コスモスファーリング -銀河を揺るがしたとある罹患病の顛末記ー
ソエ罹患病。
銀河系に広大な版図を持つ『公国』に数千年前に発生した、罹患者の内臓機能を死滅させる遅効性ウィルス病の総称。唯一、地球にある日本のある地域の大気がその進行を遅らせることができた。
その地域の管理者、陽一はこの半世紀で確立された人工生命体からの臓器移植によるソエ罹患病の完治に深い疑念を抱いてきた。フェイブルと呼ばれるその人工生命体は、罹患者に臓器を提供すると死亡する人権のない『医療器具』だったからだ。
フェイブルを孫娘として育てる陽一は、公国の諮問機関、枢軸議会にフェイブルの人権獲得を訴えたーー
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