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第一章
帆布屋ルイゼル商会
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クロウドランプ。
のろまな土塊。CLODLUNP。
その名の通り、この惑星の公転周期は遅いし、自転周期なんてそのものがない。
なぜなら、ここは惑星とは名ばかりの、外観からしたら土の塊。
いや、小惑星の出来損ない。
まあ、小惑星よりは巨大な衛星に近い。
そう、天空を覆う大気代わりの泥炭層の空に向かい、ルイゼルはため息を漏らす。
「どうしました?
また、過去に心を奪われているみたいですね」
相棒で、別種族のイニスが声をかけてくる。
ルイゼルの自宅は、過去にこの地でダイヤモンドを掘り出していた炭鉱夫たち。
彼らが集まって賑わせていた頃の時代に作られた、6層からなる三角錐形のアパートメントのほぼ、真ん中にある。
中心に上下層を繋ぐエレベーターのようなものがありそれで乗り降りをする。
三角錘だから、自然と上にいけば部屋の間取りは狭くなる。
変わった作りだが、それは単純にこの惑星が炭鉱だった時代に各種族ごとに作られたのが理由だった。
そのアパートメントの中層に住むルイゼルの自宅入り口には、ちょっと変わった看板が掲げられていた。
「帆布屋ルイゼル商会」
地球の言葉に直せばそういう意味になるだろうか。
帆布。
中世の大航海時代に使われた帆船などに使用されていた、布、もしくはそれに似たもの。
こんな変わった商号を付けるルイゼルは、扱う商品も多岐に渡っていた。
銀河中に住む各種族ごとの食糧・鉱物・輸送品・奴隷。まあ、まともな商品は扱わない裏側の世界の運び屋。
それが彼の仕事だった。
前回の依頼を受けた時に愛機ラグイェーダー号が大破した。
その愛機が修理ドック入りしているせいで、ここ数週間は暇を持て余していた。
「イニス、囚われてるって言ったほうが正しいかもしれんぞ?」
そう、無精ひげを生やしたルイゼルは言う。
見た目は人間と変わらない。年の頃は三十代前半。
身長は高く一八〇センチ前後。
白人に似た肌と淡い山吹色の猫毛を無造作に伸ばし、菫色の瞳は視る者の心の奥底を覗き込むようにも見える。
対するイニスは不思議な少女だった。
人間によく似ているが、肩まで伸ばした髪は朱色。その髪は全てを透かして見せていた。
肌の色は褐色で中東風のようであり、その瞳は宇宙の深淵のように黒く、それでいて青い光を放っている。少しだけ尖った耳を持つ。
「相変わらず、暗がりだと反射するんだな、その瞳は」
え? とイニスが部屋の奥で反応する。
「いや、お前の種族といった方がいいのか?
フェイブルは変わってるなあと」
ああ、とイニスは納得する。
種族と認定されたのはほんの少し前のことだから。
それまで、彼女たちは道具として扱われていた。
単なる、道具代わりの人工生命体として。
「そうですね、まあ、私たちは臓器を提供する生きた道具でしたから。
様々な種族の方々に提供できるよう、いろんな因子を総合して造られてますので」
あーーこれはしまった、とルイゼルは頭を掻く。
イニスの過去をどうこう言うつもりはなかったのだ。
「まあ、いまは一種族としてフェイブルの名が、枢軸議会に登録されたわけだし、な」
「ええ、お気にされないでください。
慣れてますから」
慣れてますから。その一言を言わせたのは失策だった。
「で、囚われているとは、どういう意味ですか?」
と、イニスが暗がりからルイゼル用のアルコールが入った瓶と杯を持ってくる。
「んー。
そうだなあ、俺はあんな二人組を運んだことはなかっただろ?」
「まあ、わたしがここに籍を移してからはそうですね。
まだ気にされてるのですか?」
「そりゃあなあ……公国には逆らうことになるし。
結果的に王族様の睨まれた可能性もあるしな」
「ならどうなさいます?」
「あいつが」
と、テラスから見える船の修繕ドッグをルイゼルは指差した。
ーーラグイェーダー。
公国の標準語での意味は「闇色の鷹」
光を限りなく透過させる、物質の濃度を極限まで高めた外装甲を持ちつ。
一般的な光学兵器を無効化させる密輸船。
その外壁の透過率を変調させることで外部からのセンサーを遮蔽する機能がある。
あの船は密輸船としても、単体の戦闘艦としても、公国の戦艦相手に戦うことができた。
それを設計した男性は、かつてはルイゼルの相棒だったという。
「ライナブ様を思い出されているのですか?」
ずばりと本心を言い当てられて、ルイゼルは言葉に詰まる。
「でも、良かったではありませんか。
あの時、まあラグイェーダー号は大破してしまいましたけど。
共和国のレンジャーに無事、ライナブ様のご親戚を渡すことができたのですから」
「ああ‥‥‥ラグイェーダーがあんな惨状にならなきゃな、俺もこうアルコールに逃げることもないんだが」
と、ルイゼルはぼやきながら杯を進める。
「あれの修理費なあ。
あの美しかった闇色の鷹が、真っ二つだ。
どこから捻出したものか」
フフフ、とイニスが笑う。
工場を運営しているシグレッド社の腕前は確かだが、その分、修理費も高かった。
「どうされますか?
わたしを奴隷商人に売れば、お釣りくらいはでるかもしれませんが」
自分は道具である。
イニスは産まれてからずっとそう教えられてきた。
道具に意思は必要ない。単なる臓器の保全容器。
生きた歩く意思のある、臓器の保管庫。
それが数年前までの、公国内におけるフェイブルという人工生命体の種族の扱いだった。
培養液から産まれるか、第二、第三世代として自然分娩されるか。
その産まれに関係なく、彼らは公国内に数千年も蔓延していた、奇病の被害者にその臓器を提供することを義務づけられていた。
「あのなー。
もう、ソエ罹患病は死滅したんだ。
仮にまだどこかで感染したとしても、治療薬ができたろ?
だがまあ、あの二人の遭遇したトラブルはまだまだ、続くだろうけどな」
そう、ルイゼルは寂しそうに言う。
「まったく。
あれを設計したあのバカの‥‥‥。
あのバカがまさか、公国のアニマスだったなんてなあー。
最後まで何も言わずに去りやがって」
ああ、そうか。
とイニスは理解した。
自分と同じ、エスタム。
つまり平民階級だったかつての相方が、実は公国でも指折りの名家で権力層の人間だと知ったから。
ルイゼルは面白くないのだ。
多分、二人でこの惑星系だけではない、多くの移民星系を密輸だの、奴隷解放だの。 様々な星系をレンジャーとして暴れまわった過去が忘れられないのだろう。
何より、ソエ罹患病を完治させる療法が確立された少し前。
それまで道具でしかなかったイニスたちフェイブルは用済みとして、種族ごと廃棄処分になることが決まっていた。
それを覆して、ここエルベド星系の第八コロニーに彼らの新天地と、エスタムと同階級の人権を保障させるという、前代未聞の快挙をやってのけたのが、当のアニマス公ライナブ様だったのだから。
それは、面白くないだろうな。そうイニスは思うと少し笑ってしまった。
「では、その旧友様にご連絡なさってはいかがですか?
俺のラグイェーダーの修理費を払え、この裏切り者、と」
わざと裏切り者、を強調してみせる。
すると、
「おいおい、裏切り者はないだろう?
お前たちの恩人だし。
‥‥‥俺の元相棒だ」
ああ、やはりこの方は素直ではない。
イニスは笑いが堪えられなかった。
「おいおい、そんなに笑うこともないだろう‥‥‥」
ルイゼルは鼻白んでみせる。
「まあ、あいつには十数年ぶりに文句の一つも言いたいことがあるしな。
亜空間通信を開くことはできるか?」
そうですねえ、とイニスは機器を確認する。
「ここが、岩塊の中で無ければ即座に開けるのですが。
あの子たちが無事にえーと‥‥‥」
「地球、だ。
少なくとも、現地の言葉ではそういうらしい」
とルイゼルが補足を入れる。
「ああ、そうでした。
あのお二人の現状の確認もしたいところですけど。
亜空間通信ですと、公国側に傍受される恐れもありますから」
はあ、また経費がかさむ。
時代遅れの超空間通信なんて、各コロニーや衛星を経由するから倍額ほど値がかかる。
「まあ、いい。なら、エルベド本星の亜空間ネットワークをリレーして、そこから超空間通信に暗号形態で接続させろ。おい、シルヴィー」
(はい、マスター)
と、そこに粒子素体を合成させた、(物体に触れることのできる)、立体映像が投影される。
シルヴィー。
彼女はラグイェーダー号の主幹知能であり、人工知能であり、また流体素子を呼ばれる粒子を集約して量子レベルで固定した、生きた量子コンピューターでもある。
「いま言ったことの問題点を洗い出せ。
問題がなければ、お前が統制して繋げ。あの、バカへ、だ」
(かしこまりました。では、地球のアニマス公ライナブ様への回線を繋ぎます)
そういってシルヴィーは作業に入る。
泥炭層の空は日々、少しずつだが色が変わる。
そう、あの日。
あの厄介事が降ってきた数週間前。
ルイゼルは記憶を遡る。
あの日もこんな泥沼色をしたガス大気に、俺の可愛い愛機を突っ込んで飛んだんだ。
やつらときたら、政府の文官とその妻って風体で何一つ怪しく見えなかった。
ところが、紹介者から受けた指定場所で俺の船に乗り込むなり、いきなり公国の監督官とやらが襲ってきやがった。
あいつら、きちんとたどり着けたか?
そう思いながら、
(マスター。ライナブ様です)
と、シルヴィーが促すと、空中に画面が現れる。
そこには十数年ぶりの、相応に老けたかつての相棒が映し出されていた。
のろまな土塊。CLODLUNP。
その名の通り、この惑星の公転周期は遅いし、自転周期なんてそのものがない。
なぜなら、ここは惑星とは名ばかりの、外観からしたら土の塊。
いや、小惑星の出来損ない。
まあ、小惑星よりは巨大な衛星に近い。
そう、天空を覆う大気代わりの泥炭層の空に向かい、ルイゼルはため息を漏らす。
「どうしました?
また、過去に心を奪われているみたいですね」
相棒で、別種族のイニスが声をかけてくる。
ルイゼルの自宅は、過去にこの地でダイヤモンドを掘り出していた炭鉱夫たち。
彼らが集まって賑わせていた頃の時代に作られた、6層からなる三角錐形のアパートメントのほぼ、真ん中にある。
中心に上下層を繋ぐエレベーターのようなものがありそれで乗り降りをする。
三角錘だから、自然と上にいけば部屋の間取りは狭くなる。
変わった作りだが、それは単純にこの惑星が炭鉱だった時代に各種族ごとに作られたのが理由だった。
そのアパートメントの中層に住むルイゼルの自宅入り口には、ちょっと変わった看板が掲げられていた。
「帆布屋ルイゼル商会」
地球の言葉に直せばそういう意味になるだろうか。
帆布。
中世の大航海時代に使われた帆船などに使用されていた、布、もしくはそれに似たもの。
こんな変わった商号を付けるルイゼルは、扱う商品も多岐に渡っていた。
銀河中に住む各種族ごとの食糧・鉱物・輸送品・奴隷。まあ、まともな商品は扱わない裏側の世界の運び屋。
それが彼の仕事だった。
前回の依頼を受けた時に愛機ラグイェーダー号が大破した。
その愛機が修理ドック入りしているせいで、ここ数週間は暇を持て余していた。
「イニス、囚われてるって言ったほうが正しいかもしれんぞ?」
そう、無精ひげを生やしたルイゼルは言う。
見た目は人間と変わらない。年の頃は三十代前半。
身長は高く一八〇センチ前後。
白人に似た肌と淡い山吹色の猫毛を無造作に伸ばし、菫色の瞳は視る者の心の奥底を覗き込むようにも見える。
対するイニスは不思議な少女だった。
人間によく似ているが、肩まで伸ばした髪は朱色。その髪は全てを透かして見せていた。
肌の色は褐色で中東風のようであり、その瞳は宇宙の深淵のように黒く、それでいて青い光を放っている。少しだけ尖った耳を持つ。
「相変わらず、暗がりだと反射するんだな、その瞳は」
え? とイニスが部屋の奥で反応する。
「いや、お前の種族といった方がいいのか?
フェイブルは変わってるなあと」
ああ、とイニスは納得する。
種族と認定されたのはほんの少し前のことだから。
それまで、彼女たちは道具として扱われていた。
単なる、道具代わりの人工生命体として。
「そうですね、まあ、私たちは臓器を提供する生きた道具でしたから。
様々な種族の方々に提供できるよう、いろんな因子を総合して造られてますので」
あーーこれはしまった、とルイゼルは頭を掻く。
イニスの過去をどうこう言うつもりはなかったのだ。
「まあ、いまは一種族としてフェイブルの名が、枢軸議会に登録されたわけだし、な」
「ええ、お気にされないでください。
慣れてますから」
慣れてますから。その一言を言わせたのは失策だった。
「で、囚われているとは、どういう意味ですか?」
と、イニスが暗がりからルイゼル用のアルコールが入った瓶と杯を持ってくる。
「んー。
そうだなあ、俺はあんな二人組を運んだことはなかっただろ?」
「まあ、わたしがここに籍を移してからはそうですね。
まだ気にされてるのですか?」
「そりゃあなあ……公国には逆らうことになるし。
結果的に王族様の睨まれた可能性もあるしな」
「ならどうなさいます?」
「あいつが」
と、テラスから見える船の修繕ドッグをルイゼルは指差した。
ーーラグイェーダー。
公国の標準語での意味は「闇色の鷹」
光を限りなく透過させる、物質の濃度を極限まで高めた外装甲を持ちつ。
一般的な光学兵器を無効化させる密輸船。
その外壁の透過率を変調させることで外部からのセンサーを遮蔽する機能がある。
あの船は密輸船としても、単体の戦闘艦としても、公国の戦艦相手に戦うことができた。
それを設計した男性は、かつてはルイゼルの相棒だったという。
「ライナブ様を思い出されているのですか?」
ずばりと本心を言い当てられて、ルイゼルは言葉に詰まる。
「でも、良かったではありませんか。
あの時、まあラグイェーダー号は大破してしまいましたけど。
共和国のレンジャーに無事、ライナブ様のご親戚を渡すことができたのですから」
「ああ‥‥‥ラグイェーダーがあんな惨状にならなきゃな、俺もこうアルコールに逃げることもないんだが」
と、ルイゼルはぼやきながら杯を進める。
「あれの修理費なあ。
あの美しかった闇色の鷹が、真っ二つだ。
どこから捻出したものか」
フフフ、とイニスが笑う。
工場を運営しているシグレッド社の腕前は確かだが、その分、修理費も高かった。
「どうされますか?
わたしを奴隷商人に売れば、お釣りくらいはでるかもしれませんが」
自分は道具である。
イニスは産まれてからずっとそう教えられてきた。
道具に意思は必要ない。単なる臓器の保全容器。
生きた歩く意思のある、臓器の保管庫。
それが数年前までの、公国内におけるフェイブルという人工生命体の種族の扱いだった。
培養液から産まれるか、第二、第三世代として自然分娩されるか。
その産まれに関係なく、彼らは公国内に数千年も蔓延していた、奇病の被害者にその臓器を提供することを義務づけられていた。
「あのなー。
もう、ソエ罹患病は死滅したんだ。
仮にまだどこかで感染したとしても、治療薬ができたろ?
だがまあ、あの二人の遭遇したトラブルはまだまだ、続くだろうけどな」
そう、ルイゼルは寂しそうに言う。
「まったく。
あれを設計したあのバカの‥‥‥。
あのバカがまさか、公国のアニマスだったなんてなあー。
最後まで何も言わずに去りやがって」
ああ、そうか。
とイニスは理解した。
自分と同じ、エスタム。
つまり平民階級だったかつての相方が、実は公国でも指折りの名家で権力層の人間だと知ったから。
ルイゼルは面白くないのだ。
多分、二人でこの惑星系だけではない、多くの移民星系を密輸だの、奴隷解放だの。 様々な星系をレンジャーとして暴れまわった過去が忘れられないのだろう。
何より、ソエ罹患病を完治させる療法が確立された少し前。
それまで道具でしかなかったイニスたちフェイブルは用済みとして、種族ごと廃棄処分になることが決まっていた。
それを覆して、ここエルベド星系の第八コロニーに彼らの新天地と、エスタムと同階級の人権を保障させるという、前代未聞の快挙をやってのけたのが、当のアニマス公ライナブ様だったのだから。
それは、面白くないだろうな。そうイニスは思うと少し笑ってしまった。
「では、その旧友様にご連絡なさってはいかがですか?
俺のラグイェーダーの修理費を払え、この裏切り者、と」
わざと裏切り者、を強調してみせる。
すると、
「おいおい、裏切り者はないだろう?
お前たちの恩人だし。
‥‥‥俺の元相棒だ」
ああ、やはりこの方は素直ではない。
イニスは笑いが堪えられなかった。
「おいおい、そんなに笑うこともないだろう‥‥‥」
ルイゼルは鼻白んでみせる。
「まあ、あいつには十数年ぶりに文句の一つも言いたいことがあるしな。
亜空間通信を開くことはできるか?」
そうですねえ、とイニスは機器を確認する。
「ここが、岩塊の中で無ければ即座に開けるのですが。
あの子たちが無事にえーと‥‥‥」
「地球、だ。
少なくとも、現地の言葉ではそういうらしい」
とルイゼルが補足を入れる。
「ああ、そうでした。
あのお二人の現状の確認もしたいところですけど。
亜空間通信ですと、公国側に傍受される恐れもありますから」
はあ、また経費がかさむ。
時代遅れの超空間通信なんて、各コロニーや衛星を経由するから倍額ほど値がかかる。
「まあ、いい。なら、エルベド本星の亜空間ネットワークをリレーして、そこから超空間通信に暗号形態で接続させろ。おい、シルヴィー」
(はい、マスター)
と、そこに粒子素体を合成させた、(物体に触れることのできる)、立体映像が投影される。
シルヴィー。
彼女はラグイェーダー号の主幹知能であり、人工知能であり、また流体素子を呼ばれる粒子を集約して量子レベルで固定した、生きた量子コンピューターでもある。
「いま言ったことの問題点を洗い出せ。
問題がなければ、お前が統制して繋げ。あの、バカへ、だ」
(かしこまりました。では、地球のアニマス公ライナブ様への回線を繋ぎます)
そういってシルヴィーは作業に入る。
泥炭層の空は日々、少しずつだが色が変わる。
そう、あの日。
あの厄介事が降ってきた数週間前。
ルイゼルは記憶を遡る。
あの日もこんな泥沼色をしたガス大気に、俺の可愛い愛機を突っ込んで飛んだんだ。
やつらときたら、政府の文官とその妻って風体で何一つ怪しく見えなかった。
ところが、紹介者から受けた指定場所で俺の船に乗り込むなり、いきなり公国の監督官とやらが襲ってきやがった。
あいつら、きちんとたどり着けたか?
そう思いながら、
(マスター。ライナブ様です)
と、シルヴィーが促すと、空中に画面が現れる。
そこには十数年ぶりの、相応に老けたかつての相棒が映し出されていた。
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