113 / 176
第三部【流刻園幻想 ―Omnia fert aetas―】
十八話 存在
しおりを挟む
『……こうして』
流れていた映像が消え、世界は現在の多目的室に戻ってくる。
あの頃とまるで変わらない少女の霊は、物憂げな表情でその物語を締めくくる。
『リクくんは新垣くんになったのです。そして、新垣くんに恋していたミヨちゃんに、新垣くんとして思いを打ち明け……』
「……もういい」
聞いていられなかった。
「もう、そこまででいい……」
そこから先は分かり切っていて――言葉にされることが、辛くて堪らなかった。
「……嫌……そんなのって、ない……酷すぎるよ……!」
ミイちゃん――いや、ミイナちゃんが嘆く。
オレとミイちゃんのために、涙すら流してくれる。
それはとてもありがたく、そしてとても胸が締め付けられた。
『リクくんは、とんでもない方法で幸せを掴み……いや、奪いました。だけどその代償として、常に命……というより、魂の危険に晒されることになった』
「代償……」
『はい。リクくんの状態は、死体に魂を詰め込んだようなものです。それが本来の降霊術……その延長なわけですが。彼は魂を固着し続けるために、幾度も儀式を行う必要に迫られた。それで、リクくんはミヨちゃんにはバレないよう、自分を愛し、儀式を行ってくれる人間を探し求めなければならなかった……』
元の肉体でなく、別人の肉体に魂が戻されたのが理由なのだろう、リクは生き返ったのではなく、魂を別の入れ物に詰められた状態になった。ゆえに魂と体が結びつかず、乖離しやすくなってしまったわけだ。
方や新垣勇作として、ミイちゃんと家庭を築きながらも、彼女に事実が露見しないよう、彼女以外に魂を繋ぎ止めてくれる人を用意する必要に迫られた。
酷過ぎる二重生活だ……。
「……全部、全部辻褄が合います。リクくんが死んでから、ユウくんは人が変わったみたいだってお母さんは言ってました。それでも好きだったから結婚して……傷を癒してあげようとして。なのに、自分から気持ちが離れているような気がしてならないって……ずっと零していたんです」
愛した人が、その中身が。本当は別人だったなんて。
信じられるだろうか? 普通は信じられる筈がない。
だから、変わった理由を探し求めて、出来ることならその空白を埋めようとして。
そんな努力をしたにも拘らず、それは全くの無意味だったのだ。
……ミイちゃん。
「……愛した人が、本当は違う人間だったなんて……」
ミイナちゃんが、両手で顔を押さえて蹲る。
その嗚咽を聞いているのが、心苦しかった。
「……ここでも、なのか。こんな悲劇が、ここでも……起きていたなんて」
ミオさんも、声を震わせる。
オレのために、悲しんで……怒ってくれている。
だけどもう、悲しんでも怒っても、全ては取り返しのつかないことだった。
「……リクは、恐らく今日ここへやって来たんだな?」
『はい。度重なる降霊術によって、彼の魂はもう限界を迎えていたんでしょう。そして、年を経るごとに彼を愛してくれる人もいなくなってしまったんでしょう。全てが限界……けれど、新垣くんから奪った幸せを失いたくはない。いや、せめて失うのなら……全てを自分で消し去ろうと……』
「滅茶苦茶だよ……そんなの」
『でも、リクくんはそんな狂気に囚われてしまったんです。身も心もボロボロになったその果てに……』
それほどまでに、あいつは強欲だったということだろう。
オレの幸せを奪うだけでは飽き足らず、その幸福を自分だけのものとし、心中しようとした。
恐ろしい奴だ。
オレはあいつのそんな恐ろしさを、気付きもしなかった。
「リクは自らの築いた家族を、自らの手で終わらせようとした。あのナイフは……リクが持ってきたものなんだろう」
『はい。……彼は校内へ侵入し、まず子どもたちを殺すつもりだった。それに気付いたミヨちゃんは、すぐに学校へ駆けつけてきたけれど、そこで……』
オレが二年一組で見た死体は、だから。
決してミイちゃんのお母さんなんかではなく。
彼女自身だったのだ。
オレの大切なミイちゃんが殺されていたのに、オレはそれにも気付かなかった。
オレを中心に起きているはずの悲劇なのに、オレは蚊帳の外だったのだ……。
『……地獄のような一幕から、私は耐えきれずに目を背けてしまいましたが、リクくんがそんな風に暴れ、家族や周囲の人間を殺害していったことで、恐らくその死者を蘇らせようとして、誰かが降霊術を使ったんだと思います。その一つの結果が、新垣くん。あなただったんでしょう……』
オレを呼び戻そうとする者なんて、一人しかいない。
だからオレは、二年一組で意識を取り戻したのだろう。
「……あいつが招いた、惨劇か」
情けなく上ずった声で、オレは呟く。
「引っ込み思案で、臆病で。……でも、何だかんだ優しかったはずのあいつが、心の奥でどうしても譲りたくなかったもの……それが、ミイちゃんだったわけだ。……はは、その執念には感服するよ」
彼の執念はドールという男の協力によって歪んだ形で結実し。
そして、今日この日を迎えてしまった。
「……ということは。この空間はお母さんか、その……リクという人の未練によって出来上がったということなんでしょうか」
「もしくは……その両方なのかもね」
『ええ……だから、ここから抜け出すには二人の霊魂をどうにかしなければならないと思います』
二人の霊魂。彼女が言うその二人とは、リクとミイちゃんのことなのだろう。
「はは……つい数時間前までその二人は、オレと一緒にいたはずなのにさ。それが……二十年も前のことだなんて。今がこんな、残酷なことになってるなんて……」
「ユウサクくん……」
分かっている。もう、どうにもならないことだ。
オレの青春は遠い彼方へ過ぎ去って、二度とは取り戻せなくなった。
それでも、嘆く権利くらいはある。
絶望に涙を流す権利くらいは。
「……話してくれてありがとう。君のおかげで全部分かった。ここで何が起きたのかも……オレたちがどうすればいいのかも」
『……いいえ、ごめんなさい。こんなことしか、できなくて……』
少女は自身の行いを悔やみ、オレに頭を下げる。
……彼女にとっては仕方のなかったことだ。だって彼女は、リクを大切に思っていたのだから。
その気持ちを踏みにじったリクが悪いことは、明らかだった。
『……もう、行かなくちゃ。これが、最後の未練だったから』
そう呟く彼女の体は、なるほど少しずつ透明度が増していた。
更に、体の内から光も発せられている。
『……どうか、無事にここから抜けられますように――』
その言葉を最後に、室内を眩い光が迸り。
元の暗闇が戻ったときには、少女の姿は跡形もなくなっているのだった。
今ようやく、彼女は成仏出来たのだ。
七不思議の呪いから、ようやく解放されたのだ……。
「……あの子も、犠牲者の一人なんだ。ようやく、成仏できたんだよな」
「ユウサクさん……」
ミイナちゃんが、心配げにオレの方を見つめてくる。
「……大丈夫。オレのことなら心配いらないよ。それより、脱出方法が分かったんだ。それを喜ばなきゃ。二人の魂を……鎮めなきゃ」
「……うん。そうだね」
ミオさんが、後ろからそっとオレの肩に手を当ててくれた。
「ミイナちゃん……君も一緒に行こう」
「……は、はい! ……よろしく、お願いします」
オレにとっては、恋人と友人の問題。
そしてミイナちゃんにとっては、家族の問題。
全く初対面な筈なのに、その家族にはオレも入っていて。
とても嬉しいことなのに、オレには返すものが何もない。
この時代、オレは空っぽの人間だった。
「……行こうか。全部終わらせて、ここから出るために」
きっと、ここから出られるのは彼らだけなんだろうけど。
でも、せめて感謝を返せるのなら、それしかないのだろうとオレは思った。
流れていた映像が消え、世界は現在の多目的室に戻ってくる。
あの頃とまるで変わらない少女の霊は、物憂げな表情でその物語を締めくくる。
『リクくんは新垣くんになったのです。そして、新垣くんに恋していたミヨちゃんに、新垣くんとして思いを打ち明け……』
「……もういい」
聞いていられなかった。
「もう、そこまででいい……」
そこから先は分かり切っていて――言葉にされることが、辛くて堪らなかった。
「……嫌……そんなのって、ない……酷すぎるよ……!」
ミイちゃん――いや、ミイナちゃんが嘆く。
オレとミイちゃんのために、涙すら流してくれる。
それはとてもありがたく、そしてとても胸が締め付けられた。
『リクくんは、とんでもない方法で幸せを掴み……いや、奪いました。だけどその代償として、常に命……というより、魂の危険に晒されることになった』
「代償……」
『はい。リクくんの状態は、死体に魂を詰め込んだようなものです。それが本来の降霊術……その延長なわけですが。彼は魂を固着し続けるために、幾度も儀式を行う必要に迫られた。それで、リクくんはミヨちゃんにはバレないよう、自分を愛し、儀式を行ってくれる人間を探し求めなければならなかった……』
元の肉体でなく、別人の肉体に魂が戻されたのが理由なのだろう、リクは生き返ったのではなく、魂を別の入れ物に詰められた状態になった。ゆえに魂と体が結びつかず、乖離しやすくなってしまったわけだ。
方や新垣勇作として、ミイちゃんと家庭を築きながらも、彼女に事実が露見しないよう、彼女以外に魂を繋ぎ止めてくれる人を用意する必要に迫られた。
酷過ぎる二重生活だ……。
「……全部、全部辻褄が合います。リクくんが死んでから、ユウくんは人が変わったみたいだってお母さんは言ってました。それでも好きだったから結婚して……傷を癒してあげようとして。なのに、自分から気持ちが離れているような気がしてならないって……ずっと零していたんです」
愛した人が、その中身が。本当は別人だったなんて。
信じられるだろうか? 普通は信じられる筈がない。
だから、変わった理由を探し求めて、出来ることならその空白を埋めようとして。
そんな努力をしたにも拘らず、それは全くの無意味だったのだ。
……ミイちゃん。
「……愛した人が、本当は違う人間だったなんて……」
ミイナちゃんが、両手で顔を押さえて蹲る。
その嗚咽を聞いているのが、心苦しかった。
「……ここでも、なのか。こんな悲劇が、ここでも……起きていたなんて」
ミオさんも、声を震わせる。
オレのために、悲しんで……怒ってくれている。
だけどもう、悲しんでも怒っても、全ては取り返しのつかないことだった。
「……リクは、恐らく今日ここへやって来たんだな?」
『はい。度重なる降霊術によって、彼の魂はもう限界を迎えていたんでしょう。そして、年を経るごとに彼を愛してくれる人もいなくなってしまったんでしょう。全てが限界……けれど、新垣くんから奪った幸せを失いたくはない。いや、せめて失うのなら……全てを自分で消し去ろうと……』
「滅茶苦茶だよ……そんなの」
『でも、リクくんはそんな狂気に囚われてしまったんです。身も心もボロボロになったその果てに……』
それほどまでに、あいつは強欲だったということだろう。
オレの幸せを奪うだけでは飽き足らず、その幸福を自分だけのものとし、心中しようとした。
恐ろしい奴だ。
オレはあいつのそんな恐ろしさを、気付きもしなかった。
「リクは自らの築いた家族を、自らの手で終わらせようとした。あのナイフは……リクが持ってきたものなんだろう」
『はい。……彼は校内へ侵入し、まず子どもたちを殺すつもりだった。それに気付いたミヨちゃんは、すぐに学校へ駆けつけてきたけれど、そこで……』
オレが二年一組で見た死体は、だから。
決してミイちゃんのお母さんなんかではなく。
彼女自身だったのだ。
オレの大切なミイちゃんが殺されていたのに、オレはそれにも気付かなかった。
オレを中心に起きているはずの悲劇なのに、オレは蚊帳の外だったのだ……。
『……地獄のような一幕から、私は耐えきれずに目を背けてしまいましたが、リクくんがそんな風に暴れ、家族や周囲の人間を殺害していったことで、恐らくその死者を蘇らせようとして、誰かが降霊術を使ったんだと思います。その一つの結果が、新垣くん。あなただったんでしょう……』
オレを呼び戻そうとする者なんて、一人しかいない。
だからオレは、二年一組で意識を取り戻したのだろう。
「……あいつが招いた、惨劇か」
情けなく上ずった声で、オレは呟く。
「引っ込み思案で、臆病で。……でも、何だかんだ優しかったはずのあいつが、心の奥でどうしても譲りたくなかったもの……それが、ミイちゃんだったわけだ。……はは、その執念には感服するよ」
彼の執念はドールという男の協力によって歪んだ形で結実し。
そして、今日この日を迎えてしまった。
「……ということは。この空間はお母さんか、その……リクという人の未練によって出来上がったということなんでしょうか」
「もしくは……その両方なのかもね」
『ええ……だから、ここから抜け出すには二人の霊魂をどうにかしなければならないと思います』
二人の霊魂。彼女が言うその二人とは、リクとミイちゃんのことなのだろう。
「はは……つい数時間前までその二人は、オレと一緒にいたはずなのにさ。それが……二十年も前のことだなんて。今がこんな、残酷なことになってるなんて……」
「ユウサクくん……」
分かっている。もう、どうにもならないことだ。
オレの青春は遠い彼方へ過ぎ去って、二度とは取り戻せなくなった。
それでも、嘆く権利くらいはある。
絶望に涙を流す権利くらいは。
「……話してくれてありがとう。君のおかげで全部分かった。ここで何が起きたのかも……オレたちがどうすればいいのかも」
『……いいえ、ごめんなさい。こんなことしか、できなくて……』
少女は自身の行いを悔やみ、オレに頭を下げる。
……彼女にとっては仕方のなかったことだ。だって彼女は、リクを大切に思っていたのだから。
その気持ちを踏みにじったリクが悪いことは、明らかだった。
『……もう、行かなくちゃ。これが、最後の未練だったから』
そう呟く彼女の体は、なるほど少しずつ透明度が増していた。
更に、体の内から光も発せられている。
『……どうか、無事にここから抜けられますように――』
その言葉を最後に、室内を眩い光が迸り。
元の暗闇が戻ったときには、少女の姿は跡形もなくなっているのだった。
今ようやく、彼女は成仏出来たのだ。
七不思議の呪いから、ようやく解放されたのだ……。
「……あの子も、犠牲者の一人なんだ。ようやく、成仏できたんだよな」
「ユウサクさん……」
ミイナちゃんが、心配げにオレの方を見つめてくる。
「……大丈夫。オレのことなら心配いらないよ。それより、脱出方法が分かったんだ。それを喜ばなきゃ。二人の魂を……鎮めなきゃ」
「……うん。そうだね」
ミオさんが、後ろからそっとオレの肩に手を当ててくれた。
「ミイナちゃん……君も一緒に行こう」
「……は、はい! ……よろしく、お願いします」
オレにとっては、恋人と友人の問題。
そしてミイナちゃんにとっては、家族の問題。
全く初対面な筈なのに、その家族にはオレも入っていて。
とても嬉しいことなのに、オレには返すものが何もない。
この時代、オレは空っぽの人間だった。
「……行こうか。全部終わらせて、ここから出るために」
きっと、ここから出られるのは彼らだけなんだろうけど。
でも、せめて感謝を返せるのなら、それしかないのだろうとオレは思った。
0
あなたにおすすめの小説
2月31日 ~少しずれている世界~
希花 紀歩
恋愛
プロポーズ予定日に彼氏と親友に裏切られた・・・はずだった
4年に一度やってくる2月29日の誕生日。
日付が変わる瞬間大好きな王子様系彼氏にプロポーズされるはずだった私。
でも彼に告げられたのは結婚の申し込みではなく、別れの言葉だった。
私の親友と結婚するという彼を泊まっていた高級ホテルに置いて自宅に帰り、お酒を浴びるように飲んだ最悪の誕生日。
翌朝。仕事に行こうと目を覚ました私の隣に寝ていたのは別れたはずの彼氏だった。
お姫様は死に、魔女様は目覚めた
悠十
恋愛
とある大国に、小さいけれど豊かな国の姫君が側妃として嫁いだ。
しかし、離宮に案内されるも、離宮には侍女も衛兵も居ない。ベルを鳴らしても、人を呼んでも誰も来ず、姫君は長旅の疲れから眠り込んでしまう。
そして、深夜、姫君は目覚め、体の不調を感じた。そのまま気を失い、三度目覚め、三度気を失い、そして……
「あ、あれ? えっ、なんで私、前の体に戻ってるわけ?」
姫君だった少女は、前世の魔女の体に魂が戻ってきていた。
「えっ、まさか、あのまま死んだ⁉」
魔女は慌てて遠見の水晶を覗き込む。自分の――姫君の体は、嫁いだ大国はいったいどうなっているのか知るために……
12年目の恋物語
真矢すみれ
恋愛
生まれつき心臓の悪い少女陽菜(はるな)と、12年間同じクラス、隣の家に住む幼なじみの男の子叶太(かなた)は学校公認カップルと呼ばれるほどに仲が良く、同じ時間を過ごしていた。
だけど、陽菜はある日、叶太が自分の身体に責任を感じて、ずっと一緒にいてくれるのだと知り、叶太から離れることを決意をする。
すれ違う想い。陽菜を好きな先輩の出現。二人を見守り、何とか想いが通じるようにと奔走する友人たち。
2人が結ばれるまでの物語。
第一部「12年目の恋物語」完結
第二部「13年目のやさしい願い」完結
第三部「14年目の永遠の誓い」←順次公開中
※ベリーズカフェと小説家になろうにも公開しています。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
美味しいコーヒーの愉しみ方 Acidity and Bitterness
碧井夢夏
ライト文芸
<第五回ライト文芸大賞 最終選考・奨励賞>
住宅街とオフィスビルが共存するとある下町にある定食屋「まなべ」。
看板娘の利津(りつ)は毎日忙しくお店を手伝っている。
最近隣にできたコーヒーショップ「The Coffee Stand Natsu」。
どうやら、店長は有名なクリエイティブ・ディレクターで、脱サラして始めたお店らしく……?
神の舌を持つ定食屋の娘×クリエイティブ界の神と呼ばれた男 2人の出会いはやがて下町を変えていく――?
定食屋とコーヒーショップ、時々美容室、を中心に繰り広げられる出会いと挫折の物語。
過激表現はありませんが、重めの過去が出ることがあります。
【完結】ふたつ星、輝いて 〜あやし兄弟と町娘の江戸捕物抄〜
上杉
歴史・時代
■歴史小説大賞奨励賞受賞しました!■
おりんは江戸のとある武家屋敷で下女として働く14歳の少女。ある日、突然屋敷で母の急死を告げられ、自分が花街へ売られることを知った彼女はその場から逃げだした。
母は殺されたのかもしれない――そんな絶望のどん底にいたおりんに声をかけたのは、奉行所で同心として働く有島惣次郎だった。
今も刺客の手が迫る彼女を守るため、彼の屋敷で住み込みで働くことが決まる。そこで彼の兄――有島清之進とともに生活を始めるのだが、病弱という噂とはかけ離れた腕っぷしのよさに、おりんは驚きを隠せない。
そうしてともに生活しながら少しづつ心を開いていった――その矢先のことだった。
母の命を奪った犯人が発覚すると同時に、何故か兄清之進に凶刃が迫り――。
とある秘密を抱えた兄弟と町娘おりんの紡ぐ江戸捕物抄です!お楽しみください!
※フィクションです。
※周辺の歴史事件などは、史実を踏んでいます。
皆さまご評価頂きありがとうございました。大変嬉しいです!
今後も精進してまいります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる