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第二章 難航するギルド開設と黒い翼の姫君
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「ちょっと‥‥‥リッカ?
それは酷くない!?
わたしの手料理、美味しいんだから。
あなたの舌がおかしいのよ、ちゃんとタカヒロだって――」
「タカヒロ?」
そう、シェイディアがオウム返しに尋ねると茜は顔を真っ赤にして黙ってしまった。
へえ?
そうなんだ??
シェイディアはその意味を悟って、にんまりと笑ってしまう。
「ねえ、茜?
神様がいるなら、なんでここにずっといるの???
マールなんて悲しい生き方しなくてもいいんじゃないの?
どうして、そんなことしてるの?」
「うるさいわよ‥‥‥仕方がないの。
行く先々の世界でそこの法則に従わなきゃ、あれは――」
「あれ??」
シェイディアがなんだそれ?
行く先々???
と妙なことに興味を持ち始めたから、茜はだまってしまった。
リッカをシェイディアは見るが、彼もまたそれは言えないと首を振る。
「ふうんー‥‥‥茜も複雑なんだね。
あたしみたい」
「シェイディアは単なる‥‥‥おバカじゃない??」
「あーひっどーい!!
そっちこそ、あたしをこんな格好にしてあの大鍋につけようなんて、あれ、なに?
なんですか、茜様!!??」
「うるさいの。
リッカ、放り込んで。
頭だけ、蓋からでるようにしてね?」
待って!!??
そう叫びたいシェイディアは憐れにもまた口を塞がれて茜の用意したロープに吊られてしまう。
「いいの、これ?
僕は責任持たないよ?
茜が悪いんだからね、シェイディアは恨まないでね?」
「いいの、さっさと落として。
蓋閉めて」
「うん、わかった」
わかったじゃない、助けて――!!!
シェイディアはそう、叫ぶがリッカはごめんね、茜って怒ると怖いんだ。
そう申し訳なさげに言うと、シェイディアは彼によって煮えたぎる大鍋に足元からゆっくりと降ろされて全身までお湯に浸かったのを確認し、そのまま蓋に空いた穴に口一つでリッカは器用にロープを通すと、バタン、と蓋と片足で閉めてしまった。
シェイディアは、その穴から顔だけを出すようになり‥‥‥
「むごいね、茜。
僕は悪くないからね?
うらむなら、茜を恨んでね??」
「こら、あんたも同罪でしょ!?」
そんな声を背に受けて、とても申し訳なさそうにシェイディアに謝っていた。
そんな二人を尻目に、シェイディアを生贄に捧げてアイニスがまたそろっと抜け出そうと画策した時。
「ひゃっ!!」
ズンっと、大きな肉球が彼女の下半身を優しく床に押し付けていた。
「あっ、ああ‥‥‥やめて、食べないでーー!!!」
「また、食べる食べないの話?
どうして逃げるの、アイニス?
僕は黒狼のリッカだよ。
このハルフゲインとは妖精界や精霊界でつながっている地球から来たんだけど?
そんなに食べられたいの?
でも、なんで肉体を具象化してるのかな‥‥‥????」
「へ?
いえでもあのー‥‥‥地球は分かるけど、黒狼って??
まさか、あのマキナの――???」
???
リッカの顔に疑問符が浮かぶ。
でもアイニスが何かを知っているのだけは彼にもよくわかった。
「マキナ?
誰かな?
兄上の誰かと契約してたかな???
ハルフゲインに最初に来たのが誰かは分からないけど。
マキナという名前には僕は心当たりがないんだ」
「あな、た‥‥‥まだ若いのね??
マキナが連れていた黒狼は、セッカと言ったわ。
もう六百年以上昔の話だけど」
肉球から逃れようとしてできない光の精霊女王。
リッカはなぜこの精霊女王は、精霊に戻って肉体を無くせばいいだけなのにしないんだろうと、不思議そうな顔をしているところにその名前。
黒狼は唖然としていた。
口をパクンっと開けたままなぜか、彼は涙を流していた。
「ねぇ??
どうした、の??
まさか、食べる気じゃあ‥‥‥???」
「セッカ?
本当に?
その名前は、僕の最初にこちら側に渡った兄の名前。
ずっと行方不明の、兄がここにいたー‥‥‥」
大粒の涙を流してその情報を知り泣く黒狼を見て、誰も声をかけれない中、ただシェイディアだけが‥‥‥無残に茹でられて同様に涙を流していた。
それは酷くない!?
わたしの手料理、美味しいんだから。
あなたの舌がおかしいのよ、ちゃんとタカヒロだって――」
「タカヒロ?」
そう、シェイディアがオウム返しに尋ねると茜は顔を真っ赤にして黙ってしまった。
へえ?
そうなんだ??
シェイディアはその意味を悟って、にんまりと笑ってしまう。
「ねえ、茜?
神様がいるなら、なんでここにずっといるの???
マールなんて悲しい生き方しなくてもいいんじゃないの?
どうして、そんなことしてるの?」
「うるさいわよ‥‥‥仕方がないの。
行く先々の世界でそこの法則に従わなきゃ、あれは――」
「あれ??」
シェイディアがなんだそれ?
行く先々???
と妙なことに興味を持ち始めたから、茜はだまってしまった。
リッカをシェイディアは見るが、彼もまたそれは言えないと首を振る。
「ふうんー‥‥‥茜も複雑なんだね。
あたしみたい」
「シェイディアは単なる‥‥‥おバカじゃない??」
「あーひっどーい!!
そっちこそ、あたしをこんな格好にしてあの大鍋につけようなんて、あれ、なに?
なんですか、茜様!!??」
「うるさいの。
リッカ、放り込んで。
頭だけ、蓋からでるようにしてね?」
待って!!??
そう叫びたいシェイディアは憐れにもまた口を塞がれて茜の用意したロープに吊られてしまう。
「いいの、これ?
僕は責任持たないよ?
茜が悪いんだからね、シェイディアは恨まないでね?」
「いいの、さっさと落として。
蓋閉めて」
「うん、わかった」
わかったじゃない、助けて――!!!
シェイディアはそう、叫ぶがリッカはごめんね、茜って怒ると怖いんだ。
そう申し訳なさげに言うと、シェイディアは彼によって煮えたぎる大鍋に足元からゆっくりと降ろされて全身までお湯に浸かったのを確認し、そのまま蓋に空いた穴に口一つでリッカは器用にロープを通すと、バタン、と蓋と片足で閉めてしまった。
シェイディアは、その穴から顔だけを出すようになり‥‥‥
「むごいね、茜。
僕は悪くないからね?
うらむなら、茜を恨んでね??」
「こら、あんたも同罪でしょ!?」
そんな声を背に受けて、とても申し訳なさそうにシェイディアに謝っていた。
そんな二人を尻目に、シェイディアを生贄に捧げてアイニスがまたそろっと抜け出そうと画策した時。
「ひゃっ!!」
ズンっと、大きな肉球が彼女の下半身を優しく床に押し付けていた。
「あっ、ああ‥‥‥やめて、食べないでーー!!!」
「また、食べる食べないの話?
どうして逃げるの、アイニス?
僕は黒狼のリッカだよ。
このハルフゲインとは妖精界や精霊界でつながっている地球から来たんだけど?
そんなに食べられたいの?
でも、なんで肉体を具象化してるのかな‥‥‥????」
「へ?
いえでもあのー‥‥‥地球は分かるけど、黒狼って??
まさか、あのマキナの――???」
???
リッカの顔に疑問符が浮かぶ。
でもアイニスが何かを知っているのだけは彼にもよくわかった。
「マキナ?
誰かな?
兄上の誰かと契約してたかな???
ハルフゲインに最初に来たのが誰かは分からないけど。
マキナという名前には僕は心当たりがないんだ」
「あな、た‥‥‥まだ若いのね??
マキナが連れていた黒狼は、セッカと言ったわ。
もう六百年以上昔の話だけど」
肉球から逃れようとしてできない光の精霊女王。
リッカはなぜこの精霊女王は、精霊に戻って肉体を無くせばいいだけなのにしないんだろうと、不思議そうな顔をしているところにその名前。
黒狼は唖然としていた。
口をパクンっと開けたままなぜか、彼は涙を流していた。
「ねぇ??
どうした、の??
まさか、食べる気じゃあ‥‥‥???」
「セッカ?
本当に?
その名前は、僕の最初にこちら側に渡った兄の名前。
ずっと行方不明の、兄がここにいたー‥‥‥」
大粒の涙を流してその情報を知り泣く黒狼を見て、誰も声をかけれない中、ただシェイディアだけが‥‥‥無残に茹でられて同様に涙を流していた。
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