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第一章:二度寝を夢見る孤児と古代機械
第六話:知恵の策
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裏通りを支配するギャングの影は、日に日に濃く、重く広がっていった。路地裏を歩けば、知らない男たちの鋭い視線が突き刺さる。市場で耳を澄ませば、囁かれる噂は一様に"鉄の牙"の名前を含んでいた。
「昨夜も誰かが連れ去られたらしいぜ」
「連中に楯突いたんだとよ。そりゃ無理だ。子供や弱い奴が勝てる相手じゃねえ」
恐怖は街の空気そのものを湿らせ、どこにいても息苦しい。その恐怖は、ついにネロたちの隠れ家にも迫っていた。
その夜、廃工場の奥で焚き火の火が小さく揺れている。焦げた鉄骨が天井を支え、剥き出しの配管が影を作る場所。彼らが数日を過ごしてきた小さな拠点だった。ネロはポーチからテゴを取り出す。光を帯びた球体が浮遊し、低く冷徹な声を響かせた。
廃工場の錆びついた天井を仰ぎ、ネロは深く息を吸う。見上げた鉄骨は折れかけており、床には砕けたコンクリートや錆びた鉄板が散乱している。そこで、ふと脳裏にひらめきが走った。
「……ここなら、勝てるかもしれない」
リナが目を丸くする。
「えっ……ここ? その、だって、ボロボロだよ。相手はギャング、大人だし、いっぱい武器も持ってるし……」
「だからこそだ。正面からぶつかる必要はない。奴らの力をまともに受けたら、俺たちは一瞬で終わる。でも……」
ネロは鉄骨を指差し、瓦礫に目をやった。
「この廃工場は崩れかけてる。足場も悪い。利用すれば、少人数でも勝機は作れる」
テゴが淡く光を瞬かせ、肯定するように低く唸った。
『……理に適っている。直接戦うのではなく、環境を利用する。子供に可能なのは、その選択だ』
リナはぎゅっとネロの袖を握りしめ、唇を噛む。
「……怖いよ。でも……私にもできること、あるでしょ? ただ逃げるだけじゃなくて……一緒にやりたい」
その声は震えていたが、確かな決意が宿っていた。
ネロは彼女の目を見返し、小さく頷く。
カイルが拳を床に叩きつけ、勢いよく言葉を吐き出す。
「よし! だったら俺の腕の見せどころだな! 木材でも鉄くずでも、仕掛け作りなら任せとけ!」
ミナトは一歩遅れて、けれど小さな声で言った。
「……僕も……役に立てるなら、やるよ」
その顔は怯えに曇っていたが、それでも逃げようとはしていなかった。
焚き火の明かりに照らされた四人の顔が、恐怖と決意の間で揺れている。ネロは深く息を吐き、胸の奥で熱く燃えるものを感じた。
「……よし。やろう」
その夜から、準備は始まった。
ネロたちの拠点は、罠の迷宮へと姿を変え始めた。
カイルが中心となり、工場のあちこちに巧妙な仕掛けを施していく。
「ここの床、鉄板が浮いてるだろ? ここに重い瓦礫を置けば、踏んだときに大きな音が出る!」
「いいな。相手を驚かせる。それで相手が立ち止まったところに、上の瓦礫の山を崩せるようにすれば」
ミナトが言い、カイルが頷く。
「こっちには、もっと凝った仕掛けをやるぜ!」
カイルは、折れた配管と錆びた鉄板を組み合わせ、シーソーのような仕掛けを作り上げた。
「俺たちがここに石を乗せておけば、相手が通り過ぎたときに重みでシーソーが傾いて、石が飛ぶ! うまくすれば頭に当たるかもな!」
「カイル、それは運がないと無理だよ……」
ミナトが焦った声で言うと、カイルは唇を尖らせた。
「つまんねーなー……でも、足は止まるだろ」
リナは工場の影に身を潜め、耳を澄ます。遠くを歩く大人たちの声、街角に流れる噂。彼女は、確かな情報を拾って戻ってきた。
「……明日の夜、見張りが変わるみたい。取引をするんだと思う。明日は来ないと思う」
「ナイス、リナ! それなら、まだ時間があるな」
ネロは作戦を練り直す。
ミナトは工場の外を駆け回り、周辺の抜け道を確認する。
「……こっちの路地なら、ギャングが来ても回り込める。逃げ道も確保しておいたほうがいい」
彼の軽快な足取りは、緊張の中でも確かな安心を与えてくれた。
そしてネロは、テゴと共に全体を見渡していた。
弱点はどこか。崩れる鉄骨の角度、瓦礫の落ちやすさ、仲間の配置。
テゴの冷静な助言と、ネロのひらめきが重なり、少しずつ一つの策が形になっていく。
『カイルが設置した仕掛けは、敵の行動を予測し、特定の場所に誘導するのに有効だ。だが、注意しろ。彼らは力任せに物を壊す傾向がある。仕掛けが破壊されてしまう可能性を考慮すべきだ』
「わかってる。だから、仕掛けは一つじゃない。いくつも仕掛けるんだ」
『ミナトの行動範囲は、敵の警戒範囲を上回っている。逃走経路を複数確保しておくことは、生存確率を飛躍的に向上させる』
「ああ。いざとなったら、すぐに逃げられるようにしておく」
『リナの聴覚は、敵の数を正確に把握するのに役立つ。彼女の報告をもとに、奇襲のタイミングを計る』
「よし……完璧だ」
ネロは地図の上に、細い線を引いていく。それは、ギャングたちを誘い込むための、罠の道筋だった。
数日後。夜が訪れ、街が静まり返る。
『……監視網に接触。ギャングの斥候がこちらを把握した。近いうちに、本格的に襲いにくるつもりのようだ』
焚き火の熱が一瞬にして冷えたような感覚が、皆の背筋を走る。
カイルは息を呑み、拳を握りしめる。ミナトは肩を震わせて目を伏せた。リナはそっとネロの袖を掴み、小さな声で囁く。
「……やっぱり、来ちゃうんだね」
ネロは答えなかった。だが、心はすでに決めていた。
「……怯えてても、どうにもならない」
ネロたちは、崩れかけた廃工場の中で最後の確認をしていた。
「奴らの力に正面からぶつかる必要はない。崩れた足場と瓦礫を利用して、分断して倒す」
ネロの声は静かで、けれど揺るぎなかった。
「俺たちがやるのは、力で勝つことじゃない。生き延びるために――知恵で勝つことだ」
リナは震える手でネロの袖を握り、力強く頷く。
「……うん。怖いけど、信じる」
カイルは胸を叩き、大げさに笑う。
「仕掛けは完璧だ! あとは上手く誘い込むだけだな!」
ミナトは不安げに周囲を見回しながらも、はっきりと口にした。
「……やろう。僕らで」
そして、テゴの電子の瞳が光を帯びた。
『全員の覚悟の確認完了。生存のための最適解は――知恵の策を実行すること』
廃工場の空気は重く、ひどく冷たい。だが、その中に燃える焔が一つ確かに灯っていた。ネロたちの胸にあるのは恐怖だけではない。「生き抜く」という意志が、今ここに確かに息づいていた。
翌日の夜。再び、監視網にギャングの反応が確認される。
――やがて、遠くから足音が聞こえてきた。
それは、大勢の男たちが、この場所へ向かってくる、確かな足音だった。
「来たな……」
ミナトが息をのむ。
「……計画通りだ。みんな、持ち場へ!」
孤児たちの生き残りをかけた戦いが、廃工場で始まろうとしていた。
「昨夜も誰かが連れ去られたらしいぜ」
「連中に楯突いたんだとよ。そりゃ無理だ。子供や弱い奴が勝てる相手じゃねえ」
恐怖は街の空気そのものを湿らせ、どこにいても息苦しい。その恐怖は、ついにネロたちの隠れ家にも迫っていた。
その夜、廃工場の奥で焚き火の火が小さく揺れている。焦げた鉄骨が天井を支え、剥き出しの配管が影を作る場所。彼らが数日を過ごしてきた小さな拠点だった。ネロはポーチからテゴを取り出す。光を帯びた球体が浮遊し、低く冷徹な声を響かせた。
廃工場の錆びついた天井を仰ぎ、ネロは深く息を吸う。見上げた鉄骨は折れかけており、床には砕けたコンクリートや錆びた鉄板が散乱している。そこで、ふと脳裏にひらめきが走った。
「……ここなら、勝てるかもしれない」
リナが目を丸くする。
「えっ……ここ? その、だって、ボロボロだよ。相手はギャング、大人だし、いっぱい武器も持ってるし……」
「だからこそだ。正面からぶつかる必要はない。奴らの力をまともに受けたら、俺たちは一瞬で終わる。でも……」
ネロは鉄骨を指差し、瓦礫に目をやった。
「この廃工場は崩れかけてる。足場も悪い。利用すれば、少人数でも勝機は作れる」
テゴが淡く光を瞬かせ、肯定するように低く唸った。
『……理に適っている。直接戦うのではなく、環境を利用する。子供に可能なのは、その選択だ』
リナはぎゅっとネロの袖を握りしめ、唇を噛む。
「……怖いよ。でも……私にもできること、あるでしょ? ただ逃げるだけじゃなくて……一緒にやりたい」
その声は震えていたが、確かな決意が宿っていた。
ネロは彼女の目を見返し、小さく頷く。
カイルが拳を床に叩きつけ、勢いよく言葉を吐き出す。
「よし! だったら俺の腕の見せどころだな! 木材でも鉄くずでも、仕掛け作りなら任せとけ!」
ミナトは一歩遅れて、けれど小さな声で言った。
「……僕も……役に立てるなら、やるよ」
その顔は怯えに曇っていたが、それでも逃げようとはしていなかった。
焚き火の明かりに照らされた四人の顔が、恐怖と決意の間で揺れている。ネロは深く息を吐き、胸の奥で熱く燃えるものを感じた。
「……よし。やろう」
その夜から、準備は始まった。
ネロたちの拠点は、罠の迷宮へと姿を変え始めた。
カイルが中心となり、工場のあちこちに巧妙な仕掛けを施していく。
「ここの床、鉄板が浮いてるだろ? ここに重い瓦礫を置けば、踏んだときに大きな音が出る!」
「いいな。相手を驚かせる。それで相手が立ち止まったところに、上の瓦礫の山を崩せるようにすれば」
ミナトが言い、カイルが頷く。
「こっちには、もっと凝った仕掛けをやるぜ!」
カイルは、折れた配管と錆びた鉄板を組み合わせ、シーソーのような仕掛けを作り上げた。
「俺たちがここに石を乗せておけば、相手が通り過ぎたときに重みでシーソーが傾いて、石が飛ぶ! うまくすれば頭に当たるかもな!」
「カイル、それは運がないと無理だよ……」
ミナトが焦った声で言うと、カイルは唇を尖らせた。
「つまんねーなー……でも、足は止まるだろ」
リナは工場の影に身を潜め、耳を澄ます。遠くを歩く大人たちの声、街角に流れる噂。彼女は、確かな情報を拾って戻ってきた。
「……明日の夜、見張りが変わるみたい。取引をするんだと思う。明日は来ないと思う」
「ナイス、リナ! それなら、まだ時間があるな」
ネロは作戦を練り直す。
ミナトは工場の外を駆け回り、周辺の抜け道を確認する。
「……こっちの路地なら、ギャングが来ても回り込める。逃げ道も確保しておいたほうがいい」
彼の軽快な足取りは、緊張の中でも確かな安心を与えてくれた。
そしてネロは、テゴと共に全体を見渡していた。
弱点はどこか。崩れる鉄骨の角度、瓦礫の落ちやすさ、仲間の配置。
テゴの冷静な助言と、ネロのひらめきが重なり、少しずつ一つの策が形になっていく。
『カイルが設置した仕掛けは、敵の行動を予測し、特定の場所に誘導するのに有効だ。だが、注意しろ。彼らは力任せに物を壊す傾向がある。仕掛けが破壊されてしまう可能性を考慮すべきだ』
「わかってる。だから、仕掛けは一つじゃない。いくつも仕掛けるんだ」
『ミナトの行動範囲は、敵の警戒範囲を上回っている。逃走経路を複数確保しておくことは、生存確率を飛躍的に向上させる』
「ああ。いざとなったら、すぐに逃げられるようにしておく」
『リナの聴覚は、敵の数を正確に把握するのに役立つ。彼女の報告をもとに、奇襲のタイミングを計る』
「よし……完璧だ」
ネロは地図の上に、細い線を引いていく。それは、ギャングたちを誘い込むための、罠の道筋だった。
数日後。夜が訪れ、街が静まり返る。
『……監視網に接触。ギャングの斥候がこちらを把握した。近いうちに、本格的に襲いにくるつもりのようだ』
焚き火の熱が一瞬にして冷えたような感覚が、皆の背筋を走る。
カイルは息を呑み、拳を握りしめる。ミナトは肩を震わせて目を伏せた。リナはそっとネロの袖を掴み、小さな声で囁く。
「……やっぱり、来ちゃうんだね」
ネロは答えなかった。だが、心はすでに決めていた。
「……怯えてても、どうにもならない」
ネロたちは、崩れかけた廃工場の中で最後の確認をしていた。
「奴らの力に正面からぶつかる必要はない。崩れた足場と瓦礫を利用して、分断して倒す」
ネロの声は静かで、けれど揺るぎなかった。
「俺たちがやるのは、力で勝つことじゃない。生き延びるために――知恵で勝つことだ」
リナは震える手でネロの袖を握り、力強く頷く。
「……うん。怖いけど、信じる」
カイルは胸を叩き、大げさに笑う。
「仕掛けは完璧だ! あとは上手く誘い込むだけだな!」
ミナトは不安げに周囲を見回しながらも、はっきりと口にした。
「……やろう。僕らで」
そして、テゴの電子の瞳が光を帯びた。
『全員の覚悟の確認完了。生存のための最適解は――知恵の策を実行すること』
廃工場の空気は重く、ひどく冷たい。だが、その中に燃える焔が一つ確かに灯っていた。ネロたちの胸にあるのは恐怖だけではない。「生き抜く」という意志が、今ここに確かに息づいていた。
翌日の夜。再び、監視網にギャングの反応が確認される。
――やがて、遠くから足音が聞こえてきた。
それは、大勢の男たちが、この場所へ向かってくる、確かな足音だった。
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