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第一章 緑の水晶と山賊たち
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妾の別宅、ねえ‥‥‥。
彼の実家は没落貴族だと聞いていたのだけど。
茜は不審な視線をアッシュに向けていた。
「これで‥‥‥妾に与えた別宅?
ねえ、旦那様?
ここ、王城の外壁に位置するある意味、一等地じゃないのですか?」
そう言われてアッシュに向ける視線は更に冷たいものになる。
俺だけの茜?
もしかしてそれ以外に、そうこれまで以前にも茜にささやいたような甘い甘言で引きずり込んだ婦女子がこの邸宅内にはいるのでは、と。
言われたアッシュそのものは、ため息交じりにそれは誤解だよ、茜。
そう言い訳をするしかなかった。
「見た目だけは立派なだけだ。
もう築二世紀は経過している‥‥‥入ったらわかるがな」
「二世紀‥‥‥?
そうであってもこの国の建築様式は石づくりのはずなのに‥‥‥」
門兵も、衛士もいない。
見たところ、いや茜の使える能力をアッシュに感づかれずに起動しても、その屋内には誰もいないことが確認できる。
ただ、彼女の魔法は答えていた。
この国に使われている様々な技術は、物の経年劣化を遅らせている、と。
「ああ、それか。
まあ、ハイフだけは――特別、なんだよ。
七の国、だけは、な」
いつか還らん、砂塵の舞う我が愛しきかの地へー‥‥‥
アッシュがぼそりと言ったその言葉が茜の耳に刺さる。
それには黒曜族の少女も反応していた。
「この国にも、良き時代を求めようとした者たちはいたんだ。
ま、そんなことよりこれ見ればわかるだろ?」
言って押したその豪華な門は、ギイッ‥‥‥といやそれ以上の重苦しい音を立てて開いた。
鈍い錆びた金属音が三人の耳を打つ。
茜は、はあ‥‥‥っ。
そう、ため息をついてしまった。
邸宅内に入ればその貴族の支配地だ。
王国内とはいえ、侯爵の土地ともなれば見えたところで文句を言いに敷地内に入りこんでくる兵隊はいないだろう。
「住むところはボロボロで、主は平気な顔をして亜人を殺し食べると宣言する食人癖があり、わたしのために本家の跡継ぎを譲ってくれたもののー‥‥‥」
経済的に大丈夫なのかしら、この御方。
まさか、お金がないからその黒曜族の少女を解体するとか言いだしたりした?
その翼にある魔石以上のものが、翼の根元にあるという。
試しに茜もアッシュが担いでいる少女のその部分をさすってみた。
「柔らかい‥‥‥」
そして、同じようにトロンとした目つきをその少女はしている。
あの憎しみに満ちた眼光も、瞳の奥の怒りも忘れるかのように‥‥‥
その奥、背中へと指先を進めると背骨の両端に堅いものが二つ。
翼の大元と、それに沿うようにより堅い丸い感触ではないもの。
数角のクリスタルのような感触。
それが指先に伝わってくる。
「へえ‥‥‥」
茜にはその根元にあるモノ。
それがどのような機構でどのような作用を及ぼすのか。
こんな面白いものが自然に生まれるなんて。
内心、茜はそれを解析して驚いていた。
生まれ故郷でもまだ実用化すらされていない、重力操作。
それをこの魔石は可能にしている。
アッシュは茜の呟きを、黒曜族の少女の官能ぶりに対しての呆れだと思ったらしい。
担ぎ直すと、行くぞ?
そう声をかけて、本宅へと向けて歩き出した。
しかし、茜はこの黒曜族の少女に意地悪をしたくてたまらない。
愛撫?
そうなるのかよくわからないが、マッサージに近い物を意地悪く続けて、時折やめ、そしてまた続ける。
やめるたびに残念そうな表情になる。
それを見るとどことなく満足するのだ。
アッシュと自分を殺そうとしたその憎しみが晴れそうで‥‥‥醜い感情だな。
茜は心でそう思いながら、手を休めずにアッシュに続いた。
「広いわね、アッシュ?
これで別宅、ねえ‥‥‥」
まるで地方の美術館?
そんなおもむきのある建物はまるでそう。
テレビでやっていたフランスやスペイン辺りの宮殿のようだ。
こんな大きな建物、誰が住んでいたのだろう。
「まあ、親父殿の妾と言うのは‥‥‥」
言いづらそうにアッシュはその背後にそびえる王城を見上げていた。
まるで、彼女は王族だった。
そう言いたげに。
「下賜されて来たの?
王様の側室がお父様?
そう呼んでいいかわからないけど」
「ま、そんなもんだー‥‥‥。
いい女性ではあったよ。
子供の産めない王妃は、用無しなのさ‥‥‥」
王妃?
いや、まさか。
それは多分、この国の言葉にまだ明るくない自分の聞き間違いなのだろう。
王妃なんて存在が下賜されるなら王都にはいないだろう。
そう思うからだ。
そんな特権階級、国外に近い場所かどこかの地方の有力貴族に下賜するに決まっている。
生きているだけで権力闘争に巻き込まれる存在。
こんな王の足元に置いておくはずがないからだ。
「そう‥‥‥そうなのね。
で、ここで何をする気なの旦那様?
外側は立派で、確かに中身はおんぼろ。
でも――」
開かれた玄関の大きなドアをまたぐと、この国の建築様式ならまずあるのはそうそう広くない通路だ。
屋敷は城を兼ねる。
それがハイフの様式美らしい。
この屋敷にしてもそうだ。
前面にあるのは本宅だが、ずっと奥に見える扉まで約三枚。
鉄製の、敵に対しての防御壁となるだろう壁になるものが用意されている。
壁には窓が無く、天井高くに斜光を上手く取り入れて全体を照らし出すような工夫がなされている。
それに、その天井付近にある窓に嵌め込まれているのはガラスによく似ているが何かが違う。
建物内に注がれている光の質もまた、外とは違うものだった。
「まあ、屋敷は城なりと言ってな。
ほら、そこから差し込む光すら、光の中にいる精霊を遮断する作りだ。
まあ、俺としては嬉しくない限りだがな」
「嬉しくない?
それはなぜ?」
「この建物自体、精霊や魔素といったものを取り入れないつくりなのさ。
あの窓に嵌め込まれているあれもそうだ。
アスティラ鉱石なんてものを薄くして張り付けてある。
中では魔法は使えん仕組みだ。
魔法に限らず、精霊も、魔族も、神ですらも。
あれに四方を囲まれれば、単なる人になってしまう」
まったく、誰が作り出したものだか。
ぼやくアッシュの背後にいる精霊の女性も、確かにどことなく苦しそうにも茜には見えた。
「あ、ということはー‥‥‥」
茜の視線の先にあるのは黒曜族の少女。
この娘もまた、空には飛び立てなくなるし、羽の再生もできなくなる。
そういうことなんだ、そう理解した。
「魔素は魔力の供給源。
それがなくなれば、再生は不可能‥‥‥」
その為にここに連れて来たんだ。
茜はようやく理解する。
アッシュは多分、全員を助けたかったのだろう。
あの集団が、彼の言うような行為をしでかしてきたのだとしたら死罪は免れない。
その前にあるのは、想像したくない拷問だ。
「見たところ、黒曜族の女はこれだけだったんでな。
仕方ない。
それにあの場から飛び立てば、待っていたのは死だ」
王都の空の防衛網はそれほど弱くはないからな。
アッシュはそういうと、長い通路を抜け最後の扉を開ける。
「わあ‥‥‥。
本当のお城みたい‥‥‥」
外観は中世のヨーロッパのお城の様。
いや、中世という言葉が正しいかどうかは怪しい。
ベルサイユ宮殿もある意味では近世に当たる。
中身は見まごうことなき、舞踏会なども行えるような広さの大広間に赤い弾力性のある絨毯。
そこかしこに飾られた絵画や調度品すらも――
「すっごい‥‥‥。
でも、おかしくない、アッシュ?
お父様の妾の別宅にしては――時代が」
「そりゃそうだ。
元々は、我が高家の迎賓館だった屋敷だからな」
高家。
その単語を耳にして黒曜族の少女は震える。
王家の系譜にして、大公と肩を並べる王位継承権を持つ最高位の貴族。
ハイフに、この七の国に現在の王家が侵略戦争を起こしこの地を侵略する以前。
はるかな中央大陸にまだ王家があったころからの、忠臣の家柄。
十八高家。
「高家、ね‥‥‥」
フェーゼン。
それは高家にだけ与えられる家名。
まあ、それはさておき、この没落貴族だと言いながら手入れの行き届いているこの別宅はいかにも怪しい。
誰もいないと茜の魔法は告げているのに、それでもチリやホコリ一つない。
それも、その背中の精霊の加護、ですか旦那様?
「さて、台所に行くか‥‥‥」
未だに悪戯を続けていた茜の手から食材を奪い返すとアッシュはそう素っ気なく言った。
「ムゥグ!!???」
快楽の世界から、現実に引き戻されそして地獄へ――
「あなたの未来には絶望しかないみたいね?」
茜は、どうにか逃げようと暴れる黒曜族の少女にそっとささやいた。
彼の実家は没落貴族だと聞いていたのだけど。
茜は不審な視線をアッシュに向けていた。
「これで‥‥‥妾に与えた別宅?
ねえ、旦那様?
ここ、王城の外壁に位置するある意味、一等地じゃないのですか?」
そう言われてアッシュに向ける視線は更に冷たいものになる。
俺だけの茜?
もしかしてそれ以外に、そうこれまで以前にも茜にささやいたような甘い甘言で引きずり込んだ婦女子がこの邸宅内にはいるのでは、と。
言われたアッシュそのものは、ため息交じりにそれは誤解だよ、茜。
そう言い訳をするしかなかった。
「見た目だけは立派なだけだ。
もう築二世紀は経過している‥‥‥入ったらわかるがな」
「二世紀‥‥‥?
そうであってもこの国の建築様式は石づくりのはずなのに‥‥‥」
門兵も、衛士もいない。
見たところ、いや茜の使える能力をアッシュに感づかれずに起動しても、その屋内には誰もいないことが確認できる。
ただ、彼女の魔法は答えていた。
この国に使われている様々な技術は、物の経年劣化を遅らせている、と。
「ああ、それか。
まあ、ハイフだけは――特別、なんだよ。
七の国、だけは、な」
いつか還らん、砂塵の舞う我が愛しきかの地へー‥‥‥
アッシュがぼそりと言ったその言葉が茜の耳に刺さる。
それには黒曜族の少女も反応していた。
「この国にも、良き時代を求めようとした者たちはいたんだ。
ま、そんなことよりこれ見ればわかるだろ?」
言って押したその豪華な門は、ギイッ‥‥‥といやそれ以上の重苦しい音を立てて開いた。
鈍い錆びた金属音が三人の耳を打つ。
茜は、はあ‥‥‥っ。
そう、ため息をついてしまった。
邸宅内に入ればその貴族の支配地だ。
王国内とはいえ、侯爵の土地ともなれば見えたところで文句を言いに敷地内に入りこんでくる兵隊はいないだろう。
「住むところはボロボロで、主は平気な顔をして亜人を殺し食べると宣言する食人癖があり、わたしのために本家の跡継ぎを譲ってくれたもののー‥‥‥」
経済的に大丈夫なのかしら、この御方。
まさか、お金がないからその黒曜族の少女を解体するとか言いだしたりした?
その翼にある魔石以上のものが、翼の根元にあるという。
試しに茜もアッシュが担いでいる少女のその部分をさすってみた。
「柔らかい‥‥‥」
そして、同じようにトロンとした目つきをその少女はしている。
あの憎しみに満ちた眼光も、瞳の奥の怒りも忘れるかのように‥‥‥
その奥、背中へと指先を進めると背骨の両端に堅いものが二つ。
翼の大元と、それに沿うようにより堅い丸い感触ではないもの。
数角のクリスタルのような感触。
それが指先に伝わってくる。
「へえ‥‥‥」
茜にはその根元にあるモノ。
それがどのような機構でどのような作用を及ぼすのか。
こんな面白いものが自然に生まれるなんて。
内心、茜はそれを解析して驚いていた。
生まれ故郷でもまだ実用化すらされていない、重力操作。
それをこの魔石は可能にしている。
アッシュは茜の呟きを、黒曜族の少女の官能ぶりに対しての呆れだと思ったらしい。
担ぎ直すと、行くぞ?
そう声をかけて、本宅へと向けて歩き出した。
しかし、茜はこの黒曜族の少女に意地悪をしたくてたまらない。
愛撫?
そうなるのかよくわからないが、マッサージに近い物を意地悪く続けて、時折やめ、そしてまた続ける。
やめるたびに残念そうな表情になる。
それを見るとどことなく満足するのだ。
アッシュと自分を殺そうとしたその憎しみが晴れそうで‥‥‥醜い感情だな。
茜は心でそう思いながら、手を休めずにアッシュに続いた。
「広いわね、アッシュ?
これで別宅、ねえ‥‥‥」
まるで地方の美術館?
そんなおもむきのある建物はまるでそう。
テレビでやっていたフランスやスペイン辺りの宮殿のようだ。
こんな大きな建物、誰が住んでいたのだろう。
「まあ、親父殿の妾と言うのは‥‥‥」
言いづらそうにアッシュはその背後にそびえる王城を見上げていた。
まるで、彼女は王族だった。
そう言いたげに。
「下賜されて来たの?
王様の側室がお父様?
そう呼んでいいかわからないけど」
「ま、そんなもんだー‥‥‥。
いい女性ではあったよ。
子供の産めない王妃は、用無しなのさ‥‥‥」
王妃?
いや、まさか。
それは多分、この国の言葉にまだ明るくない自分の聞き間違いなのだろう。
王妃なんて存在が下賜されるなら王都にはいないだろう。
そう思うからだ。
そんな特権階級、国外に近い場所かどこかの地方の有力貴族に下賜するに決まっている。
生きているだけで権力闘争に巻き込まれる存在。
こんな王の足元に置いておくはずがないからだ。
「そう‥‥‥そうなのね。
で、ここで何をする気なの旦那様?
外側は立派で、確かに中身はおんぼろ。
でも――」
開かれた玄関の大きなドアをまたぐと、この国の建築様式ならまずあるのはそうそう広くない通路だ。
屋敷は城を兼ねる。
それがハイフの様式美らしい。
この屋敷にしてもそうだ。
前面にあるのは本宅だが、ずっと奥に見える扉まで約三枚。
鉄製の、敵に対しての防御壁となるだろう壁になるものが用意されている。
壁には窓が無く、天井高くに斜光を上手く取り入れて全体を照らし出すような工夫がなされている。
それに、その天井付近にある窓に嵌め込まれているのはガラスによく似ているが何かが違う。
建物内に注がれている光の質もまた、外とは違うものだった。
「まあ、屋敷は城なりと言ってな。
ほら、そこから差し込む光すら、光の中にいる精霊を遮断する作りだ。
まあ、俺としては嬉しくない限りだがな」
「嬉しくない?
それはなぜ?」
「この建物自体、精霊や魔素といったものを取り入れないつくりなのさ。
あの窓に嵌め込まれているあれもそうだ。
アスティラ鉱石なんてものを薄くして張り付けてある。
中では魔法は使えん仕組みだ。
魔法に限らず、精霊も、魔族も、神ですらも。
あれに四方を囲まれれば、単なる人になってしまう」
まったく、誰が作り出したものだか。
ぼやくアッシュの背後にいる精霊の女性も、確かにどことなく苦しそうにも茜には見えた。
「あ、ということはー‥‥‥」
茜の視線の先にあるのは黒曜族の少女。
この娘もまた、空には飛び立てなくなるし、羽の再生もできなくなる。
そういうことなんだ、そう理解した。
「魔素は魔力の供給源。
それがなくなれば、再生は不可能‥‥‥」
その為にここに連れて来たんだ。
茜はようやく理解する。
アッシュは多分、全員を助けたかったのだろう。
あの集団が、彼の言うような行為をしでかしてきたのだとしたら死罪は免れない。
その前にあるのは、想像したくない拷問だ。
「見たところ、黒曜族の女はこれだけだったんでな。
仕方ない。
それにあの場から飛び立てば、待っていたのは死だ」
王都の空の防衛網はそれほど弱くはないからな。
アッシュはそういうと、長い通路を抜け最後の扉を開ける。
「わあ‥‥‥。
本当のお城みたい‥‥‥」
外観は中世のヨーロッパのお城の様。
いや、中世という言葉が正しいかどうかは怪しい。
ベルサイユ宮殿もある意味では近世に当たる。
中身は見まごうことなき、舞踏会なども行えるような広さの大広間に赤い弾力性のある絨毯。
そこかしこに飾られた絵画や調度品すらも――
「すっごい‥‥‥。
でも、おかしくない、アッシュ?
お父様の妾の別宅にしては――時代が」
「そりゃそうだ。
元々は、我が高家の迎賓館だった屋敷だからな」
高家。
その単語を耳にして黒曜族の少女は震える。
王家の系譜にして、大公と肩を並べる王位継承権を持つ最高位の貴族。
ハイフに、この七の国に現在の王家が侵略戦争を起こしこの地を侵略する以前。
はるかな中央大陸にまだ王家があったころからの、忠臣の家柄。
十八高家。
「高家、ね‥‥‥」
フェーゼン。
それは高家にだけ与えられる家名。
まあ、それはさておき、この没落貴族だと言いながら手入れの行き届いているこの別宅はいかにも怪しい。
誰もいないと茜の魔法は告げているのに、それでもチリやホコリ一つない。
それも、その背中の精霊の加護、ですか旦那様?
「さて、台所に行くか‥‥‥」
未だに悪戯を続けていた茜の手から食材を奪い返すとアッシュはそう素っ気なく言った。
「ムゥグ!!???」
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