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7 三ヶ月後

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この屋敷に来てから三ヶ月は経とうとしていた。ヨエルの症状は目覚ましいほど良くなり、杖を使わなくてもゆっくりとだが歩けるようになった。エリアートとヨエルが間借りしている屋敷の部屋で、ヨエルはベッドに座り納得いかない顔をしていた。

「もっとリハビリしたいのに、治療師のズシカーオさんにだめだって言われたんだよ。少しくらい時間を長くやってもいいのにな」
「無理すると良くないって、他の治療師さんも言ってたでしょ」
「俺は早く治りたいんだ」
「焦りは禁物だよ」

エリアートは不貞腐れているヨエルの隣に座り、ヨエルの肩に頭を預ける。ヨエルのぬくもりが伝わってきて、エリアートは幸福感に包まれる。

「無理はだめだよヨエル。よくなってるから大丈夫」
「そうだな……すまない」

ヨエルはエリアートの頬にキスをすると、エリアートは一瞬驚いてから顔を朱に染めてはにかんむように笑って誤魔化し身体を少し離した。

「キスされると……その……したくなっちゃうから…」
「エリアート、お前!かわいいこと言うなよ。俺もしたくなっちゃうじゃないか」

エリアートは座っていたベッドからサッと立ち上がり、ヨエルの頬に指で触れる

「これから私はお仕事に行かなきゃいけないからだめだよ。この続きはヨエルの治療が完全に終わってからだよ」
「おいおい、お預けが長すぎないか?じゃあ、仕事、頑張ってこいよ」
「うん」

エリアートは部屋を出る準備をしながら、ヨエルには言えないことを考えていた。

『ヨエルとキスするだけでも罪悪感が蘇ってくる……ヨエルの知らないところで僕の唇は汚されて……ううん、唇だけでなく全身が汚れているんだ……』

自己嫌悪に陥りながらも、今日も領主に抱かれなければならないのだ。

+++++++++++++++++++++++

夜になり、執務室にある仮眠室のベッドで寝ているジャルミルに臀部を曝け出しながら、一糸まとわぬエリアートはジャルミルの股間に顔を埋めて奉仕をしていた。ジャルミルの太い指が、エリアートの後孔を侵犯してヌチャヌチャと艶めかしい音を立てながら出し入れしていた。

「ああんっ、ジャルミル様、そんなことをされては奉仕ができませんっ……ああっ……だめぇっ……」

指を出し入れされ中の媚肉がジャルミルを指をぎゅうぎゅうとしめつけ、エリアートの言葉は説得力がなかった。

「この程度で喘ぐとは堪え性がないなエリアートは。それにしても、指をこんなに締め付けてますます淫乱になってないか?」
「ちっ、違いますっ、淫乱なんかじゃッ……ひあぁっ!!」

指を根本まで入れられて中を抉られてしまい、エリアートは更に喘いでしまう。

「指を締め付けながら奉仕の続きをしろエリアート。さっきから自分ばかり気持ちよくなっているじゃないか。これは魔力回復のための行為なのにフフフ」
「ああっ……申し訳ありません………」

エリアートの目の前には、腹につくほどに反り返り血管がビクビクと脈動しているジャルミルの凶悪のな陰茎が奉仕を待っていた。エリアートは舌で先端から流れ出る先走りの白い汁を舐めてから飲み込むように咥え込んで、唇を使い頭を前後に動かし始める。グチュグチュと潤滑油代わりの唾液の音をさせ唇と陰茎の間からは唾液が溢れて根本の毛叢を濡らすほどこぼし、エリアートは恋人のヨエルには見せられないだらしない顔で陰茎を味わうように奉仕していた。

「すっかり上手くなったな。エリアートの奉仕はいやらしい舌使いでもう出そうだ。全部飲み干すように」

淫らな水音をさせて陰茎を奉仕するエリアートの動きが早くなり、口元に毛叢がつくほど根本まで飲み込み更にはしたない音をさせて陰茎を吸うとエリアートの喉奥へ白濁を放精した。

「うぅっ……ぅむっ……んんぅんっ……」
「フフフ、命令した通りに全部飲んだな。確認するから口を開けてみなさい」

口元をよだれと白濁で汚したエリアートは体勢をなおしジャルミルの方に顔を向け口を開ける。

「口周りにはまだ精子が残ってるぞ。全部舐めとりなさい」

言われるがままにエリアートは舌で口周りの精子をなめ取る。最初は飲み込めずよくこぼしていたが、今ではすっかり白濁を口淫で飲むことに慣れてしまっていた。本音は嫌だが、エリアートは積極的に性行為をしたほうが早く終わることに気がついた。途中からは、ジャルミルが望むようなことをして淫乱のふりをすることにした。

『そう、これは魔力回復のためなんだ……だから淫乱や淫らな振りをするんだ……これは演技なんだ……』

エリアートは自分に言い聞かせるように考えていると、ジャルミルに体勢を変えられてしまい四つん這いの格好にさせられる。

「全部飲んだご褒美に獣のように犯してあげよう。前に教えた通り魔力回復のおねだりをしてもらおうか」
「あっ……はい……」

エリアートは四つん這いのまま臀部を上げて誘うように揺らしながらジャルミルに懇願する。

「ジャルミル様の……逞しいオチンポで……私の……いやらしい孔を犯して魔力回復してください……」
「フフフ、しっかり強請ることかできたな。とりあえず合格だ。」

そう言い放ちジャルミルは、双丘のあわいに陰経を擦り付けて焦らし行為をしながら、髪を振り乱して喘ぐエリアートを辱める。

「ああっ……そんなはしたないことっ……だめぇっ…」
「そんな嫌がってても、お前の身体は淫らに身悶えているぞ。もう一度、おねだりをしなさい、エリアート」
「あっあぁっ……お願いです……私の身体を魔力回復にお使いください……ジャルミル様の熱くて硬いオチンポで……」

四つん這いになり腰をガクガク揺らしながらエリアートは、ジャルミルとの交接を求めてしまう。

『ああっ……魔力回復のためとはいえ、こんな恥ずべき発言をして……もう人としても恥ずかしい……でもこれはヨエルのためだから……』

自分に言い聞かせてはいるが、エリアートは淫欲に目が染まり、臀部をジャルミルに向けて淫猥に腰を揺らしてしまう。その動きや表情は、演技とはとても思えない浅ましき淫獣さながらだった。

「フフフ、エリアートがいやらしくて、私のペニスがますます勃起して硬くなってしまったよ。これはいつもより魔力回復が早いかもな」

岩のようにガチガチに硬度を増した陰経を、エリアートの後孔に先端を当てて一気に挿入した。中の媚肉を抉られて縫い上げられるように抽送されて、エリアートは衝撃でペニスから潮を吹いてしまう。

「ひぃっ!!!!!ひぃイィィィっ!!激しすぎますっ……ンアぁッ!!んんんっ!!」
「もうイッたのか?いや潮吹きか、そんなに私のペニス……いやチンポがよかったようだなフフフ。私のチンポの味はどうだ?」
「ああっ!んんアッ……だめえっ……なにもかんがえられないっ……ひいいっ!!」

四つん這いのまま、獣の交尾のように激しく犯されているエリアートは、まだ入れられたばかりなのにもう脳内は快楽で蕩けてしまっていた。胎内に道を拓くように陰茎が中を押し広げて、エリアートの胎内を圧迫する。胎内の肉を激しく抉られてエリアートは陰茎の動きに合わせて腰を動かして快楽を貪っていた。

「んぉっ……はっ……んああっ……ジャルミル様のオチンポすごいぃッ……狂ってしまいますっ……」
「いいぞ、もっと狂わせてやろう」

ベッドの上で喘ぐエリアートの身体を起こし、あぐらをかいたジャルミルの上で繋がったままのエリアートを動かして対面座位の体勢にする。エリアートは自重で陰茎を深く受け入れてしまい、その感触で顎を仰け反らせてせてしまう。

「ああっ……ううっ……おっ……おかしくなるっ……」

エリアートは耐えきれずに上半身をくねらせ結合部を擦り付けるように激しく動かす。淫らな性行為の音が部屋に響き、淫猥な雰囲気が更に濃厚になる中、部屋のドアが少し開いていることにジャルミルは気がついた。

「フフフ、魔力回復を覗き見しているネズミがいるな。出てきなさい」

ドアが開いて、見つかってしまったという顔をしたルミールが入ってきた。

「父上、申し訳ありません。……僕、父上と先生が魔力回復行為をするのが見たかったのでこっそり覗いてました……」
「覗き見は感心しないぞルミール」
「ごめんなさい……」

ジャルミルはルミールを叱りながらも、エリアートの腰を両手で掴んで揺らしていた。エリアートは、ルミールが来たのも構わずさらに淫らに喘いでしまう。

「ひぃんっ!……だっだめえっ……そんなかき回されたらッ……」
「ルミールが見ているぞエリアート。腰を動かすのを止めたらどうだ?」
「ンッアあぁッ!腰、とっ、とまらなくて……」

ルミールがベッドサイドにいつの間にか立って、ジャルミルとエリアートのまぐわいを興味深く見ていた。ルミールの父親であるジャルミルと性行為をしているのを間近で見られても、エリアートは正気に戻れず腰を激しく揺らし、ジャルミルの身体に自身の汗で濡れた身体をピタリと寄せてもだえる姿を晒していた。

「ああ゛っ……いっ……いきますッ……」

胎内の媚肉が陰茎を締め付けつつ、エリアートはジャルミルの身体に脚をしがみつかせて絶頂してしまう。口からはよだれをだらしなく垂らし、身体をガクガクとさせて絶頂の余韻を感じる姿を余すことなく晒した。


「エリアートさん……とっても淫らですね。獣みたいでした」
「ルミールが見ていたというのに、はしたない姿を晒して果てるとは、これが魔力回復行為だと忘れていないか?」
「あぁ……申し訳ありません……ジャルミル様…ルミール様……あぁッんっ」

欲望で蕩けた表情でエリアートは二人に謝罪する。繋がったままの陰茎は、まだ射精をせずに硬度を保ったままだった。ジャルミルは、エリアートの胸の尖った両乳首を抓りながら胎内を奥深く突いて責め始めた。

「全く謝罪になってないぞ。喜んで腰を動かして、エリアートは淫乱だな」
「んんぁっ!淫乱でごめんなさいっ……はぁっんんっ……」

先程、絶頂したばかりなのにエリアートは陰茎の抽送に合わせジャルミルの上で腰を動かし始めメス声を上げてしまう。

「ルミールにも魔力回復行為をよく見てもらわないといけないな。エリアート、よく見るように言いなさい」
「……あっ……ルミールさま……魔力回復行為……見てください……あぁっ……」
「はい、いやらしい音が聞こえて僕も勃ってきました」
「アァんっ……言わないでっ……恥ずかしいッ……」

ルミールは二人の激しいまぐわいを熱い欲望が宿る目で見つめ、それを感じたエリアートは更に興奮して、ルミールがよく見えるように腰を浮かし結合部分を見せつけるように動いてしまう。

「はぁっ………ルミール様、見えてますか……?」
「はい、父上のペニスを咥え込んで出し入れする様子がよく見えます」
「あぁっ……ルミールさまっ……言わないでッ……んあぁっ!」

ルミールに見られながら言葉で責められて、エリアートは更に高ぶってしまい、胎内に居座る陰茎を媚肉で締め付けて射精を促す。


「ジャルミル様っ……中にッ……ひッ…ぃんんっ……」

胎内の奥深くに陰茎から熱い白濁が種付けされて、エリアートは再び絶頂し精は放たないもののペニスをビクビクとさせ上半身を仰け反らせアクメを深く受け入れていた。胎内の淫肉は陰茎から搾り取るようにいまだ締め付けていた。

「んっ……あっアァんっ……ジャルミル様の精子が熱いっ!!ひいぃっ!おかしくなるっ……」

絶頂した身体をガクガクとさせながらエリアートは恍惚とし快美に身を震わせていた。ジャルミルは跨っているエリアートの腰を浮かせて陰茎をズルリと抜くと、胎内に出された白濁も一緒に流れ、エリアートの汗まみれの臀部やうち太ともを白く濡らした。ベッドの上に寝かされたエリアートは脳内が肉の快美に染まり他は何も考えられず、荒い息を吐き汗に濡れそぼる身体を邪悪な父子に見下みおろされていた。

「エリアートさん、魔力回復行為とってもよかったです。……見てたら僕も完全に勃ってしまいました……」

恥ずかしそうに言うルミールを、ジャルミルは少し困ったように笑う。

「しょうがない子だ。エリアート、私が休んでいる間、ルミールに奉仕しなさい。それが終わったらまた魔力回復行為をするからな」
「……はい……」

命令されたエリアートはゆっくりと身体を起こし、ベッドから降りるとルミールの衣服を緩めてすでに先走りが垂れている陰茎を取り出すと、先走りを舌で舐め取った後に奉仕を始める。

「あっ……エリアートさんの口の中ッ、すごく熱い……ああんっ!すごいっ……!」
「ルミール様のオチンポ、すごく硬いです……ジャルミル様と同じ味……んんっ」

今日の昼間、エリアートはルミールの勉強を見た後に身体を繋げていたが、今また昂ってエリアートに奉仕をさせているルミールの若さと好奇心を、快楽で頭が溶けたエリアートは疑問を持たず受け入れていた。

「ルミール、これが終わったら寝るんだぞ」
「父上、これでは興奮して寝られませんからもう少し見学します。いいでしょう?」
「困った子だ。少しだけだぞ」

エリアートに奉仕をさせながら父親と息子の会話をする邪悪な父子。淫猥な魔力回復の行為は、エリアートが気を失うまで続けられた。

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【後書き】
お読みいただきありがとうございます。

ふざけた名前、治療師ズシーカオさんがいるなら、他にシマナーヤさんとかチアイさんとかもいそう。名前つけテキトーですね。すいません。
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