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31.言い切った! Sideシーク
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‥でも、接触する相手って一人とは限らないんじゃ‥ない?
じゃあ、その時は、あっちで任務(インタビュー)を遂行する?
ああ、そうか。先に視覚だけを転移させて敵の数を見れるんだな。‥接触する相手が一人なら、アンバーとそいつをこっちに‥ってことだよな。
ってか、‥周りが敵ばっかりだから、敵をこっちに連れて来る‥ってのも、‥あってるかもしれないけど‥あってない気もする。
周りの敵は、確かに雑魚ばっかりだろう。‥ちょっかいかけて来たって、コリンは負けないだろう。
だけど、人数が多い。いくらコリンがチートで無敵で超かわいくって(←関係ない)、魔術で一瞬に辺りを凍結させられる‥とはいえ、周りは騎士だ。そういうことに慣れている奴もいるかもしれない。‥一般の敵相手より手こずるだろう。それに、もし、コリンが魔法を使えなくされたら、騎士の方がはるかに分がある。
そんなところに、コリンを送る?
‥そんなところは危険だから、お目当ての敵だけを連れてコリンはこっちに転移してくる?
はたして、そんなにうまくいくだろうか?
コリン一人があっちに行くこと自体、そもそも間違ってない?
‥それなら、「俺達」があっちに行った方がよくない?
「二人までなら大丈夫なんだよな? 」
‥そう思ったのは、どうやら俺だけじゃなかったらしい。
ザッカが、そうコリンに確認している。
「え? 」
コリンは、目を見開いてザッカを見上げた。
ザッカはちらっと視線だけこっちを振り返り、俺もザッカに頷く。
「俺と、シークをそっちに連れて行ってくれ。
あと、念を押すけど‥。危ないことをしようと思うな。
コリンはあくまでも、誓約士で、俺はインタビュアーで、シークは俺達のボディーガードだ
‥シークは、一応俺達の後ろで周りに気を配るけど、手を出してこないなら、こっちからも手を出さない」
「ザッカさん‥」
あの後のコリンは‥なんか大変だった。別に俺達に何かアクションがあったわけではない。ただ、「コリン(の心の中)は大変だったんだろうな」って思った。
なんてことはない。
百面相をしていたんだ。喜怒哀楽じゃないよ、驚怒諦拗だ。
驚 先ず驚いた顔をしてた。(まあ、驚くかもね)
怒 それから、ちょっと眉をひそめた。(「自分で大丈夫だのに」って思ったんだろうね。彼は、自分で出来ることは自分でしたい子だからね)
諦 でも、その後、何か諦めたように‥小さくため息をついた。(「‥まあ、確かに敵が一人とは限らないからね」って考え直したんだろう(←これは、なんかコリンが独り言で言ったのが聞こえてた)
拗 でも、ちょっと納得いかなかったんだろう。もう一度、眉をきゅっと寄せて、今度はちょっと唇を尖らせて視線をそっと落とした。
口でいったら、‥大人げないし、人に迷惑かけるって思ったんだろう。
いつも自由人で、傍若無人っぽく見えてるけど、コリンは結構気遣いが出来る子なんだ。
‥なんか、ほっこりしてしまった。
「わかりました。じゃあそれで。‥シークさん。僕を庇って危険な目に合う‥ということだけはやめてください。僕は、改めて言いますが、かなり強いです。剣も使えないですけど、人より力は強いです。格闘センスはないですが、逃げ足も速いです。反射神経も人並み程度しかないですが、自動攻撃装置をつけてます。殺気もそう気付くタイプじゃないですけど、魔力を持ってる者なら、気配を感じられます。
何より、魔術じゃそんじょそこらの者には負けない自信があります。
だから、僕を守ろうなんて思わないでください。
‥シークさんに何かあったらって思ったら、‥注意力がそがれそうです」
ふう、って一息つくと、長台詞をノンブレスで言い切った。
言い切った後‥ちょっと息をつくと、き、っと俺を見上げて‥睨んできた。
睨まれてるんだけど、‥やっぱり普通に可愛い。
‥可愛い顔にじっと見つめられると‥緊張するけど、鋼の根性で我慢する。
表面筋、あんまり機能しないタイプで良かった。こんな時に、ニヤニヤとか不真面目すぎる。
‥っよし、無表情。
だが、ここで、怒ったりして言い返しちゃダメ。また理詰めで言い返される。
対コリンには、コリンに有効な対応方法ってのがある。
「‥俺が行ったら邪魔ってことか? 」
the 困った顔。
「‥そんなことは‥。
でも、‥そうかもしれないです。
シークさんが傍にいたら、死ぬほど気になるし、死ぬなら、シークさんのいないところで死にたいです。‥シークさんの事最後に見てしまったら、‥心残りで、成仏できないです」
コリンが俺から目を逸らす。
声に勢いがなくなっている。
よし、利いた。困った顔攻撃。
女の子の涙に男が弱いのと同じで、コリンは俺の困った顔に弱い様で‥こういう風に、「そんな顔されちゃ困る」って感じになるんだ。
‥なんでだ??
その理由は分からないが‥分からないことにしておくが、(つまり、コリンにとって俺は守りたい‥って対象なのか?? )使えるものは何でも使う。
コリンの勢いがそげたところで、
「‥じゃあ、死ななかったらいいじゃないか。
俺こそ、コリンに気にかけられたくない。
俺は、喧嘩だって慣れてるし、攻撃されたら避けるより条件反射で攻撃するほど反射神経にも自信がある。動きだって早いし、体力だってある。足も速い。力もコリンより強い。コリンも人並み以上に力は強いかもしれないけど、俺はそれより強い。
何より、剣じゃ誰にも負けない。
コリンを守りたい‥じゃなくて、‥コリンを守るのはもはや条件反射みたいなもんなんだ。
条件反射だから、‥意志をもって「こうしよう」って思ってやってるわけじゃないから仕方が無いだろう?
それに、俺は強い。‥俺のこと見くびらないで欲しい」
俺は言いたいことをきちんと口にした。
ちょっと‥かなり‥長くなってしまった。
さっきのコリンと同様、噛まずにノンブレスだ。肺活量にも自信があるんだ。‥話すのは得意な方じゃない俺にしては頑張った。
そんなのどうでもいい。
言いたいことが言えてよかった。
あんまりコリンがチートだから、この頃俺の立場ってもんがなくなりつつあるが、俺は、Sランクの冒険者だし、騎士の職業紋持ちなんだぞ!
‥伝わったかな?
‥おいコリン。聞いてたのか? なんか、顔赤くして俯いてるけど。「シークさん、なんか言い切った! ってドヤ顔可愛い~」とか言ってるんじゃない。‥俺、ドヤ顔してたのか‥。確かに、言い切った~! とは思ったが‥。
そんな俺達の様子をザッカはちょっと居心地悪そうに、ナナフルさんは、「困った子たちねえ」っていうふうにゆったり眺めていた。(やっぱり、ナナフルさんって凄いな)
そして、ザッカは俺が話し終えたのを確認すると
「‥もういいか?
じゃあこうしよう。シークもコリンもお互いの事を守ろうなんて思わない。
あくまでも、任務を‥アンバーに接触してくる相手にインタビューすること‥遂行することだけを考える。
それでいいか? 」
呆れ顔で言った。
ふう、
ザッカは深いため息をついて、視線だけで俺とコリンを見た。
ちょっと目が‥
座っている。
「‥すみませんでした」
コリンが謝ると、
「ったく、ヒートアップしてるんじゃない。血の気が多いのは、インタビュアー失格だぞ」
ってザッカがコリンを叱り、ちらりとこっちに視線を寄こしたので
「‥すみません‥」
一応謝っておいた。
小さく、‥気付かれない様に‥ため息をつく。
ホントに父親気どりだなあ、って思う。
なんか、調子狂うし、‥居心地悪い。だけど、なんか‥イヤじゃ‥イヤって程じゃない。
ふふ、
ナナフルさんが微笑んで、次の瞬間、目を細めた。
‥表情が怖い。
目が笑っていない‥。
「‥なんで、私を置いていく話になってるんですか? 」
‥いやだって、二人位しか無理って、コリン言ってたし。
「私ひとり、ここで不安に待ってろって言うんですか? 」
「不安に思うことはない。‥俺達は直ぐ帰ってくる」
ザッカがナナフルの言葉に被せてきた。
後は、コリンもシークも、「大丈夫」を馬鹿の一つ覚えみたいに言った。
洗脳してるみたい‥。
だけど、ナナフルさんだって、本当は分かってる。自分が行ったって足手まといにしかならないことは。だけど、余りにも当たり前の様に「いかなくて当然」ってなってるのが嫌だっただけなんだ。
‥黙ってたら、それが当たり前って風になっていっても嫌だから、これからも毎回一応ごねておこうと思う。
ザッカもコリンも、
‥そういえば、そうだな。俺たち(僕たち)余りにもナナフルの事ないがしろにしてたな。
って反省した。
だけどその後、顔が緩むのを我慢するので必死だった。
母親(もしくは嫁)が可愛くって悶えそう‥。
‥拗ねるナナフル(さん)可愛いな。怒らせちゃったね~。ごめんね~! 俺(僕)たちが悪かった~! あの、拗ねた顔!! くぅ~! 可愛い、愛しいっ! お母さん!
そして、それは‥実際全然隠せてなくって、二人とも顔が‥恐ろしいことになっていた。
ニヤニヤしそうになって、眉毛を寄せて我慢して‥、口を戻すために唇を尖らせて‥
顔は真っ赤だし、なんか肩とかプルプルしてるし‥拳とか握ってるし‥
‥もう、大変だった。
(それ見て、シークとナナフルはドン引きだ! )
じゃあ、その時は、あっちで任務(インタビュー)を遂行する?
ああ、そうか。先に視覚だけを転移させて敵の数を見れるんだな。‥接触する相手が一人なら、アンバーとそいつをこっちに‥ってことだよな。
ってか、‥周りが敵ばっかりだから、敵をこっちに連れて来る‥ってのも、‥あってるかもしれないけど‥あってない気もする。
周りの敵は、確かに雑魚ばっかりだろう。‥ちょっかいかけて来たって、コリンは負けないだろう。
だけど、人数が多い。いくらコリンがチートで無敵で超かわいくって(←関係ない)、魔術で一瞬に辺りを凍結させられる‥とはいえ、周りは騎士だ。そういうことに慣れている奴もいるかもしれない。‥一般の敵相手より手こずるだろう。それに、もし、コリンが魔法を使えなくされたら、騎士の方がはるかに分がある。
そんなところに、コリンを送る?
‥そんなところは危険だから、お目当ての敵だけを連れてコリンはこっちに転移してくる?
はたして、そんなにうまくいくだろうか?
コリン一人があっちに行くこと自体、そもそも間違ってない?
‥それなら、「俺達」があっちに行った方がよくない?
「二人までなら大丈夫なんだよな? 」
‥そう思ったのは、どうやら俺だけじゃなかったらしい。
ザッカが、そうコリンに確認している。
「え? 」
コリンは、目を見開いてザッカを見上げた。
ザッカはちらっと視線だけこっちを振り返り、俺もザッカに頷く。
「俺と、シークをそっちに連れて行ってくれ。
あと、念を押すけど‥。危ないことをしようと思うな。
コリンはあくまでも、誓約士で、俺はインタビュアーで、シークは俺達のボディーガードだ
‥シークは、一応俺達の後ろで周りに気を配るけど、手を出してこないなら、こっちからも手を出さない」
「ザッカさん‥」
あの後のコリンは‥なんか大変だった。別に俺達に何かアクションがあったわけではない。ただ、「コリン(の心の中)は大変だったんだろうな」って思った。
なんてことはない。
百面相をしていたんだ。喜怒哀楽じゃないよ、驚怒諦拗だ。
驚 先ず驚いた顔をしてた。(まあ、驚くかもね)
怒 それから、ちょっと眉をひそめた。(「自分で大丈夫だのに」って思ったんだろうね。彼は、自分で出来ることは自分でしたい子だからね)
諦 でも、その後、何か諦めたように‥小さくため息をついた。(「‥まあ、確かに敵が一人とは限らないからね」って考え直したんだろう(←これは、なんかコリンが独り言で言ったのが聞こえてた)
拗 でも、ちょっと納得いかなかったんだろう。もう一度、眉をきゅっと寄せて、今度はちょっと唇を尖らせて視線をそっと落とした。
口でいったら、‥大人げないし、人に迷惑かけるって思ったんだろう。
いつも自由人で、傍若無人っぽく見えてるけど、コリンは結構気遣いが出来る子なんだ。
‥なんか、ほっこりしてしまった。
「わかりました。じゃあそれで。‥シークさん。僕を庇って危険な目に合う‥ということだけはやめてください。僕は、改めて言いますが、かなり強いです。剣も使えないですけど、人より力は強いです。格闘センスはないですが、逃げ足も速いです。反射神経も人並み程度しかないですが、自動攻撃装置をつけてます。殺気もそう気付くタイプじゃないですけど、魔力を持ってる者なら、気配を感じられます。
何より、魔術じゃそんじょそこらの者には負けない自信があります。
だから、僕を守ろうなんて思わないでください。
‥シークさんに何かあったらって思ったら、‥注意力がそがれそうです」
ふう、って一息つくと、長台詞をノンブレスで言い切った。
言い切った後‥ちょっと息をつくと、き、っと俺を見上げて‥睨んできた。
睨まれてるんだけど、‥やっぱり普通に可愛い。
‥可愛い顔にじっと見つめられると‥緊張するけど、鋼の根性で我慢する。
表面筋、あんまり機能しないタイプで良かった。こんな時に、ニヤニヤとか不真面目すぎる。
‥っよし、無表情。
だが、ここで、怒ったりして言い返しちゃダメ。また理詰めで言い返される。
対コリンには、コリンに有効な対応方法ってのがある。
「‥俺が行ったら邪魔ってことか? 」
the 困った顔。
「‥そんなことは‥。
でも、‥そうかもしれないです。
シークさんが傍にいたら、死ぬほど気になるし、死ぬなら、シークさんのいないところで死にたいです。‥シークさんの事最後に見てしまったら、‥心残りで、成仏できないです」
コリンが俺から目を逸らす。
声に勢いがなくなっている。
よし、利いた。困った顔攻撃。
女の子の涙に男が弱いのと同じで、コリンは俺の困った顔に弱い様で‥こういう風に、「そんな顔されちゃ困る」って感じになるんだ。
‥なんでだ??
その理由は分からないが‥分からないことにしておくが、(つまり、コリンにとって俺は守りたい‥って対象なのか?? )使えるものは何でも使う。
コリンの勢いがそげたところで、
「‥じゃあ、死ななかったらいいじゃないか。
俺こそ、コリンに気にかけられたくない。
俺は、喧嘩だって慣れてるし、攻撃されたら避けるより条件反射で攻撃するほど反射神経にも自信がある。動きだって早いし、体力だってある。足も速い。力もコリンより強い。コリンも人並み以上に力は強いかもしれないけど、俺はそれより強い。
何より、剣じゃ誰にも負けない。
コリンを守りたい‥じゃなくて、‥コリンを守るのはもはや条件反射みたいなもんなんだ。
条件反射だから、‥意志をもって「こうしよう」って思ってやってるわけじゃないから仕方が無いだろう?
それに、俺は強い。‥俺のこと見くびらないで欲しい」
俺は言いたいことをきちんと口にした。
ちょっと‥かなり‥長くなってしまった。
さっきのコリンと同様、噛まずにノンブレスだ。肺活量にも自信があるんだ。‥話すのは得意な方じゃない俺にしては頑張った。
そんなのどうでもいい。
言いたいことが言えてよかった。
あんまりコリンがチートだから、この頃俺の立場ってもんがなくなりつつあるが、俺は、Sランクの冒険者だし、騎士の職業紋持ちなんだぞ!
‥伝わったかな?
‥おいコリン。聞いてたのか? なんか、顔赤くして俯いてるけど。「シークさん、なんか言い切った! ってドヤ顔可愛い~」とか言ってるんじゃない。‥俺、ドヤ顔してたのか‥。確かに、言い切った~! とは思ったが‥。
そんな俺達の様子をザッカはちょっと居心地悪そうに、ナナフルさんは、「困った子たちねえ」っていうふうにゆったり眺めていた。(やっぱり、ナナフルさんって凄いな)
そして、ザッカは俺が話し終えたのを確認すると
「‥もういいか?
じゃあこうしよう。シークもコリンもお互いの事を守ろうなんて思わない。
あくまでも、任務を‥アンバーに接触してくる相手にインタビューすること‥遂行することだけを考える。
それでいいか? 」
呆れ顔で言った。
ふう、
ザッカは深いため息をついて、視線だけで俺とコリンを見た。
ちょっと目が‥
座っている。
「‥すみませんでした」
コリンが謝ると、
「ったく、ヒートアップしてるんじゃない。血の気が多いのは、インタビュアー失格だぞ」
ってザッカがコリンを叱り、ちらりとこっちに視線を寄こしたので
「‥すみません‥」
一応謝っておいた。
小さく、‥気付かれない様に‥ため息をつく。
ホントに父親気どりだなあ、って思う。
なんか、調子狂うし、‥居心地悪い。だけど、なんか‥イヤじゃ‥イヤって程じゃない。
ふふ、
ナナフルさんが微笑んで、次の瞬間、目を細めた。
‥表情が怖い。
目が笑っていない‥。
「‥なんで、私を置いていく話になってるんですか? 」
‥いやだって、二人位しか無理って、コリン言ってたし。
「私ひとり、ここで不安に待ってろって言うんですか? 」
「不安に思うことはない。‥俺達は直ぐ帰ってくる」
ザッカがナナフルの言葉に被せてきた。
後は、コリンもシークも、「大丈夫」を馬鹿の一つ覚えみたいに言った。
洗脳してるみたい‥。
だけど、ナナフルさんだって、本当は分かってる。自分が行ったって足手まといにしかならないことは。だけど、余りにも当たり前の様に「いかなくて当然」ってなってるのが嫌だっただけなんだ。
‥黙ってたら、それが当たり前って風になっていっても嫌だから、これからも毎回一応ごねておこうと思う。
ザッカもコリンも、
‥そういえば、そうだな。俺たち(僕たち)余りにもナナフルの事ないがしろにしてたな。
って反省した。
だけどその後、顔が緩むのを我慢するので必死だった。
母親(もしくは嫁)が可愛くって悶えそう‥。
‥拗ねるナナフル(さん)可愛いな。怒らせちゃったね~。ごめんね~! 俺(僕)たちが悪かった~! あの、拗ねた顔!! くぅ~! 可愛い、愛しいっ! お母さん!
そして、それは‥実際全然隠せてなくって、二人とも顔が‥恐ろしいことになっていた。
ニヤニヤしそうになって、眉毛を寄せて我慢して‥、口を戻すために唇を尖らせて‥
顔は真っ赤だし、なんか肩とかプルプルしてるし‥拳とか握ってるし‥
‥もう、大変だった。
(それ見て、シークとナナフルはドン引きだ! )
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