48 / 76
第三章 たった一人の隣人
陰の実力者
しおりを挟む
「ま、お前たちは‥‥‥あんな大人にはなるなよ? 分かったか?」
これもまた人間の性だな。
そう思いながら、イライアのすさまじさに圧倒されている双子に声をかけると、何故か二人だけでなくルカやその他の冒険者たちもこぞって首を縦に振っていた。
それを見て自分は悪くないと叫ぶハイエルフは足蹴にするのをやめたが、周囲からの彼女に対する眼差しは変わらない。
俺もこうはなったら駄目だよな。
反省するアーチャーだったが、さっきまでニーニャにしていた行為は同じものだと気づくと――自分も心に闇を巣食わせた愚か者だとわらうしかなかった。
「私はまだまともよ‥‥‥??」
「もう無理だよ、イライア。悪い噂が立たないようにって脅したりするなよ? 余計に悪い方向に話がこじれていくぞ?」
「うるさいっ! 知ってるわよそんなこと」
「ま、そんなことは置いといてだ。お前ら、ここから出て行け。ここから先は命に関わる話になるぞ?」
言われなくても出て行く、というよりは恐怖で動けなかったのだろう。
我先にと部屋をとびだしていく中に双子を見つけたアーチャーは、彼女たちの尾を踏んづけて押し止めた。
「ひどい、そんな――」
「ひっ、御主人様っ、嫌です――」
「間延びした声で言えるくらいだから、まだ大丈夫だな。お前らは残るんだ。で、イライア。誰がこの絵を描いたんだ? 俺への依頼、地下でのスケルドラゴンの発生、そして、今だ。聖騎士だの盗賊娘だの、果てにはフォンテーヌ教会の宣教師まで引き込んでなんのつもりだ??」
「怖がられてる‥‥‥なんだか、ショックだわ。何のつもりって言われても、ある程度の事象を見据えれて行動を起こせるなんて一握りの人間だけでしょう? 分からないの?」
何をどうやったのか。
青く染まっていた脚を靴先まで新品同様に綺麗にして、イライアはその辺りにあった何かの残骸――多分、書棚がひっくり返ったものだろう。
その上に腰を下ろすと脚を組んでいた。
床にはさっきまで彼女の暴力に耐えていたギルマスたちがいるが‥‥‥まあ、これは後からでも治癒は間に合うだろう。
アーチャーは背中に汗をかきながら、無残にもそこに倒れている彼らに同情せずにはいられなかった。
「惨いことするよなあ。あのな、分からないのじゃないんだよ。イライアが自分の部下を大事にするように、もうこいつら二人は俺の預かりになったんだ。意味が分かるか? 俺だって同じように怒りを感じてるってことだ。一握りの人間じゃなくて、たった一人の神様だろ? この裏にいるのは‥‥‥」
「――勘だけはいいのね。いつから?」
「スケルドラゴンの発生からだ。正確には古竜のスケルドラゴンの発生からだ。あんなレアなモンスター誰が操れる? おかげでこいつらは死んだ。神様だから何したっていいってことはないだろ‥‥‥王国の風の女神にしてもそうだ。あの判断も青の魔人様の差し金か?」
「それは分からないわね。大体、あの神託自体怪しいものがあるもの」
「待った。もうそんな理解を越えた話はどうでもいい。神様がどうだの、魔人様がどうだの、予想の話なんて何の役に立たない。それよりもこの二人のことだ。そして、肉屋の問題を解決したらさっさと消えろ、イライア。ここは俺の領地だ‥‥‥」
「はあ? 自分勝手なものねえ。人を呼び寄せておいて、手伝ったら消えろなんてそっちこそ、最初からそのつもりだったんでしょ? だからこんな分かりやすいやり方で、上から人手だけ下ろしたんでしょ? だから面白くないんじゃない」
その憂さ晴らしに蹴られては回復、蹴られては回復。
繰り返しやられた方は地獄を見たわけだ。
なんだかんだでこのハイエルフは美味しい所を持って行こうとする。
これも年の功なのか、それとも誰かの入れ知恵なのか。
「そのおもちゃで遊んで帰れば? 持って帰ってもいいぞ? どうせ、地下世界にいたら誰かから報復を受けるんだ。地上で匿ってもらえよ。なあ、ギルマスにその部下たち?」
「返事なんてできないわよ。そんな元気があるなら死ぬまでいたぶってやるわ」
「いやもういいから‥‥‥痛いぞ、そのキャラを被るの。種族間のいがみ合いは本当かもしれないが、ここで出すのは感心しない。更にエルフとオークの仲を悪くするだけだ。あのハイエルフがまたやらかしたって地上で噂になるぞ?」
どうせここでやらかしたこともあのマスター・ラーズに処理させるんだろ、イライア。
拷問に記憶の改ざん、違法行為のオンパレードだ。呆れてものも言えない。
「そんな心配ご無用だわ。あなたは何が欲しいの?」
「俺か? 簡単だ。この二人の魂を死神から取り返してくれ。あとは肉屋の展覧会をぶち壊す。付き合うだろ?」
「簡単に言うわね‥‥‥魂を取り戻す以前にどうやって死神様と交渉するつもりなの? 相手は至高神の一人なのよ? 風の女神と交渉するのとは、わけが違うわ‥‥‥」
「神話にあるじゃないか。青の魔人は死神からその能力を授かり、死人から神になったってさ。交渉するのは魔人様とだ。もちろん、それは――イライア。あなたの仕事だと思わないか? 王都ブルングドの副ギルマス?」
「!? あ、ルカね。あの子余計なことを‥‥‥」
「いいじゃないか、それくらい。あとあれだ。ラーズが義妹の警護に回ってくれるってな。それは礼を言うよ。まさか、マスタークラスの人間が就くなんて思ってなかった」
「あちらはあちらで思惑があるみたいだけど。それより、聖騎士とかはどうしたの?」
「ラーズが転送したようだったな。地上かどこかは分からないが‥‥‥?」
良かったの、そのまま戻して?
そう問いかけるイライアに、アーチャーは大丈夫だよ、としたり顔で返した。
「あの二人にもきっちりと首輪は嵌めさせてもらったからな。で、いつ話をつけるんだ?」
「あーあ‥‥‥損な役回りばっかりだわ‥‥‥」
これから行ってくるわよあの方の館に。そうイライアが言う館とは、この地下世界にアーチャーが降りて来た時に通りがかったあの館だろう。
魔装人形の少女たちが警護するという、青の魔人。
現世に存在する、本物の神がそこにいる。
神なら万能の能力で守ってくれよ。
アーチャーは不安そうな双子を抱き寄せながら、そう静かに呟いた。
これもまた人間の性だな。
そう思いながら、イライアのすさまじさに圧倒されている双子に声をかけると、何故か二人だけでなくルカやその他の冒険者たちもこぞって首を縦に振っていた。
それを見て自分は悪くないと叫ぶハイエルフは足蹴にするのをやめたが、周囲からの彼女に対する眼差しは変わらない。
俺もこうはなったら駄目だよな。
反省するアーチャーだったが、さっきまでニーニャにしていた行為は同じものだと気づくと――自分も心に闇を巣食わせた愚か者だとわらうしかなかった。
「私はまだまともよ‥‥‥??」
「もう無理だよ、イライア。悪い噂が立たないようにって脅したりするなよ? 余計に悪い方向に話がこじれていくぞ?」
「うるさいっ! 知ってるわよそんなこと」
「ま、そんなことは置いといてだ。お前ら、ここから出て行け。ここから先は命に関わる話になるぞ?」
言われなくても出て行く、というよりは恐怖で動けなかったのだろう。
我先にと部屋をとびだしていく中に双子を見つけたアーチャーは、彼女たちの尾を踏んづけて押し止めた。
「ひどい、そんな――」
「ひっ、御主人様っ、嫌です――」
「間延びした声で言えるくらいだから、まだ大丈夫だな。お前らは残るんだ。で、イライア。誰がこの絵を描いたんだ? 俺への依頼、地下でのスケルドラゴンの発生、そして、今だ。聖騎士だの盗賊娘だの、果てにはフォンテーヌ教会の宣教師まで引き込んでなんのつもりだ??」
「怖がられてる‥‥‥なんだか、ショックだわ。何のつもりって言われても、ある程度の事象を見据えれて行動を起こせるなんて一握りの人間だけでしょう? 分からないの?」
何をどうやったのか。
青く染まっていた脚を靴先まで新品同様に綺麗にして、イライアはその辺りにあった何かの残骸――多分、書棚がひっくり返ったものだろう。
その上に腰を下ろすと脚を組んでいた。
床にはさっきまで彼女の暴力に耐えていたギルマスたちがいるが‥‥‥まあ、これは後からでも治癒は間に合うだろう。
アーチャーは背中に汗をかきながら、無残にもそこに倒れている彼らに同情せずにはいられなかった。
「惨いことするよなあ。あのな、分からないのじゃないんだよ。イライアが自分の部下を大事にするように、もうこいつら二人は俺の預かりになったんだ。意味が分かるか? 俺だって同じように怒りを感じてるってことだ。一握りの人間じゃなくて、たった一人の神様だろ? この裏にいるのは‥‥‥」
「――勘だけはいいのね。いつから?」
「スケルドラゴンの発生からだ。正確には古竜のスケルドラゴンの発生からだ。あんなレアなモンスター誰が操れる? おかげでこいつらは死んだ。神様だから何したっていいってことはないだろ‥‥‥王国の風の女神にしてもそうだ。あの判断も青の魔人様の差し金か?」
「それは分からないわね。大体、あの神託自体怪しいものがあるもの」
「待った。もうそんな理解を越えた話はどうでもいい。神様がどうだの、魔人様がどうだの、予想の話なんて何の役に立たない。それよりもこの二人のことだ。そして、肉屋の問題を解決したらさっさと消えろ、イライア。ここは俺の領地だ‥‥‥」
「はあ? 自分勝手なものねえ。人を呼び寄せておいて、手伝ったら消えろなんてそっちこそ、最初からそのつもりだったんでしょ? だからこんな分かりやすいやり方で、上から人手だけ下ろしたんでしょ? だから面白くないんじゃない」
その憂さ晴らしに蹴られては回復、蹴られては回復。
繰り返しやられた方は地獄を見たわけだ。
なんだかんだでこのハイエルフは美味しい所を持って行こうとする。
これも年の功なのか、それとも誰かの入れ知恵なのか。
「そのおもちゃで遊んで帰れば? 持って帰ってもいいぞ? どうせ、地下世界にいたら誰かから報復を受けるんだ。地上で匿ってもらえよ。なあ、ギルマスにその部下たち?」
「返事なんてできないわよ。そんな元気があるなら死ぬまでいたぶってやるわ」
「いやもういいから‥‥‥痛いぞ、そのキャラを被るの。種族間のいがみ合いは本当かもしれないが、ここで出すのは感心しない。更にエルフとオークの仲を悪くするだけだ。あのハイエルフがまたやらかしたって地上で噂になるぞ?」
どうせここでやらかしたこともあのマスター・ラーズに処理させるんだろ、イライア。
拷問に記憶の改ざん、違法行為のオンパレードだ。呆れてものも言えない。
「そんな心配ご無用だわ。あなたは何が欲しいの?」
「俺か? 簡単だ。この二人の魂を死神から取り返してくれ。あとは肉屋の展覧会をぶち壊す。付き合うだろ?」
「簡単に言うわね‥‥‥魂を取り戻す以前にどうやって死神様と交渉するつもりなの? 相手は至高神の一人なのよ? 風の女神と交渉するのとは、わけが違うわ‥‥‥」
「神話にあるじゃないか。青の魔人は死神からその能力を授かり、死人から神になったってさ。交渉するのは魔人様とだ。もちろん、それは――イライア。あなたの仕事だと思わないか? 王都ブルングドの副ギルマス?」
「!? あ、ルカね。あの子余計なことを‥‥‥」
「いいじゃないか、それくらい。あとあれだ。ラーズが義妹の警護に回ってくれるってな。それは礼を言うよ。まさか、マスタークラスの人間が就くなんて思ってなかった」
「あちらはあちらで思惑があるみたいだけど。それより、聖騎士とかはどうしたの?」
「ラーズが転送したようだったな。地上かどこかは分からないが‥‥‥?」
良かったの、そのまま戻して?
そう問いかけるイライアに、アーチャーは大丈夫だよ、としたり顔で返した。
「あの二人にもきっちりと首輪は嵌めさせてもらったからな。で、いつ話をつけるんだ?」
「あーあ‥‥‥損な役回りばっかりだわ‥‥‥」
これから行ってくるわよあの方の館に。そうイライアが言う館とは、この地下世界にアーチャーが降りて来た時に通りがかったあの館だろう。
魔装人形の少女たちが警護するという、青の魔人。
現世に存在する、本物の神がそこにいる。
神なら万能の能力で守ってくれよ。
アーチャーは不安そうな双子を抱き寄せながら、そう静かに呟いた。
0
あなたにおすすめの小説
落ちこぼれ職人、万能スキルでギルド最強になります!
たまごころ
ファンタジー
ギルド最弱の鍛冶師レオンは、仲間に「役立たず」と笑われて追放された。
途方に暮れる彼の前に現れたのは、伝説の鍛冶書と、しゃべる鉄塊(?)。
鍛冶・錬金・料理・魔道具――あらゆるクラフトスキルを吸収する《創精鍛造》を極め、万能職人へと覚醒!
素材採取から戦闘まで、すべて自作で挑む“ものづくり異世界成り上がり譚”が今、始まる。
裏切った元仲間? 今さら後悔しても遅いぞ!
「お前は用済みだ」役立たずの【地図製作者】と追放されたので、覚醒したチートスキルで最高の仲間と伝説のパーティーを結成することにした
黒崎隼人
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――役立たずの【地図製作者(マッパー)】として所属パーティーから無一文で追放された青年、レイン。死を覚悟した未開の地で、彼のスキルは【絶対領域把握(ワールド・マッピング)】へと覚醒する。
地形、魔物、隠された宝、そのすべてを瞬時に地図化し好きな場所へ転移する。それは世界そのものを掌に収めるに等しいチートスキルだった。
魔力制御が苦手な銀髪のエルフ美少女、誇りを失った獣人の凄腕鍛冶師。才能を活かせずにいた仲間たちと出会った時、レインの地図は彼らの未来を照らし出す最強のコンパスとなる。
これは、役立たずと罵られた一人の青年が最高の仲間と共に自らの居場所を見つけ、やがて伝説へと成り上がっていく冒険譚。
「さて、どこへ行こうか。俺たちの地図は、まだ真っ白だ」
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【読切短編】転生したら辺境伯家の三男でした ~のんびり暮らしたいのに、なぜか領地が発展していく~
Lihito
ファンタジー
過労死したシステムエンジニアは、異世界の辺境伯家に転生した。
三男。継承権は遠い。期待もされない。
——最高じゃないか。
「今度こそ、のんびり生きよう」
兄たちの継承争いに巻き込まれないよう、誰も欲しがらない荒れ地を引き受けた。
静かに暮らすつもりだった。
だが、彼には「構造把握」という能力があった。
物事の問題点が、図解のように見える力。
井戸が枯れた。見て見ぬふりができなかった。
作物が育たない。見て見ぬふりができなかった。
気づけば——領地が勝手に発展していた。
「俺ののんびりライフ、どこ行った……」
これは、静かに暮らしたかった男が、なぜか成り上がっていく物語。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました
東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。
王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。
だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。
行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。
冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。
無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――!
王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。
これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる