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第三章 スレイプニール峡谷
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暑い‥‥‥
深い森のはずなのに、木漏れ日の斜陽がもたらす温かさは王国側のそれとは違っていることにうすうすと、ナターシャは気づいていた。
赤と緑の峡谷。
地図に書かれていたその意味を、ナターシャは履き違えいた。
赤とはつまり荒涼地帯。
向かう先は西なのに、寒さは深まらない。
「大陸の側を走るあの大河から上がると熱い地域があるとは聞いていたけどー‥‥‥
まさか、そんな意味だったなんて。
このオルバイル山とその隣にあるあの名も知らない高山が暖かさを分断していたのね。
なんて豊富な水なんだろう」
道は山奥にそれでいて山裾を大きく迂回するようにつくられている。
時には、数エダ先まで斜面を気を付けて降りれば清流に足を浸すこともできた。
「酷い脚。
むくれて、そこかしこが靴づれを起こして‥‥‥ブーツが大きいのかな?
なにか布でも巻こうかしらーー」
適当なもので足を保護するようにしてサイズを積めると、見えてくるのは渓流を泳ぐ川魚たちだ。
「いいなあ‥‥‥お腹空いたわ」
使える魔導で何とかならないもの?
魚釣りの経験はない。
料理の経験があるが‥‥‥
流れる水に負けじと泳ぐ魚たちが美味しそうでならない。
あの魚を水の泡ででも包めれば、どうにかなるのに。
「風から水を作り出せるなら‥‥‥もしかしたら」
試しにと、数中に幾つかの気泡を作り出してみる。
学院で男子生徒たちがこのやり方で、院長の大事にしている池の鯉などを釣ろうと画策して怒られていたのを思い出したのだ。
土に含まれる多くの空気を集め、水を風に変えてそれらを保護してやれば‥‥‥
その泡をより層を厚くして手頃な石を包みこみ、川底の土の精霊に一度に下から。
そう爆発させるように押し出せれればーーー???
一時間は格闘しただろうか?
最初は小石、次はこぶし大、それから岩へと変化させて、最後は魚へーー
しかし‥‥‥
「動くなんてずるいわよ!!!
しかも、気泡も同時に押し流されていくなんて。
捕まえる以前の問題じゃない!!」
ナターシャは半分、貴族令嬢らしからぬ苛立ちを吐いていた。
「もうーーお腹すいたあああーー‥‥‥」
使用人も学院の生徒もいない、もう令嬢もエメラルド姫も関係ない。
普通の少女に戻ると意外に粗野な自分がいることを彼女は自己発見しつつ、それならばこうするわ!!
と、土の精霊を総動員して、川へりに一部だけ水をせき止めるダムを作らせた。
「ここに気泡で包んだ魚を入れれば!!
ほらーー!!」
見事。
もし誰かが見ていたら誉めたかもしれない。
立派とは言えないがそれなりの大きさの川魚がそこには二匹ほど、溜まっていた。
「あとはどうやって捕まるか‥‥‥ああ、そうだ」
髪をくるんでいるような布で、下からすくい上げればいいんだ。
でもそれをすると、臭いが気になる。
なら、その辺りの棒で?
いや、細剣で突き刺してしまえ。
あっさりと獲れたように感じたが、懐中時計は軽く一時間は格闘していたことを示していた。
「内臓と頭だけは‥‥‥ウロコはないのね。
ヒレも怖いし」
農作物や園芸用の植物なら、どう育てればよいか。
食せるのかどうかまで土の精霊が教えてくれていた。
魚は‥‥‥???
門外漢のようだ。
返事がない。
なら、水の精霊は?
普段は交渉することすらない、彼らと対面することは数少ない体験だ。
答えを貰う代わりになにを要求されるだろう?
契約を交わしてくれるならばいいのだけど。
それも、良い精霊ならば‥‥‥の話だ。
いま契約を持つ、火と土のそれも下位の精霊に仲介して貰い、ある程度の知性のある水の精霊に声をかけてもらう。
「魂や肉体の一部と言われたらーーどうしようもないわね‥‥‥」
彼らがそこで待つようにと言い、数分すると現れたのは水面に四肢を踏ん張ってたつ見事な白馬‥‥‥
「ケルピーじゃない‥‥‥」
多分、間違いない。
それと同時に一つのことが確定している。
ケルピーは人間を水中に引きずり込み、その内臓を食べて肝臓だけを浮かべる。
美しい女ならば‥‥‥その子を宿させて、生涯を水の底で暮らさなければならない。
「誰がこんな魔物を連れてきてなんてーー‥‥‥」
戻ってきた火と土の精霊はそれでも大丈夫だ、そう彼女に伝える。
「大丈夫と言われてもーー」
ゆっくりと水面を歩き、こちらに向かってくる妖獣の瞳は青すぎる程に棲んだ水色だった。
青い炎のたてがみが、その偉大さを醸し出している。
これが、妖獣でなければーー、の話だが。
「呼んだものは仕方がないわね」
ナターシャは、帽子を脱いだ。
髪を解くと、この川の主とお見受けします、どうかそのお知恵をお貸しください。
そう嘆願してみる。
妖獣は不思議そうなその場に立ち止まった。
「緑の髪とは、森の精霊の血筋か?」
森の精霊?
エルフのこと?
「いいえ、どうでしょうか‥‥‥??
珍しいとは思いますがーー‥‥‥」
その目を見て魂を抜かれないか。
だが、もう一度は死にかけた身だ。
いまさら怖がっても仕方がない。
「名は何という?」
不思議そうに妖獣は言うがーー
「あ、あの‥‥‥それを伝えて魂を抜かれたり、水底に連れ込んだりなにか災いなどは‥‥‥???」
妖獣は一瞬呆れ、まあ、それは妥当な心配だな。
そう言う。
「何もしない。それは言霊により確約される。
わたしは、スィールのルクナツァグだ。
そちらは?」
スィール?
あの妖精の鏡の国の?
「あ、は、い‥‥‥グラン王国のギース侯爵令嬢ナターシャです。元‥‥‥でございますが。
スィールのルクナツァグ様」
元?
「ではいまは?
爵位あるものがこのような場で、供も連れずに何をしている。
そのような男装に‥‥‥剣まで三本も抱えて。
罪人か?」
罪人?
嘘を見抜かれれば何か罰を受けるかもしれない。
ナターシャは、正直に打ち明けることにした。
深い森のはずなのに、木漏れ日の斜陽がもたらす温かさは王国側のそれとは違っていることにうすうすと、ナターシャは気づいていた。
赤と緑の峡谷。
地図に書かれていたその意味を、ナターシャは履き違えいた。
赤とはつまり荒涼地帯。
向かう先は西なのに、寒さは深まらない。
「大陸の側を走るあの大河から上がると熱い地域があるとは聞いていたけどー‥‥‥
まさか、そんな意味だったなんて。
このオルバイル山とその隣にあるあの名も知らない高山が暖かさを分断していたのね。
なんて豊富な水なんだろう」
道は山奥にそれでいて山裾を大きく迂回するようにつくられている。
時には、数エダ先まで斜面を気を付けて降りれば清流に足を浸すこともできた。
「酷い脚。
むくれて、そこかしこが靴づれを起こして‥‥‥ブーツが大きいのかな?
なにか布でも巻こうかしらーー」
適当なもので足を保護するようにしてサイズを積めると、見えてくるのは渓流を泳ぐ川魚たちだ。
「いいなあ‥‥‥お腹空いたわ」
使える魔導で何とかならないもの?
魚釣りの経験はない。
料理の経験があるが‥‥‥
流れる水に負けじと泳ぐ魚たちが美味しそうでならない。
あの魚を水の泡ででも包めれば、どうにかなるのに。
「風から水を作り出せるなら‥‥‥もしかしたら」
試しにと、数中に幾つかの気泡を作り出してみる。
学院で男子生徒たちがこのやり方で、院長の大事にしている池の鯉などを釣ろうと画策して怒られていたのを思い出したのだ。
土に含まれる多くの空気を集め、水を風に変えてそれらを保護してやれば‥‥‥
その泡をより層を厚くして手頃な石を包みこみ、川底の土の精霊に一度に下から。
そう爆発させるように押し出せれればーーー???
一時間は格闘しただろうか?
最初は小石、次はこぶし大、それから岩へと変化させて、最後は魚へーー
しかし‥‥‥
「動くなんてずるいわよ!!!
しかも、気泡も同時に押し流されていくなんて。
捕まえる以前の問題じゃない!!」
ナターシャは半分、貴族令嬢らしからぬ苛立ちを吐いていた。
「もうーーお腹すいたあああーー‥‥‥」
使用人も学院の生徒もいない、もう令嬢もエメラルド姫も関係ない。
普通の少女に戻ると意外に粗野な自分がいることを彼女は自己発見しつつ、それならばこうするわ!!
と、土の精霊を総動員して、川へりに一部だけ水をせき止めるダムを作らせた。
「ここに気泡で包んだ魚を入れれば!!
ほらーー!!」
見事。
もし誰かが見ていたら誉めたかもしれない。
立派とは言えないがそれなりの大きさの川魚がそこには二匹ほど、溜まっていた。
「あとはどうやって捕まるか‥‥‥ああ、そうだ」
髪をくるんでいるような布で、下からすくい上げればいいんだ。
でもそれをすると、臭いが気になる。
なら、その辺りの棒で?
いや、細剣で突き刺してしまえ。
あっさりと獲れたように感じたが、懐中時計は軽く一時間は格闘していたことを示していた。
「内臓と頭だけは‥‥‥ウロコはないのね。
ヒレも怖いし」
農作物や園芸用の植物なら、どう育てればよいか。
食せるのかどうかまで土の精霊が教えてくれていた。
魚は‥‥‥???
門外漢のようだ。
返事がない。
なら、水の精霊は?
普段は交渉することすらない、彼らと対面することは数少ない体験だ。
答えを貰う代わりになにを要求されるだろう?
契約を交わしてくれるならばいいのだけど。
それも、良い精霊ならば‥‥‥の話だ。
いま契約を持つ、火と土のそれも下位の精霊に仲介して貰い、ある程度の知性のある水の精霊に声をかけてもらう。
「魂や肉体の一部と言われたらーーどうしようもないわね‥‥‥」
彼らがそこで待つようにと言い、数分すると現れたのは水面に四肢を踏ん張ってたつ見事な白馬‥‥‥
「ケルピーじゃない‥‥‥」
多分、間違いない。
それと同時に一つのことが確定している。
ケルピーは人間を水中に引きずり込み、その内臓を食べて肝臓だけを浮かべる。
美しい女ならば‥‥‥その子を宿させて、生涯を水の底で暮らさなければならない。
「誰がこんな魔物を連れてきてなんてーー‥‥‥」
戻ってきた火と土の精霊はそれでも大丈夫だ、そう彼女に伝える。
「大丈夫と言われてもーー」
ゆっくりと水面を歩き、こちらに向かってくる妖獣の瞳は青すぎる程に棲んだ水色だった。
青い炎のたてがみが、その偉大さを醸し出している。
これが、妖獣でなければーー、の話だが。
「呼んだものは仕方がないわね」
ナターシャは、帽子を脱いだ。
髪を解くと、この川の主とお見受けします、どうかそのお知恵をお貸しください。
そう嘆願してみる。
妖獣は不思議そうなその場に立ち止まった。
「緑の髪とは、森の精霊の血筋か?」
森の精霊?
エルフのこと?
「いいえ、どうでしょうか‥‥‥??
珍しいとは思いますがーー‥‥‥」
その目を見て魂を抜かれないか。
だが、もう一度は死にかけた身だ。
いまさら怖がっても仕方がない。
「名は何という?」
不思議そうに妖獣は言うがーー
「あ、あの‥‥‥それを伝えて魂を抜かれたり、水底に連れ込んだりなにか災いなどは‥‥‥???」
妖獣は一瞬呆れ、まあ、それは妥当な心配だな。
そう言う。
「何もしない。それは言霊により確約される。
わたしは、スィールのルクナツァグだ。
そちらは?」
スィール?
あの妖精の鏡の国の?
「あ、は、い‥‥‥グラン王国のギース侯爵令嬢ナターシャです。元‥‥‥でございますが。
スィールのルクナツァグ様」
元?
「ではいまは?
爵位あるものがこのような場で、供も連れずに何をしている。
そのような男装に‥‥‥剣まで三本も抱えて。
罪人か?」
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