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4 恋人設定※
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二階の仕事部屋で、クジマとリネーは魔導板を見ながら魔術ネットワーク――この世界のインターネットみたいなものにアップロードした自分達の動画の反応を読んでいた。
「お、思ったよりも反応はいいよ」
「やった!儲かってる?」
「うん、金貨一枚分くらい」
それを聞いてリネーは少し失望した。前世の記憶で考えると金貨は一万円程度だ。もっといくかと思ったのでリネーは、ショックと失望を受けた。
「この型落ちの魔導板で撮影してこれだけ反応があるなら上々だよ。あとこのくらいの画質だと顔が分かりづらいからリネーくんにはいいでしょ?」
「まあ、そうだけど……」
リネーは婚約破棄されて家族から絶縁される前に逃げてきた悪役令息だ。しかも公爵の出身なので顔がバレると確かにまずい。
「ねえクジマ、この動画って主に誰が見てるの?」
「んー、魔導板を持ってるのは、研究や情報収集で魔術師や錬金術師が持ってるね。他は新しもの好きな裕福な人とか貴族だね。気まぐれにお金持ちの人が、動画を上げている人にお布施してくれたりすることもあるみたいだよ」
「それって投げ銭だ!」
「なげぜに?」
「あー、いまの忘れて」
この世界の配信でも投げ銭的なものがあるらしい。お金の振込はクジマが冒険者ギルドに登録しており、そこの口座に振り込まれるようになっているらしい。クジマが言うにはグレーゾーンな行為とのこと。
「ところで、動画に出てるの男ばっかりなんだけとなんで?」
ライバルでもある他の動画を参考に見ていると、男同士の絡みや美少年の自慰動画などしかなく、意外なことに女性の動画ははまったくなかった。
「そっ、それはね、女性が出てるいかがわしいのは世間の公序良俗を乱したとして騎士団に捕まってしまうんだ。でも男が出てるのは何故か放置されていて、すでに無法地帯になりつつあるよ」
「へぇ、じゃあ頑張ればその無法地帯で稼げるわけだ」
リネーは俄然やる気が出てきた。ここで動画で荒稼ぎをし、貯めた金で他国へ出て新たな人生を歩み悪役令息の運命から完全に逃れることができると確信した。
「よし!早速撮ろうよクジマ!」
「えっ、まっ、まだ店の営業時間だから……撮影するなら、よっよよ……夜で……」
「夜だな!わかった、楽しみだな!」
「たっ、楽しみなの?!」
「ん?クジマ、また顔が赤いぞ」
夜の撮影を楽しみにしていると言われてクジマは顔を羞恥で真っ赤にする。そんなことも知らずにリネーは鼻歌を歌いながら、店番に戻っていった。
+++++++++++++
今夜は寝室で撮影することになり、リネーの頑張りによりかなり部屋は片付き壁紙まで替えるなど見栄えをよくすることに余念がなかった。
「今日はどうするかな?僕が媚びながらオナニーでもしようかな?」
「ええっ?!リネーくんがそんなことしたら僕のチンチンがまた大変なことになるよ!!!勃起が収まらないとチンチンが壊死することだってあるんだよ?!」
「大袈裟だな……」
クジマはどうみても童貞である。クジマの将来は、某男性向けゲームのアイテムショップのやさぐれ店主だが、飲む打つ買うをしていつも金が無いと台詞でぼやいていたような……とリネーは前世でプレイしたゲームのやさぐれ店主のクジマを思い出した。
(あのやさぐれおっさんクジマと、今のクジマが同一人物とは思えないんだよな。酒は飲まないし博打もしないし奥手だし。今は撮影を手伝って貰わないと僕が困るから、今のクジマのほうがいいけど……手伝ってもらう……?そうか!)
リネーは顔を羞恥で赤らめるクジマに提案する。
「今日はクジマに手伝ってもらうよ。二人で一緒にオナニーしてるところを撮影しよう。魔導板は近くに固定で置いておいて、恋人のふりして撮影しよう」
「こっ、恋人?!」
リネーの提案にクジマは飛び上がって驚くので、リネーもびっくりしてしまう。
「ちょっ、クジマ!驚きすぎ!そんなに嫌だったか?」
「ううん!嫌じゃない!恋人やる!やります!」
「よし、フリでいいから」
いきなり俄然やる気が出たクジマを不思議に思いながら、リネーはクジマのやる気のツボがわからないと密かに思うのであった。魔導板を撮影のために机に固定し、リネーは一糸まとわぬ姿となりベッドに横になるが、クジマはまだローブを脱がずにベッド脇でガチガチに緊張し立っていた。
「クジマ、早く脱いで」
「だ、だだだ、だって、初めてでこういうの……どっ、どどど、童貞だから……その……恥ずかしくて服が脱げないよ……」
「僕も童貞だよ。じゃあ僕が脱がそうか?」
「そっ、それはもっとだめ!!」
リネーの一言でクジマはますますガチガチに緊張してしまった。このままでは撮影ができないので、リネーはベッドから出てクジマの前に立つと腰に手を回して抱きつくように裸身を密着させた。
「じゃあさ、立ったままやろうか?」
「ひゃっ?!立ったまま?」
「うん」
ローブの上から硬くなったクジマの陰茎を触ると更に硬度が増したのがわかった。
「あっ、リーネくん!そこはっ!」
「うん、今から手でするね」
手でクジマの服を緩めて陰茎を取り出すと、手のひらでそっと触ると既に硬く熱なり血管がビクビクと脈動していた。リネーの手が陰茎を擦り始めると、淫らな刺激を感じたクジマは喘ぎ始める。
「あっ、ああっ!リネーくん!上手すぎっ!」
「まだ、始めたばっかりだよ?」
「だ、だって!気持ちよくて……ああっ!!」
クジマが喘ぐたびに陰茎は硬度を増し、更に質量が増えたかのように肉棒の厚みが増していた。
「クジマのチンポ、凄く大きいね。羨ましいよ」
「ああっ!そんなチンポとか卑猥な言葉を言っちゃだめだよっ!せめてチンチンにしようっ……ああんっ!!」
「ん?意味、同じじゃない?」
疑問に思いながらもリネーの手はクジマの陰茎を休まずに擦りあげて、窪みの部分を親指と人差指で輪っかを作り回すように擦り刺激すると更にクジマが声を上げる。
「あっ、ああっ!!そこっ、すごいぃっ!!気持ち良すぎぃっ!!だめぇっ!ぁ、あっんんっ!!」
「ここがいいんだ?ところで僕のチンチンも勃起してきちゃったんだけど……クジマの手で抜いてほしいな」
「ふあっ?!えぁっ?!ぅえぇ?!」
空いている方の手でリネーのは自身の陰茎をそっと持つ。リネーの陰茎は、傲慢だった悪役令息とは思えぬ控えめなペニスで色素も下の毛も薄いささやかなモノだった。
「そんな……リネーくんの可憐なチンチンを私の汚らわしい手で触るなんて……無理だよ」
「恋人って設定だから、早く優しく触って」
「恋人……!そうだった!じゃ、じゃあ触るよ」
クジマの手がリネーの控えめな陰茎に触れると、リネーが反応して声を出してしまう。
「……んっ……」
「ひょっとして痛かった?!」
「ううん、気持ちいいよ……そのまま続けて」
「リネーくんのチンチン、手で触るだけでも気持ちいいよっ!薄くピンクがかってて可憐でこんな美しいチンチン見たことがないよ……ううっ……ますます勃ってきちゃった……」
クジマは独り言を言いながらますます興奮してしまい、陰茎の硬度が更に増し、血管はビクビクと脈動しその熱さがリネーの手に伝わってきた。
「ねえ、クジマ、チンチン密着させて扱こうか?」
「み、密着?!私の小汚いチンチンとリネーくんのチンチンでそんな卑猥なことを……?」
「クジマと卑猥なことをしたいな。恋人設定でしょ?」
「んっ……ああっ……そ、そうだけど」
リネーは腰を進めて陰茎同士を触れ合わせると、感じたクジマが声を上げた。
「そっ、そんな卑猥すぎるのに、気持ちいいっ……ああっ、亀頭をこすっては……ああっ」
陰茎をすれ合わすとサイズがかなり違うことにリネーの男性としてのプライドが少しショックを受けるも、皮膚が触れる部分が先端から出ている先走りで濡れこすり合うとますます硬度を増すクジマの陰茎にリネーのメスの部分が興奮してしまう。
「あっ、クジマのチンチン凄く硬くて、触れてるだけで気持ちいい……」
「触れてるだけで?私のがリネーくんを興奮させてるのか?」
「うん、だから一緒に気持ちよくなろう……あぁっ!ああんっ」
言い終わる前にクジマの掌が二本の陰茎を掴んで上下にこすり始めた。力強い擦り方にリネーは半ば無理矢理に快楽を引き出される。
「ひうぅっ!!クジマっ……ちょっと強い……あぁっんっ……それッダメェっ……」
「リネーくんの声が官能的すぎてッ……もっと聞きたいっ……」
二本の陰茎をクジマの手が包み込み更に強く擦りあげて刺激すると、堪らずリネーは喉をさらけ出して嬌声をあげてしまう。クジマの手が動くたびに、汗と先走りで濡れた陰茎から淫らな水音がし、その音が更に興奮を煽った。
「やぁんんっ……あっああっ……激しすぎてもう出そうっ……んああッ……イ、イクッ……」
「リネーくん!わっ、私も出るっ!!」
二人共、同時に陰茎から射精をし、クジマの手を二人の精が白く汚した。部屋には二人の吐く荒い息遣いが響き、卑猥な行為が一段落したことを物語っていた。
「あっ、あぁっ……クジマ、凄く良かったよ。やればできるね……」
リネーは興奮収まらぬ赤い顔をクジマの顔に寄せ、頬にそっと触れるだけのキスをする。
「いっ、今のは…ひょっとしてキス……?!」
「ふふっ、そうだよ、ご褒美の……って、えっクジマ?!」
クジマは限界を超えたのか、顔を赤く紅潮させたかと思ったらそのまま床にヘナヘナと腰をおろして倒れ込んでしまう。
(童貞には刺激が強かったか?ここは普通、この後はお掃除フェラしたりそのままセックスする流れじゃないのか?!)
立派な陰茎とは裏腹にあまりにも奥手すぎるクジマに呆れつつも、リネーはクジマの身体をぬれた布できれいに拭いてからベッドに寝かせてその後自分もベッドに入り込んだ。
(まぁ、クジマには刺激強すぎたかな?ゆっくり撮影していけばいいか)
すっかり寝息をたてているクジマの顔を見ながらリネーはそう思い、自身もそのまま寝てしまう。次の日、朝起きたクジマは昨夜の事を思い出し焦りまくるのであった。
「お、思ったよりも反応はいいよ」
「やった!儲かってる?」
「うん、金貨一枚分くらい」
それを聞いてリネーは少し失望した。前世の記憶で考えると金貨は一万円程度だ。もっといくかと思ったのでリネーは、ショックと失望を受けた。
「この型落ちの魔導板で撮影してこれだけ反応があるなら上々だよ。あとこのくらいの画質だと顔が分かりづらいからリネーくんにはいいでしょ?」
「まあ、そうだけど……」
リネーは婚約破棄されて家族から絶縁される前に逃げてきた悪役令息だ。しかも公爵の出身なので顔がバレると確かにまずい。
「ねえクジマ、この動画って主に誰が見てるの?」
「んー、魔導板を持ってるのは、研究や情報収集で魔術師や錬金術師が持ってるね。他は新しもの好きな裕福な人とか貴族だね。気まぐれにお金持ちの人が、動画を上げている人にお布施してくれたりすることもあるみたいだよ」
「それって投げ銭だ!」
「なげぜに?」
「あー、いまの忘れて」
この世界の配信でも投げ銭的なものがあるらしい。お金の振込はクジマが冒険者ギルドに登録しており、そこの口座に振り込まれるようになっているらしい。クジマが言うにはグレーゾーンな行為とのこと。
「ところで、動画に出てるの男ばっかりなんだけとなんで?」
ライバルでもある他の動画を参考に見ていると、男同士の絡みや美少年の自慰動画などしかなく、意外なことに女性の動画ははまったくなかった。
「そっ、それはね、女性が出てるいかがわしいのは世間の公序良俗を乱したとして騎士団に捕まってしまうんだ。でも男が出てるのは何故か放置されていて、すでに無法地帯になりつつあるよ」
「へぇ、じゃあ頑張ればその無法地帯で稼げるわけだ」
リネーは俄然やる気が出てきた。ここで動画で荒稼ぎをし、貯めた金で他国へ出て新たな人生を歩み悪役令息の運命から完全に逃れることができると確信した。
「よし!早速撮ろうよクジマ!」
「えっ、まっ、まだ店の営業時間だから……撮影するなら、よっよよ……夜で……」
「夜だな!わかった、楽しみだな!」
「たっ、楽しみなの?!」
「ん?クジマ、また顔が赤いぞ」
夜の撮影を楽しみにしていると言われてクジマは顔を羞恥で真っ赤にする。そんなことも知らずにリネーは鼻歌を歌いながら、店番に戻っていった。
+++++++++++++
今夜は寝室で撮影することになり、リネーの頑張りによりかなり部屋は片付き壁紙まで替えるなど見栄えをよくすることに余念がなかった。
「今日はどうするかな?僕が媚びながらオナニーでもしようかな?」
「ええっ?!リネーくんがそんなことしたら僕のチンチンがまた大変なことになるよ!!!勃起が収まらないとチンチンが壊死することだってあるんだよ?!」
「大袈裟だな……」
クジマはどうみても童貞である。クジマの将来は、某男性向けゲームのアイテムショップのやさぐれ店主だが、飲む打つ買うをしていつも金が無いと台詞でぼやいていたような……とリネーは前世でプレイしたゲームのやさぐれ店主のクジマを思い出した。
(あのやさぐれおっさんクジマと、今のクジマが同一人物とは思えないんだよな。酒は飲まないし博打もしないし奥手だし。今は撮影を手伝って貰わないと僕が困るから、今のクジマのほうがいいけど……手伝ってもらう……?そうか!)
リネーは顔を羞恥で赤らめるクジマに提案する。
「今日はクジマに手伝ってもらうよ。二人で一緒にオナニーしてるところを撮影しよう。魔導板は近くに固定で置いておいて、恋人のふりして撮影しよう」
「こっ、恋人?!」
リネーの提案にクジマは飛び上がって驚くので、リネーもびっくりしてしまう。
「ちょっ、クジマ!驚きすぎ!そんなに嫌だったか?」
「ううん!嫌じゃない!恋人やる!やります!」
「よし、フリでいいから」
いきなり俄然やる気が出たクジマを不思議に思いながら、リネーはクジマのやる気のツボがわからないと密かに思うのであった。魔導板を撮影のために机に固定し、リネーは一糸まとわぬ姿となりベッドに横になるが、クジマはまだローブを脱がずにベッド脇でガチガチに緊張し立っていた。
「クジマ、早く脱いで」
「だ、だだだ、だって、初めてでこういうの……どっ、どどど、童貞だから……その……恥ずかしくて服が脱げないよ……」
「僕も童貞だよ。じゃあ僕が脱がそうか?」
「そっ、それはもっとだめ!!」
リネーの一言でクジマはますますガチガチに緊張してしまった。このままでは撮影ができないので、リネーはベッドから出てクジマの前に立つと腰に手を回して抱きつくように裸身を密着させた。
「じゃあさ、立ったままやろうか?」
「ひゃっ?!立ったまま?」
「うん」
ローブの上から硬くなったクジマの陰茎を触ると更に硬度が増したのがわかった。
「あっ、リーネくん!そこはっ!」
「うん、今から手でするね」
手でクジマの服を緩めて陰茎を取り出すと、手のひらでそっと触ると既に硬く熱なり血管がビクビクと脈動していた。リネーの手が陰茎を擦り始めると、淫らな刺激を感じたクジマは喘ぎ始める。
「あっ、ああっ!リネーくん!上手すぎっ!」
「まだ、始めたばっかりだよ?」
「だ、だって!気持ちよくて……ああっ!!」
クジマが喘ぐたびに陰茎は硬度を増し、更に質量が増えたかのように肉棒の厚みが増していた。
「クジマのチンポ、凄く大きいね。羨ましいよ」
「ああっ!そんなチンポとか卑猥な言葉を言っちゃだめだよっ!せめてチンチンにしようっ……ああんっ!!」
「ん?意味、同じじゃない?」
疑問に思いながらもリネーの手はクジマの陰茎を休まずに擦りあげて、窪みの部分を親指と人差指で輪っかを作り回すように擦り刺激すると更にクジマが声を上げる。
「あっ、ああっ!!そこっ、すごいぃっ!!気持ち良すぎぃっ!!だめぇっ!ぁ、あっんんっ!!」
「ここがいいんだ?ところで僕のチンチンも勃起してきちゃったんだけど……クジマの手で抜いてほしいな」
「ふあっ?!えぁっ?!ぅえぇ?!」
空いている方の手でリネーのは自身の陰茎をそっと持つ。リネーの陰茎は、傲慢だった悪役令息とは思えぬ控えめなペニスで色素も下の毛も薄いささやかなモノだった。
「そんな……リネーくんの可憐なチンチンを私の汚らわしい手で触るなんて……無理だよ」
「恋人って設定だから、早く優しく触って」
「恋人……!そうだった!じゃ、じゃあ触るよ」
クジマの手がリネーの控えめな陰茎に触れると、リネーが反応して声を出してしまう。
「……んっ……」
「ひょっとして痛かった?!」
「ううん、気持ちいいよ……そのまま続けて」
「リネーくんのチンチン、手で触るだけでも気持ちいいよっ!薄くピンクがかってて可憐でこんな美しいチンチン見たことがないよ……ううっ……ますます勃ってきちゃった……」
クジマは独り言を言いながらますます興奮してしまい、陰茎の硬度が更に増し、血管はビクビクと脈動しその熱さがリネーの手に伝わってきた。
「ねえ、クジマ、チンチン密着させて扱こうか?」
「み、密着?!私の小汚いチンチンとリネーくんのチンチンでそんな卑猥なことを……?」
「クジマと卑猥なことをしたいな。恋人設定でしょ?」
「んっ……ああっ……そ、そうだけど」
リネーは腰を進めて陰茎同士を触れ合わせると、感じたクジマが声を上げた。
「そっ、そんな卑猥すぎるのに、気持ちいいっ……ああっ、亀頭をこすっては……ああっ」
陰茎をすれ合わすとサイズがかなり違うことにリネーの男性としてのプライドが少しショックを受けるも、皮膚が触れる部分が先端から出ている先走りで濡れこすり合うとますます硬度を増すクジマの陰茎にリネーのメスの部分が興奮してしまう。
「あっ、クジマのチンチン凄く硬くて、触れてるだけで気持ちいい……」
「触れてるだけで?私のがリネーくんを興奮させてるのか?」
「うん、だから一緒に気持ちよくなろう……あぁっ!ああんっ」
言い終わる前にクジマの掌が二本の陰茎を掴んで上下にこすり始めた。力強い擦り方にリネーは半ば無理矢理に快楽を引き出される。
「ひうぅっ!!クジマっ……ちょっと強い……あぁっんっ……それッダメェっ……」
「リネーくんの声が官能的すぎてッ……もっと聞きたいっ……」
二本の陰茎をクジマの手が包み込み更に強く擦りあげて刺激すると、堪らずリネーは喉をさらけ出して嬌声をあげてしまう。クジマの手が動くたびに、汗と先走りで濡れた陰茎から淫らな水音がし、その音が更に興奮を煽った。
「やぁんんっ……あっああっ……激しすぎてもう出そうっ……んああッ……イ、イクッ……」
「リネーくん!わっ、私も出るっ!!」
二人共、同時に陰茎から射精をし、クジマの手を二人の精が白く汚した。部屋には二人の吐く荒い息遣いが響き、卑猥な行為が一段落したことを物語っていた。
「あっ、あぁっ……クジマ、凄く良かったよ。やればできるね……」
リネーは興奮収まらぬ赤い顔をクジマの顔に寄せ、頬にそっと触れるだけのキスをする。
「いっ、今のは…ひょっとしてキス……?!」
「ふふっ、そうだよ、ご褒美の……って、えっクジマ?!」
クジマは限界を超えたのか、顔を赤く紅潮させたかと思ったらそのまま床にヘナヘナと腰をおろして倒れ込んでしまう。
(童貞には刺激が強かったか?ここは普通、この後はお掃除フェラしたりそのままセックスする流れじゃないのか?!)
立派な陰茎とは裏腹にあまりにも奥手すぎるクジマに呆れつつも、リネーはクジマの身体をぬれた布できれいに拭いてからベッドに寝かせてその後自分もベッドに入り込んだ。
(まぁ、クジマには刺激強すぎたかな?ゆっくり撮影していけばいいか)
すっかり寝息をたてているクジマの顔を見ながらリネーはそう思い、自身もそのまま寝てしまう。次の日、朝起きたクジマは昨夜の事を思い出し焦りまくるのであった。
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