18 / 97
第三章
18.
しおりを挟む
放課後になると、あたしは鹿児島さんのいる病院へと向かった。鞄の中にはさっき折った赤い鶴と、授業の内容を綺麗にまとめたノートが入っている。
そういえば鹿児島さんに貸した漫画も新しく買い直さないと。あとで本屋さんに寄ろう。
遠山さんは今日は出勤してないのかな。それとも患者さんの対応中?
受付に遠山さんの姿は見当たらない。遠山さんがいなければ、あたしは鹿児島さんのところに行けないのに。
そうか、前みたいに毎日行けるわけではないんだ。そう思うとなんだか悲しくなった。
いや、もしかしたらお昼休憩中なだけかもしれないし、受付にいないからって出勤してないと決めつけるのはよくないよね。
あたしは受付に行くと、遠山さんの出勤の有無を別の看護婦さんに確認した。
「あの、遠山さんて、今日は出勤されてますか?」
「遠山ですか? 今日はいませんけど、遠山になにか御用ですか?」
「あ、いえ。いないなら大丈夫です。ありがとうございます」
やっぱり今日はいないらしい。だけどこうして毎日遠山さんの出勤の有無を聞くのも怪しまれるだろうし、連絡先だけでも聞いておけばよかったな。
仕方ないから今日は帰ろう。連絡先はまた今度会った時にでも聞けばいい。
鹿児島さんに会えなくても、鶴は毎日折ろう。このまま家に帰るのももったいないし、お兄ちゃんのバイト先に行ってみようかな。今日はバイトだって言ってたもんね。
喫茶店フルール。
ドキドキしながら中に入ると、知らないお兄さんがあたしを一番奥の席へと案内してくれた。テーブルの端にあるメニュー表をみると、あたしはホットココアを注文する。
お兄ちゃんは何処だろう。辺りをきょろきょろしてみても、お兄ちゃんの姿は見当たらない。
今日はバイトだって言ってたのにな。
もしかして休憩中?
それともトイレ?
あたしは手を挙げながら、さっきのお兄さんに声をかけた。
「あの、すいません」
「はい」
「えっと、此処に橋本さんって男性はいらっしゃいますか?」
「橋本ですか? 失礼ですがお客様、橋本とはどういったご関係でしょうか?」
「あ……あたしのお兄ちゃんなんです」
「……大変失礼致しました。橋本は本日はおやすみを頂いております」
「え?」
「宜しければ次の出勤日を確認してきましょうか?」
「あ……いえ、大丈夫です。ありがとうございます」
お兄ちゃんがいない?
だって朝は絶対バイトだって言ってたもん。聞き間違いなんかじゃないもん。
それとも具合が悪くて早退したとか?
でも、だとしたらお兄さんはあんなふうに言わないよね。もしかしてもう家にいるのかな。
あたしはホットココアを完飲すると、急いで家に帰ることにした。
「お兄ちゃん?」
玄関の靴をみると、お兄ちゃんの靴はなかった。リビングやお風呂、トイレもみたけどお兄ちゃんは何処にもいない。あたしの部屋にもいないのだから、この家にお兄ちゃんはいないのだろう。
お兄ちゃん、バイトじゃないならいま、何処にいるの?
バイトだって嘘吐いたの?
どうして?
あたしは悶々としたきもちを抱えながら、お兄ちゃんが帰ってくるのをリビングで待つことにした。
時間は経ち、時計の針は十八時を指している。いつもならそろそろ帰ってくる頃だ。あたしはソファで膝を抱えて待っていた。
すると、玄関のドアが開いた。
「ただいま、愛莉」
お兄ちゃんだ。お兄ちゃんがいつもの時間に帰ってきた。
「……お兄ちゃん、何処に行ってたの?」
「バイトだけど」
まだ嘘を吐くんだ、どうして。
「あたし、今日お兄ちゃんのバイト先に行ったんだけど」
「……そうだったのか、気がつかなかったよ、ごめんね」
「お兄ちゃん、今日はおやすみだって言われた。ねぇ、いままで何処に行ってたの?」
間が空いた。お兄ちゃんはなんて答えるんだろう。
「……愛莉には心配かけると思って言ってなかったんだけど、実はバイトをかけもちしてるんだ」
嘘だ。お兄ちゃん、どうして嘘吐くの。そんなにあたしに知られたくないの?
「嘘」
「ほんとだよ」
「じゃあ何処で働いてるのか教えてよ」
「それは困るよ」
「なんで? 本当に働いてるなら教えられるよね? 本当は働いてないから今日みたいにバイト先にこられたら困るってこと?」
「愛莉」
「……柚留ちゃんになら言えるの?」
「え?」
「あたしには言えなくて、柚留ちゃんになら言えるの? それとも柚留ちゃんにも言えないことなの?」
「それは」
「もういいよ!」
あたしは走って自分の部屋へと逃げ込んだ。
お兄ちゃんの馬鹿、どうして嘘吐くの?
それは困るよってなに?
あたしはただ、何処に行ってたの? って聞いただけじゃん。バイトだって聞いてたから遊びに行ったのに、いなかったから心配しただけじゃん。
なにが困るの?
なんで教えてくれないの?
いったいなにを隠してるの?
あたしは布団をすっぽりと被って蹲っていた。すると、お兄ちゃんがやってきてあたしに優しく声をかけてくる。
「愛莉、ごめん」
「……柚留ちゃんに聞いてもいい?」
あたしは布団をすっぽりと被ったまま、お兄ちゃんに聞いてみた。
「柚留はなにも知らないよ」
「じゃあ、誰なら知ってるの?」
「悪いけど、もうバイト先にはこないでほしいんだ」
「どうして?」
「働いてる姿を身内にみられるのは恥ずかしいだろう」
「……は?」
あまりにも的外れな答えに、あたしは思わず布団から顔をだした。
この期に及んで、お兄ちゃんはなにを言ってるんだろう。働いてる姿を身内にみられるのが恥ずかしい?
そんなの、全然答えになってないじゃん。
あたしは今日なんでバイト先にいなかったのかを聞いてるのに、みられるのもなにも、そもそもバイト先にいなかったじゃん。
「恥ずかしいんだ、愛莉」
「……全然答えになってない」
「え?」
「だから今日は何処に行ってたの? なんでバイトじゃないのにバイトだって言ったの?」
「愛莉。誰にだって、詮索されたくないことはあるよ」
「……あたしは何処に行ってたのかを聞いてるだけだよ? それすら聞いちゃいけないってこと?」
お兄ちゃんは黙ってしまった。
「バイト先にもいない、家にもいない。だからあたしは心配したんだよ。それすらも詮索されたくないってこと? あたしは心配しちゃいけないの?」
「そんなことは言ってないよ」
「言ってるじゃん。もうなにも聞くなって言ってるんでしょ? バイト先にくんなって、そう言ってたじゃん!」
あたしはお兄ちゃんに向かって枕を投げつけた。
「……ご飯できたら呼ぶね」
これ以上はなにを言っても無駄だと思ったのか、お兄ちゃんはあたしの部屋からでていった。あんなふうに言われたら、誰だってもやもやする。
しばらくするとお兄ちゃんが部屋にきて、ご飯ができたことを教えてくれた。
「お腹空いてない」
「空いてなくても食べなきゃだめだよ」
「今日、何処に行ってたのか教えてくれたら食べてあげる」
こんな駆け引きでお兄ちゃんが答えてくれるわけないの、わかってるくせに。
ほらね。お兄ちゃん、また黙っちゃった。そんなに固く口を閉ざされたら、無理やりこじ開けたくなるよ。
あたしはベットの上でお兄ちゃんに一歩、歩み寄る。そしてそのままゆっくりと顔を近づけていく。
「……なにしてんの?」
「キス」
あたし、お兄ちゃんにキスした。こんなことしたら柚瑠ちゃんに怒られちゃうね。
だけどお兄ちゃんが悪いんだよ?
あたしが何度も聞いたのに答えてくれないんだもん。
でも、意外なのはお兄ちゃんの落ち着いた態度だった。血が繋がってないとはいえ、妹にいきなりキスをされれば誰だって取り乱すはずなのに、お兄ちゃんにはそれがない。
どうしてそんなに落ち着いてるの?
あたしにキスされたくらいじゃ、ちっとも動じないってこと?
あたしって、お兄ちゃんに女性としてみられてないんだ?
「……驚いた?」
「うん」
嘘吐き。驚いてなんていないくせに。お兄ちゃんって、根っからの嘘吐きなんだね。嘘吐きなお兄ちゃんなんか、大嫌い。
そういえば鹿児島さんに貸した漫画も新しく買い直さないと。あとで本屋さんに寄ろう。
遠山さんは今日は出勤してないのかな。それとも患者さんの対応中?
受付に遠山さんの姿は見当たらない。遠山さんがいなければ、あたしは鹿児島さんのところに行けないのに。
そうか、前みたいに毎日行けるわけではないんだ。そう思うとなんだか悲しくなった。
いや、もしかしたらお昼休憩中なだけかもしれないし、受付にいないからって出勤してないと決めつけるのはよくないよね。
あたしは受付に行くと、遠山さんの出勤の有無を別の看護婦さんに確認した。
「あの、遠山さんて、今日は出勤されてますか?」
「遠山ですか? 今日はいませんけど、遠山になにか御用ですか?」
「あ、いえ。いないなら大丈夫です。ありがとうございます」
やっぱり今日はいないらしい。だけどこうして毎日遠山さんの出勤の有無を聞くのも怪しまれるだろうし、連絡先だけでも聞いておけばよかったな。
仕方ないから今日は帰ろう。連絡先はまた今度会った時にでも聞けばいい。
鹿児島さんに会えなくても、鶴は毎日折ろう。このまま家に帰るのももったいないし、お兄ちゃんのバイト先に行ってみようかな。今日はバイトだって言ってたもんね。
喫茶店フルール。
ドキドキしながら中に入ると、知らないお兄さんがあたしを一番奥の席へと案内してくれた。テーブルの端にあるメニュー表をみると、あたしはホットココアを注文する。
お兄ちゃんは何処だろう。辺りをきょろきょろしてみても、お兄ちゃんの姿は見当たらない。
今日はバイトだって言ってたのにな。
もしかして休憩中?
それともトイレ?
あたしは手を挙げながら、さっきのお兄さんに声をかけた。
「あの、すいません」
「はい」
「えっと、此処に橋本さんって男性はいらっしゃいますか?」
「橋本ですか? 失礼ですがお客様、橋本とはどういったご関係でしょうか?」
「あ……あたしのお兄ちゃんなんです」
「……大変失礼致しました。橋本は本日はおやすみを頂いております」
「え?」
「宜しければ次の出勤日を確認してきましょうか?」
「あ……いえ、大丈夫です。ありがとうございます」
お兄ちゃんがいない?
だって朝は絶対バイトだって言ってたもん。聞き間違いなんかじゃないもん。
それとも具合が悪くて早退したとか?
でも、だとしたらお兄さんはあんなふうに言わないよね。もしかしてもう家にいるのかな。
あたしはホットココアを完飲すると、急いで家に帰ることにした。
「お兄ちゃん?」
玄関の靴をみると、お兄ちゃんの靴はなかった。リビングやお風呂、トイレもみたけどお兄ちゃんは何処にもいない。あたしの部屋にもいないのだから、この家にお兄ちゃんはいないのだろう。
お兄ちゃん、バイトじゃないならいま、何処にいるの?
バイトだって嘘吐いたの?
どうして?
あたしは悶々としたきもちを抱えながら、お兄ちゃんが帰ってくるのをリビングで待つことにした。
時間は経ち、時計の針は十八時を指している。いつもならそろそろ帰ってくる頃だ。あたしはソファで膝を抱えて待っていた。
すると、玄関のドアが開いた。
「ただいま、愛莉」
お兄ちゃんだ。お兄ちゃんがいつもの時間に帰ってきた。
「……お兄ちゃん、何処に行ってたの?」
「バイトだけど」
まだ嘘を吐くんだ、どうして。
「あたし、今日お兄ちゃんのバイト先に行ったんだけど」
「……そうだったのか、気がつかなかったよ、ごめんね」
「お兄ちゃん、今日はおやすみだって言われた。ねぇ、いままで何処に行ってたの?」
間が空いた。お兄ちゃんはなんて答えるんだろう。
「……愛莉には心配かけると思って言ってなかったんだけど、実はバイトをかけもちしてるんだ」
嘘だ。お兄ちゃん、どうして嘘吐くの。そんなにあたしに知られたくないの?
「嘘」
「ほんとだよ」
「じゃあ何処で働いてるのか教えてよ」
「それは困るよ」
「なんで? 本当に働いてるなら教えられるよね? 本当は働いてないから今日みたいにバイト先にこられたら困るってこと?」
「愛莉」
「……柚留ちゃんになら言えるの?」
「え?」
「あたしには言えなくて、柚留ちゃんになら言えるの? それとも柚留ちゃんにも言えないことなの?」
「それは」
「もういいよ!」
あたしは走って自分の部屋へと逃げ込んだ。
お兄ちゃんの馬鹿、どうして嘘吐くの?
それは困るよってなに?
あたしはただ、何処に行ってたの? って聞いただけじゃん。バイトだって聞いてたから遊びに行ったのに、いなかったから心配しただけじゃん。
なにが困るの?
なんで教えてくれないの?
いったいなにを隠してるの?
あたしは布団をすっぽりと被って蹲っていた。すると、お兄ちゃんがやってきてあたしに優しく声をかけてくる。
「愛莉、ごめん」
「……柚留ちゃんに聞いてもいい?」
あたしは布団をすっぽりと被ったまま、お兄ちゃんに聞いてみた。
「柚留はなにも知らないよ」
「じゃあ、誰なら知ってるの?」
「悪いけど、もうバイト先にはこないでほしいんだ」
「どうして?」
「働いてる姿を身内にみられるのは恥ずかしいだろう」
「……は?」
あまりにも的外れな答えに、あたしは思わず布団から顔をだした。
この期に及んで、お兄ちゃんはなにを言ってるんだろう。働いてる姿を身内にみられるのが恥ずかしい?
そんなの、全然答えになってないじゃん。
あたしは今日なんでバイト先にいなかったのかを聞いてるのに、みられるのもなにも、そもそもバイト先にいなかったじゃん。
「恥ずかしいんだ、愛莉」
「……全然答えになってない」
「え?」
「だから今日は何処に行ってたの? なんでバイトじゃないのにバイトだって言ったの?」
「愛莉。誰にだって、詮索されたくないことはあるよ」
「……あたしは何処に行ってたのかを聞いてるだけだよ? それすら聞いちゃいけないってこと?」
お兄ちゃんは黙ってしまった。
「バイト先にもいない、家にもいない。だからあたしは心配したんだよ。それすらも詮索されたくないってこと? あたしは心配しちゃいけないの?」
「そんなことは言ってないよ」
「言ってるじゃん。もうなにも聞くなって言ってるんでしょ? バイト先にくんなって、そう言ってたじゃん!」
あたしはお兄ちゃんに向かって枕を投げつけた。
「……ご飯できたら呼ぶね」
これ以上はなにを言っても無駄だと思ったのか、お兄ちゃんはあたしの部屋からでていった。あんなふうに言われたら、誰だってもやもやする。
しばらくするとお兄ちゃんが部屋にきて、ご飯ができたことを教えてくれた。
「お腹空いてない」
「空いてなくても食べなきゃだめだよ」
「今日、何処に行ってたのか教えてくれたら食べてあげる」
こんな駆け引きでお兄ちゃんが答えてくれるわけないの、わかってるくせに。
ほらね。お兄ちゃん、また黙っちゃった。そんなに固く口を閉ざされたら、無理やりこじ開けたくなるよ。
あたしはベットの上でお兄ちゃんに一歩、歩み寄る。そしてそのままゆっくりと顔を近づけていく。
「……なにしてんの?」
「キス」
あたし、お兄ちゃんにキスした。こんなことしたら柚瑠ちゃんに怒られちゃうね。
だけどお兄ちゃんが悪いんだよ?
あたしが何度も聞いたのに答えてくれないんだもん。
でも、意外なのはお兄ちゃんの落ち着いた態度だった。血が繋がってないとはいえ、妹にいきなりキスをされれば誰だって取り乱すはずなのに、お兄ちゃんにはそれがない。
どうしてそんなに落ち着いてるの?
あたしにキスされたくらいじゃ、ちっとも動じないってこと?
あたしって、お兄ちゃんに女性としてみられてないんだ?
「……驚いた?」
「うん」
嘘吐き。驚いてなんていないくせに。お兄ちゃんって、根っからの嘘吐きなんだね。嘘吐きなお兄ちゃんなんか、大嫌い。
0
あなたにおすすめの小説
還暦妻と若い彼 継承される情熱
MisakiNonagase
恋愛
61歳の睦美と、20歳の悠人。ライブ会場で出会った二人の「推し活」は、いつしか世代を超えた秘め事へと変わっていった。合鍵を使い、悠人の部屋で彼を待つ睦美の幸福。
しかし、その幸せの裏側で、娘の愛美もまた、同じ男の体温に触れ始めていた。
母譲りの仕草を見せる娘に、母の面影を重ねる青年。
同じ男を共有しているとは知らぬまま、母娘は「女」としての業(さが)を露呈していく。甘いお土産が繋ぐ、美しくも醜い三角関係の幕が上がる。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写と他もすべて架空です。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる