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魔界への招待状
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「うーん‥‥‥
レイスたちに、聖霊たち。
悪いけど、周りに結界晴れる?
で、アレクたちは転送魔法用意して。
もうこうなったら、魔界から妖精界へ行くから」
最悪、全員で逃げましょう。
そうシェリルが提案し、実行に移される。
「姫様、準備が‥‥‥」
ルシード卿が報告する。
シェリルはあのスケルナイトに向かってうなづいた。
出てきたのは、小さな宝珠が一つ。
「なによそれ」
「これは連絡や動画の転送用の魔道具ですな。
魔界ではもう、古い道具の一つですが‥‥‥」
あ、そう。
魔界じゃもっと進化したのかあるんだ。
ライルはそれを知り、何かショックを受けた気分になる。
人類が魔族に文化で劣るなんて。
そんな感じだ。
「それさ、あのたまごにくっつけてんだよ。
送信用のを。
あの守銭奴、いろんな情報もってるからな‥‥‥。
売ればいい金にもなるんだよ」
少しだけライルは悪びれたように言う。
「呆れ果てた従僕ですな‥‥‥」
デュラハンに言われたくないよ。
ライルは心の中でそう叫んだ。
「ふーん、つまり効率のいい小遣い稼ぎ、か」
「まあな、だからあることも知ってるぜ?」
ライルはもったいぶって言ってみせた。
「なによーまた、王様がなんか企んだとかじゃないでしょうね!?」
「それだよ、それ。
ダル・エール。
この月の女神を奉じるうちの王国の中には、まだまだ大地母神の信仰する貴族がいるからな。
この二世紀に渡ってそれを消してきた暗殺組織あるんだとさ」
「まさか、それが大地母神の聖女になったわたしに放たれたとか‥‥‥?」
正解。
そうライルはもうどうにでもなれと開き直り、暴露する。
「まあ、それもあって運んできたんだよ。
俺も大地母神を信仰してるからな」
「まためんどくさいことを‥‥‥。
仕方ないわね、妖精界に迷惑かけらんないし。
ルシード卿、魔界に避難させてもらえない?」
「姫様、この数世紀の我等と姫様の家との友好に賭けてお守り致します。
しかし、そのファイガ山脈の一件だが」
と、デュラハンは不思議そうに言う。
「もう、あの奥地に住む魔族はおらんぞ?
いるとすれば、氷の精の女王の許可を得て住んでいる‥‥‥。
そう、ドワーフやコボルト、狼や雪虎などの亜人ばかりだ」
「え、ならそれってーー」
シェリルの言葉にデュラハンはうなづく?
「まるで無関係な種族の大量虐殺が行われますな‥‥‥
嘆かわしいことだ」
その時だ、一体のレイスがルシード卿に何かを告げて消えて行った。
「姫、どうやらその、暗殺者とやらが来た模様。
まずは、参りましょう。
我が、夢魔の女王エミスティア様の国、ラスクーナへ」
え、それって俺もまさかのーー???
ライルが確認しようとした時。
彼も含めてその場にいた全員が消えていた。
レイスたちに、聖霊たち。
悪いけど、周りに結界晴れる?
で、アレクたちは転送魔法用意して。
もうこうなったら、魔界から妖精界へ行くから」
最悪、全員で逃げましょう。
そうシェリルが提案し、実行に移される。
「姫様、準備が‥‥‥」
ルシード卿が報告する。
シェリルはあのスケルナイトに向かってうなづいた。
出てきたのは、小さな宝珠が一つ。
「なによそれ」
「これは連絡や動画の転送用の魔道具ですな。
魔界ではもう、古い道具の一つですが‥‥‥」
あ、そう。
魔界じゃもっと進化したのかあるんだ。
ライルはそれを知り、何かショックを受けた気分になる。
人類が魔族に文化で劣るなんて。
そんな感じだ。
「それさ、あのたまごにくっつけてんだよ。
送信用のを。
あの守銭奴、いろんな情報もってるからな‥‥‥。
売ればいい金にもなるんだよ」
少しだけライルは悪びれたように言う。
「呆れ果てた従僕ですな‥‥‥」
デュラハンに言われたくないよ。
ライルは心の中でそう叫んだ。
「ふーん、つまり効率のいい小遣い稼ぎ、か」
「まあな、だからあることも知ってるぜ?」
ライルはもったいぶって言ってみせた。
「なによーまた、王様がなんか企んだとかじゃないでしょうね!?」
「それだよ、それ。
ダル・エール。
この月の女神を奉じるうちの王国の中には、まだまだ大地母神の信仰する貴族がいるからな。
この二世紀に渡ってそれを消してきた暗殺組織あるんだとさ」
「まさか、それが大地母神の聖女になったわたしに放たれたとか‥‥‥?」
正解。
そうライルはもうどうにでもなれと開き直り、暴露する。
「まあ、それもあって運んできたんだよ。
俺も大地母神を信仰してるからな」
「まためんどくさいことを‥‥‥。
仕方ないわね、妖精界に迷惑かけらんないし。
ルシード卿、魔界に避難させてもらえない?」
「姫様、この数世紀の我等と姫様の家との友好に賭けてお守り致します。
しかし、そのファイガ山脈の一件だが」
と、デュラハンは不思議そうに言う。
「もう、あの奥地に住む魔族はおらんぞ?
いるとすれば、氷の精の女王の許可を得て住んでいる‥‥‥。
そう、ドワーフやコボルト、狼や雪虎などの亜人ばかりだ」
「え、ならそれってーー」
シェリルの言葉にデュラハンはうなづく?
「まるで無関係な種族の大量虐殺が行われますな‥‥‥
嘆かわしいことだ」
その時だ、一体のレイスがルシード卿に何かを告げて消えて行った。
「姫、どうやらその、暗殺者とやらが来た模様。
まずは、参りましょう。
我が、夢魔の女王エミスティア様の国、ラスクーナへ」
え、それって俺もまさかのーー???
ライルが確認しようとした時。
彼も含めてその場にいた全員が消えていた。
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