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第二章 難航するギルド開設と黒い翼の姫君
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ああ、まただ。
誰しもがわたしたちを見る時にこうやっていく。
冷たくて面白そうで、それでいて、退屈しのぎになるか、もしくは‥‥‥自分たちの環境に対する不満をマールにぶつけてこの奴隷たちは解消しているんだ。
そう、茜は理解しつつも慣れたはずのその視線に心を闇色に染められていく。
何よ、あんたたちも同じじゃない。
わたしは日本に戻れば、この世界でもアッシュがいれば――お前たちなんかより‥‥‥!!!
ずっと上に立てるのに。
でもそれは愚かな考えだと知っている自分がいる。
この人間の汚いそして、誰かと比較して楽になりたいとすがる感情をあの世界の先人たちは乗り越えてきたはずなのに。
まだ、わたしは奴隷を使っていた植民地時代の旧世界にいるんだ。
進化なんて出来ていない、何も賢くない。
誰もが同じ状況になればこんな視線と死んだようなその瞳を持つのかもしれない。
嫌だ。
嫌だ、嫌だ。
わたしは心だけは堕ちたくない。
この心だけは。
ヌルっと‥‥‥茜の影がうごめいたのを確認したのはその時、アイニスだけだった。
魔法には力があって、主人が望んでなくても自分で動くものも――
あの言葉を彼女は思い出していた。
魔法?
その闇の中に潜むそれは、そんなに可愛いものではないわよね、茜?
アイニスはそれを見たことがある。
はるかな昔、まだクロウやアスランの先祖と契約した彼らの後ろにいる精霊女王たちと、この世界ではない別の場所にいた頃だ。
精霊女王になる前で、幼い彼女はあまり大きな力など持っていなかった。
その前に、たまに空間を次元を裂いて現れる魔物が出て来てー‥‥‥。
あの時、たまたま上位神がいなければアイニスはなにかのトラブルに巻き込まれていたはずだ。
いや、精霊としての存在を失い全ての世界から消滅していたはずだ。
なぜ、それを従えているの茜!?
その驚きだけではない、茜の普段は黒い瞳が妙に明るい鳶色に輝きだした。
とめなければー‥‥‥その異変にもう一人。
後ろが騒がしいと顔を上げた、シェイディアが気づいてその顔を土気色に染めているのが見えた。
蒼白よりも、死んだみたいな顔よ、シェイディア‥‥‥
なぜか呆れてしまうアイニスには気付かず、シェイディアはただ茫然自失になり茜を見続けていた。
猫に睨まれたネズミ?
自分から罠にかかりにいくネズミも間抜けなものだけど。
アイニスはこれも仕方がないと渋々、声を上げた。
「飼うなどと。
我が主人はそのような愚かな発言を好みませんよ、まだ若い商人。
あなたがもし、ああなればそう言われたいですか?
あのように、奴隷になれば、あなたがしたように指示されたいですか?
己の器のなさを知りなさい、少年」
「あ、はい‥‥‥失礼致しました、子爵夫人様」
少年は恥じ入るように俯いてしまう。
奴隷たちはそんな主を嘲笑し、自分たちの留飲を下げていた。
「茜!
上に上がることを許します。
差配して来なさい」
え‥‥‥っ?
ビクン、と影がはねた。
茜の瞳の色が薄れて行き、普段通りの黒く艶やかな瞳に戻っている。
「はい、奥様――」
自分はなにをしていたんだろう?
アイニスに、救われた‥‥‥?
精霊女王の声は透き通るように茜の心に響いていた。
階段を上がりながら、茜はアイニスに感謝する。
アイニス、さすが精霊女王ね。
あの声にまで強靭な精霊の力が働いていた。
救われた、かな?
「で、これ‥‥‥どこに?」
上がり切った大広間には、移動式の洋服掛けのようなものが数台しつらえれていた。
そこに、男女それぞれの制服がきちんとサイズごとに並べられていて、これはこれで短時間でやりきるにはなかなか手間のかかることを丁寧にしたんだな、と。
茜は彼等を大したものねと褒めていた。
「ふん、お前に褒められてもな‥‥‥もう長い。
それに、これが出来ないと夕食がない。
子供が困る」
「子供までー‥‥‥いるの?」
「奴隷にいちゃおかしいか?
これでも、恋愛もしたりするぞ?」
まあ、貴族様のような贈り物は出来なかったがな。
そう、奴隷たちのリーダーはそれでも、誇らしげにそれを言ってのけた。
「そう、良いわね。
わたしたちには、家族すら持てないから‥‥‥」
「なんでだ?
マールだって男と女がいるだろう?」
不思議そうな顔をする彼等はマールのことをよく知らないらしい。
茜は寂し気に首を振った。
「マールは子供ができないの。
その代わり、死ぬことも、怪我も、食事も要らないけどね」
「なんだそりゃ?
異世界から来たら、神の呪いでも与えられたのか?
食事もな‥‥‥哀れなもんだ。
まだ、まし、か――」
仲間が作業を終えるのを見て、彼はそれでも茜にまあ頑張れよ、と声をかけて去って行く。
奴隷でもマールでも。
その根底にあるのは同じかもしれない。
「同情は嬉しくないけど‥‥‥ありがとう」
「いいよ。
ああ、そう言えばマールがなんでこの貴族街にいるんだ?
入れないだろう?」
茜はその問いに黙って壁に掲げられた、アッシュたちの先祖の絵を指差した。
お前の主人がいるのか?
そう、問いかける彼に、
「うん。
飼われてる、のよ。
エサ代があれば、ね?
でも、まだましの‥‥‥街中や郊外で危険な夜を迎えるよりは、ね?」
「‥‥‥恵まれたやつだな、お前。
ああ、もしお前の主人が許すなら、あいつらの夜を相手してやってくれ。
まだ若いが、女はいなくてな‥‥‥嫌なら、いい。
出歩けるなら、またその時、考えてやってくれないか?」
なんて無愛想で、いきなりな失礼な依頼なんだろ。
茜は内心、憤慨していた。
日本なら‥‥‥彼の頬を張っていただろう。
だけど、ここは異世界ハイフ。
そして、彼は身分が上の奴隷だ。
「うーん、はい。
旦那様にはうまく言ってみるわ。
でも、驚きね。
あの牛や豚を運んで脂一つついてないなんて」
「ん?
ああ、あれはなんだっけな?
最近、海外から入ってきた透明なもんで包まれているんだ。
長い時間持たないと油脂がつかない。
前は一度つくと洗い落とすのが大変でな‥‥‥便利な世の中になっていく。
ありがたい」
「そう‥‥‥」
ありがたい?
そんな感情、生まれるんだ?
その身分でずっと働かされて自由もないのに。
どうして、あなたはそれに、納得できるの?
茜の心にはいつでもあるのは自由と平等だ。
なのに、それを知らない彼等は、ただ従順な奴隷として道具の人生を歩んでいく。
どこかで岐路があるわけでも、過去に戻ってやり直しが効く訳でも、その身分からの解放がいつかは来るわけでもないのに。
「まあ、行くよ。
主人が呼んでいるんでな」
「‥‥‥ありがとうございました」
さっきの話、考えてやってくれよ?
そう言い残して、彼は地下へと降りていく。
わたし、何やってるんだろ。
いまはアイニスの下にいる演技をしなきゃダメなのに。
そう思い階下に降りると、案の定、シェイディアに目が行っている少年がそこにいた。
「おい、マールの女。
これはいかほどだ?」
いかほど?
まさか、売る気じゃあ‥‥‥???
シェイディアの目が潤んでいる。
捨てないで、殺される、と。
「それはー‥‥‥」
「売り物ではないわ。
今夜の食事なのだから。
ねえ、お前の肉はどれくらい美味しいのかしら?」
言葉に詰まる茜の代わりに、アイニスがさあ、もう出ておいきなさい!!
そう、勇ましく少年を追い払ってしまっていた。
「アイニス‥‥‥あなた、人間に??
いつから?
でも、助かったわ‥‥‥ありがとう」
「はあ‥‥‥。
ねえ、茜。
どうしてそれを連れているの?
それは、魔法なんかじゃないでしょう?
精霊や神すらも食べてしまう‥‥‥」
アイニスは恐れを抱いていた。
茜の影に潜む、その虚無の住人に。
まさか、わたしもその犠牲になるのではないか、と。
しかし、茜はううん、違うのとそれを否定する。
「彼はー‥‥‥似てはいるけど、わたしたちの世界の神様の眷属よ?
この世界にいるかどうかは分からないけれど――」
茜は影を足先でトントンと突いてやる。
そうすると、影から出てきたのはシェイディアがまた顔色を失うような巨大な黒い狼のような獣だった。
誰しもがわたしたちを見る時にこうやっていく。
冷たくて面白そうで、それでいて、退屈しのぎになるか、もしくは‥‥‥自分たちの環境に対する不満をマールにぶつけてこの奴隷たちは解消しているんだ。
そう、茜は理解しつつも慣れたはずのその視線に心を闇色に染められていく。
何よ、あんたたちも同じじゃない。
わたしは日本に戻れば、この世界でもアッシュがいれば――お前たちなんかより‥‥‥!!!
ずっと上に立てるのに。
でもそれは愚かな考えだと知っている自分がいる。
この人間の汚いそして、誰かと比較して楽になりたいとすがる感情をあの世界の先人たちは乗り越えてきたはずなのに。
まだ、わたしは奴隷を使っていた植民地時代の旧世界にいるんだ。
進化なんて出来ていない、何も賢くない。
誰もが同じ状況になればこんな視線と死んだようなその瞳を持つのかもしれない。
嫌だ。
嫌だ、嫌だ。
わたしは心だけは堕ちたくない。
この心だけは。
ヌルっと‥‥‥茜の影がうごめいたのを確認したのはその時、アイニスだけだった。
魔法には力があって、主人が望んでなくても自分で動くものも――
あの言葉を彼女は思い出していた。
魔法?
その闇の中に潜むそれは、そんなに可愛いものではないわよね、茜?
アイニスはそれを見たことがある。
はるかな昔、まだクロウやアスランの先祖と契約した彼らの後ろにいる精霊女王たちと、この世界ではない別の場所にいた頃だ。
精霊女王になる前で、幼い彼女はあまり大きな力など持っていなかった。
その前に、たまに空間を次元を裂いて現れる魔物が出て来てー‥‥‥。
あの時、たまたま上位神がいなければアイニスはなにかのトラブルに巻き込まれていたはずだ。
いや、精霊としての存在を失い全ての世界から消滅していたはずだ。
なぜ、それを従えているの茜!?
その驚きだけではない、茜の普段は黒い瞳が妙に明るい鳶色に輝きだした。
とめなければー‥‥‥その異変にもう一人。
後ろが騒がしいと顔を上げた、シェイディアが気づいてその顔を土気色に染めているのが見えた。
蒼白よりも、死んだみたいな顔よ、シェイディア‥‥‥
なぜか呆れてしまうアイニスには気付かず、シェイディアはただ茫然自失になり茜を見続けていた。
猫に睨まれたネズミ?
自分から罠にかかりにいくネズミも間抜けなものだけど。
アイニスはこれも仕方がないと渋々、声を上げた。
「飼うなどと。
我が主人はそのような愚かな発言を好みませんよ、まだ若い商人。
あなたがもし、ああなればそう言われたいですか?
あのように、奴隷になれば、あなたがしたように指示されたいですか?
己の器のなさを知りなさい、少年」
「あ、はい‥‥‥失礼致しました、子爵夫人様」
少年は恥じ入るように俯いてしまう。
奴隷たちはそんな主を嘲笑し、自分たちの留飲を下げていた。
「茜!
上に上がることを許します。
差配して来なさい」
え‥‥‥っ?
ビクン、と影がはねた。
茜の瞳の色が薄れて行き、普段通りの黒く艶やかな瞳に戻っている。
「はい、奥様――」
自分はなにをしていたんだろう?
アイニスに、救われた‥‥‥?
精霊女王の声は透き通るように茜の心に響いていた。
階段を上がりながら、茜はアイニスに感謝する。
アイニス、さすが精霊女王ね。
あの声にまで強靭な精霊の力が働いていた。
救われた、かな?
「で、これ‥‥‥どこに?」
上がり切った大広間には、移動式の洋服掛けのようなものが数台しつらえれていた。
そこに、男女それぞれの制服がきちんとサイズごとに並べられていて、これはこれで短時間でやりきるにはなかなか手間のかかることを丁寧にしたんだな、と。
茜は彼等を大したものねと褒めていた。
「ふん、お前に褒められてもな‥‥‥もう長い。
それに、これが出来ないと夕食がない。
子供が困る」
「子供までー‥‥‥いるの?」
「奴隷にいちゃおかしいか?
これでも、恋愛もしたりするぞ?」
まあ、貴族様のような贈り物は出来なかったがな。
そう、奴隷たちのリーダーはそれでも、誇らしげにそれを言ってのけた。
「そう、良いわね。
わたしたちには、家族すら持てないから‥‥‥」
「なんでだ?
マールだって男と女がいるだろう?」
不思議そうな顔をする彼等はマールのことをよく知らないらしい。
茜は寂し気に首を振った。
「マールは子供ができないの。
その代わり、死ぬことも、怪我も、食事も要らないけどね」
「なんだそりゃ?
異世界から来たら、神の呪いでも与えられたのか?
食事もな‥‥‥哀れなもんだ。
まだ、まし、か――」
仲間が作業を終えるのを見て、彼はそれでも茜にまあ頑張れよ、と声をかけて去って行く。
奴隷でもマールでも。
その根底にあるのは同じかもしれない。
「同情は嬉しくないけど‥‥‥ありがとう」
「いいよ。
ああ、そう言えばマールがなんでこの貴族街にいるんだ?
入れないだろう?」
茜はその問いに黙って壁に掲げられた、アッシュたちの先祖の絵を指差した。
お前の主人がいるのか?
そう、問いかける彼に、
「うん。
飼われてる、のよ。
エサ代があれば、ね?
でも、まだましの‥‥‥街中や郊外で危険な夜を迎えるよりは、ね?」
「‥‥‥恵まれたやつだな、お前。
ああ、もしお前の主人が許すなら、あいつらの夜を相手してやってくれ。
まだ若いが、女はいなくてな‥‥‥嫌なら、いい。
出歩けるなら、またその時、考えてやってくれないか?」
なんて無愛想で、いきなりな失礼な依頼なんだろ。
茜は内心、憤慨していた。
日本なら‥‥‥彼の頬を張っていただろう。
だけど、ここは異世界ハイフ。
そして、彼は身分が上の奴隷だ。
「うーん、はい。
旦那様にはうまく言ってみるわ。
でも、驚きね。
あの牛や豚を運んで脂一つついてないなんて」
「ん?
ああ、あれはなんだっけな?
最近、海外から入ってきた透明なもんで包まれているんだ。
長い時間持たないと油脂がつかない。
前は一度つくと洗い落とすのが大変でな‥‥‥便利な世の中になっていく。
ありがたい」
「そう‥‥‥」
ありがたい?
そんな感情、生まれるんだ?
その身分でずっと働かされて自由もないのに。
どうして、あなたはそれに、納得できるの?
茜の心にはいつでもあるのは自由と平等だ。
なのに、それを知らない彼等は、ただ従順な奴隷として道具の人生を歩んでいく。
どこかで岐路があるわけでも、過去に戻ってやり直しが効く訳でも、その身分からの解放がいつかは来るわけでもないのに。
「まあ、行くよ。
主人が呼んでいるんでな」
「‥‥‥ありがとうございました」
さっきの話、考えてやってくれよ?
そう言い残して、彼は地下へと降りていく。
わたし、何やってるんだろ。
いまはアイニスの下にいる演技をしなきゃダメなのに。
そう思い階下に降りると、案の定、シェイディアに目が行っている少年がそこにいた。
「おい、マールの女。
これはいかほどだ?」
いかほど?
まさか、売る気じゃあ‥‥‥???
シェイディアの目が潤んでいる。
捨てないで、殺される、と。
「それはー‥‥‥」
「売り物ではないわ。
今夜の食事なのだから。
ねえ、お前の肉はどれくらい美味しいのかしら?」
言葉に詰まる茜の代わりに、アイニスがさあ、もう出ておいきなさい!!
そう、勇ましく少年を追い払ってしまっていた。
「アイニス‥‥‥あなた、人間に??
いつから?
でも、助かったわ‥‥‥ありがとう」
「はあ‥‥‥。
ねえ、茜。
どうしてそれを連れているの?
それは、魔法なんかじゃないでしょう?
精霊や神すらも食べてしまう‥‥‥」
アイニスは恐れを抱いていた。
茜の影に潜む、その虚無の住人に。
まさか、わたしもその犠牲になるのではないか、と。
しかし、茜はううん、違うのとそれを否定する。
「彼はー‥‥‥似てはいるけど、わたしたちの世界の神様の眷属よ?
この世界にいるかどうかは分からないけれど――」
茜は影を足先でトントンと突いてやる。
そうすると、影から出てきたのはシェイディアがまた顔色を失うような巨大な黒い狼のような獣だった。
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