35 / 76
第二章 ダンジョンの死霊術師
「背徳」の冒険者たち
しおりを挟む
☆
そこは地下世界の一角に位置する、とある城にいくつかある尖塔の一つ。
遠く地上世界とつながる塔を見つめながら、二人の人物がその場に立っていて面白そうにそれを見学していた。
吐く息が白いところを見ると、寒い地方だということが見て取れる。
しかし、その身を包む衣服はあくまで軽装で、王城の屋根や周囲の城壁、都市は白と黒色の建物に使われている建材がまだら模様を見せていた。
「懐かしい反応を感じた気がするな?」
「はるかな足元からの胎動がありましたな。行ったこともない場所ですが懐かしくも恐ろしい。そんなものを思い出します」
「あれはどれくらい昔だ? 最後に見た事があるのは‥‥‥??」
「さて? 私どもはつい最近、目覚めましたからな。地上世界においてはもうどれくらか――二千年近く前に眠りについた。それ以前には多々あったように思いますが‥‥‥この魔界ではいかがですか?」
「ここか? さてな‥‥‥瘴気の多くはあの魔人殿が一万年近く前に焼かれてしまわれた。彼の神炎と似たものを感じたが、いまさら魔人殿が動くことなどありえないだろう?」
薄紫色の豊かな髪を伸ばした女性――第五位の柱の魔王、夢魔の女王エミスティア。
眠そうな顔をしながら、彼女は最近たずねてきた懐かしい友人を隣にしてそう言った。
「さあ、どうですかな? 地下世界では魔王諸侯が治められて安寧の土地と化していますが、地上世界。その他の十二の世界はどうかまでは分かりかねますな」
「エル・オルビス、イルベル、オルン・ベルヌにハルフゲイン。どれも古くて偉大なる神や魔が多く住む。誰がどこに移動しても分かりやすく、また、見つけにくい。新たな火種にならなければいいがな‥‥‥」
彼女の側で、小脇に抱えた首が怪訝な顔をする。
デュラハンのリード卿は、この国、ラスクーナに身を寄せることに成功していた。
「どうしてそのような心配を?」
「決まっているだろう、リード。そなたが眠っている間にも多くの争いがあった。魔族はようやく平和を手にしたというのに、古き神々はいまだに対立しようとしている。王としては――国民の安全だけを望みたい」
「女王。それは神々の主となるべき誰かが消えたことを悲しんでおられるように聞こえますが‥‥‥?」
「そうさな。カイネ神が去ってから一万と数百年。まあ、ただの杞憂に終わって欲しいものだ。ハグーンなどが妙なことを考えなければいいが」
「賢者の都、ですか。光のハグーン、闇のジェニス。その双方を擁する天空大陸。女神などというのもいましたな、フォンテーヌ神もそう。それに、この王国と国境を境にするあの王国の飛び地もですな」
「最果ての地、アリス・ターナー。魔人殿がうまくいさめてくれよう……新たなる火種はもう、こりごりだ」
地下は地下だけで静かに生きればそれでいい。
その気になれば魔界の一大勢力になりうる実力者はそれでも、魔族は静かに生きるべきだと呟いていた。
「そういえば、隣国の領主が変わるという報告があったな。あれはどうなのだ?」
「どうなのだ、と言われても。私は来たばかりですから部下をやって調べますか?」
「頼む。私の国の者はいろいろと知られている。動ける者は少ない」
「では――誰かを行かせましょう。さて、誰にしたものか‥‥‥」
リード卿は思案を巡らせるのだった。
☆
「いる‥‥‥のか?」
「さあ、はっきりしないの。少なくとも、この付近には――反応はないわ」
「となると、遠隔操作?」
「いや、分からんぞレズロ。あのスケルドラゴンをどこかの魔王でも誰でもいい。操っていたとすれば、その最後に隠蔽するために仕掛けていたとも考えられる」
「なるほど‥‥‥リーファの魔法でも感知できないならそれもありえるだけどなあ、アーレン。どこからやってきたんだ、あのスケルドラゴンにせよ、モンスターどももそうだ。アリス・ターナーの塔の付近でこんなにハイレベルなモンスターなんて‥‥‥」
レズロはおかしなこともあったもんだ、とぼやいていた。
アーレンの気掛かりはそこではなく、獣人たちの遺体に向いているようにリーファには見えていた。
また金がかかる、それがアーレンの方から聞こえてきたからだ。
「もういいだろ、レズロ。いないなら、いないんだ多分な。それより、こいつらの服を剥ぐのを手伝えあとは皮と尾だな。それだけ剥いでも、投資した額に見合うかどうか‥‥‥無駄な出費だったよまったく」
「なら――売ったらどうだ?肉も買い取りするだろ、あの市場なら」
「肉‥‥‥? 売れるのか?」
アーレンは奴隷市場に詳しくない。
リーファにどうなんだと、たずねていた。
魔女は自分の攻撃魔導がスケルドラゴンによって破られたのではなく、エネルギーの中継拠点として使っていた獣人の肉体がもたなかったのだと知って安堵し、また悔しがっていた。
「まったく、こんな役立たずだなんて。あの程度の魔法で死ぬなんて信じられないわ。てっきり、自分のミスかと思ったじゃない」
「まあ、そう言うなよ。新しく奴隷を買えばまた――できるだろ?」
「それはそうだけど‥‥‥一匹金貨二枚はするのよ?
肉ねえ‥‥‥魔族が好んで食べるとは聞いたけど、それならパルドの市内にある肉屋で売買してるわよ?」
「そうなのか? どの辺りだ?」
「北側の‥‥‥貧民街よ。獣人の男が、生きたまま同族や他種族の若い女を縛り上げて店の軒先にこれ見よがしに吊るして販売してるわ。解体もその場でするっていうから、ある意味、それを見たいが為に訪れる魔族もいるとかいないとか‥‥‥悪趣味だけど。そこなら高く売れるんじゃない?
下手に皮とかはがないほうがいいと思うわよ?」
「北側? この重いのを運ぶには骨だな‥‥‥」
再び死体を蹴り上げ、仕方ないと尾を持って引きずりながら三人の冒険者たちは辺りを気にしつつ移動を開始しようとしていた。
それを見たアーチャーはどうやら、心を決めたようだった。
そこは地下世界の一角に位置する、とある城にいくつかある尖塔の一つ。
遠く地上世界とつながる塔を見つめながら、二人の人物がその場に立っていて面白そうにそれを見学していた。
吐く息が白いところを見ると、寒い地方だということが見て取れる。
しかし、その身を包む衣服はあくまで軽装で、王城の屋根や周囲の城壁、都市は白と黒色の建物に使われている建材がまだら模様を見せていた。
「懐かしい反応を感じた気がするな?」
「はるかな足元からの胎動がありましたな。行ったこともない場所ですが懐かしくも恐ろしい。そんなものを思い出します」
「あれはどれくらい昔だ? 最後に見た事があるのは‥‥‥??」
「さて? 私どもはつい最近、目覚めましたからな。地上世界においてはもうどれくらか――二千年近く前に眠りについた。それ以前には多々あったように思いますが‥‥‥この魔界ではいかがですか?」
「ここか? さてな‥‥‥瘴気の多くはあの魔人殿が一万年近く前に焼かれてしまわれた。彼の神炎と似たものを感じたが、いまさら魔人殿が動くことなどありえないだろう?」
薄紫色の豊かな髪を伸ばした女性――第五位の柱の魔王、夢魔の女王エミスティア。
眠そうな顔をしながら、彼女は最近たずねてきた懐かしい友人を隣にしてそう言った。
「さあ、どうですかな? 地下世界では魔王諸侯が治められて安寧の土地と化していますが、地上世界。その他の十二の世界はどうかまでは分かりかねますな」
「エル・オルビス、イルベル、オルン・ベルヌにハルフゲイン。どれも古くて偉大なる神や魔が多く住む。誰がどこに移動しても分かりやすく、また、見つけにくい。新たな火種にならなければいいがな‥‥‥」
彼女の側で、小脇に抱えた首が怪訝な顔をする。
デュラハンのリード卿は、この国、ラスクーナに身を寄せることに成功していた。
「どうしてそのような心配を?」
「決まっているだろう、リード。そなたが眠っている間にも多くの争いがあった。魔族はようやく平和を手にしたというのに、古き神々はいまだに対立しようとしている。王としては――国民の安全だけを望みたい」
「女王。それは神々の主となるべき誰かが消えたことを悲しんでおられるように聞こえますが‥‥‥?」
「そうさな。カイネ神が去ってから一万と数百年。まあ、ただの杞憂に終わって欲しいものだ。ハグーンなどが妙なことを考えなければいいが」
「賢者の都、ですか。光のハグーン、闇のジェニス。その双方を擁する天空大陸。女神などというのもいましたな、フォンテーヌ神もそう。それに、この王国と国境を境にするあの王国の飛び地もですな」
「最果ての地、アリス・ターナー。魔人殿がうまくいさめてくれよう……新たなる火種はもう、こりごりだ」
地下は地下だけで静かに生きればそれでいい。
その気になれば魔界の一大勢力になりうる実力者はそれでも、魔族は静かに生きるべきだと呟いていた。
「そういえば、隣国の領主が変わるという報告があったな。あれはどうなのだ?」
「どうなのだ、と言われても。私は来たばかりですから部下をやって調べますか?」
「頼む。私の国の者はいろいろと知られている。動ける者は少ない」
「では――誰かを行かせましょう。さて、誰にしたものか‥‥‥」
リード卿は思案を巡らせるのだった。
☆
「いる‥‥‥のか?」
「さあ、はっきりしないの。少なくとも、この付近には――反応はないわ」
「となると、遠隔操作?」
「いや、分からんぞレズロ。あのスケルドラゴンをどこかの魔王でも誰でもいい。操っていたとすれば、その最後に隠蔽するために仕掛けていたとも考えられる」
「なるほど‥‥‥リーファの魔法でも感知できないならそれもありえるだけどなあ、アーレン。どこからやってきたんだ、あのスケルドラゴンにせよ、モンスターどももそうだ。アリス・ターナーの塔の付近でこんなにハイレベルなモンスターなんて‥‥‥」
レズロはおかしなこともあったもんだ、とぼやいていた。
アーレンの気掛かりはそこではなく、獣人たちの遺体に向いているようにリーファには見えていた。
また金がかかる、それがアーレンの方から聞こえてきたからだ。
「もういいだろ、レズロ。いないなら、いないんだ多分な。それより、こいつらの服を剥ぐのを手伝えあとは皮と尾だな。それだけ剥いでも、投資した額に見合うかどうか‥‥‥無駄な出費だったよまったく」
「なら――売ったらどうだ?肉も買い取りするだろ、あの市場なら」
「肉‥‥‥? 売れるのか?」
アーレンは奴隷市場に詳しくない。
リーファにどうなんだと、たずねていた。
魔女は自分の攻撃魔導がスケルドラゴンによって破られたのではなく、エネルギーの中継拠点として使っていた獣人の肉体がもたなかったのだと知って安堵し、また悔しがっていた。
「まったく、こんな役立たずだなんて。あの程度の魔法で死ぬなんて信じられないわ。てっきり、自分のミスかと思ったじゃない」
「まあ、そう言うなよ。新しく奴隷を買えばまた――できるだろ?」
「それはそうだけど‥‥‥一匹金貨二枚はするのよ?
肉ねえ‥‥‥魔族が好んで食べるとは聞いたけど、それならパルドの市内にある肉屋で売買してるわよ?」
「そうなのか? どの辺りだ?」
「北側の‥‥‥貧民街よ。獣人の男が、生きたまま同族や他種族の若い女を縛り上げて店の軒先にこれ見よがしに吊るして販売してるわ。解体もその場でするっていうから、ある意味、それを見たいが為に訪れる魔族もいるとかいないとか‥‥‥悪趣味だけど。そこなら高く売れるんじゃない?
下手に皮とかはがないほうがいいと思うわよ?」
「北側? この重いのを運ぶには骨だな‥‥‥」
再び死体を蹴り上げ、仕方ないと尾を持って引きずりながら三人の冒険者たちは辺りを気にしつつ移動を開始しようとしていた。
それを見たアーチャーはどうやら、心を決めたようだった。
0
あなたにおすすめの小説
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる