橋本愛莉というおんな

橋本愛莉(はしもとあいり)は事故で記憶をなくした高校二年生の女の子。不登校で部屋からなかなかでてこない中学生の柚留(ゆずる)と、駅前の喫茶店でアルバイトをしているお兄ちゃんと暮らしている。
ある日、柚留が不登校になったのは俺の所為なんだと告げるお兄ちゃん。いったい愛莉と柚留の間になにがあったのか。聞けばお兄ちゃんと愛莉は本当の兄妹じゃないみたいで……。

一方、学校では鹿児島千里(かごしませんり)が不登校になっていた。声が小さいことで同じクラスの坂上流(さかがみるう)にきつくあたられるが、記憶のない愛莉をみると、顔色を変えて帰ってしまう。
数日後。千里が自宅で自殺未遂をして救急車で病院に運ばれたと聞いた愛莉は、心配で病院までお見舞いに行くが。

記憶喪失の中、揺れ動く禁断の兄妹愛の行方とは。そして、柚留が家をでたことから事態は大きく動きだす。


・この物語は虐めと兄妹愛の二つをテーマにしたフィクションです
・性的な虐め描写を連想させる場面があります
・シカト、学校にくんな等の暴言、虐め、自殺未遂、リスカ、OD、不登校など、見てて不快になる描写があります
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