だね。
「じゃ、お仕事頑張ってねー」
「激励の言葉、ありがとうございます!」
こんな感じでライトの顔パスだったよ………。
『彼、純粋でしょ? 結構期待してる子なんだよねぇ』
………ライトも子供を自慢する親みたいになってるし。
『誰が親だ』
念話で突っ込まないでよ………。
………聖国の首都は統一感があり、同じような白い建物がずらっと並んでいる。
何か、都会に来たみたい………こっちの世界ではここもちゃんとした都会なんだろうけどね?
こんな感じに私達が物珍しさにまわりをキョロキョロしていると………
「キャァァァァッ!?」
突如悲鳴が聞こえてきた。
「うわっ! 来るなっ!」
「逃げろ! 食われるぞ!」
「ヒィィィ!?」
そしてその悲鳴が聞こえてきた方向から、沢山の人が逃げ出してきた。
「………皆、どうする? 付いてくる?」
《冒頭に戻る》
いや、まぁ付いていきたいとは言ったよ。
言ったけどね?
この蜘蛛みたいな何かが凄い気持ち悪い!
何か体から垂れてる物が落ちた所がシューって鳴って溶けてるもん!
………よし、身辺整理終わり!
「あっ、ちょっと待って」
私は戦おうと杖を取り出そうとしたけど、ライトに止められた。
「あれは『穢れ』の魔物だから普通の魔法や攻撃は効かないんだよ」
ライトはそう言いながらポーチを探る。
「………インカの攻撃、効かなさそう」
「ヨウタの攻撃も効かなさそう」
双子は警戒しながらジーッと化け物を見つめている。
「大丈夫、これさえかければ穢れは消えるから」
ライトは青白く光る瓶を手に取ると、化け物目掛けて投げつけた。
そして瓶は割れ、中身の液体が降りかかる。
「よし、これで穢れは消え………てない?」
………うん、何も起きてないね。
「あちゃあ………存在が穢れの魔物だったかぁ………」
ライトは頭を掻きながら、何か考えている。
「………何か投げ付けたら倒せないかしら?」
「物理ダメージ無効化してくるから無理だよ」
美堀の投げつける作戦も効果無いんだ………。
「ま、別に良いや、使っちゃお」
ライトは考えるのを止めて、両手を胸の前に置いた。
「皆、少し下がってて………あっ、美堀、多分気を反らすぐらいはできるからこの中に入ってる石を魔物の向こう側に投げといて」
「わかったわ」
美堀はライトから袋を貰うと、その中に入ってる石をポイポイと化け物の向こう側へ投げる。
その石の音は妙に響き、化け物の視線はそちらの方へ向いた。
「さて、やらなきゃなぁ………」
ライトは一度目を瞑ってから、深く息を吸って、唱え始めた。
「『原初の剣は光の剣 闇を打ち払いし力を持ち 持つ物に勝利をもたらす ただそれは幻想の幻 現実の一欠片 強大なる力の前に 何者もひれ伏せ』」
ライトがその呪文を唱え始めると、まわりから雲がライトの上空に渦を巻いて集まり、雷が鳴り響く。
その雲はまばらで、呪文が完成する度に集まっていく様に思える…………が。
「『以下省略』!」
省略しちゃったよ!?
空に集まった雲は一瞬の内に何かに貫かれ、散った。
その貫いた物を、ライトは両手で掴んだ。
「さてさて、仕事だよエクス?」
ライトはその剣を片手に持ち変えながら呟く。
『………何故省略するのだ主よ』
落ち込んでいる様な響く声へと向かって。
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ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
ライト「どうも皆さんこんにちは、ライト スターダストです!」
ディメン「いや………一気に話が進んだな?」
ライト「やっぱサクサク進めると調子良くなるよね」
ディメン「1日遅れてたけどな」
作者「うぐっ!?」
ディメン「出てくるな出てくるな………今回のステータスだぜ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー・進和 実穂
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・職業 ?
・LV 8 38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT 24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15
スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 4
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4
・反転 Lv 1
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・§高?の?護
・自衛術
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・森羅万象(一部封印中)
加護 呪い
称号
・異世界人
・最高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者
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ディメン「さてさて………うん? 何か紙があるな?」
ライト「新しい仕事………あっ、このメタ空間の方で仕事するんだ………」
ディメン「………おっと、あとがきの続きしなきゃな………そういや穢れって何なんだ?」
ライト「簡単に言うと怨念だね、人の怨念が指向性を持たずに腐っていった物」
ディメン「なるほどなぁ…………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」
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