181 / 188
第四章『不穏な空気! エグリゲイション聖国』
第九話 思わぬ刺客と怪しい変な人
しおりを挟む
大司教、どこにも居ない………。
一応ずっと《完全探知》使いながら探してたんだけどねぇ………外に居るか、別次元に連れ去られたかしか無いよねぇ。
「エクスー、実体化して一緒に探せない?」
『詠唱の続きさえあれば、できるのだが………』
「じゃ、良いや」
『むぅ………』
だってあの詠唱、長い上に大量に魔力使うんだもん………あんまり使えないよ。
………うん? 誰か付いてきてる………短剣隠し持ってるって事は暗殺者的なのかな?
ま、良いや。
そう思って僕は角を曲がった。
付いてきてる人もそれに釣られて角を曲がるが、その先は行き止まりだった。
その人は誰かを探すように周りをキョロキョロと見回す。
………うん、ビンゴだね。
そう思って僕はワープホールから飛び出し、剣を首元に押し当てる。
「動かないで、そのまま武器とか全部捨ててね」
その言葉を聞いた瞬間に、その人は僕に短剣を突き刺そうと自身の首が斬られる事も構わずに振り向いた。
………いや斬るわけには行かないから避けたけど。
相手は僕に向かって走ってきて、首を斬ろうとしてくる。
それを服に仕込んでいたナイフで弾き、その反動で吹き飛ばされたのを利用して相手の頭上を飛び越える。
その拍子に三本のナイフを投げる。
ナイフはまっすぐに相手に突き刺さり、鮮血を飛ばした。
相手は鬱陶しそうに無理やりナイフを抜き、地上に降りた僕目掛け走ってくる。
そこで僕が指を『パチッ』と鳴らすと、ナイフは爆ぜ、光の光線が相手を貫く。
そのまま前のめりに倒れる相手に飛び乗り、剣を突き刺す。
血の代わりの青い粒子を被りながら、僕は謎の違和感に気づく。
………もしかしてこれってあれかな?
「『聖なる力は邪悪を滅ぼす』」
突き刺さったままの聖剣から、聖なる光があふれでる。
その光は相手の全身を包み込む様に溶け込んでいき、僕が剣を抜いた時には剣越しに感じていた『穢れ』が消えていた。
「………で、覚えてる事全部話して貰いましょうか? "司教様"?」
うつ伏せに倒れている司教様を仰向きに変える。
………あっ、血止めなきゃ死んじゃうじゃん。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
視点変更 ライト→実穂
聖国の二日目の朝、ライトとラキトと光海さんを除く私達は、街を見て回っていた。
街並みはどれも統一感があり、気品が漂っている。
外を出歩く人も、聖職者の服装をしている人が多く、私達みたいな冒険者的な服装の人はちらほら見掛ける程度だった。
「何か、今までの街とは大違いねー」
美堀が物珍しそうに呟く。
「「全部真っ白!」」
インカとヨウタは周りのあちこちを見ながらワクワクしている。
「………あ、ご主人様、聖職者のエルフも居ますよ」
「本当だ!」
クルミ、よく見てるねー!
そんなこんなで私達が聖国を探索していると………。
「やぁ! お嬢さん方!」
何か変な人に声を掛けられた。
「………何? こっちは色々と忙しいのよ?」
美堀が警戒しながら変な人に言う。
「おっと、鋭い視線………私はただお嬢さん方に道案内でも………と思って声を掛けただけですよ?」
その変な人は黒髪黒目の好青年で、トンボの髪飾りを付けている。
ここの聖職者の様な服では無く、旅する吟遊詩人みたいな感じだね。
「怪しいわね………何か隠してるんじゃないの?」
美堀が変わらず警戒心を持ちながら問い掛け続ける。
「もー、警戒心高いなぁ………じゃ、こんなのはどう?」
変な人が満面の笑みで人差し指を出す。
「私はお嬢さん方の半径五メートルには近付かない、その代わりに街の案内させてよ!」
「何でそんなに案内したいんですか?」
クルミも背後にナイフを構えながら問い掛ける。
「えっ? 綺麗なお姉さん達に近付きたいと思うのは当然の事でしょ?」
そういって自然な感じに近付いてくる変な人の足元に向けて、クルミがナイフを投げる。
それを変な人はくるりと避けて「おっと失礼?」と頭を下げた。
「何か、不思議な人………」
「良い気配と悪い気配が混ざってる………何この人………」
インカとヨウタも困ってるみたい………。
「えっと………ちなみに断るのって」
「え? 何だって?」
あっ、これOKするまで聞こえない振りされるパターンだ。
………ライトに聞いてみよ。
私はそう思い、ライトに《リンク》を繋ぐ。
『………うん? 実穂? どうしたの? 何か起こった?』
えっとね、何か吟遊詩人みたいな服した変な人が道案内したいとか言ってきたんだけど………どうしよ?
『え?………あー………』
珍しくライトが困ってる………。
『………ちょっと今手が話せないから、フライチップ飛ばすよ………何か起こったら助けれるように何台かリーダーも飛ばしとく』
ありがとう!
さて………あっ、この人に道案内して貰っても良いのか聞いてない………まぁ、良いや。
「皆皆、この人に道案内してもらお?………これ以上は面倒臭そうだし」
最後のは皆に聞こえる程度の声で言ったよ?
「まぁ………実穂が言うのなら………」
「警戒は常にしておきます」
「「いつでも手を繋げる様にしとく!」」
………皆やっぱり良い子だなぁ………。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
ライト「どうも皆さんこんにちは、ライト スターダストです」
ディメン「何か、変な奴が現れたな」
ライト「こっちも司教様が殺そうとしてきたりしてたしね」
ディメン「色々と動いてるなぁ………今回のステータスだぜ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・進和 実穂
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業 ?
・LV 8 38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT 24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15
スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 4
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4
・反転 Lv 1
パッシブスキル
・異世界言語
・§高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)
加護 呪い
称号
・異世界人
・最高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「あ、そういえばお前、何か回避するのも強くなってないか?」
ライト「普段から処理する事が減ったからね、相手の攻撃が読みやすいんだよ」
ディメン「あれか? 攻撃が止まって見える的なやつか?」
ライト「それとはちょっと別物の様な………」
ディメン「そうか………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」
ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」
ディメン「それでは皆さん」
ディメン&ライト「さようなら」
一応ずっと《完全探知》使いながら探してたんだけどねぇ………外に居るか、別次元に連れ去られたかしか無いよねぇ。
「エクスー、実体化して一緒に探せない?」
『詠唱の続きさえあれば、できるのだが………』
「じゃ、良いや」
『むぅ………』
だってあの詠唱、長い上に大量に魔力使うんだもん………あんまり使えないよ。
………うん? 誰か付いてきてる………短剣隠し持ってるって事は暗殺者的なのかな?
ま、良いや。
そう思って僕は角を曲がった。
付いてきてる人もそれに釣られて角を曲がるが、その先は行き止まりだった。
その人は誰かを探すように周りをキョロキョロと見回す。
………うん、ビンゴだね。
そう思って僕はワープホールから飛び出し、剣を首元に押し当てる。
「動かないで、そのまま武器とか全部捨ててね」
その言葉を聞いた瞬間に、その人は僕に短剣を突き刺そうと自身の首が斬られる事も構わずに振り向いた。
………いや斬るわけには行かないから避けたけど。
相手は僕に向かって走ってきて、首を斬ろうとしてくる。
それを服に仕込んでいたナイフで弾き、その反動で吹き飛ばされたのを利用して相手の頭上を飛び越える。
その拍子に三本のナイフを投げる。
ナイフはまっすぐに相手に突き刺さり、鮮血を飛ばした。
相手は鬱陶しそうに無理やりナイフを抜き、地上に降りた僕目掛け走ってくる。
そこで僕が指を『パチッ』と鳴らすと、ナイフは爆ぜ、光の光線が相手を貫く。
そのまま前のめりに倒れる相手に飛び乗り、剣を突き刺す。
血の代わりの青い粒子を被りながら、僕は謎の違和感に気づく。
………もしかしてこれってあれかな?
「『聖なる力は邪悪を滅ぼす』」
突き刺さったままの聖剣から、聖なる光があふれでる。
その光は相手の全身を包み込む様に溶け込んでいき、僕が剣を抜いた時には剣越しに感じていた『穢れ』が消えていた。
「………で、覚えてる事全部話して貰いましょうか? "司教様"?」
うつ伏せに倒れている司教様を仰向きに変える。
………あっ、血止めなきゃ死んじゃうじゃん。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
視点変更 ライト→実穂
聖国の二日目の朝、ライトとラキトと光海さんを除く私達は、街を見て回っていた。
街並みはどれも統一感があり、気品が漂っている。
外を出歩く人も、聖職者の服装をしている人が多く、私達みたいな冒険者的な服装の人はちらほら見掛ける程度だった。
「何か、今までの街とは大違いねー」
美堀が物珍しそうに呟く。
「「全部真っ白!」」
インカとヨウタは周りのあちこちを見ながらワクワクしている。
「………あ、ご主人様、聖職者のエルフも居ますよ」
「本当だ!」
クルミ、よく見てるねー!
そんなこんなで私達が聖国を探索していると………。
「やぁ! お嬢さん方!」
何か変な人に声を掛けられた。
「………何? こっちは色々と忙しいのよ?」
美堀が警戒しながら変な人に言う。
「おっと、鋭い視線………私はただお嬢さん方に道案内でも………と思って声を掛けただけですよ?」
その変な人は黒髪黒目の好青年で、トンボの髪飾りを付けている。
ここの聖職者の様な服では無く、旅する吟遊詩人みたいな感じだね。
「怪しいわね………何か隠してるんじゃないの?」
美堀が変わらず警戒心を持ちながら問い掛け続ける。
「もー、警戒心高いなぁ………じゃ、こんなのはどう?」
変な人が満面の笑みで人差し指を出す。
「私はお嬢さん方の半径五メートルには近付かない、その代わりに街の案内させてよ!」
「何でそんなに案内したいんですか?」
クルミも背後にナイフを構えながら問い掛ける。
「えっ? 綺麗なお姉さん達に近付きたいと思うのは当然の事でしょ?」
そういって自然な感じに近付いてくる変な人の足元に向けて、クルミがナイフを投げる。
それを変な人はくるりと避けて「おっと失礼?」と頭を下げた。
「何か、不思議な人………」
「良い気配と悪い気配が混ざってる………何この人………」
インカとヨウタも困ってるみたい………。
「えっと………ちなみに断るのって」
「え? 何だって?」
あっ、これOKするまで聞こえない振りされるパターンだ。
………ライトに聞いてみよ。
私はそう思い、ライトに《リンク》を繋ぐ。
『………うん? 実穂? どうしたの? 何か起こった?』
えっとね、何か吟遊詩人みたいな服した変な人が道案内したいとか言ってきたんだけど………どうしよ?
『え?………あー………』
珍しくライトが困ってる………。
『………ちょっと今手が話せないから、フライチップ飛ばすよ………何か起こったら助けれるように何台かリーダーも飛ばしとく』
ありがとう!
さて………あっ、この人に道案内して貰っても良いのか聞いてない………まぁ、良いや。
「皆皆、この人に道案内してもらお?………これ以上は面倒臭そうだし」
最後のは皆に聞こえる程度の声で言ったよ?
「まぁ………実穂が言うのなら………」
「警戒は常にしておきます」
「「いつでも手を繋げる様にしとく!」」
………皆やっぱり良い子だなぁ………。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
ライト「どうも皆さんこんにちは、ライト スターダストです」
ディメン「何か、変な奴が現れたな」
ライト「こっちも司教様が殺そうとしてきたりしてたしね」
ディメン「色々と動いてるなぁ………今回のステータスだぜ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・進和 実穂
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業 ?
・LV 8 38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT 24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15
スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 4
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4
・反転 Lv 1
パッシブスキル
・異世界言語
・§高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)
加護 呪い
称号
・異世界人
・最高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「あ、そういえばお前、何か回避するのも強くなってないか?」
ライト「普段から処理する事が減ったからね、相手の攻撃が読みやすいんだよ」
ディメン「あれか? 攻撃が止まって見える的なやつか?」
ライト「それとはちょっと別物の様な………」
ディメン「そうか………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」
ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」
ディメン「それでは皆さん」
ディメン&ライト「さようなら」
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる