41 / 76
第三章 たった一人の隣人
生と死の距離
しおりを挟む
「とんでもない絵面だな、これは」
「そうでしょ? 同じ獣人として、もし自分がそうされたらって思ったら‥‥‥恐怖で死にたくなるわ」
そのチラシにあったもの。
臓腑を分かりやすく簡素に描き、その下に『蒼狼族の王女の解体ショー開催! その他の王族の出演あり』と書かれている。さらには追加で、その後に肉のバラ売り、もしくは単体での販売も可‥‥‥と。
「展覧会とは名ばかりの、解体ショーじゃねえか。魚かよ‥‥‥これをギルドは黙認しているのか??」
「だって仕方ないじゃない。領主様の意向なんだから。良いお金になるのよ。それに、その売り上げの多くは――」
「多くは?」
「うちや他の商会を通じて貧困街に住む住人の救済に充てられているわ」
「はあ? つまり何か?この肉屋ってのは自分がやったことのツケを帳消しにするために、金をばら撒いて黙らせてるってか??それで良いのかよ??」
ルカのきつい視線がロンに向けられた。
そんなこと言われなくても分かっている、そんな顔だった。
ただ、あまりの視線の鋭さに、ロンは少しばかり引いてしまいそうになるが。
「ねえ、そんな事言われたくないの理解してる? 上からやってきて、この下のことにいちいち、口出ししないでよ。あなたは彼女たちをただ黙って‥‥‥埋葬してやりなさいよ。それが一番静かで、賢明な方法だわ」
「助言、か。それがいいかもしれないな。だけどな‥‥‥俺が術を解けば死ぬ、なんて簡単なもんじゃないんだが?」
「えっ、じゃあ、彼女たちの認識ってまさかの――生き返ったけど、生きているって感覚なの?」
ロンは静かにうなづく。
だから、死霊術で蘇生というか。こんなことをしたくなかったんだ、とも静かに一言、付け加えて。
「呆れた‥‥‥。それって犯罪じゃないのーよく出来るわねー人の人生を扱うのよ?」
「だから、死霊術はおいそれと使えないんだよ。理解してくれ」
「肉屋と変わらないじゃない‥‥‥。死んだ人間を勝手に生き返らせておいて、それは本当の人生じゃない。お前は偽物だって言われても本人には意識があるんでしょ? それで死ねとか、生殺与奪の権利があるとか言われたら、あなたどんな気分になるのよ!?」
「いや、待てよ。俺はそんな話をしているんじゃない。あの子たちが本来過ごせたかもしれない人生を過ごさせてやりたいだけだ!!」
なら。
と、ルカは強い意思を持った瞳で言った。
「それなら、あなたが最後まで責任を持つべきだわ。妻にするなり、愛人にするなりどうでもいいけどちゃんと面倒見てあげて」
「それが出来れば苦労してない。それにまだ話があるんだ聞いてくれるか?」
「まだあるの? そういえば、残りの三人はどうしたのよ‥‥‥彼らは五人だったはず」
「ああ、だからその話だ。まだ生きてたとはな‥‥‥」
「生きていた――???」
ロンは、いや、アーチャーはパルド支部の総合ギルドの入り口をほら、と顎で示した。
そこにはどうやったのか、全身傷だらけで満身創痍のリーファたちがよろめきながら、助けを求めるようにして転がり込んで来たからだった。
「あ! あいつだ!! おい、お前っ!! よくも騙してくれたな!! おいっ、聞いているのか、そこの死霊術師!?」
アーレンが剣を引き抜いてホールの中にいる人々を押し退け、こちらにやって来ようとしていた。
いきなり引き抜かれた白刃に、周囲から悲鳴が上がり慌てて警備員がそれを取り囲むようにしている。
「なんだよ!? 放せって、俺らは被害者なんだ! あいつだよ、あの死霊術師がハメやがったんだ!!」
「そうだ!! 見ろよ、この傷を。可哀想にリーファのやつ、ああ‥‥‥リーファ? おい、大丈夫か? 誰か、助けてくれよ、なあ!! おい、そこの治療師!! 早くこの傷を治してやってくれ!! なあ!!!」
「え? あ、あーいやしかし‥‥‥俺、か?」
「そうだよ、お前だよ!! 早くしろよ、そこの神官の女、あんたでもいい!! 助けてくれよ、俺たちはあの死霊術師が張った罠に嵌められたんだ!!」
大した言いがかりだ。
まあ、生きていたのは予想外だった。
あのまま、大人しくスケルドラゴンのエサにでもなっておけば良かったのに。
アーチャーはそう心で呟くと、取り押さえれられたアーレンに軽く手を振ってやる。
「ねえ、何やらかしたの?」
「え? 俺は何もしてないよ。ただ、俺と合流する前にスケルドラゴンの一体を討伐しようとして、しくじり、あの二人は一度死んだんだ」
「え?? あなたたち、合流しなかったの? それって契約違反――」
「まあ、聞けよ? それだけなら別に問題はなかった。二人を俺が復活させる前の死体の時にだ。その――肉屋に売ろうって相談してたんだよ。あいつらは。だから、置き去りにしたのさ」
「嘘ッ!? 証拠はあるの‥‥‥?」
ロイの仮面をつけたまま、嘘だと思うなら聞いてみろよ、と二人を指差す。
「確認したいけど‥‥‥あなたが術で証言を変えているとも限らないわ」
「なら、魔力や術を遮断する結界の中で聞いたらどうだ? 俺が術を解けばどうこうって話はしたが、それは問題ない」
「なんで問題ないのよ? あの子たち、あなたの術の支配下にあるんじゃないの??」
「違う。俺がかけたのは、肉体の再生をつかさどるとこに、そのまま再生した状態を保てって命じているだけだ。もし俺が死んでもそれは解けないし、肉体の限界。つまり、元の寿命だとか死ぬほどの怪我をすれば死んでしまう。術を解くっていうのは――命じているそれを撤回するだけだ」
「‥‥‥そうなると、どうなるの?」
「そりゃあ、死ぬよな? 肉体の機能を停止するんだから」
はあ、もう頭が痛くなるわ。
ルカはそう言うと、二人を招き寄せた。
もっと端的にアーチャーのした証言が嘘かどうかを確認する方法がある。
そう言い、一枚の紙を取り出した時――後方では治癒術師だの神官だのに回復してもらったリーファが大声でアーチャーに向かい怒鳴り声を上げたのだった。
「そうでしょ? 同じ獣人として、もし自分がそうされたらって思ったら‥‥‥恐怖で死にたくなるわ」
そのチラシにあったもの。
臓腑を分かりやすく簡素に描き、その下に『蒼狼族の王女の解体ショー開催! その他の王族の出演あり』と書かれている。さらには追加で、その後に肉のバラ売り、もしくは単体での販売も可‥‥‥と。
「展覧会とは名ばかりの、解体ショーじゃねえか。魚かよ‥‥‥これをギルドは黙認しているのか??」
「だって仕方ないじゃない。領主様の意向なんだから。良いお金になるのよ。それに、その売り上げの多くは――」
「多くは?」
「うちや他の商会を通じて貧困街に住む住人の救済に充てられているわ」
「はあ? つまり何か?この肉屋ってのは自分がやったことのツケを帳消しにするために、金をばら撒いて黙らせてるってか??それで良いのかよ??」
ルカのきつい視線がロンに向けられた。
そんなこと言われなくても分かっている、そんな顔だった。
ただ、あまりの視線の鋭さに、ロンは少しばかり引いてしまいそうになるが。
「ねえ、そんな事言われたくないの理解してる? 上からやってきて、この下のことにいちいち、口出ししないでよ。あなたは彼女たちをただ黙って‥‥‥埋葬してやりなさいよ。それが一番静かで、賢明な方法だわ」
「助言、か。それがいいかもしれないな。だけどな‥‥‥俺が術を解けば死ぬ、なんて簡単なもんじゃないんだが?」
「えっ、じゃあ、彼女たちの認識ってまさかの――生き返ったけど、生きているって感覚なの?」
ロンは静かにうなづく。
だから、死霊術で蘇生というか。こんなことをしたくなかったんだ、とも静かに一言、付け加えて。
「呆れた‥‥‥。それって犯罪じゃないのーよく出来るわねー人の人生を扱うのよ?」
「だから、死霊術はおいそれと使えないんだよ。理解してくれ」
「肉屋と変わらないじゃない‥‥‥。死んだ人間を勝手に生き返らせておいて、それは本当の人生じゃない。お前は偽物だって言われても本人には意識があるんでしょ? それで死ねとか、生殺与奪の権利があるとか言われたら、あなたどんな気分になるのよ!?」
「いや、待てよ。俺はそんな話をしているんじゃない。あの子たちが本来過ごせたかもしれない人生を過ごさせてやりたいだけだ!!」
なら。
と、ルカは強い意思を持った瞳で言った。
「それなら、あなたが最後まで責任を持つべきだわ。妻にするなり、愛人にするなりどうでもいいけどちゃんと面倒見てあげて」
「それが出来れば苦労してない。それにまだ話があるんだ聞いてくれるか?」
「まだあるの? そういえば、残りの三人はどうしたのよ‥‥‥彼らは五人だったはず」
「ああ、だからその話だ。まだ生きてたとはな‥‥‥」
「生きていた――???」
ロンは、いや、アーチャーはパルド支部の総合ギルドの入り口をほら、と顎で示した。
そこにはどうやったのか、全身傷だらけで満身創痍のリーファたちがよろめきながら、助けを求めるようにして転がり込んで来たからだった。
「あ! あいつだ!! おい、お前っ!! よくも騙してくれたな!! おいっ、聞いているのか、そこの死霊術師!?」
アーレンが剣を引き抜いてホールの中にいる人々を押し退け、こちらにやって来ようとしていた。
いきなり引き抜かれた白刃に、周囲から悲鳴が上がり慌てて警備員がそれを取り囲むようにしている。
「なんだよ!? 放せって、俺らは被害者なんだ! あいつだよ、あの死霊術師がハメやがったんだ!!」
「そうだ!! 見ろよ、この傷を。可哀想にリーファのやつ、ああ‥‥‥リーファ? おい、大丈夫か? 誰か、助けてくれよ、なあ!! おい、そこの治療師!! 早くこの傷を治してやってくれ!! なあ!!!」
「え? あ、あーいやしかし‥‥‥俺、か?」
「そうだよ、お前だよ!! 早くしろよ、そこの神官の女、あんたでもいい!! 助けてくれよ、俺たちはあの死霊術師が張った罠に嵌められたんだ!!」
大した言いがかりだ。
まあ、生きていたのは予想外だった。
あのまま、大人しくスケルドラゴンのエサにでもなっておけば良かったのに。
アーチャーはそう心で呟くと、取り押さえれられたアーレンに軽く手を振ってやる。
「ねえ、何やらかしたの?」
「え? 俺は何もしてないよ。ただ、俺と合流する前にスケルドラゴンの一体を討伐しようとして、しくじり、あの二人は一度死んだんだ」
「え?? あなたたち、合流しなかったの? それって契約違反――」
「まあ、聞けよ? それだけなら別に問題はなかった。二人を俺が復活させる前の死体の時にだ。その――肉屋に売ろうって相談してたんだよ。あいつらは。だから、置き去りにしたのさ」
「嘘ッ!? 証拠はあるの‥‥‥?」
ロイの仮面をつけたまま、嘘だと思うなら聞いてみろよ、と二人を指差す。
「確認したいけど‥‥‥あなたが術で証言を変えているとも限らないわ」
「なら、魔力や術を遮断する結界の中で聞いたらどうだ? 俺が術を解けばどうこうって話はしたが、それは問題ない」
「なんで問題ないのよ? あの子たち、あなたの術の支配下にあるんじゃないの??」
「違う。俺がかけたのは、肉体の再生をつかさどるとこに、そのまま再生した状態を保てって命じているだけだ。もし俺が死んでもそれは解けないし、肉体の限界。つまり、元の寿命だとか死ぬほどの怪我をすれば死んでしまう。術を解くっていうのは――命じているそれを撤回するだけだ」
「‥‥‥そうなると、どうなるの?」
「そりゃあ、死ぬよな? 肉体の機能を停止するんだから」
はあ、もう頭が痛くなるわ。
ルカはそう言うと、二人を招き寄せた。
もっと端的にアーチャーのした証言が嘘かどうかを確認する方法がある。
そう言い、一枚の紙を取り出した時――後方では治癒術師だの神官だのに回復してもらったリーファが大声でアーチャーに向かい怒鳴り声を上げたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる