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第三章 一夜の契り
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「ねえ、アイニス!?
戦況は!?」
茜はアイニスの速度に大したもんだわ、そうぼやいて付いて行く。
普通通りに飛んだら夜の闇に紛れているとはいっても誰かの目につくかもしれない。
あまり使いたくないけど、リッカの能力に頼りながら光を遮断してアイニスの後ろに続く。
そんなに遠くないはずなのに、彼女はわざと遠回りしている気がしてならない。
だから、そんな質問が口を突いて出てしまっていた。
敵は強大で、自分たちが近づいているのを感づかれたらまずいのか。
そう思ったからだ。
「そうねえ、まあ‥‥‥そろそろ包囲された頃じゃない?
あの連中に屋敷を」
「あなた、随分のんびりしてるのね、アイニス」
「まあねー。
そんなに心配する程弱くないのよ、アッシュって。
わたしがいないと何も出来ないとでも思った?」
光の精霊女王は更に高度をあげて行く。
それは城の上空まで飛び上がり、王都の空を警戒している竜騎士などに見つからないかと茜は心配になった。
「大丈夫よ。
魔王の城にだって侵入して、空白の玉座に落書きして帰って来ても誰がしたか分からないくらいには、強いのよ、わたし?」
知ってた?
アイニスは不敵に微笑んでいる。
はるか下では、仲たがいしていた兄弟がようやく一つの目的の為に理解を深め合ったところだというのに。
それを知ってなお、放置しようとこの精霊はしていた。
守護精霊じゃないのかしら?
いまどうなっているのを知りたいのに。
茜はつい、やきもきしてしまう。
同時に、自分でもその程度は出来るし、索敵用の魔法をかければ現状を確認だってできることもわかっていた。
ただ。
「わたしが行ったら足手まといって訳じゃないと思うんだけど、アイニス。
あなたはなにをさせたいの?」
「そうねえ、これくらいでいいかな?
見える?」
精霊女王が指差すのは、王城のはるか奥。
一際高くそびえる、堅牢で麗美なハイフの本丸だった。
「あれが何?
王様やお后様が住んでるところでしょ?」
「そうよ。
で、その地下はるかに――下。
見える?
あなたなら、見えるはず」
下、ね?
はるかな地下には――巨大な生命反応。
目の前にいる、空中で輝きを放っている精霊女王と変わらないほどに巨大な力。
この世界的に呼称するならば、魔力かな?
茜はそんなことを思いながら、見える視界を切り替えていく。
人間の眼、魔族の眼、神の眼、魔法使い茜としての眼。
いくつかの眼がそれが何かを教えていた。
あれが本体で、王都の周りには結界が張られている。
王都全体が地下に至るまで。
そう、丸い透明なボールにすっぽりと収まってる。
そんな感じだ。
地下からのあれを動力源にして王都全体を暖めている。
賢い選択。
あれが機械技術によるものならば。
科学の技なら、まだそう言えるけど制御の効かない技術は単なる爆弾でしかない。
原子力発電と同じだ。
茜はその制御法もよりクリーンでより効果的なエネルギー精製法が安全に運用できることを確立した時代に行った事がある。
その技術も学んだし、技術を二十世紀の日本に教えて運用できるようにできる程度には詳しい。
そのどれもがあの十二回に渡る異世界転移で学んだもの。
でも、この地下にあるのはちょっとマズイ。
あれは――醜悪すぎる。
「見えるけど、危険ね。
竜? 神?
それとも、何かの精霊を集約させたの?
あまり均衡のとれた運用ができているとは思えないけど?」
「全部違うわーあれはね、茜。
この国ハイフに、央国イシュアを追われた初代の僧門王とその臣下が庇護を求めてきた時にそれに応じたグレイエルフの妖精王と、その王族たちよ」
え?
ここは征服された国のはず。
そう言ってなかった?
それはまるで逆の話だ。
「つまり、アッシュたちの祖先はー‥‥‥騙し取ったの?
この土地そのものを!?」
「そうね。
それだけじゃない。
もう一つ、魔族が住んでいたの。
灰狼王とその氏族がね。
それも、混じってる。
ゆっくりと混じり合ったのを解くのに時間がかかったの。
この数百年。
だから、マキナはすぐには彼等を解放できなかったの」
わかる?
アイニスは悲し気にそう言っていた。
「三人の精霊剣士に三人の精霊女王。
そして近代ともいえるべき文明を導入することにより、なるべく動力源になった彼等の延命。
黒狼の一族と精霊女王たちの共同作業‥‥‥だったのね。
なのに、シワクの一族は消えた」
「そうね、もうすぐという時にアスランが自分の高家を率いて反乱を起こして。
その時、わたしとアッシュ、クロウの精霊女王は異世界に行っていた。
計画は霧散し、シワク家はどこかに消えて行った。
アスランは助かったわ。
アッシュの辞任と、その領地を召し上げでね。
お陰で彼は、いま飛空艇の管理に身をやつしている」
「そんな過去に興味はないけど‥‥‥でも、いつかは戻る気なんじゃないの?
その、イシュアに」
「そうよ、だからこそ、今の僧門王とあの連中。
わたしたちの仲間は焦っているの。
包囲網が迫っているから、かな?」
「かなってね、アイニス。
簡単に言い過ぎだわ、包囲網。
他の七つの国の王たちは妖精王や魔王のはずだから‥‥‥王族にもその縁戚関係があるはずね。
その誰かが、強すぎる実権を握っていて――」
あれ、それだと単にこの国の地下にいる存在を解放するだけでいいことになる。
仮にも一国の国王が?
各種族の王たちがそんなに甘いことをする?
「‥‥‥アイニス?」
「何かしら?」
「わたしのいた地球ってね。
人口が六十億いるの。
百億かもしれない」
「一気に倍近く増えたわね?
種族は?」
「人間‥‥‥だけ。
それだけ、戦争もこの世界の比じゃないくらい起こってきたの。
大義の為の戦争なんて存在しなかった。
あるのは、大国同士の利権だけ」
「悲惨な国ばかりなのね‥‥‥」
「そうでもないわ。
お陰で、人類は大きな遺産を子孫に残せるから。
文明と思想っていうね。
あと、歴史に学ぶことかな?
ね、何度目なの?
この国を狙う、大きな外界の存在は?」
アイニスは目を細めて喜んでいた。
こんなに物わかりのいい魔女に巡り合ったのも、何かの運命だと。
「二度目。
一度目は、私の先代がその力を以って対抗し、水の精霊王の地位を譲ったわ。
誰だったかな‥‥‥確か、別の世界の精霊王の妻だった。
クロウの精霊女王の甥に当たる子の聖女だったかな。
人間から精霊女王になるなんて珍しいんだけどね」
「話が反れてるアイニス――。
あなたと同じほどに強いの?
それとも、数人の王がそれを狙っているの?」
「‥‥‥後者よ。
そして、オルビオの妖精王もグレイエルフの王だから。
彼も強く関わっているわね」
「首魁は?」
「一の国、アルバ。
極北の国ね、氷の女王の支配地でもあるし、このハイフの王族の六割は彼女の親戚。
六の国、クルンゲルのハイエルフはこのハイフの大森林の既得権益を狙ってる。
二の国、クルアはある魔族の王が支配してる。
灰狼王は魔族。
彼も、同族を救いたいと動いている。
もし、地下の妖精王の一族と灰狼王の一族を救いだせてもー‥‥‥」
このハイフに未来はないわ。
悲し気に、でもそれが永年の罪滅ぼしになる。
アイニスはそう告げた。
「つまり、新たな黒狼の一族を連れてきたわたしにどうかしろって?
そんなの知らないわ。
でも、アッシュがしたいことは応援したい。
それと、アイニス」
「なあに、茜?」
「家族がいるんでしょ?
あなたが犠牲になるのもだめよ?」
茜の魔法が仕掛けていたあれに反応する。
あのバカ‥‥‥もっと様子見て入りなさいよ!!
そう呟く理由をアイニスも理解していた。
間抜けにもー‥‥‥シェイディアがアッシュの本家に飛び込もうとしていたのだから。
戦況は!?」
茜はアイニスの速度に大したもんだわ、そうぼやいて付いて行く。
普通通りに飛んだら夜の闇に紛れているとはいっても誰かの目につくかもしれない。
あまり使いたくないけど、リッカの能力に頼りながら光を遮断してアイニスの後ろに続く。
そんなに遠くないはずなのに、彼女はわざと遠回りしている気がしてならない。
だから、そんな質問が口を突いて出てしまっていた。
敵は強大で、自分たちが近づいているのを感づかれたらまずいのか。
そう思ったからだ。
「そうねえ、まあ‥‥‥そろそろ包囲された頃じゃない?
あの連中に屋敷を」
「あなた、随分のんびりしてるのね、アイニス」
「まあねー。
そんなに心配する程弱くないのよ、アッシュって。
わたしがいないと何も出来ないとでも思った?」
光の精霊女王は更に高度をあげて行く。
それは城の上空まで飛び上がり、王都の空を警戒している竜騎士などに見つからないかと茜は心配になった。
「大丈夫よ。
魔王の城にだって侵入して、空白の玉座に落書きして帰って来ても誰がしたか分からないくらいには、強いのよ、わたし?」
知ってた?
アイニスは不敵に微笑んでいる。
はるか下では、仲たがいしていた兄弟がようやく一つの目的の為に理解を深め合ったところだというのに。
それを知ってなお、放置しようとこの精霊はしていた。
守護精霊じゃないのかしら?
いまどうなっているのを知りたいのに。
茜はつい、やきもきしてしまう。
同時に、自分でもその程度は出来るし、索敵用の魔法をかければ現状を確認だってできることもわかっていた。
ただ。
「わたしが行ったら足手まといって訳じゃないと思うんだけど、アイニス。
あなたはなにをさせたいの?」
「そうねえ、これくらいでいいかな?
見える?」
精霊女王が指差すのは、王城のはるか奥。
一際高くそびえる、堅牢で麗美なハイフの本丸だった。
「あれが何?
王様やお后様が住んでるところでしょ?」
「そうよ。
で、その地下はるかに――下。
見える?
あなたなら、見えるはず」
下、ね?
はるかな地下には――巨大な生命反応。
目の前にいる、空中で輝きを放っている精霊女王と変わらないほどに巨大な力。
この世界的に呼称するならば、魔力かな?
茜はそんなことを思いながら、見える視界を切り替えていく。
人間の眼、魔族の眼、神の眼、魔法使い茜としての眼。
いくつかの眼がそれが何かを教えていた。
あれが本体で、王都の周りには結界が張られている。
王都全体が地下に至るまで。
そう、丸い透明なボールにすっぽりと収まってる。
そんな感じだ。
地下からのあれを動力源にして王都全体を暖めている。
賢い選択。
あれが機械技術によるものならば。
科学の技なら、まだそう言えるけど制御の効かない技術は単なる爆弾でしかない。
原子力発電と同じだ。
茜はその制御法もよりクリーンでより効果的なエネルギー精製法が安全に運用できることを確立した時代に行った事がある。
その技術も学んだし、技術を二十世紀の日本に教えて運用できるようにできる程度には詳しい。
そのどれもがあの十二回に渡る異世界転移で学んだもの。
でも、この地下にあるのはちょっとマズイ。
あれは――醜悪すぎる。
「見えるけど、危険ね。
竜? 神?
それとも、何かの精霊を集約させたの?
あまり均衡のとれた運用ができているとは思えないけど?」
「全部違うわーあれはね、茜。
この国ハイフに、央国イシュアを追われた初代の僧門王とその臣下が庇護を求めてきた時にそれに応じたグレイエルフの妖精王と、その王族たちよ」
え?
ここは征服された国のはず。
そう言ってなかった?
それはまるで逆の話だ。
「つまり、アッシュたちの祖先はー‥‥‥騙し取ったの?
この土地そのものを!?」
「そうね。
それだけじゃない。
もう一つ、魔族が住んでいたの。
灰狼王とその氏族がね。
それも、混じってる。
ゆっくりと混じり合ったのを解くのに時間がかかったの。
この数百年。
だから、マキナはすぐには彼等を解放できなかったの」
わかる?
アイニスは悲し気にそう言っていた。
「三人の精霊剣士に三人の精霊女王。
そして近代ともいえるべき文明を導入することにより、なるべく動力源になった彼等の延命。
黒狼の一族と精霊女王たちの共同作業‥‥‥だったのね。
なのに、シワクの一族は消えた」
「そうね、もうすぐという時にアスランが自分の高家を率いて反乱を起こして。
その時、わたしとアッシュ、クロウの精霊女王は異世界に行っていた。
計画は霧散し、シワク家はどこかに消えて行った。
アスランは助かったわ。
アッシュの辞任と、その領地を召し上げでね。
お陰で彼は、いま飛空艇の管理に身をやつしている」
「そんな過去に興味はないけど‥‥‥でも、いつかは戻る気なんじゃないの?
その、イシュアに」
「そうよ、だからこそ、今の僧門王とあの連中。
わたしたちの仲間は焦っているの。
包囲網が迫っているから、かな?」
「かなってね、アイニス。
簡単に言い過ぎだわ、包囲網。
他の七つの国の王たちは妖精王や魔王のはずだから‥‥‥王族にもその縁戚関係があるはずね。
その誰かが、強すぎる実権を握っていて――」
あれ、それだと単にこの国の地下にいる存在を解放するだけでいいことになる。
仮にも一国の国王が?
各種族の王たちがそんなに甘いことをする?
「‥‥‥アイニス?」
「何かしら?」
「わたしのいた地球ってね。
人口が六十億いるの。
百億かもしれない」
「一気に倍近く増えたわね?
種族は?」
「人間‥‥‥だけ。
それだけ、戦争もこの世界の比じゃないくらい起こってきたの。
大義の為の戦争なんて存在しなかった。
あるのは、大国同士の利権だけ」
「悲惨な国ばかりなのね‥‥‥」
「そうでもないわ。
お陰で、人類は大きな遺産を子孫に残せるから。
文明と思想っていうね。
あと、歴史に学ぶことかな?
ね、何度目なの?
この国を狙う、大きな外界の存在は?」
アイニスは目を細めて喜んでいた。
こんなに物わかりのいい魔女に巡り合ったのも、何かの運命だと。
「二度目。
一度目は、私の先代がその力を以って対抗し、水の精霊王の地位を譲ったわ。
誰だったかな‥‥‥確か、別の世界の精霊王の妻だった。
クロウの精霊女王の甥に当たる子の聖女だったかな。
人間から精霊女王になるなんて珍しいんだけどね」
「話が反れてるアイニス――。
あなたと同じほどに強いの?
それとも、数人の王がそれを狙っているの?」
「‥‥‥後者よ。
そして、オルビオの妖精王もグレイエルフの王だから。
彼も強く関わっているわね」
「首魁は?」
「一の国、アルバ。
極北の国ね、氷の女王の支配地でもあるし、このハイフの王族の六割は彼女の親戚。
六の国、クルンゲルのハイエルフはこのハイフの大森林の既得権益を狙ってる。
二の国、クルアはある魔族の王が支配してる。
灰狼王は魔族。
彼も、同族を救いたいと動いている。
もし、地下の妖精王の一族と灰狼王の一族を救いだせてもー‥‥‥」
このハイフに未来はないわ。
悲し気に、でもそれが永年の罪滅ぼしになる。
アイニスはそう告げた。
「つまり、新たな黒狼の一族を連れてきたわたしにどうかしろって?
そんなの知らないわ。
でも、アッシュがしたいことは応援したい。
それと、アイニス」
「なあに、茜?」
「家族がいるんでしょ?
あなたが犠牲になるのもだめよ?」
茜の魔法が仕掛けていたあれに反応する。
あのバカ‥‥‥もっと様子見て入りなさいよ!!
そう呟く理由をアイニスも理解していた。
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