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9 すれ違い
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外出していたジャルミルが帰ってきた。客人を連れて。
領主の執務室の隣の部屋で執事のヨルゲと仕事をしていたエリアートは、ノックして入ってきた人物に驚いた。ヨエルの所属していた騎士団長であるアルブレヒトを連れてジャルミルと入室してきたからだ。
「アルブレヒト様!?」
「久しぶりだな、エリアート」
「何故、こちらに?あっ、すいません、あまりにもが驚いたので挨拶を忘れてましたっ。お久しぶりです」
エリアートは急いで礼を取るが、アルブレヒトは気にしてないと笑い、エリアートに説明する。
「前も話したが、俺はジャルミルとは友人なんだ。久しぶりに屋敷に招かれたのと、ヨエルの見舞いにもやってきたんだ」
「そういうことだ。エリアート、アルをヨエルの所に案内してやってくれないか」
魔力回復する時の辱めとは違う顔を見せているジャルミルは、温厚な笑みを浮かべてエリアートに向けて言う。
『どちらが本当のジャルミル様の顔なんだろう……』
エリアートはそう考えるが、平民である騎士のヨエルを治療するのも、魔力回復で犯されるのもどちらも同じ人物には変わりなかった。その考えを頭から振り払い、エリアートはアルブレヒトを案内するために部屋から出ていった。
ヨルゲと二人きりになったジャルミルは、早速ヨルゲから溜まっている書類仕事を急かされた。
「領主様のお仕事が溜まってますから、休む暇はございませんよ。この年寄りの仕事を少しでも楽させてくださいませ」
「わかってるよ。ヨルゲは厳しいな」
「ところで珍しいですね。アルブレヒト様がこちらに来るのは。やはり、治療中の部下が心配だったのでしょうか?部下想いの立派な上司ですね」
「それもあるが、アルは他にも用があるんだ」
ジャルミルは、二人が出ていった扉を見つめてニヤリと笑った。
++++++++++++++++++++++++++
「ヨエル、元気そうだな」
「アルブレヒト様!来てくださったんですか!」
治療する部屋までエリアートは案内し、ヨエルは久しぶりに上司のアルブレヒトに会えて感激していた。
「どうだ身体の調子は?」
「はい、領主のジャルミル様やそのご子息様や治療師の方々のおかげで、最近は杖がなくてももう歩けます!」
「それは本当によかったな」
「ところでアルブレヒト団長、お話があります」
姿勢を正し、騎士の敬礼のポーズを取ったヨエルはアルブレヒトの目をまっすぐ見つめ話し始める。
「体が治ったら俺はまたアルブレヒト様の元で働きたいです!」
「それは嬉しいが、大丈夫なのか?うちの騎士団に戻るということは、遠征もあるからまた危険と隣合わせになる。裏方や街の街の警備隊という手もある。実際、怪我をして復帰した者達はそっちで働いているし何も無理することはないぞ」
「無理なんかしてません。俺は騎士が天職だと思ってます」
ヨエルは硬い意志の宿った目でアルブレヒトを見ていた。エリアートは我慢できず、ヨエルの肩を止めるように掴んだ。
「ヨエル!なんでまた危険な任務のある騎士団に戻ろうとするの?せっかく治ったのに……警備隊でも危険なときはあるのに……」
「……すまない。俺にとって騎士は天職なんだ」
「ヨエルッ!なんで……もう危険な目にあって欲しくないのに……これなら……治療なんて……」
堪えきれずに涙を流してしまいそうになり、エリアートは治療室から飛び出してしまう。廊下を走りながらエリアートは涙が溢れて止まらなかった。
『……ヨエルにとっては騎士であることが一番大切なんだ……私よりも……。一体、私は何のために、ジャルミル様やルミール様と魔力回復のために辱められたんだ。ヨエルにはもう危険な目にあってほしくないのに、どうして……』
屋敷の裏まで走ってきて、ハァハァと荒い呼吸をしながらも涙が止まらなかった。
『ヨエルのためにと思って我慢してたことが、全部無駄になってしまった……いや、勝手に僕がやったことだけど、身体はもう取り返しが付かないほど汚れてしまった……』
一人、声を押し殺し両手で顔を覆ってるとすぐ近くに人の気配がしエリアートはそちらを見ると笑みを浮かべたジャルミルが立っていた。
「エリアート、どうしたんだ。泣いてるじゃないか」
「すっ、すいません、……ちょっとヨエルと喧嘩をしたので……大丈夫ですから……」
「そうか。少し落ち着いたほうがいいだろう。私の部屋でお茶でも飲んで落ち着くといい」
エリアートはジャルミルに連れられて行き、ジャルミルの私室で茶を振る舞われた。
「このお茶は珍しいものなんだ。飲むといい」
ソファに座り対面のジャルミルから茶を勧められて、カップに口をつけると甘い味が口に広がる。領主自ら茶を入れてくれて、エリアートは恐縮するが、お茶の味に心が落ち着いてくる。ジャルミルはお茶を飲むエリアートをジッと見てから労るように話しかける。
「何があったんだ。話したくなければ話さなくていいが」
「いえ、そんなことは……あの……さっき……」
ヨエルが騎士に戻りたいと言ったことをジャルミルにゆっくりと話した。
「確かに騎士は危険だが、必ずしも死ぬわけじゃない。恋人を信じてやるのはどうだ?もっと二人で話し合うべきだ」
「そう……ですね……。せめて警備隊だったら……」
ジャルミルに話していてエリアートは段々と身体の違和感を感じ始めていた。身体が芯からジンジンと疼き、中心が昂りそうになっていた。
『身体が……おかしい?どうして……?』
エリアートはジャルミルの顔を見ると、温厚そうに笑いながらも目の奥はいつも魔力回復の行為をしている時の淫獣の目になっていた。
「フフフ、さっき君が飲んだお茶は特別で、身体を発情させる催淫効果があるんだ。」
「えっ……?!」
「エリアートは仕事もできるから、ヨエルの体が治ってからも、魔力回復と領主の補佐の仕事を続けてもらいたくてね。契約更新の話をするために飲ませた」
「なっ、何故?ああっ……」
エリアートは身体が熱くなり腕で身体を抱えてソファーに倒れ込んでしまう。ジャルミルは、発情し疼く身体に翻弄されるエリアートを抱き上げて、ドアで続いている隣室のベッドへ寝かせた。重厚な装飾のベッドの上に寝かされ、肌触りの良いシーツに触れるもエリアートはそんな余裕はなく発情する身体にますます翻弄されていた。
「あああっ……熱い……」
「私はちょっとやる仕事や用事があるから少しで部屋を出ていくよ。なるべく早く戻ってくるよエリアート」
ジャルミルはそう言ってベッドにエリアートを残したまま部屋を出た。鍵をかける音が聞こえたので、エリアートは一人この部屋に閉じ込められてしまった。
「あっ……あぁっ……身体がっ…我慢できない」
エリアートはベッドの上で服をすべて脱ぎ、すでに勃起しているペニスを手で上下に擦り始めるが、刺激の物足りなさを感じてしまい更に激しく手を動かすがまったく満足できなかった。快楽を得るために、エリアートはうつ伏せになり、指を秘所に指を入れて自慰行為を始めた。しかし後孔の刺激だけでは足りず、空いてる手でペニスを扱きながら、自身の後孔を指で胎内を擦るが、まだ望む快感には遠く及ばなかった。
「あっ……ああっ……もっと深く感じたいのに、私の指では届かない……ああっ……」
指を二本増やし後孔を自らの指を出し入れしながら、同時にもう片方の手でペニスを擦る淫らな姿のエリアートの身体は段々と汗ばみ妖しい雰囲気を漂わしていた。飲んだお茶の効果なのかジャルミル達の辱めの影響なのか、はたまた両方なのか、自慰行為をして喘ぐ様は淫らな獣のようだった。激しくペニスを扱き、体内の淫肉を指でこすりながら、オスを欲して身悶えていた。
発情した身体のあまりの熱量に身悶えつつエリアートは自慰行為を続けていたが、自分の望む快楽には程遠く、なかなか絶頂には届かず一人で喘ぎ苦しんでいた。
発情した身体は体感時間が分からず、エリアートが汗みずくの身体で自慰行為を続けているとジャルミルが戻ってきた
「ああっ……ううっ苦しいッ……んんっ……」
「おや、戻ってきたら契約更新の話をしようと思っていたが、エリアートは一人で自慰をしてるなんて……私を誘っているのかフフフ」
「ひうぅっ!!ジャルミル様っ……身体が熱くてっ……発情していて……熱い……お願いですッ……情けをください……早く犯してッ……」
エリアートは泣きながらジャルミルの腰に抱きついて、ジャルミルの股間に服の上から顔を押し付けて懇願する。
「フフ、そう言われてしまっては抱くしかないな。エリアート、私のペニスを取り出して奉仕を始めなさい」
「はっ、はいっ……ああっ……」
ジャルミルの服を緩めて、すでにガチガチに硬度を保っているジャルミルの脈動する陰茎を取り出すと、エリアートは堪らずむしゃぶりつくように咥え、頭を前後に動かし始めた。頭が動くことで、グチャグチャと卑猥な音がし始めて、溢れる唾液を隙間からこぼしてエリアートの首元や胸を濡らすほどだった。
「んんんっ……んうぅっ……んっ……」
「いつもより激しい口淫だな。そんなにコレが欲しかったのか?」
「あっ……はあっ……はい、ジャルミル様のオチンポが欲しくて……ああっすごいオスの匂い……ますます発情してしまいますっ……」
ジャルミルの陰茎に頬ずりをしつつ、側面を舐めしゃぶりエリアートは上目遣いで奉仕しながら媚びるように見上げた。
「竿の方ばかり奉仕してるぞ。袋のほうも奉仕するんだエリアート」
エリアートは指で陰茎の先端を包むように触りつつ、言われるがまま陰囊に舌先を這わせて奉仕を始める。皺を一本一本、舌でなぞるように這わせてから、片方の玉を口に含んで口内で丁寧に舐める。もはやエリアートは言われるがままに恥ずべき行為をする性奴隷さながらだった。
「フフフ、このまま口に出すか、種付けされるか、エリアートはどちらがいい?」
「あぁ……ジャルミル様に種付けされたいです……」
ジャルミルの陰茎を奉仕しながら、蕩けた表情でエリアートは懇願する。ニヤリと淫猥に笑ったジャルミルはエリアートを立たせて腰を掴んで抱き上げ、臀部を両手でガッチリと掴み、秘所に陰茎の先端を当てて一気に貫いた。立ったまま犯すジャルミルから落ちないようにエリアートは、ジャルミルの首に腕を回し両足で腰をホールドし身体をぴったりと密着させた。立ったままのジャルミルの陰茎が深々と突き刺され、エリアートは待ち望んでいた肉棒の凌辱に息も絶え絶えになりながら喜んで締め付けていた。
「ああんっ……これが欲しかったです……あっああっ、ジャルミル様のすごく硬いっ……」
「フフフ、このまま立ったまま犯してもいいが、ベッドに行くぞ」
そう言って立ったまま繋がった状態でジャルミルはエリアートを抱えてベッドに移動する。歩くたびに陰茎が深く突き刺さり、エリアートは喘いで思わず腰を揺らしてしまう。
「あっああっ……いつもより感じるっ……ジャルミル様のすごいぃっ……!!」
飲まされた催淫効能のお茶のせいもあり、自慰行為をしても絶頂できず悶々とした肉欲を、やっとジャルミルに犯されてことで満足な肉の愉悦を得ることができたエリアートは行為に酔いしれていた。
「んんっ……ジャルミルさまぁっ……もっとこすってぇ……!」
「フフフ、ベッドについてからだ。その前に契約更新の話をしなければな」
大人5人は余裕で寝られそうなベッドにエリアートを寝かし、立ったままジャルミルは発情しているエリアートを見下ろした。
--------------------------
【後書き】
お読みくださりありがとうございます。
領主の執務室の隣の部屋で執事のヨルゲと仕事をしていたエリアートは、ノックして入ってきた人物に驚いた。ヨエルの所属していた騎士団長であるアルブレヒトを連れてジャルミルと入室してきたからだ。
「アルブレヒト様!?」
「久しぶりだな、エリアート」
「何故、こちらに?あっ、すいません、あまりにもが驚いたので挨拶を忘れてましたっ。お久しぶりです」
エリアートは急いで礼を取るが、アルブレヒトは気にしてないと笑い、エリアートに説明する。
「前も話したが、俺はジャルミルとは友人なんだ。久しぶりに屋敷に招かれたのと、ヨエルの見舞いにもやってきたんだ」
「そういうことだ。エリアート、アルをヨエルの所に案内してやってくれないか」
魔力回復する時の辱めとは違う顔を見せているジャルミルは、温厚な笑みを浮かべてエリアートに向けて言う。
『どちらが本当のジャルミル様の顔なんだろう……』
エリアートはそう考えるが、平民である騎士のヨエルを治療するのも、魔力回復で犯されるのもどちらも同じ人物には変わりなかった。その考えを頭から振り払い、エリアートはアルブレヒトを案内するために部屋から出ていった。
ヨルゲと二人きりになったジャルミルは、早速ヨルゲから溜まっている書類仕事を急かされた。
「領主様のお仕事が溜まってますから、休む暇はございませんよ。この年寄りの仕事を少しでも楽させてくださいませ」
「わかってるよ。ヨルゲは厳しいな」
「ところで珍しいですね。アルブレヒト様がこちらに来るのは。やはり、治療中の部下が心配だったのでしょうか?部下想いの立派な上司ですね」
「それもあるが、アルは他にも用があるんだ」
ジャルミルは、二人が出ていった扉を見つめてニヤリと笑った。
++++++++++++++++++++++++++
「ヨエル、元気そうだな」
「アルブレヒト様!来てくださったんですか!」
治療する部屋までエリアートは案内し、ヨエルは久しぶりに上司のアルブレヒトに会えて感激していた。
「どうだ身体の調子は?」
「はい、領主のジャルミル様やそのご子息様や治療師の方々のおかげで、最近は杖がなくてももう歩けます!」
「それは本当によかったな」
「ところでアルブレヒト団長、お話があります」
姿勢を正し、騎士の敬礼のポーズを取ったヨエルはアルブレヒトの目をまっすぐ見つめ話し始める。
「体が治ったら俺はまたアルブレヒト様の元で働きたいです!」
「それは嬉しいが、大丈夫なのか?うちの騎士団に戻るということは、遠征もあるからまた危険と隣合わせになる。裏方や街の街の警備隊という手もある。実際、怪我をして復帰した者達はそっちで働いているし何も無理することはないぞ」
「無理なんかしてません。俺は騎士が天職だと思ってます」
ヨエルは硬い意志の宿った目でアルブレヒトを見ていた。エリアートは我慢できず、ヨエルの肩を止めるように掴んだ。
「ヨエル!なんでまた危険な任務のある騎士団に戻ろうとするの?せっかく治ったのに……警備隊でも危険なときはあるのに……」
「……すまない。俺にとって騎士は天職なんだ」
「ヨエルッ!なんで……もう危険な目にあって欲しくないのに……これなら……治療なんて……」
堪えきれずに涙を流してしまいそうになり、エリアートは治療室から飛び出してしまう。廊下を走りながらエリアートは涙が溢れて止まらなかった。
『……ヨエルにとっては騎士であることが一番大切なんだ……私よりも……。一体、私は何のために、ジャルミル様やルミール様と魔力回復のために辱められたんだ。ヨエルにはもう危険な目にあってほしくないのに、どうして……』
屋敷の裏まで走ってきて、ハァハァと荒い呼吸をしながらも涙が止まらなかった。
『ヨエルのためにと思って我慢してたことが、全部無駄になってしまった……いや、勝手に僕がやったことだけど、身体はもう取り返しが付かないほど汚れてしまった……』
一人、声を押し殺し両手で顔を覆ってるとすぐ近くに人の気配がしエリアートはそちらを見ると笑みを浮かべたジャルミルが立っていた。
「エリアート、どうしたんだ。泣いてるじゃないか」
「すっ、すいません、……ちょっとヨエルと喧嘩をしたので……大丈夫ですから……」
「そうか。少し落ち着いたほうがいいだろう。私の部屋でお茶でも飲んで落ち着くといい」
エリアートはジャルミルに連れられて行き、ジャルミルの私室で茶を振る舞われた。
「このお茶は珍しいものなんだ。飲むといい」
ソファに座り対面のジャルミルから茶を勧められて、カップに口をつけると甘い味が口に広がる。領主自ら茶を入れてくれて、エリアートは恐縮するが、お茶の味に心が落ち着いてくる。ジャルミルはお茶を飲むエリアートをジッと見てから労るように話しかける。
「何があったんだ。話したくなければ話さなくていいが」
「いえ、そんなことは……あの……さっき……」
ヨエルが騎士に戻りたいと言ったことをジャルミルにゆっくりと話した。
「確かに騎士は危険だが、必ずしも死ぬわけじゃない。恋人を信じてやるのはどうだ?もっと二人で話し合うべきだ」
「そう……ですね……。せめて警備隊だったら……」
ジャルミルに話していてエリアートは段々と身体の違和感を感じ始めていた。身体が芯からジンジンと疼き、中心が昂りそうになっていた。
『身体が……おかしい?どうして……?』
エリアートはジャルミルの顔を見ると、温厚そうに笑いながらも目の奥はいつも魔力回復の行為をしている時の淫獣の目になっていた。
「フフフ、さっき君が飲んだお茶は特別で、身体を発情させる催淫効果があるんだ。」
「えっ……?!」
「エリアートは仕事もできるから、ヨエルの体が治ってからも、魔力回復と領主の補佐の仕事を続けてもらいたくてね。契約更新の話をするために飲ませた」
「なっ、何故?ああっ……」
エリアートは身体が熱くなり腕で身体を抱えてソファーに倒れ込んでしまう。ジャルミルは、発情し疼く身体に翻弄されるエリアートを抱き上げて、ドアで続いている隣室のベッドへ寝かせた。重厚な装飾のベッドの上に寝かされ、肌触りの良いシーツに触れるもエリアートはそんな余裕はなく発情する身体にますます翻弄されていた。
「あああっ……熱い……」
「私はちょっとやる仕事や用事があるから少しで部屋を出ていくよ。なるべく早く戻ってくるよエリアート」
ジャルミルはそう言ってベッドにエリアートを残したまま部屋を出た。鍵をかける音が聞こえたので、エリアートは一人この部屋に閉じ込められてしまった。
「あっ……あぁっ……身体がっ…我慢できない」
エリアートはベッドの上で服をすべて脱ぎ、すでに勃起しているペニスを手で上下に擦り始めるが、刺激の物足りなさを感じてしまい更に激しく手を動かすがまったく満足できなかった。快楽を得るために、エリアートはうつ伏せになり、指を秘所に指を入れて自慰行為を始めた。しかし後孔の刺激だけでは足りず、空いてる手でペニスを扱きながら、自身の後孔を指で胎内を擦るが、まだ望む快感には遠く及ばなかった。
「あっ……ああっ……もっと深く感じたいのに、私の指では届かない……ああっ……」
指を二本増やし後孔を自らの指を出し入れしながら、同時にもう片方の手でペニスを擦る淫らな姿のエリアートの身体は段々と汗ばみ妖しい雰囲気を漂わしていた。飲んだお茶の効果なのかジャルミル達の辱めの影響なのか、はたまた両方なのか、自慰行為をして喘ぐ様は淫らな獣のようだった。激しくペニスを扱き、体内の淫肉を指でこすりながら、オスを欲して身悶えていた。
発情した身体のあまりの熱量に身悶えつつエリアートは自慰行為を続けていたが、自分の望む快楽には程遠く、なかなか絶頂には届かず一人で喘ぎ苦しんでいた。
発情した身体は体感時間が分からず、エリアートが汗みずくの身体で自慰行為を続けているとジャルミルが戻ってきた
「ああっ……ううっ苦しいッ……んんっ……」
「おや、戻ってきたら契約更新の話をしようと思っていたが、エリアートは一人で自慰をしてるなんて……私を誘っているのかフフフ」
「ひうぅっ!!ジャルミル様っ……身体が熱くてっ……発情していて……熱い……お願いですッ……情けをください……早く犯してッ……」
エリアートは泣きながらジャルミルの腰に抱きついて、ジャルミルの股間に服の上から顔を押し付けて懇願する。
「フフ、そう言われてしまっては抱くしかないな。エリアート、私のペニスを取り出して奉仕を始めなさい」
「はっ、はいっ……ああっ……」
ジャルミルの服を緩めて、すでにガチガチに硬度を保っているジャルミルの脈動する陰茎を取り出すと、エリアートは堪らずむしゃぶりつくように咥え、頭を前後に動かし始めた。頭が動くことで、グチャグチャと卑猥な音がし始めて、溢れる唾液を隙間からこぼしてエリアートの首元や胸を濡らすほどだった。
「んんんっ……んうぅっ……んっ……」
「いつもより激しい口淫だな。そんなにコレが欲しかったのか?」
「あっ……はあっ……はい、ジャルミル様のオチンポが欲しくて……ああっすごいオスの匂い……ますます発情してしまいますっ……」
ジャルミルの陰茎に頬ずりをしつつ、側面を舐めしゃぶりエリアートは上目遣いで奉仕しながら媚びるように見上げた。
「竿の方ばかり奉仕してるぞ。袋のほうも奉仕するんだエリアート」
エリアートは指で陰茎の先端を包むように触りつつ、言われるがまま陰囊に舌先を這わせて奉仕を始める。皺を一本一本、舌でなぞるように這わせてから、片方の玉を口に含んで口内で丁寧に舐める。もはやエリアートは言われるがままに恥ずべき行為をする性奴隷さながらだった。
「フフフ、このまま口に出すか、種付けされるか、エリアートはどちらがいい?」
「あぁ……ジャルミル様に種付けされたいです……」
ジャルミルの陰茎を奉仕しながら、蕩けた表情でエリアートは懇願する。ニヤリと淫猥に笑ったジャルミルはエリアートを立たせて腰を掴んで抱き上げ、臀部を両手でガッチリと掴み、秘所に陰茎の先端を当てて一気に貫いた。立ったまま犯すジャルミルから落ちないようにエリアートは、ジャルミルの首に腕を回し両足で腰をホールドし身体をぴったりと密着させた。立ったままのジャルミルの陰茎が深々と突き刺され、エリアートは待ち望んでいた肉棒の凌辱に息も絶え絶えになりながら喜んで締め付けていた。
「ああんっ……これが欲しかったです……あっああっ、ジャルミル様のすごく硬いっ……」
「フフフ、このまま立ったまま犯してもいいが、ベッドに行くぞ」
そう言って立ったまま繋がった状態でジャルミルはエリアートを抱えてベッドに移動する。歩くたびに陰茎が深く突き刺さり、エリアートは喘いで思わず腰を揺らしてしまう。
「あっああっ……いつもより感じるっ……ジャルミル様のすごいぃっ……!!」
飲まされた催淫効能のお茶のせいもあり、自慰行為をしても絶頂できず悶々とした肉欲を、やっとジャルミルに犯されてことで満足な肉の愉悦を得ることができたエリアートは行為に酔いしれていた。
「んんっ……ジャルミルさまぁっ……もっとこすってぇ……!」
「フフフ、ベッドについてからだ。その前に契約更新の話をしなければな」
大人5人は余裕で寝られそうなベッドにエリアートを寝かし、立ったままジャルミルは発情しているエリアートを見下ろした。
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【後書き】
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