42 / 97
第六章
42.
しおりを挟む
昨日の夜の記憶がない。部屋の感じをみる限り、暴れたり吐いたりはしてなさそうだけど、丸々記憶がないなんて初めてで、目が覚めた瞬間のあたしはなんだかとてもきもちが昂っていた。
「……いひ♡」
いつもなら憂鬱な朝も、今日はなんだか楽しくてにこにこしちゃう。
薬って記憶を飛ばせるんだ。ならこのまま沢山飛ばせばいい。なにもかも忘れてしまえば、きっと楽になれる。
ええと今日は平日だから、学校に行かないと。
あたしは制服に着替えると、軽い足取りで玄関をでた。
多分、スキップをしていたと思う。大きく両手を振りながらるんるんと家から学校までを歩いていた。いまなら坂道をみかんが転がってきても全部キャッチできる気がする。それくらい、気分がよかった。
「おっはよー!」
元気よく教室に入ると、まるで時が止まったかのように全体が静まり返る。
「あれ、どうしたの皆?」
「……えっと……上履きは?」
「上履きぃ?」
クラスメイトの女子に指摘されたので足元をみると、確かに上履きを履いていなかった。
「あっは、履いてくるの忘れちゃったぁ!」
あたしは下駄箱まで戻ると、上履きを履いて再び教室へと向かった。
あれ、そういえばどうしてあたし、靴下だったんだろう。靴は?
ま、いっか!
椅子に座ると、流があたしにねぇ、と耳打ちをする。
「今日の愛莉、なんか変」
なんか変と言われてもあたしはあたしだし。いまは耐え難い現実から逃げるために薬に頼ってるだけ。
「……誰の所為でこうなったと思ってんのよ」
「え? なに? なんか言った?」
「んーん、なんにも!」
それもこれも、流が全然傍にいてくれないからじゃん。だからあたしは薬に頼るしかなくて、薬を飲まないと落ち着かない身体になって、それなのになんか変とか、流にだけは言われたくないんだけど。
もやもやしてると本鈴が鳴った。一時間目の授業は国語だ。時間ぴったりにドアが開くと、鷺沼先生が教室に足を踏み入れる。
「では、教科書の三十二ページを開いてください」
鷺沼先生はいつものように淡々と授業を進めていく。生徒の顔なんてみやしない。黒板と教科書に向かって喋るだけのロボット。
あの人、もっと取り乱さないかな。いっつも澄ました顔してみてて退屈なんだよね。どうしたら泣いたり怒ったりするんだろう。
ううん、泣いたり怒ったりしなくてもいいの。例えば女の顔をしてみたり、色っぽい声をだしてみたり。
『そんなの簡単じゃん。鹿児島の時みたいにすればいいんだよ』
ふと、頭の中で愛莉が囁いた。薬を過剰摂取している所為で、愛莉との境界線が普段より緩くなっているのかもしれない。
だけどいつもなら取り乱していたであろうこの状況を、今日のあたしはよしとした。
「ねぇ先生」
「なにかしら、橋本さん」
「さっきから何処みて喋ってんの? 先生の授業退屈だから、休憩がてらにそこで自分でシテみてよ」
一気にざわつく教室の中、鷺沼先生の表情はまだ崩れない。
だけどまさか生徒からの提案を無視なんてしないよね?
自慰だって立派な授業のひとつだし。
顔を真っ赤にしながらもしっかりと鷺沼先生を凝視し、期待に満ちた瞳をする女子達。そして、いまから鷺沼先生の公開マルマルが始まると信じてやまない馬鹿な男子達。普段は他人事な流でさえも、この時ばかりは表情が引き攣っていた。
ああ楽しい。ほら、あとは鷺沼先生が動くだけだよ。早くしないと他クラスのギャラリーが増えるかも。ま、あたしとしてはどちらでも構わないんだけど。
「なにやってんの? 早く脱ぎなよ」
さっきからぴくりとも動かない鷺沼先生に、あたしはエールを送った。
「……橋本さん、お兄さんがいなくなって情緒不安定なのね」
「……は?」
こいつ、ようやく口を開いたかと思えば、いきなりなにを言ってるの?
皆の前でお兄ちゃんがいなくなったとか言うな。
ていうかなにその顔。同情?
それとも馬鹿にしてる?
「可哀想な橋本さん。仕方がないからこの程度の無礼は許してあげます。いまは一人で暮らしているんですよね。毎晩、淋しくてしょうがないんでしょう」
あたしが可哀想?
あたしって可哀想なの?
仕方がないからってなに?
許してあげますってなに?
どうしてそんなに上から目線でものを言うの?
「なに、言って」
「あの時は可哀想だからお金を恵んであげましたけど、いくら天涯孤独だからってなにをしても許されるなんて思わないことね」
「……は? あんた、天涯孤独の意味わかってんの?」
「ああ、貴女には確か血の繋がりのない妹がいたわね。まぁ、その子もいまとなってはいないも同然……いえ、いてもいなくても同じでしょう」
いてもいなくてもって、それもしかして柚留ちゃんのことを言ってんの?
なんにも知らないくせにどうしてそんなふうに言えるかな。教師として。ううん、人としてその発言はどうかと思うよ。
「……はぁ?」
それは生まれて初めてだしたかのような、低い低い声だった。女の子でもこんなに低い音がだせるんだ。
だって不快なんだもん。この女、柚留ちゃんを侮辱した。許せない。絶対に公衆の面前で辱めてやる。
あたしの中にどす黒いきもちが渦巻いていると、頭上でパン、と軽い音がした。
「はぁ? それが教師に向かって言うセリフかぁ?」
ふと見上げると、そこにはいつの間にか鷺沼先生が立っていた。手には片手で持ちやすいようにくるくると丸めた教科書を持っている。
こいつ、もしかしていま、これであたしの頭を叩いたの?
嘘でしょ?
教師のくせに生徒の頭を叩くなんて。
しかもなによその言い方。さっきまで敬語だったくせに、急に口調が悪くなったりして意味がわかんないんだけど。
鷺沼先生のあまりの言動に言葉をなくしていると、追い討ちをかけるように丸めた教科書でぽんぽんと軽く頬を叩かれた。
「橋本さん? そんな鳩が豆鉄砲食らったような顔してどうしたの?」
「え……ぁ……あんたいま、たたい」
「まさかとは思うけど、この程度で体罰だとでも言うつもり? こんなの、貴女が私にしようとしたことに比べれば、どうってことないでしょう?」
「……は?」
さっき発したばかりの低くて怪訝な声とは一変、今度は間抜けな声が口からぽろりと零れだす。
「こんなの、行儀の悪い生徒を軽く小突いただけじゃない」
鷺沼先生ってこんな表情もできるんだ。もの凄く意地悪で人を馬鹿にしたような顔。もしかしてこっちが本性なのかな。
なんだ、こいつもあたしとそんなに変わらないじゃん。性悪女。地獄に堕ちろ。
あたしは調子に乗ってる鷺沼先生を鼻で笑った。
「……ははっ」
そんなあたしの態度が気に食わなかったのか、一瞬怪訝そうな顔をする鷺沼先生。あたしはそれが可笑しくてまた笑っていた。
「あははっ、やだなぁ鷺沼先生。あたし、行儀悪くなんてないですよ? むしろいいこすぎて褒めるところしかないっていうかぁ」
大丈夫。今日のあたしはなんだって笑い飛ばせるよ。
「……そうね。橋本さんはいい子だから、休憩がてらにそこで自分でシテみてよ、なんて下品な発言しないわよね?」
成人女性らしからぬ言葉を聞いたあたしは、ここぞとばかりにわざとおどけてみせた。
「ええっ? 鷺沼先生ってば、なにを言ってるの? そんな下品な言葉をあたしが言うわけないじゃないですかぁ!」
あんたと同じ言葉なんて言うわけないじゃん。そんな子供騙しに騙されるのは幼稚園児までだっつうの。
あたしは下品なんかじゃないし、そんな挑発に乗ったりしない。いくら薬を過剰摂取してるからって、そんなヘマはしないわよ。
「そうよね貴女はしないわよね。でも、私は貴女じゃなくて橋本さんに言ってるの。ねぇ、聞こえているんでしょう、橋本さん」
こいつ、もしかしてわざと煽るような発言をして愛莉をこっちに呼び戻そうとしてる?
だけどなんのために。
「私は橋本さんと話しがしたいのに、貴女が邪魔で話せないの。私の言いたいこと、わかります?」
ああそうか、こいつはサークルクラッシャーなんだ。愛莉がクラスの空気を乱すから、それが楽しくてあたしに愛莉と変わるように言ってるんだ。
「貴女はこのクラスに必要ないのよ。だからとっとと消えなさい」
いまの録音しとけばよかった。これは立派なモラハラだ。いや、パワハラだったかな。もうどっちでもいいや。
いまからでも録音して全校生徒にばら撒けば、こんな女、すぐにこの学校から消すことができるだろう。邪魔な奴は消せばいい。あたしはあたしの平穏を守るんだ。流と鹿児島さんと、いつか三人で笑って暮らせる平穏な日々を送るために。
「……いひひっ、ばぁか、死ね!」
「……いひ♡」
いつもなら憂鬱な朝も、今日はなんだか楽しくてにこにこしちゃう。
薬って記憶を飛ばせるんだ。ならこのまま沢山飛ばせばいい。なにもかも忘れてしまえば、きっと楽になれる。
ええと今日は平日だから、学校に行かないと。
あたしは制服に着替えると、軽い足取りで玄関をでた。
多分、スキップをしていたと思う。大きく両手を振りながらるんるんと家から学校までを歩いていた。いまなら坂道をみかんが転がってきても全部キャッチできる気がする。それくらい、気分がよかった。
「おっはよー!」
元気よく教室に入ると、まるで時が止まったかのように全体が静まり返る。
「あれ、どうしたの皆?」
「……えっと……上履きは?」
「上履きぃ?」
クラスメイトの女子に指摘されたので足元をみると、確かに上履きを履いていなかった。
「あっは、履いてくるの忘れちゃったぁ!」
あたしは下駄箱まで戻ると、上履きを履いて再び教室へと向かった。
あれ、そういえばどうしてあたし、靴下だったんだろう。靴は?
ま、いっか!
椅子に座ると、流があたしにねぇ、と耳打ちをする。
「今日の愛莉、なんか変」
なんか変と言われてもあたしはあたしだし。いまは耐え難い現実から逃げるために薬に頼ってるだけ。
「……誰の所為でこうなったと思ってんのよ」
「え? なに? なんか言った?」
「んーん、なんにも!」
それもこれも、流が全然傍にいてくれないからじゃん。だからあたしは薬に頼るしかなくて、薬を飲まないと落ち着かない身体になって、それなのになんか変とか、流にだけは言われたくないんだけど。
もやもやしてると本鈴が鳴った。一時間目の授業は国語だ。時間ぴったりにドアが開くと、鷺沼先生が教室に足を踏み入れる。
「では、教科書の三十二ページを開いてください」
鷺沼先生はいつものように淡々と授業を進めていく。生徒の顔なんてみやしない。黒板と教科書に向かって喋るだけのロボット。
あの人、もっと取り乱さないかな。いっつも澄ました顔してみてて退屈なんだよね。どうしたら泣いたり怒ったりするんだろう。
ううん、泣いたり怒ったりしなくてもいいの。例えば女の顔をしてみたり、色っぽい声をだしてみたり。
『そんなの簡単じゃん。鹿児島の時みたいにすればいいんだよ』
ふと、頭の中で愛莉が囁いた。薬を過剰摂取している所為で、愛莉との境界線が普段より緩くなっているのかもしれない。
だけどいつもなら取り乱していたであろうこの状況を、今日のあたしはよしとした。
「ねぇ先生」
「なにかしら、橋本さん」
「さっきから何処みて喋ってんの? 先生の授業退屈だから、休憩がてらにそこで自分でシテみてよ」
一気にざわつく教室の中、鷺沼先生の表情はまだ崩れない。
だけどまさか生徒からの提案を無視なんてしないよね?
自慰だって立派な授業のひとつだし。
顔を真っ赤にしながらもしっかりと鷺沼先生を凝視し、期待に満ちた瞳をする女子達。そして、いまから鷺沼先生の公開マルマルが始まると信じてやまない馬鹿な男子達。普段は他人事な流でさえも、この時ばかりは表情が引き攣っていた。
ああ楽しい。ほら、あとは鷺沼先生が動くだけだよ。早くしないと他クラスのギャラリーが増えるかも。ま、あたしとしてはどちらでも構わないんだけど。
「なにやってんの? 早く脱ぎなよ」
さっきからぴくりとも動かない鷺沼先生に、あたしはエールを送った。
「……橋本さん、お兄さんがいなくなって情緒不安定なのね」
「……は?」
こいつ、ようやく口を開いたかと思えば、いきなりなにを言ってるの?
皆の前でお兄ちゃんがいなくなったとか言うな。
ていうかなにその顔。同情?
それとも馬鹿にしてる?
「可哀想な橋本さん。仕方がないからこの程度の無礼は許してあげます。いまは一人で暮らしているんですよね。毎晩、淋しくてしょうがないんでしょう」
あたしが可哀想?
あたしって可哀想なの?
仕方がないからってなに?
許してあげますってなに?
どうしてそんなに上から目線でものを言うの?
「なに、言って」
「あの時は可哀想だからお金を恵んであげましたけど、いくら天涯孤独だからってなにをしても許されるなんて思わないことね」
「……は? あんた、天涯孤独の意味わかってんの?」
「ああ、貴女には確か血の繋がりのない妹がいたわね。まぁ、その子もいまとなってはいないも同然……いえ、いてもいなくても同じでしょう」
いてもいなくてもって、それもしかして柚留ちゃんのことを言ってんの?
なんにも知らないくせにどうしてそんなふうに言えるかな。教師として。ううん、人としてその発言はどうかと思うよ。
「……はぁ?」
それは生まれて初めてだしたかのような、低い低い声だった。女の子でもこんなに低い音がだせるんだ。
だって不快なんだもん。この女、柚留ちゃんを侮辱した。許せない。絶対に公衆の面前で辱めてやる。
あたしの中にどす黒いきもちが渦巻いていると、頭上でパン、と軽い音がした。
「はぁ? それが教師に向かって言うセリフかぁ?」
ふと見上げると、そこにはいつの間にか鷺沼先生が立っていた。手には片手で持ちやすいようにくるくると丸めた教科書を持っている。
こいつ、もしかしていま、これであたしの頭を叩いたの?
嘘でしょ?
教師のくせに生徒の頭を叩くなんて。
しかもなによその言い方。さっきまで敬語だったくせに、急に口調が悪くなったりして意味がわかんないんだけど。
鷺沼先生のあまりの言動に言葉をなくしていると、追い討ちをかけるように丸めた教科書でぽんぽんと軽く頬を叩かれた。
「橋本さん? そんな鳩が豆鉄砲食らったような顔してどうしたの?」
「え……ぁ……あんたいま、たたい」
「まさかとは思うけど、この程度で体罰だとでも言うつもり? こんなの、貴女が私にしようとしたことに比べれば、どうってことないでしょう?」
「……は?」
さっき発したばかりの低くて怪訝な声とは一変、今度は間抜けな声が口からぽろりと零れだす。
「こんなの、行儀の悪い生徒を軽く小突いただけじゃない」
鷺沼先生ってこんな表情もできるんだ。もの凄く意地悪で人を馬鹿にしたような顔。もしかしてこっちが本性なのかな。
なんだ、こいつもあたしとそんなに変わらないじゃん。性悪女。地獄に堕ちろ。
あたしは調子に乗ってる鷺沼先生を鼻で笑った。
「……ははっ」
そんなあたしの態度が気に食わなかったのか、一瞬怪訝そうな顔をする鷺沼先生。あたしはそれが可笑しくてまた笑っていた。
「あははっ、やだなぁ鷺沼先生。あたし、行儀悪くなんてないですよ? むしろいいこすぎて褒めるところしかないっていうかぁ」
大丈夫。今日のあたしはなんだって笑い飛ばせるよ。
「……そうね。橋本さんはいい子だから、休憩がてらにそこで自分でシテみてよ、なんて下品な発言しないわよね?」
成人女性らしからぬ言葉を聞いたあたしは、ここぞとばかりにわざとおどけてみせた。
「ええっ? 鷺沼先生ってば、なにを言ってるの? そんな下品な言葉をあたしが言うわけないじゃないですかぁ!」
あんたと同じ言葉なんて言うわけないじゃん。そんな子供騙しに騙されるのは幼稚園児までだっつうの。
あたしは下品なんかじゃないし、そんな挑発に乗ったりしない。いくら薬を過剰摂取してるからって、そんなヘマはしないわよ。
「そうよね貴女はしないわよね。でも、私は貴女じゃなくて橋本さんに言ってるの。ねぇ、聞こえているんでしょう、橋本さん」
こいつ、もしかしてわざと煽るような発言をして愛莉をこっちに呼び戻そうとしてる?
だけどなんのために。
「私は橋本さんと話しがしたいのに、貴女が邪魔で話せないの。私の言いたいこと、わかります?」
ああそうか、こいつはサークルクラッシャーなんだ。愛莉がクラスの空気を乱すから、それが楽しくてあたしに愛莉と変わるように言ってるんだ。
「貴女はこのクラスに必要ないのよ。だからとっとと消えなさい」
いまの録音しとけばよかった。これは立派なモラハラだ。いや、パワハラだったかな。もうどっちでもいいや。
いまからでも録音して全校生徒にばら撒けば、こんな女、すぐにこの学校から消すことができるだろう。邪魔な奴は消せばいい。あたしはあたしの平穏を守るんだ。流と鹿児島さんと、いつか三人で笑って暮らせる平穏な日々を送るために。
「……いひひっ、ばぁか、死ね!」
0
あなたにおすすめの小説
還暦妻と若い彼 継承される情熱
MisakiNonagase
恋愛
61歳の睦美と、20歳の悠人。ライブ会場で出会った二人の「推し活」は、いつしか世代を超えた秘め事へと変わっていった。合鍵を使い、悠人の部屋で彼を待つ睦美の幸福。
しかし、その幸せの裏側で、娘の愛美もまた、同じ男の体温に触れ始めていた。
母譲りの仕草を見せる娘に、母の面影を重ねる青年。
同じ男を共有しているとは知らぬまま、母娘は「女」としての業(さが)を露呈していく。甘いお土産が繋ぐ、美しくも醜い三角関係の幕が上がる。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写と他もすべて架空です。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる