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第三章 竜の系譜
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しおりを挟む「おいっ!?」
「ああ、大丈夫です。
たぶん、一時的なものだから。
義兄さん、客間で母が寝てたところで良ければ、どうですか?
リビングルームにもソファーベッドはありますけど。
寝心地が、ね……」
申し訳なさそうに言う僕は、エミュネスタに母さんを委ねる。
僕が勝手に決めてしまったから幾分、不機嫌そうだが、言うことは聞いてくれた。
ルシアンがそれを見て不思議そうな顔をする。
「どうした?
夫婦喧嘩か?」
僕はなんだか、一気に疲れた気がした。
「エミュネスタ、どう?
母さん、寝たか?」
「はい、まあ、一応」
あー……。
これは明日一日は不機嫌だな。
「すまんな、俺のせいか?」
「そうーっ」
慌てて僕はエミュネスタの口をふさぐ。
やめろ、もうめんどくさいことになる。
「そっ、そんなことはないですよ、義兄さん。
なっ、エミュネスタ?」
頼むよ、と本当にささやくように言うと、諦めたように妻は従ってくれた。
向こう三日間は不機嫌モード、確定だな、これは。
「そうか。
なら、どうだ、由樹。
付き合わんか?」
とルシアンはどこから取り出したか、入れ物のような……?
「お酒です、か?」
そうだ、と未成年の僕に対して、義理の兄は嬉しそうにうなづいた。
「あ、日本では二十歳未満は飲めないので……。
なあ、お前?」
あ、無視された。
「おや、苦手か?
なら、俺はこれでいい。
由樹は別の飲めるものでよかろう。
話をしよう。
おい、エミュネスタ」
「はい、わかりましたよ!!!
兄上!!!」
特大マーク以上の怒りの炎を背負って‥‥‥。
うちのドラゴンプリンセスは竜族の酒の席で食べるであろう、酒の肴などを用意し始めた。
「おい、怖いな」
ルシアンがエミュネスタに聞こえないように言ってくる。
どうせ、彼のことだから。
妹には破れない結界か何かで音を漏らさないようにしてのことだろうけど。
「ああ、いえ。
いつものことですからー」
聞こえていないはずなんだけど。
台所からこちらに見せる妻の視線は、いつも以上に狂暴なものだった。
「はい、どうぞ。
わたしはお邪魔でしょうから。
お義母さまと、先に休ませて頂きます!」
どんっ!
と、僕にでも食べれるように加工された竜族独特の食材を使った料理と、いくつかの簡単な日本料理が数品。
それをテーブルに置いて、彼女は母さんの部屋へと消えてしまった。
「おお、すまんな、妹よ」
義兄のねぎらいの言葉に笑みどころか、怒りすら感じる視線を僕に向けて。
「いつも、ああなのか?」
「いや。
たぶん、母のことが心配、なんじゃないかな、と」
義兄、ルシアンはかなりの天然というか。
自分本位の人なのか、周囲をあまり気にしない人なのか。
まあ、今夜は朝まで付き合わされそうだった。
「すまん」
「え??」
「いや、俺が押しかけてきたから、妹が不機嫌なのはわかっているのだ」
あ、気づいてたんだ。
これは意外だった。
「ただな、俺もどうもあれには、な」
ああ、そうでしょうね……。
うちの妻は怒ると怖いですからーー
「兄としての威厳も大事ですよ、義兄さん」
僕はそう思うから素直に言う。
意外そうな顔をするルシアン。
「それは日本人特有のお世辞、というやつか?」
「いいえ、義兄さん。
僕はお世辞は言いません。言っても、それは嘘だと分かる人にはわかってしまいますから」
不思議そうな顔を今度はルシアンはする。
そんな日本人には出会ったことがない、そんな顔つきだった。
「つくづく、日本人らしくない男だな、由樹は」
「そうですか?
日本人ってこの百年前後で大きく変わってますから。
僕みたいなのも、いるんですよ。
エミュネスタが好いてくれてるだけで、それでいいんです」
「夫婦の絆、というやつか?
俺は我を通し過ぎたのかな?」
悩む我が義兄。
「まだ、お義姉さんのお名前を知らないんですよね、僕たち」
ああ、そうだった。
とルシアンは何かを取り出す。
スマホだ。
意外だった。
「これが、奥殿だ。
ああ、奥殿ではわからんか?」
「いえ、わかりますよ。
奥様って意味ですよね」
「珍しいな。
この言葉を使うと、おくどのって名前の子なんですか?
と、他の日本人にはよく言われるのだが」
感心するルシアン。
そりゃ、江戸時代の言葉は、一般人には通じないですよ……。
「まあ、古い言葉ですから。
で、お名前は?」
「さやか、だ。
いい女でな。俺のわがままにもつきあってくれる。
まあ、多少、ズレているというか……。
余り、回りとは浮いているようだが」
ああ、なるほど。
たぶん、天然なのか、そういった似通った者同士が惹かれ合った。
そういうことなのかな、と僕は思った。
「まだお若いようですけど……?」
「再来年、大学を卒業、と言っていたな。
成人式を昨年、挙げたと言っていた」
「じゃあ、まだ二十歳ですかー」
その時、僕はふと思った。
ルシアンは何歳なんだろう、と?
「あの、お義兄さん。
義兄さんは、人間でいえばどれほどの御年を?」
俺か?
と彼は考える。
多分、人間の年齢に換算しているのだろう。
「そうだな、30手前、といったところか?」
30手前で一族でも有数の猛者ですか、義兄さん……。
とんでもない猛者もいたもんだ。
僕、数年先まで生きてるだろうか?
「じゃあ、エミュネスタは?」
「あれか?
あれは、まだ17もいかんはずだぞ、由樹」
あれ?
そんなに若かったんだ。
これは本当に驚きだった。
「どうした?
数百歳にでも思えていたか?」
「あ、いや、なんというか。
どうもその辺りのことが、よくわからない……です、ね」
ふむ。
と酒と肴を交互にやりながら、義兄が考える。
「なあ、由樹。
前に稽古をつけようと言った話をしたな?」
「あ、はい。
その節は……生意気を。すいません」
ニヤリと笑う義兄。
あーなんか悪いこと考えてそうな予感がする。
「ああ、確かにな。
生意気だったーが。
あれでいい」
え?
僕は彼の顔を見た。
なんで、あれでいいんだろう?
「あれからな、数組にあった。
他の氏族の友人たちの家庭にも、遊びに行った。
だが、どうもな。
竜との婚姻を傘に着たり、あからさまな敵意を向けられて疎遠になりつつあったり、な。
どうにも、やりきれんよ。我らは、友が欲しいだけなのだ。
だがなあ、ある国では悪魔と罵られ、嫁後が人間だったが。
危うく死ぬほどの手傷を負わされそうになったらしい。
だからと言って、竜として戦うわけにもいかんのでな」
「なぜ、だめなんですか?」
なぜ?
ルシアンが本当に困ったように言った。
「太陽の中でも平気な我らだぞ、由樹。
人類のどの兵器よりも、タチが悪いだろう?」
ああ、確かに。
彼らがその気になれば、この惑星ごと消えるかもしれない。
「そう、です……ね」
そう相槌を打ちながらーー
僕はエミュネスタがなぜか気になって視線を母さんの部屋に向けた。
「不安か?」
ルシアンには見事に見抜かれていた。
不安?
でも愛する女性に真剣に向き合った結果、もしそうなるならーー
「まあ、もしそうなって死ぬなら。
そうなるまでの、話です」
「ほう、威勢のいいことを言うな?」
「いえ、本心です。
僕を受け入れてくれた彼女がそこまで怒るなら、それは僕が悪いのでしょうから」
「つくづく、変わり者だな。
由樹は」
しみじみと、夏の月を見上げながら、義兄は言う。
「稽古の話しな。
何もいまの竜と同じになれ、とは言わんよ。
始まりの二人も、いまも人類と変わらない程の力だったという。
その時代のやつを少しだけ、な。
試してみてできるようなら、知って欲しいだけだ。
我ら、竜のことをな」
始まりの二人。
エミュネスタが前に話てくれた、異世界から来た最初の竜族。
「エミュネスタが、前に話てくれました。
始まりの二人のことを。名前とかまでは、詳しくは知りませんけど」
「ルシールと……エミュネスタ」
ルシアンははるか遠い彼方の何かを思い出すように、ぼそりと言う。
「ルシールと……。エミュネスタ???」
何かがその時に引っかかったことを覚えている。
竜族の言葉で言うと、女ならルシール。
男なら、ルシアン。
「俺の氏族は、最初の二英雄から始まった最初の氏族だ。
だから、王子・王女が成人するまでは、その二英雄の名を付ける習わしなのさ。
もっとも成人などど、数千年先の話だ。
だから、まだ、俺はルシアンなのだ。勇者などと言われても、なんの取り柄もない。
妻を怒らせるだけの男だ……」
少しだけ酔い始めたのか。
ルシアンは寂しそうに言う。
「なあ、人間の夫婦はこういうときにどうやって、仲直りをする?」
え?
いやあ、それを僕に聞かれても。
その時だ、また後ろから声がしたのは。
「そういう時はさ、さっさと帰って、ただ黙って抱きしめてあげたらいいんじゃない?
俺も悪かったって。
あとは相手の話を黙って最後まで聞いて。それで仲直りできるしょ?」
「義母殿」
「また古臭いなあ。
そういうのが、多分、駄目なんだよ」
いやー母さん、それは助けてくれた相手にいう言葉ではないと思うよ?
そう僕が言おうとすると、
「まあ。ありがとうございました。
ごめんね、恥ずかしいところを見せたみたいで」
と、素直に謝る我が母。
僕には絶対にしないよね、それ。
後ろからエミュネスタが心配そうに覗き込んでるし。
視線が合って、僕がごめんって顔をすると顔を背けられたけど。
あれ。まだ怒ってるかなあ???
「いやいや、それで嫁の気がなおる? 晴れる?
まあ、そうならそれにこしたことはない。感謝する」
と、言い立ち上がる義兄。
「由樹、また話そう。
今夜は失礼した」
「え。
あ、いえ……」
あっさりと。
本当にあっさりと。
義兄は玄関から出て行った。
出ていくときに、エミュネスタが顔をだし何か、多分、不満だろう。
それを言うと、ルシアンは悪かったみたいな仕草をして……妹を軽く抱きしめてから帰って行った。
そう、兄と妹のはずなんだけど。
なぜだろう?
その時の二人は、まるで……
兄弟姉妹や家族を越えた、何かを共有しているように見えたのだけど。
まあ、気のせいだろうと思うことにした。
「ようやく帰りました!」
隣でエミュネスタが不機嫌なまま、ルシアンが残していった酒を飲んでいる。
まだ、未成年じゃなかったかなー?
と思いながら止めれないでいると、ふと、僕の膝の上に乗ってきた。
「あ、いいーんだ。
二人で仲良いじゃん
幾人もいればなあ……」
こっちはこっちで、迎え酒とばかりにビールで再び出来上がりつつある我が母。
寂し気に今は亡き夫の名を口にしていた。
あー、もう。
なんでこう、うちの家はめんどくさいんだ!!
と、めんどくさいついでに思い出したことがあった。
今なら聞けるかもしれない。
そう思い、僕は母さんに話を切り出した。
「ねえ、母さん」
「ん?」
「あの、兄さんのことなんだけど……」
「へ?
ルシアンがどうかしたの?」
あ、良かった。酔ってる。
是非、口を滑らせてもらおう。
「ああ、いや。そっちじゃ、なくてさ。
もう一人の、本当の兄さんの話」
そう言うと、母さんは少し重たそうな顔をする。
あれ?
駄目かな?
思った時、その重たい口が開いた。
「あれは何年前かなあ。
あたしね、妊娠しててさ。
あんたのことじゃないよ。あんたの父さんの子でもない。
あの時はまだ出会ってなかったから」
寂しそうに、ポツリ、ポツリと話し出した。
「あたしは17から18の間でさ。馬鹿みたいに、酔って暴れてて。
どこの誰ともわかんないやつの子を身ごもって。
で、産んだんだ。
でも、その子は‥‥‥」
月を見上げて、母さんはとても寂しそうな顔をする。
失った誰かの幸せを願う、そんな母親の顔を。
「産まれてすぐに、亡くなってさ。
その時だよ、隣に入院してた子が双子を産んだんだ。
お互い仲が良くってさ。でも、あっちも父親が誰かはわからない子だった。
先にあたしが産んで、その子の子供が産まれて。
でも、あっちは消えたんだ」
「消えた???
どういうこと?
行方をくらました、みたいな?」
「ちょっと違うんだ。
うーん‥‥‥あの日は冬の夜でね。
寒い日だった。
あんたが産まれたのは夕方でさ。あたしは自分の子供が死んだって聞いて泣いてたんだ。
で、あの子は双子の兄を先に産んで、それからすぐに、あんたが産まれた。
あの子は不思議と、元気だった。妊婦なんて、すぐに動けるわけがないんだ。
身体が動かない、動けないんだよ。
それくらい、大変なんだ。出産ってね……」
膝上の酒が入ったグラスを手放さないエミュネスタが、なぜかその気持ちを。
母さんの言う母親の産む苦しみを、共感するような。
何度も経験しているような顔で見ていたことを僕は覚えている。
「それで、消えたって?」
「ああ、それでね。
上の子だけ連れて、あの子は消えたよ。どこかへ行ってしまった。
なんて言ったかなあー?
そう、茜だ。高遠 茜!
同級生って言う、目つきの悪い男が。
あれ、なんて言ってたかなあ?
タカヒロ、そんな名前で呼ばれてた気がする。
そいつがね、ずっと病室にいてさ。
あたしが、ふと目を離した時だよ。
あの二人は消えた。
その後、あんただけが、残されてた。保育器の中にね。
で、その夜さ。
あれも変な噂だったかなあ。そういえば」
と、更にビールを空けて、母さんは語る。
「あたしが入院してた市内に、喫茶店があってね。
そこにその二人と、生まれたての子供が夜にやってきたって。
で、あたしの時と同じように。二人は消えた。
子供だけ、店に残してね」
「じゃあ、兄さんは、どうなったの?」
母さんは首をふる。
「わかんない。
ただ、あんたがその後、国のほうに預けられて。
あたしは、ずっと入院してた。
毎日、毎日泣いてて。死にたかった。
そんな時かな。
父さんに出会ったんだ。退院してすぐに、馬鹿みたいにまた暴れてた。
喧嘩に巻き込んじゃったんだ、で、言われた最初の一言が、踵折ってはくなよ、ばか!だった」
ああ、なんか良いように酔いだしたな、母さん……。
「なんでかな?
喧嘩から助けられて、叱られて。
社会人なりたての父さん。幾人がカッコよくってさ」
はいはい。幾人、新竹幾人。
24歳で事故で死んだ、僕の義理の父親だ。
「で、二人で暮らすようになった時に、あんたが養子に出てるって知ったんだ。
これも何かの縁だろって結婚して籍入れて。
で、あんたを養子にもらった。
もう、手続きだのなんだの。
本当に大変でさー。
でも、あの人は嫌な顔一つせず、聞き入れてくれた。
本当に、良い人だったよ」
そこまで話して、母さんはまた酔いつぶれた。
それは、ルシアンの置き土産をガブ飲みしてたエミュネスタも同じで。
二人を部屋まで運ぶのに大変だったよ。
不思議なことに、母さんもエミュネスタも。
昨夜の兄の話のことだけ、記憶から抜けているように忘れていた。
こんなことは普通はあり得ない。
まるで誰かが、知られては困ることを消したような。
そんな感触を僕は感じたことを覚えている。
この時からかな。
僕の本当の人生を探す旅が始まったのは。
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