4 / 76
序章 死霊術師、追放される
「無能」な死霊術師
しおりを挟む
晴天の霹靂というものは、意外と、そしてあっさりとしたものだ。
さくさくと噛み千切れるようなフィッシュフライのような噛みごたえのように、現実を切り分けていく。
あいにくとこのフィッシュフライ、もとい、指示は何も美味しくなかったが‥‥‥
「ねえ、お父様? 私、聖女になりましたの」
そう能天気な声がしたのは昼前のことだ。
国王陛下の座する玉座の間で、勇者やその仲間たちが今後の魔族との関係について、国の重役も交えた中で語っていたときに、背後から聞こえてきた。
「おおっ、ミリアか! そうか、認定の儀式は滞りなく済んだようだな? ご苦労だった」
「お父様‥‥‥。娘の快挙をその程度の言葉で済まされるのですか??」
国王がかけたねぎらいの言葉だけでは不満だと、第二王女は顔を曇らせる。
どうやらもっと派手なリアクションを期待していたらしい。
だが、国王の反応は淡々としたものだった。
いまは――彼女のその成果は素晴らしいものだったけれど、それ以上の重大な会議の真っただ中だったからだ。
「王女ミリアよ。そなたが風の女神アミュエラの聖女になったことは王国にとって尊き成果だ。しかしな、いまはそれを諸手をあげて喜ぶには場所がよくない。国あっての王、民あっての聖女だ。控えなさい」
「そんなっ!? わたし、六年も頑張ったのですよ、お父様? もっと褒めていただいてもいいと思います!」
「ミリア‥‥‥。聞き分けなさい。もう、国民を導く聖女なのだよ、お前は?」
戒める国王の言葉も、この尊大な王女の心には届かない。
いや、幼い。
もしくは世間知らず。そして――その心の中には差別意識が渦巻いているに違いない。
それが、聖女ミリアに対する、アーチャーの第一印象だった。
「‥‥‥自分が特別だと思いこんでこじらせたまま、聖女になったお嬢様か。これから王国も大変だな?」
「おいおい、アーチャー。そんな嫌味を言ってやるなよ? とても可愛らしい王女様じゃないか。むさくるしい会議の場に、一風の涼風が吹き込んだようだよ」
「ライル?……正気か? 勇者様はどこまでも心が広いな、おい」
「別に? ただ、彼女は美しいよ?」
まじかよ、この色好きな勇者め。
年長で身長が高いライルを少し見上げるようにして、アーチャーは呆れていた。
彼の脳裏には、いつも女性のことばかりが詰まっている。
そう思いながら。
「まあ、確かに。高嶺の花って感じはするけどな。だが、王の御前だぞ?」
「無礼だって言いたいのか?僕がじゃなく、彼女が?」
「そりゃそうだろ。ここは会議の場だぞ、王女様の遊びの場所じゃない。あの魔王の再来をどうするかって話をしてるのに‥‥‥いきなり飛び込んできてあれとはな――」
「まあまあ、いいじゃないか。彼女は王女なんだし少しくらいのわがままは許されてもいいはずだよ。それに聖女になったんだろ? それってつまり――」
勇者ライルはこの国で最高位の冒険者だ。
その眼は神に準じていて、人には見えないものを見い出すことができる。
少なくとも、彼は聖女になったミリア王女に好意的な視線を向けていた。
「あー‥‥‥なにか? 聖女様はそれなりに使える、と? まあ、そりゃそうだろうが――」
「そうだよ。隣国の英雄ルークや僕、程度には‥‥‥強いかな?」
「そりゃまた、強い聖女様だな? だけど実戦経験を積めば、の話だろ。いまはまだ、単なるつぼみのままだ。いきなりの戦力にはならんだろ?」
この質問には勇者ライルも困った顔をしてしまう。
さすがの彼も、ここ三年ほどかけて育ってきた自分たちパーティーにいきなり彼女が参加すると言えば戸惑い、即答はできないはずだった。
でもね、アーチャー? と、ライルは言葉を続ける。
「やっぱりさ、アーチャー‥‥‥君のような死霊術師では、ね? あまり、使い物にならないね」
「‥‥‥はっきりと言うもんだな」
「いや、治癒魔法や神聖魔法はさ。ほら、神官がいるし。攻撃や防御にかんしても、タンクもいれば魔女もいるわけでさ。君のように、アンデッドを使役するその過程で開発された治癒系統の魔法では‥‥‥」
「役に立たない、と?」
「まあ、そうだね。実を言うと、君の魔法? 魔法と言えるのかな? 死霊術は反魂と蘇生で成立する、だっけ。どれも補助の魔道具なしじゃ、君、使えないだろ?」
痛いところをついてきやがる、とアーチャーは心でこぼした。
俺だってそうしたくてしてるわけじゃない、理由があるからそうしてるんだ――女神様の神託がなければお前なんか足元にも及ばないんだぞ、ライル?
その真実は言えないがな、女神様から口止めされているから。
このパーティーの創設時から参加している、死霊術師アーチャー・イディスはためいきを漏らした。
周囲を見渡すと、同じパーティーメンバーが揃いも揃って全員が頷いていた。
アーチャーは使えないからねー、などと好き勝手な意見を述べている。
王前だから大きな声には出さないが視線は誰もがそう物語っていた。
「お前ら‥‥‥なんだよその目は??」
「実は、アーチャー。話があるんだ。あの御方もいらしたから丁度いいと思う。快く引き受けて欲しい」
「話? 王の御前だぞ、失礼だろう、ライル‥‥‥?? いまはそんな議題を出していい時じゃない」
「いや、まあ‥‥‥。出来るなら、何も聞かず黙ってここを出て行った方がいいよ。それが君のためだ、アーチャー」
「ライル‥‥‥??」
アーチャーはいきなり切り出された話に、なんだよそれ、と。
‥‥‥信じられないものを見たように首を振って受けとめれずにいた。
こいつらは三年も苦楽を共にしてきた俺をクビにする気なのか? と、そう思いながら。
さくさくと噛み千切れるようなフィッシュフライのような噛みごたえのように、現実を切り分けていく。
あいにくとこのフィッシュフライ、もとい、指示は何も美味しくなかったが‥‥‥
「ねえ、お父様? 私、聖女になりましたの」
そう能天気な声がしたのは昼前のことだ。
国王陛下の座する玉座の間で、勇者やその仲間たちが今後の魔族との関係について、国の重役も交えた中で語っていたときに、背後から聞こえてきた。
「おおっ、ミリアか! そうか、認定の儀式は滞りなく済んだようだな? ご苦労だった」
「お父様‥‥‥。娘の快挙をその程度の言葉で済まされるのですか??」
国王がかけたねぎらいの言葉だけでは不満だと、第二王女は顔を曇らせる。
どうやらもっと派手なリアクションを期待していたらしい。
だが、国王の反応は淡々としたものだった。
いまは――彼女のその成果は素晴らしいものだったけれど、それ以上の重大な会議の真っただ中だったからだ。
「王女ミリアよ。そなたが風の女神アミュエラの聖女になったことは王国にとって尊き成果だ。しかしな、いまはそれを諸手をあげて喜ぶには場所がよくない。国あっての王、民あっての聖女だ。控えなさい」
「そんなっ!? わたし、六年も頑張ったのですよ、お父様? もっと褒めていただいてもいいと思います!」
「ミリア‥‥‥。聞き分けなさい。もう、国民を導く聖女なのだよ、お前は?」
戒める国王の言葉も、この尊大な王女の心には届かない。
いや、幼い。
もしくは世間知らず。そして――その心の中には差別意識が渦巻いているに違いない。
それが、聖女ミリアに対する、アーチャーの第一印象だった。
「‥‥‥自分が特別だと思いこんでこじらせたまま、聖女になったお嬢様か。これから王国も大変だな?」
「おいおい、アーチャー。そんな嫌味を言ってやるなよ? とても可愛らしい王女様じゃないか。むさくるしい会議の場に、一風の涼風が吹き込んだようだよ」
「ライル?……正気か? 勇者様はどこまでも心が広いな、おい」
「別に? ただ、彼女は美しいよ?」
まじかよ、この色好きな勇者め。
年長で身長が高いライルを少し見上げるようにして、アーチャーは呆れていた。
彼の脳裏には、いつも女性のことばかりが詰まっている。
そう思いながら。
「まあ、確かに。高嶺の花って感じはするけどな。だが、王の御前だぞ?」
「無礼だって言いたいのか?僕がじゃなく、彼女が?」
「そりゃそうだろ。ここは会議の場だぞ、王女様の遊びの場所じゃない。あの魔王の再来をどうするかって話をしてるのに‥‥‥いきなり飛び込んできてあれとはな――」
「まあまあ、いいじゃないか。彼女は王女なんだし少しくらいのわがままは許されてもいいはずだよ。それに聖女になったんだろ? それってつまり――」
勇者ライルはこの国で最高位の冒険者だ。
その眼は神に準じていて、人には見えないものを見い出すことができる。
少なくとも、彼は聖女になったミリア王女に好意的な視線を向けていた。
「あー‥‥‥なにか? 聖女様はそれなりに使える、と? まあ、そりゃそうだろうが――」
「そうだよ。隣国の英雄ルークや僕、程度には‥‥‥強いかな?」
「そりゃまた、強い聖女様だな? だけど実戦経験を積めば、の話だろ。いまはまだ、単なるつぼみのままだ。いきなりの戦力にはならんだろ?」
この質問には勇者ライルも困った顔をしてしまう。
さすがの彼も、ここ三年ほどかけて育ってきた自分たちパーティーにいきなり彼女が参加すると言えば戸惑い、即答はできないはずだった。
でもね、アーチャー? と、ライルは言葉を続ける。
「やっぱりさ、アーチャー‥‥‥君のような死霊術師では、ね? あまり、使い物にならないね」
「‥‥‥はっきりと言うもんだな」
「いや、治癒魔法や神聖魔法はさ。ほら、神官がいるし。攻撃や防御にかんしても、タンクもいれば魔女もいるわけでさ。君のように、アンデッドを使役するその過程で開発された治癒系統の魔法では‥‥‥」
「役に立たない、と?」
「まあ、そうだね。実を言うと、君の魔法? 魔法と言えるのかな? 死霊術は反魂と蘇生で成立する、だっけ。どれも補助の魔道具なしじゃ、君、使えないだろ?」
痛いところをついてきやがる、とアーチャーは心でこぼした。
俺だってそうしたくてしてるわけじゃない、理由があるからそうしてるんだ――女神様の神託がなければお前なんか足元にも及ばないんだぞ、ライル?
その真実は言えないがな、女神様から口止めされているから。
このパーティーの創設時から参加している、死霊術師アーチャー・イディスはためいきを漏らした。
周囲を見渡すと、同じパーティーメンバーが揃いも揃って全員が頷いていた。
アーチャーは使えないからねー、などと好き勝手な意見を述べている。
王前だから大きな声には出さないが視線は誰もがそう物語っていた。
「お前ら‥‥‥なんだよその目は??」
「実は、アーチャー。話があるんだ。あの御方もいらしたから丁度いいと思う。快く引き受けて欲しい」
「話? 王の御前だぞ、失礼だろう、ライル‥‥‥?? いまはそんな議題を出していい時じゃない」
「いや、まあ‥‥‥。出来るなら、何も聞かず黙ってここを出て行った方がいいよ。それが君のためだ、アーチャー」
「ライル‥‥‥??」
アーチャーはいきなり切り出された話に、なんだよそれ、と。
‥‥‥信じられないものを見たように首を振って受けとめれずにいた。
こいつらは三年も苦楽を共にしてきた俺をクビにする気なのか? と、そう思いながら。
0
あなたにおすすめの小説
落ちこぼれ職人、万能スキルでギルド最強になります!
たまごころ
ファンタジー
ギルド最弱の鍛冶師レオンは、仲間に「役立たず」と笑われて追放された。
途方に暮れる彼の前に現れたのは、伝説の鍛冶書と、しゃべる鉄塊(?)。
鍛冶・錬金・料理・魔道具――あらゆるクラフトスキルを吸収する《創精鍛造》を極め、万能職人へと覚醒!
素材採取から戦闘まで、すべて自作で挑む“ものづくり異世界成り上がり譚”が今、始まる。
裏切った元仲間? 今さら後悔しても遅いぞ!
「お前は用済みだ」役立たずの【地図製作者】と追放されたので、覚醒したチートスキルで最高の仲間と伝説のパーティーを結成することにした
黒崎隼人
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――役立たずの【地図製作者(マッパー)】として所属パーティーから無一文で追放された青年、レイン。死を覚悟した未開の地で、彼のスキルは【絶対領域把握(ワールド・マッピング)】へと覚醒する。
地形、魔物、隠された宝、そのすべてを瞬時に地図化し好きな場所へ転移する。それは世界そのものを掌に収めるに等しいチートスキルだった。
魔力制御が苦手な銀髪のエルフ美少女、誇りを失った獣人の凄腕鍛冶師。才能を活かせずにいた仲間たちと出会った時、レインの地図は彼らの未来を照らし出す最強のコンパスとなる。
これは、役立たずと罵られた一人の青年が最高の仲間と共に自らの居場所を見つけ、やがて伝説へと成り上がっていく冒険譚。
「さて、どこへ行こうか。俺たちの地図は、まだ真っ白だ」
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【読切短編】転生したら辺境伯家の三男でした ~のんびり暮らしたいのに、なぜか領地が発展していく~
Lihito
ファンタジー
過労死したシステムエンジニアは、異世界の辺境伯家に転生した。
三男。継承権は遠い。期待もされない。
——最高じゃないか。
「今度こそ、のんびり生きよう」
兄たちの継承争いに巻き込まれないよう、誰も欲しがらない荒れ地を引き受けた。
静かに暮らすつもりだった。
だが、彼には「構造把握」という能力があった。
物事の問題点が、図解のように見える力。
井戸が枯れた。見て見ぬふりができなかった。
作物が育たない。見て見ぬふりができなかった。
気づけば——領地が勝手に発展していた。
「俺ののんびりライフ、どこ行った……」
これは、静かに暮らしたかった男が、なぜか成り上がっていく物語。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました
東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。
王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。
だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。
行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。
冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。
無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――!
王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。
これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる