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甦るリオ
しおりを挟むリオは相変わらずメス豚として治療室の一角に大型犬ようのゲージを与えられ、そこで飼育されていた。
この高市クリニックのカーストの最底辺に置かれてはや二か月。
あの翼人エリスの騒動があったことで、御主人様であるゆきの底知れぬ恐ろしさを感じた後。
リオ以外のメス犬八頭は集まって相談をしていた。
その日は、ゆきが休みの日。
奴隷たちには唯一、休暇が与えられる日だ。
「でも、御主人様は恐いです」
もとJKだったさおりが口を挟む。
おしゃべりコンビのりさも、
「わたしもあれには恐怖しか感じませんでした‥‥‥」
と同意をする。
みきとさやかが呆れたように声を出し、イライアは久しぶりの解放感を味わっていた。
他の四頭はまだ格下で名前を呼ばれることもない。
ただ黙って、床に伏せていた。
「まあ、あのメス豚よりは‥‥‥」
そう言い、リオを見たのはさおりだった。
自分よりも年下の、しかし、かつての上司はいまは最下層の底辺にいる。
許可がなければゲージからも出れないし、鼻輪に繋がれた鎖が不格好に見えた。
「まだマシですよね。
服従せずに前の主様を選んで死ぬのもいいですけど。
ゆき様のペットになっておきながら死のうするなんて。
忠義どころか、犬ですらないですよ」
さおりがそういい、四つん這いになれ。
そうリオに命じる。
上位の者の命令には絶対服従だ。
秘部を弄ばれ、
「入るかなー?
ねー、りさ。
手伝ってよ?」
この十代コンビの調教はかなりえげつない。
基本的にリオの世話はこの二人。その上にみきがいる。
さやかは他の四頭の奴隷とイライア。そして目を覚まさないせいらの世話で手一杯だ。
あの翼人エリスは天井から腹に重りを入れられて吊るされたままだ。
「え、何する気、さおり?
どこに入れるの?」
「ん?
こ、こ」
そう言って、小柄なリオの中へと片腕を押し込んでいく。
「はあ、あ‥‥‥!?」
思わず叫びそうになると、
「ほら、黙れメス豚!!」
と突起につけられたピアスに繋がる電極のスイッチが入る。
「いぎいぃいいい!?
肉が‥‥‥焼けます、りさ様、さおり様!!」
許しを乞うがさおりは更に温度を上げようとする。
そしてりさの片手は膣内の子宮口を無理矢理引き出そうとしていた。
「せーのっ!!」
「あーっ‥‥‥‥‥」
普段は出ないものが引き出され、裏返しにされる。
内臓を引き出されてリオの意識は飛びそうになるが、そこにさおりが熱で正気に戻す。
そして引き出したのを元に戻し、それを再度繰り変えず。
最近はこれがこの二匹のお気に入りの遊びだった。
「さってと。
じゃあ、裏返して‥‥‥ここに穴開けたらどうなるかなー?」
「それはさすがに御主人様に殺されるわよ?
バレたら‥‥‥」
りさはしばし考えて、
「いいんじゃない?
死んだら、死にましたーって。
それで済むよ」
「そっか。
ならーー」
こいつら、元の地位に戻ったら絶対にーーーー
復讐心に燃える眼を向けると、裏返しにされた内臓に、ピアスをあけるピアッサーが刺さろうとしている。
やめ、て。
それをされたら、子供がーー
まだ、誰かの子供を産みたい。
そんな願望がリオには残っていた。
あの優しかった前の主人の下に行きたい、同じように死にたい。
そう思った時だ。
「へー。
あんたたち、休みの日に来てみたらーー」
誰もがいない。
そう思っていた存在が、数台あるベットの仕切りカーテンの向こう側にいた。
「あ、これはーー」
「ああ、お、お許し、を‥‥‥」
二頭の十代のメス犬は慌てて土下座し、その足元に近寄って靴を舐めようとする。
しかし、
「誰が近寄れって言ったのよ。
このバカJKコンビは‥‥‥みき!」
監督しておけ。
そう命じたわよね?
そう、ゆきはメス犬みきを呼んだ。
「あんた、何してんの?
リオを殺すとこだったって理解してる?」
「申し訳ございません、ゆきさま。
ですがー‥‥‥基本的には好きにして良いと。
そう申されたのは御主人様、ですー‥‥‥」
「まあ、それは一理あるけど。
普通に世話をしろと言ったのよ?
こんな子宮引き出してしかもピアスまで。
もう、使いものにならなくなったらどうするの?」
そう言いながら引き出したまま、
「まあ、これで遊ぶのも悪くないけど」
ゆきは、ふうん、こうなってるんだ。
もう少し広げてみようかなー。
なんてリオが悲鳴しかあげれず、苦悶どころか死にそうな顔をしても平然としているのを‥‥‥
みきも、りさもさおりも恐怖の眼差しで見ている。
「まあ、いいわ。
ほら、もう入った。あー‥‥‥もう漏らしてるし。
誰よ、こんなに加熱したの。焼き切れたらどうするのよ。
これはどっち?」
「あ、こいつです」
りさはあっさりと相棒を売り飛ばす。
「そんな、あんたが手伝えってーー」
「そう、さやか。
お前がね?
そう言えば、チンチンしてごらん?」
「は、はい。御主人様」
股を突き出してみるさやかの秘部を確認して、
「まだ、突起に穴空いてないわね?
みきー」
その一言にさやかの顔が蒼白になる。
「はい、御主人様。
あれですね」
「うん、そうそう」
メス犬が持ってきたのは、極小の針のついたピアッサー。
「さて、と。
自分で大きく‥‥‥なってるか。
まあ、メス犬だもんねーよしよし。
りさ、あんたが開けなさい。
真ん中より少し奥にするのよ?
麻酔なんて与えないからね」
「くっ‥‥‥ああぁっ!!」
ほら、このリング通しなさいとゆきは輪状のピアスを付けさせる。
「うん、指先がリングに入ればいいか。
じゃあ、さやか。
あんたがりさに開けなさい」
「ひえ?
そんな‥‥‥」
「リオには開けようとしたじゃない?
なんか文句ある?
ああなりたい?」
指先にあるのは、天井から吊るされたエリス。
その膣内には中で膨らむ式のバルーン状の重しが入っており、入り口は落ちないように栓がされている。
妊婦のように出たその腹をゆきはたまに叩いて感触を試すが、気絶しているエリスはその度に気づき再度気を失う。なぜ、この調教をしているかは謎だったが、奴隷たちには翼を根元から斬られ、その傷跡も癒えないうちから拷問されているエリスに同情しかなかった。
「や、やります、御主人様」
「そっ、あんた、ひどっあああ!!!」
自分がやられたものだがら、やり返す。
酷いものだ。
友情もなにもあったものじゃない。
「はあ、あんたたち。
それでも仲良しなの?
互いに頑張って励まし合うとかさあ‥‥‥」
「だってそれは御主人様がーー」
「あんたがわたしを売るからーー」
「ほんっと、泥沼ね。
もういいわ、リオ、動ける?」
メス豚が付かない!?
まさかのーー!??
「はい、御主人様!!!
リオは動けます!!」
「おいで。歩いて二足歩行で、おいで」
これは‥‥‥まさかの???
リオの顔に歓喜の笑みが浮かぶ。
その後ろでは、この先の展開を予測して怯える二頭のメス犬が‥‥‥
「いい子ね、ここにおいで。
ああ、もうそのままでいいから、来なさい」
小柄なリオを持ちあげて、お漏らししたままの奴隷が膝の上に持ちあげられていく。
それはつまりーー
「いい、さやかにみき。
これからはリオがこの部屋の主。あなたたちはその次。
そうだ、リオ。特別にイライアを助手にしてあげる。
エリスの世話は、そこのあんたたちがしなさい」
いい子ね、リオ。
そう言って、ゆきはキスをしてやる。
「今日からはもうメス豚なんて言わなくてもいいわよ?
ああ、とうとう認められる日が来た。
「はい、御主人様。
リオは頑張ります、ありがとうございます」
「うん、その御主人様。
心の底からの声であって欲しいけど。
あなたはまだ若いからね。出来るなら、普通の人生に戻って欲しい。
でも、捨てるとかじゃないからね? あくまで、未来の話よ。わかる?」
「はい。いまなら、そんな恐怖は起きません」
「うん、それならあそこで我慢した甲斐があったわね。
それじゃあ、リオ。
そのメス豚二頭を、好きなようにしてもいいけど。
あとに残る傷はだめよ? まあ、子宮を手で取り出すのはいいけど。
ちゃんと消毒してから、ね? わかった?」
「はい、御主人様。
ちゃんと‥‥‥復讐しますから」
「うん、それでこそ、リオだわ。
わたしの可愛いリオ」
抱きしめてもらうと全身が汚れます、そんな言葉を無視してゆきはリオを抱きしめてやる。
「いいのよ、こんなのは洗えばのくの。
あなたの死にたい願望が少しでも消えたなら、それでいいの。
さあ、ちゃんと教育してきなさい」
「はい、ゆき様!!」
子供の様に笑顔で素直な純真な挨拶。
しかし、その手にはメスだのピアッサーだの。
なにをしてもいいけど、跡が残らなければ‥‥‥。
「さあ、お姉さまたち。
たくさん可愛がってくれたお礼をしないと」
そこには狂気じみた笑顔があった。
うーん、これはやり過ぎる可能性があるな。
そう思いゆきはストップをかける。
「待ちなさいリオ。
今日はそのピアス、さっき空けたやつに鎖つけてこのフロアー散歩だけにしなさい」
「だって‥‥‥」
寂しそうに動かすピアッサーがさやかとりさには恐怖にしか映らない。
「ほら行って来なさい」
「はい‥‥‥ゆき様」
「ああ、そうだ。
何時間でもいいからね?
そのまま四つん這いで行かせなさい」
何時間でも‥‥‥。
リオには復讐を晴らすだけの時間が。
二頭のメス豚には、恐怖が待っていた。
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