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第一章 棄てられた死霊術師
「教会」と死霊術師
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「貴族ってのは相変わらず、損だよなー」
「‥‥‥と、おっしゃいますと?」
「いや、なんでもない。それでどうだろうか?俺の主様はこの程度の額を御所望なんだが――可能かな??」
翌朝、午前半ばに訪れた質屋でその会話はされていた。
ですが、旦那様‥‥‥と、彼を応対した人間の顔には渋い色が見て取れる。
アーチャーは小さくため息をついた。
前夜、役人が泊まると言い不思議な顔をされるのを避けるため、風俗街に近い宿屋というよりはホテルと呼んでいいランクの『貴族の若様』、が利用する場所にアーチャーは宿を取っていた。
女遊びをするのはいいが、内壁の門は深夜になる前に閉じられるからそんな宿が繁盛する。
中には様々な国の機関の出先の出張所まであるのには閉口したが、今年に入っていちばんまともな宿に泊まった気もする。
朝起きるとシェニアがいないことに一抹の寂しさを感じながら、この三年間でダンジョン攻略をした際に見つけてもらったおこぼれの宝石類。
それを彼は身に着けていたのを思い出して売りに来ていた。
自分はとある貴族の従者だと身分を偽りながら。
「可能かどうかとおっしゃれば、不可能でございます、旦那様」
「なんでだよ!? 買い取り価格なら可能だって言っただろうが?」
こんな簡単な仕事もこなせないなら、主様にクビにされてしまう!
そう、大袈裟にリアクションを取り質屋に訴えてみるが、相手の顔色は変わりそうになかった。
つまり‥‥‥求める代価は手に入らない。
そういうことだ。
「あのですね、旦那様。いえね、わたくしどももご希望の価格で買い取りたいのですよ。というよりは、その価格でもお安いくらいなのです」
「はあっ!? なら喜んで買えよ!!」
「それが出来かねるのです!ですから、困っているのですよ‥‥‥」
「どういうことだよ!?」
この宝石類が高すぎるのです。
そう彼は言い、どうかご理解くださいと告げた。
「高すぎれば‥‥‥だめなのか?」
「ええ、心苦しいですが。当店でこれほどの価値のあるものを買い取り後に市場で換金、もしくは預かろうとすればそれは可能でしょう。ですが、あなた様の御主人様の不名誉もあっという間に噂になりますぞ?」
「うっ‥‥‥それは――まずい、な‥‥‥」
「そうでございましょう? 高価すぎる宝石には名がつきます。それは貴族様の間で価値のあるものとして知られているものです。あの宝石などが売られている。出元は当店。そうなれば、若様‥‥‥もしくは御当主様のこのような不浄の場。下民の集う風俗などに顔をだし、大して高くもない、負担でもないはずの支払いができてない。そう噂になります。王のお耳にでも入った日には‥‥‥」
「困ったな。我が家と主様にもお叱りがある。そういうことか‥‥‥」
「はい。かと言って御望みの価格で質入れされた際、あなた様の主人は本当に買い戻されますか? 期限内に? 残念ながら、この王都の歓楽街の一夜の価格など、上級貴族の方々には簡素な値段です。それを払っても有り余るだけのお望みの金額。本当に必要なのは別のことでは‥‥‥ございませんか?」
鋭いなあ、この店員。
そこまで見抜かれたら、つまりこの客は買い戻しに来ない。それだけの額の借金に追われている。
と、思われているかもしれない。いまの自分は成り立てで家臣もいないが、子孫にはなにがしかの足かせになる可能性がある。
貴族は本当に‥‥‥めんどくさい。
「分かった。主様にはそう伝えよう。すまないがここでの会話は――」
「もちろん、秘密にさせて頂きます。あ、ただあれですな。こちらの小ぶりなルビーなどは買い取りさせて頂きます。それこそ、勉強させて頂きますよ。鑑札なしでの現金引き取りでいかがですか?」
「それ‥‥‥俺の私物なんですけどね‥‥‥」
「ああ、やはり。どうりで、あ、いえ。ではそれでご用意いたしますので――」
悪かったな、みすぼらしい従者にしか見えなくて!
貴族になり立てなんだよ。
いつか見返してやるからな。
そんな感情は平民相手なら沸くのに、仲間や王女相手なら諦めに変わるなんて情けない話だ。
自虐的にそう思いながら、どこかで倒した魔獣を倒した際に獲得した魔石などが手元からあっさりと消えていくのに虚しさを感じつつ、アーチャーは差し出された金貨を受け取って店を出たのだった。
「ふんっ! 二度と来るかよ、こんな店!! ‥‥‥とは言っても、たった二十枚か‥‥‥」
目標金額の一割にも満たないそれを懐にしまいこむと、どうするかなあ。
アーチャーは天空にその一部を見せている三連の月を見上げる。
あの青い月に住むと言われている地上にもともといた神々。誰か助けてくれないもんかなあ、と心で願いつつ思い当たるのは存在が確認されているあの女神のことだ。
青い月の女神。神々の楽園の管理神、そして世界最大の信徒を抱える教会の守護神、女神フォンテーヌ様。
ついでに、自分の古巣である賢者の都ハグーンが信奉する女神でもある。
「教会‥‥‥か、それとも、総合ギルドだ。借りるならどっちかしかないな。もしくは――仕事を請けるか。貴族様や勇者パーティーの元宮廷死霊術師じゃなく、単なる死霊術師として?」
それとも賢者の資格を突き出すか?
いや、そんな権威をかさに着るならハグーンに行った方が早い。
あいにくと、往復に二か月は必要だが。
「教会‥‥‥苦手なんだよなあ」
慈愛と賢識の女神フォンテーヌ。
その真理を解く教会は世界一巨大な宗教組織でもあり、各国に支部を持つ総合ギルドが抱える冒険者の戦力に匹敵する武装牧師と武装尼僧を擁する機関でもある。
おまけに村人が数人しかいない廃村のような村にでもその支店を置いて救済しているのだから‥‥‥影響力は絶大だった。
「行くか‥‥‥」
教会はどの都市でも貧困層のある土地。
つまり、こういった歓楽街や風俗街の端に位置している。
アーチャーにとっては懐かしい、一時期を過ごした安息の場所。
そこは‥‥‥産まれてすぐに両親を亡くし、義父に引き取られるまでの数年間を過ごした懐かしい、もう一つの家族がいる場所だ。
「‥‥‥と、おっしゃいますと?」
「いや、なんでもない。それでどうだろうか?俺の主様はこの程度の額を御所望なんだが――可能かな??」
翌朝、午前半ばに訪れた質屋でその会話はされていた。
ですが、旦那様‥‥‥と、彼を応対した人間の顔には渋い色が見て取れる。
アーチャーは小さくため息をついた。
前夜、役人が泊まると言い不思議な顔をされるのを避けるため、風俗街に近い宿屋というよりはホテルと呼んでいいランクの『貴族の若様』、が利用する場所にアーチャーは宿を取っていた。
女遊びをするのはいいが、内壁の門は深夜になる前に閉じられるからそんな宿が繁盛する。
中には様々な国の機関の出先の出張所まであるのには閉口したが、今年に入っていちばんまともな宿に泊まった気もする。
朝起きるとシェニアがいないことに一抹の寂しさを感じながら、この三年間でダンジョン攻略をした際に見つけてもらったおこぼれの宝石類。
それを彼は身に着けていたのを思い出して売りに来ていた。
自分はとある貴族の従者だと身分を偽りながら。
「可能かどうかとおっしゃれば、不可能でございます、旦那様」
「なんでだよ!? 買い取り価格なら可能だって言っただろうが?」
こんな簡単な仕事もこなせないなら、主様にクビにされてしまう!
そう、大袈裟にリアクションを取り質屋に訴えてみるが、相手の顔色は変わりそうになかった。
つまり‥‥‥求める代価は手に入らない。
そういうことだ。
「あのですね、旦那様。いえね、わたくしどももご希望の価格で買い取りたいのですよ。というよりは、その価格でもお安いくらいなのです」
「はあっ!? なら喜んで買えよ!!」
「それが出来かねるのです!ですから、困っているのですよ‥‥‥」
「どういうことだよ!?」
この宝石類が高すぎるのです。
そう彼は言い、どうかご理解くださいと告げた。
「高すぎれば‥‥‥だめなのか?」
「ええ、心苦しいですが。当店でこれほどの価値のあるものを買い取り後に市場で換金、もしくは預かろうとすればそれは可能でしょう。ですが、あなた様の御主人様の不名誉もあっという間に噂になりますぞ?」
「うっ‥‥‥それは――まずい、な‥‥‥」
「そうでございましょう? 高価すぎる宝石には名がつきます。それは貴族様の間で価値のあるものとして知られているものです。あの宝石などが売られている。出元は当店。そうなれば、若様‥‥‥もしくは御当主様のこのような不浄の場。下民の集う風俗などに顔をだし、大して高くもない、負担でもないはずの支払いができてない。そう噂になります。王のお耳にでも入った日には‥‥‥」
「困ったな。我が家と主様にもお叱りがある。そういうことか‥‥‥」
「はい。かと言って御望みの価格で質入れされた際、あなた様の主人は本当に買い戻されますか? 期限内に? 残念ながら、この王都の歓楽街の一夜の価格など、上級貴族の方々には簡素な値段です。それを払っても有り余るだけのお望みの金額。本当に必要なのは別のことでは‥‥‥ございませんか?」
鋭いなあ、この店員。
そこまで見抜かれたら、つまりこの客は買い戻しに来ない。それだけの額の借金に追われている。
と、思われているかもしれない。いまの自分は成り立てで家臣もいないが、子孫にはなにがしかの足かせになる可能性がある。
貴族は本当に‥‥‥めんどくさい。
「分かった。主様にはそう伝えよう。すまないがここでの会話は――」
「もちろん、秘密にさせて頂きます。あ、ただあれですな。こちらの小ぶりなルビーなどは買い取りさせて頂きます。それこそ、勉強させて頂きますよ。鑑札なしでの現金引き取りでいかがですか?」
「それ‥‥‥俺の私物なんですけどね‥‥‥」
「ああ、やはり。どうりで、あ、いえ。ではそれでご用意いたしますので――」
悪かったな、みすぼらしい従者にしか見えなくて!
貴族になり立てなんだよ。
いつか見返してやるからな。
そんな感情は平民相手なら沸くのに、仲間や王女相手なら諦めに変わるなんて情けない話だ。
自虐的にそう思いながら、どこかで倒した魔獣を倒した際に獲得した魔石などが手元からあっさりと消えていくのに虚しさを感じつつ、アーチャーは差し出された金貨を受け取って店を出たのだった。
「ふんっ! 二度と来るかよ、こんな店!! ‥‥‥とは言っても、たった二十枚か‥‥‥」
目標金額の一割にも満たないそれを懐にしまいこむと、どうするかなあ。
アーチャーは天空にその一部を見せている三連の月を見上げる。
あの青い月に住むと言われている地上にもともといた神々。誰か助けてくれないもんかなあ、と心で願いつつ思い当たるのは存在が確認されているあの女神のことだ。
青い月の女神。神々の楽園の管理神、そして世界最大の信徒を抱える教会の守護神、女神フォンテーヌ様。
ついでに、自分の古巣である賢者の都ハグーンが信奉する女神でもある。
「教会‥‥‥か、それとも、総合ギルドだ。借りるならどっちかしかないな。もしくは――仕事を請けるか。貴族様や勇者パーティーの元宮廷死霊術師じゃなく、単なる死霊術師として?」
それとも賢者の資格を突き出すか?
いや、そんな権威をかさに着るならハグーンに行った方が早い。
あいにくと、往復に二か月は必要だが。
「教会‥‥‥苦手なんだよなあ」
慈愛と賢識の女神フォンテーヌ。
その真理を解く教会は世界一巨大な宗教組織でもあり、各国に支部を持つ総合ギルドが抱える冒険者の戦力に匹敵する武装牧師と武装尼僧を擁する機関でもある。
おまけに村人が数人しかいない廃村のような村にでもその支店を置いて救済しているのだから‥‥‥影響力は絶大だった。
「行くか‥‥‥」
教会はどの都市でも貧困層のある土地。
つまり、こういった歓楽街や風俗街の端に位置している。
アーチャーにとっては懐かしい、一時期を過ごした安息の場所。
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