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第一章 緑の水晶と山賊たち
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さて、東区域の果てと南区域の内堀外の境界線。
その堀沿いを奇妙な二人組が歩くのを、朝早く市場に出向く商人や辺りの住人は不思議そうな顔をして見ていた。
無理もない、一人は髪色からも上級貴族とわかりそれなりの身なりも整え、片方はマールと丸わかりの異世界の服装に首輪をしている。
まあ、その被っている帽子に杖、背負っている重そうなディバッグでせいで彼女の足取りはやや遅かったが。
その貴族の男性が担いでいる物が、人々の目を引いた。
厚手の布で巻かれた、手足を縛られ、口も布で塞がれた‥‥‥包んでいる布地から黒い羽が見え隠れしている存在がジタバタと、懲りもせずに暴れていたからだ。
「ですから、旦那様‥‥‥。
あまり、その――」
茜がそれを見かねて、でも、奴隷以下の存在としてのマールの立場を忘れずに。
少し後ろに下がって付き従いながら、アッシュにそっと苦言を呈していた。
「そんなに恐怖を煽らなくてもいいではないのですか‥‥‥?」
と。
アッシュは黒曜族の持つ羽の中間部分にある青い魔石を、自宅につけば切り取ると公言していた。
さらにはその根元、肩甲骨辺りにある羽の付け根が膨らんでいてそこにはもっと大きな魔石があるのだという。
それすらも、皮膚を切り裂いて奪おう。
彼は黒曜族の少女? そう見える亜人に、何度もそれを繰り返していた。
ついでに、
「そう言えば、亜人を食するのも久しいな。
どうやって解体するべきか‥‥‥?
四肢を切り落とし、皮膚を焼いて地を止めたらそのまま置物にするのも悪くない。
高く売れるかもしれんしな?
舌は切り取らねばならんなあ。
目は縫い付けるか?
耳は切り取るか、それとも‥‥‥」
そんなことを、さも当たり前にやるぞ、というように聞かせながら歩いているのだから。
それを聞いているうちに、茜はアッシュが過去に本当に亜人を食したり、解体したり、オブジェにしてきたのではないかと本気で信じ、彼の人間性に疑問を持ちそうで怖かった。
「そうは言うがな、茜。
お前の国では、肉は食さないのか?
魚や野菜だけか?」
え?
わたしの国?
そう言われてしまうとー‥‥‥。
「日本だけでなく、地球というのがわたしのいた世界ですけど‥‥‥。
この世界にもいる、牛も豚もヤギや羊も、食べますよ。
馬も、それにー‥‥‥鶏とか、まあ。
大きな鳥も‥‥‥」
茜の視線の向かう先はもちろん、アッシュに担がれてこちらに顔の向いている黒曜族の少女だ。
その最後に言った一言がとどめを彼女の心にさせたらしい。
この異世界から来た人間ですら、鳥を、大きな鳥も食べるんだ。
もう、わたしには生きる道はないんだ、と。
「お?
おとなしくなったな。
よしよし、それでいいんだ」
そう言い、アッシュは先程から恐怖を与える言葉をかけては、コートの隙間から見える羽の付け根付近をさすっているのを茜は不思議に思っていた。
なぜ、そんなことをするのだろうか、と。
そして、その部分を触れられると黒曜族の少女もまた、えにいえない顔をする。
そう、その表情はまるで‥‥‥
「まさかのー‥‥‥。
そんな訳ないわよね」
茜はそっとそう呟いた。
だって、亜人の少女の顔はまるで愛撫を受けて悦んでいる男女がベッドの中でしか見せあわないような表情を晒していたのだから‥‥‥
そして、アッシュはニヤリと茜に笑いかける。
「まあ、そういうことだ。
痛みも少しはましになるだろうと、な?」
「‥‥‥そう、ですね――」
茜にはそうとしか言えなかった。
快楽の中に、痛みを与えられ、さらに強い快楽を与えて痛みを与える‥‥‥
それは、痛みを快感に快楽に感じるようにさせるやり方だ。
マールを好き勝手に弄ぶ、サディストたちが好むやり方だ。
茜の心までも踏み込もうとしてきた連中の‥‥‥好んだやり方だ。
こんなアッシュは嫌いだ。
茜はつい、ふいっと顔を背けてしまった。
もし、アッシュが誰か従者を連れていればムチ打たれても仕方がないそんな行為なのに、自分はそれをしている。
茜は純粋にアッシュを好きでいたかった。
「どうした?
荷物が重いのか?」
アッシュは関係のないことに気を向けて、新妻と呼んだ自分の本心には目もくれない。
こんなアッシュは嫌いだ。
日本なら、彼の頬をはたいて帰るとこなのに。
それが許されない。
なんて不便なんだろう、身分なんて。
茜はそう思う。
それが表面にはない日本の便利さも懐かしい。
「いいえ、なんでもありません、旦那様」
そう言わなければならない。
日本なら、なんでもないわよ、アッシュの馬鹿!
なんて言えてたのに。
ここではすらも許されないのだから。
「まあ、もう少しだ。
あの橋を渡ればー‥‥‥」
時代が違う。
歩くのが辺り前のハイフの民の感覚は、現代人の数倍だ。
そして、貴族街を守る門番たちの感覚も、反応も違っていた。
「黒曜族ですか――これはまた、珍しい。
今朝のことは耳にしております。
大変なご活躍だったそうで」
ここまではまあ、まだいい。
「しかし、その亜人どうなさるのですか?
市場で肉にして売るのもありですな。
それ専門の店もありますが‥‥‥」
必要なら、その店にまでお運びしますよ、侯爵様。
そんな言葉までかけてくる始末だ。
「専門店‥‥‥」
ありえない。
茜はあの区画から出た事がなかったから知らなかっただけで、この国では食人も当たり前に行われているのだという事実。
いや、亜人だからありなのかもしれない。
オークなんて豚の亜人だし、この黒曜族も鳥人間だ。
狼や犬の亜人がいれば、それもありなのかもしれない。
恐ろしい世界。
亜人を食すということはつまり――
(人間も食べられる、亜人たちに。
だから、わたしは片足を裂かれたんだ‥‥‥)
ここにやって来て二か月と少しの時。
あの客はその剛力で‥‥‥茜の片足を引き裂いた。
それは元に戻ったし、でも傷跡は残っている。
彼等には憎しみを持つ理由があり、それを向ける相手が――
(異世界の人間、マール。
だから、死なないから‥‥‥こんな制度を作ったんだ)
男は鉱山に。
女は売春に。
いいや違う。
そんな上辺の理由じゃない。
人間の特権階級に向けられる憎悪を、マールという身分階級を作り異世界の人間は死なないから。
そこにあてがうことで、憎しみや怒りを回避させたのだ。
この国の王様はとんでもない、とてつもなく冷酷でそして、優秀な政治家だ。
茜はそう思った。
「いや、いい。
このまま、邸宅で解体するんでな。
いくぞ、茜」
「あ、はい‥‥‥」
アッシュに呼ばれてその後に続こうとする彼女は、当然のごとく門番に止められた。
「侯爵様、マールは入れれませんよ‥‥‥。
いえ、入れれますが、御噂が‥‥‥」
「いいんだ。
それは俺の妾にするのでな。
入れてやれ」
そのアッシュの言葉に門番は、幸せな奴だ。
そう言って茜を通してくれた。
本当に幸せなんだろうか?
アッシュのことは好きで、側にいたいけれど‥‥‥その決意は邸宅での彼の行動を見て変わるかもしれない。
茜は未来に不安を持ったまま、彼について行く。
不安はついつい、彼にだけ聞こえるような小声で口をついて出てしまっていた。
「ねえ、旦那様‥‥‥。
わたしの国では‥‥‥亜人はいないの。
いえ、地球には、亜人がいないの。
魔族も妖精も精霊も魔法も‥‥‥ないの。
だから、亜人を食べるなんてことー‥‥‥」
「同族同士では、ないのか?」
「え?」
「だから、人間同士ではないのか?」
それはー‥‥‥わからない。
日本ではないはずだ。
でも、よその国では――わからない。
ただ、分かることは一つだけ。
「ない、と言いたいけど。
どこかではあるかもしれません。
でも、それは狂気の沙汰で。
犯罪だって、わたしの国ではされています‥‥‥剣で人を斬ることも。
殴ることも。
あの盗賊たち?
あれにしても、人権があって拷問なんて――ありえない」
そうか。
そう、アッシュは寂しそうに呟いていた。
「俺はな茜。
そういう国に、生まれたかった。
この国をそういうようにしたかった。
それだけは本当だ‥‥‥」
黒曜族の少女を担いだその姿には似合わない返事だった。
彼の本心は悔しさで満ちているようで、茜には何も言い返せなかった。
ただ、一つ。
茜は今更ながらに気付いたことがある。
(わたし、コートを魔法で収納したはずなのにー‥‥‥。
なぜ、あの場所にあったの?)
アッシュの背中に見えているあまりにも美しい女性の精霊。
彼女がしたことなのか。
それとも、アッシュの能力なのか。
今日は長い一日になりそうな気がする、茜はそんな思いを抱いてしまうのだった。
その堀沿いを奇妙な二人組が歩くのを、朝早く市場に出向く商人や辺りの住人は不思議そうな顔をして見ていた。
無理もない、一人は髪色からも上級貴族とわかりそれなりの身なりも整え、片方はマールと丸わかりの異世界の服装に首輪をしている。
まあ、その被っている帽子に杖、背負っている重そうなディバッグでせいで彼女の足取りはやや遅かったが。
その貴族の男性が担いでいる物が、人々の目を引いた。
厚手の布で巻かれた、手足を縛られ、口も布で塞がれた‥‥‥包んでいる布地から黒い羽が見え隠れしている存在がジタバタと、懲りもせずに暴れていたからだ。
「ですから、旦那様‥‥‥。
あまり、その――」
茜がそれを見かねて、でも、奴隷以下の存在としてのマールの立場を忘れずに。
少し後ろに下がって付き従いながら、アッシュにそっと苦言を呈していた。
「そんなに恐怖を煽らなくてもいいではないのですか‥‥‥?」
と。
アッシュは黒曜族の持つ羽の中間部分にある青い魔石を、自宅につけば切り取ると公言していた。
さらにはその根元、肩甲骨辺りにある羽の付け根が膨らんでいてそこにはもっと大きな魔石があるのだという。
それすらも、皮膚を切り裂いて奪おう。
彼は黒曜族の少女? そう見える亜人に、何度もそれを繰り返していた。
ついでに、
「そう言えば、亜人を食するのも久しいな。
どうやって解体するべきか‥‥‥?
四肢を切り落とし、皮膚を焼いて地を止めたらそのまま置物にするのも悪くない。
高く売れるかもしれんしな?
舌は切り取らねばならんなあ。
目は縫い付けるか?
耳は切り取るか、それとも‥‥‥」
そんなことを、さも当たり前にやるぞ、というように聞かせながら歩いているのだから。
それを聞いているうちに、茜はアッシュが過去に本当に亜人を食したり、解体したり、オブジェにしてきたのではないかと本気で信じ、彼の人間性に疑問を持ちそうで怖かった。
「そうは言うがな、茜。
お前の国では、肉は食さないのか?
魚や野菜だけか?」
え?
わたしの国?
そう言われてしまうとー‥‥‥。
「日本だけでなく、地球というのがわたしのいた世界ですけど‥‥‥。
この世界にもいる、牛も豚もヤギや羊も、食べますよ。
馬も、それにー‥‥‥鶏とか、まあ。
大きな鳥も‥‥‥」
茜の視線の向かう先はもちろん、アッシュに担がれてこちらに顔の向いている黒曜族の少女だ。
その最後に言った一言がとどめを彼女の心にさせたらしい。
この異世界から来た人間ですら、鳥を、大きな鳥も食べるんだ。
もう、わたしには生きる道はないんだ、と。
「お?
おとなしくなったな。
よしよし、それでいいんだ」
そう言い、アッシュは先程から恐怖を与える言葉をかけては、コートの隙間から見える羽の付け根付近をさすっているのを茜は不思議に思っていた。
なぜ、そんなことをするのだろうか、と。
そして、その部分を触れられると黒曜族の少女もまた、えにいえない顔をする。
そう、その表情はまるで‥‥‥
「まさかのー‥‥‥。
そんな訳ないわよね」
茜はそっとそう呟いた。
だって、亜人の少女の顔はまるで愛撫を受けて悦んでいる男女がベッドの中でしか見せあわないような表情を晒していたのだから‥‥‥
そして、アッシュはニヤリと茜に笑いかける。
「まあ、そういうことだ。
痛みも少しはましになるだろうと、な?」
「‥‥‥そう、ですね――」
茜にはそうとしか言えなかった。
快楽の中に、痛みを与えられ、さらに強い快楽を与えて痛みを与える‥‥‥
それは、痛みを快感に快楽に感じるようにさせるやり方だ。
マールを好き勝手に弄ぶ、サディストたちが好むやり方だ。
茜の心までも踏み込もうとしてきた連中の‥‥‥好んだやり方だ。
こんなアッシュは嫌いだ。
茜はつい、ふいっと顔を背けてしまった。
もし、アッシュが誰か従者を連れていればムチ打たれても仕方がないそんな行為なのに、自分はそれをしている。
茜は純粋にアッシュを好きでいたかった。
「どうした?
荷物が重いのか?」
アッシュは関係のないことに気を向けて、新妻と呼んだ自分の本心には目もくれない。
こんなアッシュは嫌いだ。
日本なら、彼の頬をはたいて帰るとこなのに。
それが許されない。
なんて不便なんだろう、身分なんて。
茜はそう思う。
それが表面にはない日本の便利さも懐かしい。
「いいえ、なんでもありません、旦那様」
そう言わなければならない。
日本なら、なんでもないわよ、アッシュの馬鹿!
なんて言えてたのに。
ここではすらも許されないのだから。
「まあ、もう少しだ。
あの橋を渡ればー‥‥‥」
時代が違う。
歩くのが辺り前のハイフの民の感覚は、現代人の数倍だ。
そして、貴族街を守る門番たちの感覚も、反応も違っていた。
「黒曜族ですか――これはまた、珍しい。
今朝のことは耳にしております。
大変なご活躍だったそうで」
ここまではまあ、まだいい。
「しかし、その亜人どうなさるのですか?
市場で肉にして売るのもありですな。
それ専門の店もありますが‥‥‥」
必要なら、その店にまでお運びしますよ、侯爵様。
そんな言葉までかけてくる始末だ。
「専門店‥‥‥」
ありえない。
茜はあの区画から出た事がなかったから知らなかっただけで、この国では食人も当たり前に行われているのだという事実。
いや、亜人だからありなのかもしれない。
オークなんて豚の亜人だし、この黒曜族も鳥人間だ。
狼や犬の亜人がいれば、それもありなのかもしれない。
恐ろしい世界。
亜人を食すということはつまり――
(人間も食べられる、亜人たちに。
だから、わたしは片足を裂かれたんだ‥‥‥)
ここにやって来て二か月と少しの時。
あの客はその剛力で‥‥‥茜の片足を引き裂いた。
それは元に戻ったし、でも傷跡は残っている。
彼等には憎しみを持つ理由があり、それを向ける相手が――
(異世界の人間、マール。
だから、死なないから‥‥‥こんな制度を作ったんだ)
男は鉱山に。
女は売春に。
いいや違う。
そんな上辺の理由じゃない。
人間の特権階級に向けられる憎悪を、マールという身分階級を作り異世界の人間は死なないから。
そこにあてがうことで、憎しみや怒りを回避させたのだ。
この国の王様はとんでもない、とてつもなく冷酷でそして、優秀な政治家だ。
茜はそう思った。
「いや、いい。
このまま、邸宅で解体するんでな。
いくぞ、茜」
「あ、はい‥‥‥」
アッシュに呼ばれてその後に続こうとする彼女は、当然のごとく門番に止められた。
「侯爵様、マールは入れれませんよ‥‥‥。
いえ、入れれますが、御噂が‥‥‥」
「いいんだ。
それは俺の妾にするのでな。
入れてやれ」
そのアッシュの言葉に門番は、幸せな奴だ。
そう言って茜を通してくれた。
本当に幸せなんだろうか?
アッシュのことは好きで、側にいたいけれど‥‥‥その決意は邸宅での彼の行動を見て変わるかもしれない。
茜は未来に不安を持ったまま、彼について行く。
不安はついつい、彼にだけ聞こえるような小声で口をついて出てしまっていた。
「ねえ、旦那様‥‥‥。
わたしの国では‥‥‥亜人はいないの。
いえ、地球には、亜人がいないの。
魔族も妖精も精霊も魔法も‥‥‥ないの。
だから、亜人を食べるなんてことー‥‥‥」
「同族同士では、ないのか?」
「え?」
「だから、人間同士ではないのか?」
それはー‥‥‥わからない。
日本ではないはずだ。
でも、よその国では――わからない。
ただ、分かることは一つだけ。
「ない、と言いたいけど。
どこかではあるかもしれません。
でも、それは狂気の沙汰で。
犯罪だって、わたしの国ではされています‥‥‥剣で人を斬ることも。
殴ることも。
あの盗賊たち?
あれにしても、人権があって拷問なんて――ありえない」
そうか。
そう、アッシュは寂しそうに呟いていた。
「俺はな茜。
そういう国に、生まれたかった。
この国をそういうようにしたかった。
それだけは本当だ‥‥‥」
黒曜族の少女を担いだその姿には似合わない返事だった。
彼の本心は悔しさで満ちているようで、茜には何も言い返せなかった。
ただ、一つ。
茜は今更ながらに気付いたことがある。
(わたし、コートを魔法で収納したはずなのにー‥‥‥。
なぜ、あの場所にあったの?)
アッシュの背中に見えているあまりにも美しい女性の精霊。
彼女がしたことなのか。
それとも、アッシュの能力なのか。
今日は長い一日になりそうな気がする、茜はそんな思いを抱いてしまうのだった。
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