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272.願ってやまないのは‥(side ナナフル)
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「もう‥別にどうでもいい。父親なんて今まで死んでたと思ってたから。会いたいなんて思ったことない。‥思うワケなくない?
それに‥正直ね。どうでもいいよ、貴族のゴタゴタとか。犯人が分かって‥警戒するってのは分かるけど‥。母さんも復讐とか望んでない。
異母姉妹とか‥なおさらどうでもいい。
そんな、どうでもいいことの為に時間なんて使いたくないし、使わせたくない。
私は大丈夫。
ザッカがいる。今が幸せだから、もうそれ以上どうでもいい。‥過去の話なんて、今の私には全然‥これっぽっちも関係がないよ」
何年か前の自分じゃ考えられない言葉。
父親の事どうでもいいってのは、ホントだ。
だけど、母親の仇がどうでもいいって心境に至ったのは‥ホントに最近だ。
母親の仇を許すってことは、母さんへの裏切りになるような気がしたんだ。
‥母さんのこと、息子である私だけでも覚えていなければって思ってたんだ。
母さんの無念を忘れて自分だけ幸せになるのは間違ってるって‥思ってた。
ましてや、ザッカ‥愛する人と一緒に‥。
母さんには愛する人なんていなかったのに‥運悪く私が生まれた。
そして、きっと私が生れたから母さんは殺された。
なのに、私だけ‥。
私だけ幸せになっていいわけがないって自分に言い聞かせていた。
なのに、ザッカから離れるって考えはなかった。私は‥ズルくって親不孝者だ‥。
だけど、
仇を取るとかは‥でも正直考えてなかった。それがどれ程無謀なことで、そんなこと母さんだけじゃなく、祖父母や他の家族だって望んでいない。
‥それどころか、私が動くことによって迷惑を掛けることは必然だから。
法にのっとって裁かれることを願うっていっても、‥時間が経ちすぎたから。だけど、逃げ損だけはさせたくなかった。
自分や、自分の様な‥他人に不幸な目にあわされ声も上げられない者たちの為に‥
最初は、手探りで貴族の情報を集めているだけだった。だけど、貴族社会の暗部っていうの? 汚職事件だとか知るほどに‥「弱い者いじめとか‥許されるべきことじゃない」って思った。
だけど、多分ね。
私は情報オタクなんだ。
隠されている「マズい情報」なんかを数字を元に暴き出したり、人の証言から真実を推測して、それを立証するために証拠集めしたり‥
そういうのが楽しかったんだ。
多分ね。
‥私は本当に親不孝だ‥。
だけど、罪悪感を感じて、苦しくって‥動けないってわけじゃないのは悪いことじゃない。
薄情かもしれないけど‥
結局ね。
動けなかったら何も出来ないんだ。
動いた結果‥幸せになってしまったことを‥母さんは「薄情だ」なんて言わないだろうって思う。
全部、
私の勝手な希望なんだけどね。
「でも、なんで急に私の出自の話を? 」
首を傾げた。
皆は私に内緒で動いていた。
それは、
私に関係があったから気を使った。
それは分かった。だけど‥なんで今急にその話を?
今回の‥協会の悪事の件に何か関係があった‥ってこと?
眉を寄せて、コリンを見ると、全員が真っ青に‥真っ白? な顔になった。
無言でそっと私から目を逸らすザッカとシーク。アンバーは相変わらず薄く微笑むばっかりで表情は変わらない。
ロナウは‥
「ん? 」
‥咄嗟に「なんのこと? 」って顔してる。この子はホントに悪いこととか出来なさそう。
人がいいって言うか‥「色々考えるのが苦手なタイプ」なんだろう。(← 人はそれを「あまり賢くない」という)
「あ‥」
「そうだった‥」
コリンとフタバが小さく呟いた。
だから私はフタバをじっと見た。
フタバは‥
内緒とかそういうの苦手な子だから。
フタバは苦笑いすると、
「実は‥その‥例の家出した令嬢がアンバー様と顔見知りなんです。それも‥魔薬の件で何か知っているかもしれなくって‥。
ザッカさんが「この機会にどんな人物か見ておきたい」って言って‥今回会えるようにアンバー様が計画してくださって‥」
珍しく歯切れの悪い口調で言った。
「あ‥ほんと、これはオマケみたいなもんなんです」
コリンも苦笑いして付け加える。
ホント、この子たちは詰めが甘い。
だけど、‥だからこそ、安心できる。
「で、ザッカ。
ザッカの目から見て次女はどんな子だったの? 」
私が聞くと、ザッカは小さく頷き
「なんてことない。
無害なタイプに見えた。いや、イイ奴とかじゃなくって‥「俺たちには関係ない」タイプってこと」
まあ‥魔薬組織と関係あるかもしれない子だから、「いい子」ではないよね。
でも、私たちにとっては無害。
だから、ザッカはその子のことを放っておくことにした。
だけど‥
「評判では、次女の母親は悋気持ちの「ヤバい女」で、家出した自分の娘の捜索願も出さない「ヤバい母親」‥。
今まではその女に邪魔されて出せなかった捜索願を今回父親は‥多分独断で出した。
そうすることによって‥
次女が危ない目にあうことって‥ないかな」
‥異母姉妹だからってことは関係ないけど‥「殺されるかもしれない人」を放っておくことは‥人間としてどうかなって。
「ザッカ。何とかその子を助けられない? 」
私が言うと、ザッカは明らかに「え~」って顔をした。
チラッと「同じこと思ってそうな」フタバを見る。フタバは予想通り「できれば‥! 」って顔してる。
他は思った通り、ザッカと同じ「え~? 」って顔だ。コリンは若干「まあ‥確かに袖振り合うも他生の縁っていうしね‥」って表情?
「わかった。騎士の友達に‥それとなく様子を見てもらうようにいっとく」
いやいやって表情でザッカが言った。
負担を増やしちゃうかもだけど、その人にしても捜索依頼の相手の場所を教えてもらうわけだし、損はないかなって。部署とか管轄が違う‥とかは、知らないけどね。
「だけど‥
絶対に会いたくないな。
相手に私のことが知られるのは‥絶対に嫌だ。
相手も嫌な思いするだろうし、‥私も嫌だ。そのせいで私の周りに迷惑かけるとかもう、問題外だ。
もうね、昔のことはどうでもいいから‥放っておいて欲しい。
‥そんな風にこの頃思えてるんだ。
薄情だよねえ‥」
出来れば遠くで、何もなかったって知らせを聞きたいだけ。
切実にそう思う。
ポツリと呟くと、全員が首を振った。
驚いたことにアンバーも「そんなことない」って言ったんだ。
アンバーはふっと薄く微笑むと、
「何が薄情だよ。そんなの、当たり前だ。
おふくろさんのことは不幸だけど‥別にナナフルのせいじゃないだろ?
自分のせいだって思わなかったら薄情? ‥じゃあ、俺もシークも薄情?
おふくろさん‥俺たちの場合だったら両親が、子供が過去に囚われて不幸になることを望んでるって思うの?
そこで「復讐心を胸に‥」な暮らし‥彼らが望むとでも?
‥俺は思わない。両親の事ろくに覚えちゃいないけど、「きっとそうだろう」って‥願いたい」
って言った。
きっと、彼らは自分の幸せを祈っている。
復讐なんて考えないで幸せに生きて欲しいって。
シークは‥昔、親の仇を討たなかった‥望まなかったことを酷く恥じてた。だけど‥
だけど‥「同じような思いする奴がいなくなるように」って前を向いて冒険者ギルドで頑張ってたんだ。
シークは薄情なんかじゃない。
そして‥
ホントは私だって自分が薄情だなんて思ってない。
だけど‥「そう思わないこと」を薄情だって思ってる‥。
私は薄情で‥ちっとも優しくない。だけど、生きていくうえで「それでいい」って思って暮らしている。
それから考えたらフタバが一番「情に厚い」のかな? って思ったり。‥まあ、そんな比較、どうでもいいことなんだけどね。
フタバは、私たちに
「エンヴァッハ伯爵夫人は法で裁かれるように証拠を探し出します。‥それは、だけどきっと夫人を「助ける」唯一の方法だって思うんです。
さっきナナフルさんには言わなかったんですが、実は‥次女の失踪の原因は彼女の姉‥つまり長女にあるんです。
長女こそが今、あの家で一番恐ろしい人間だということは‥間違いないです。
長女は、騎士が母親の過去の犯罪に気付く前に‥彼女を殺すかもしれない。‥そんな可能性が十二分にある人物なんです。そして、その罪を次女に擦り付けて‥次女をも「自殺に見せかけて」殺害する‥最悪のシナリオです
次女の母親殺害の動機は‥そうですね‥「口論の末殺してしまった」位ですかね。母親が次女を嫌っていた‥というのは有名でしたから」
って「次女を助ける理由」を話してくれた。
夫人が次女を見つけるまでに次女を見つけ出して、監視する。夫人が次女に接触した時に、現行犯未遂で夫人を捕まえる。
長女は‥一番「悪い」けど、そればっかりはどうしようもない。直接手を下してるんじゃなきゃ、捕まえられない。
そういう奴には‥関わらないに限る。
「こういうの見てると、僕ですら幸せに思えるね」
ぼそっとロナウが言った。
コリンが「それを言うなら僕だな‥」って誰にも聞こえないような声で呟いたのが、嫌に耳に残った。
子供が当たり前のように幸せに暮らせる世界を‥私は願ってやまないのだった。
それに‥正直ね。どうでもいいよ、貴族のゴタゴタとか。犯人が分かって‥警戒するってのは分かるけど‥。母さんも復讐とか望んでない。
異母姉妹とか‥なおさらどうでもいい。
そんな、どうでもいいことの為に時間なんて使いたくないし、使わせたくない。
私は大丈夫。
ザッカがいる。今が幸せだから、もうそれ以上どうでもいい。‥過去の話なんて、今の私には全然‥これっぽっちも関係がないよ」
何年か前の自分じゃ考えられない言葉。
父親の事どうでもいいってのは、ホントだ。
だけど、母親の仇がどうでもいいって心境に至ったのは‥ホントに最近だ。
母親の仇を許すってことは、母さんへの裏切りになるような気がしたんだ。
‥母さんのこと、息子である私だけでも覚えていなければって思ってたんだ。
母さんの無念を忘れて自分だけ幸せになるのは間違ってるって‥思ってた。
ましてや、ザッカ‥愛する人と一緒に‥。
母さんには愛する人なんていなかったのに‥運悪く私が生まれた。
そして、きっと私が生れたから母さんは殺された。
なのに、私だけ‥。
私だけ幸せになっていいわけがないって自分に言い聞かせていた。
なのに、ザッカから離れるって考えはなかった。私は‥ズルくって親不孝者だ‥。
だけど、
仇を取るとかは‥でも正直考えてなかった。それがどれ程無謀なことで、そんなこと母さんだけじゃなく、祖父母や他の家族だって望んでいない。
‥それどころか、私が動くことによって迷惑を掛けることは必然だから。
法にのっとって裁かれることを願うっていっても、‥時間が経ちすぎたから。だけど、逃げ損だけはさせたくなかった。
自分や、自分の様な‥他人に不幸な目にあわされ声も上げられない者たちの為に‥
最初は、手探りで貴族の情報を集めているだけだった。だけど、貴族社会の暗部っていうの? 汚職事件だとか知るほどに‥「弱い者いじめとか‥許されるべきことじゃない」って思った。
だけど、多分ね。
私は情報オタクなんだ。
隠されている「マズい情報」なんかを数字を元に暴き出したり、人の証言から真実を推測して、それを立証するために証拠集めしたり‥
そういうのが楽しかったんだ。
多分ね。
‥私は本当に親不孝だ‥。
だけど、罪悪感を感じて、苦しくって‥動けないってわけじゃないのは悪いことじゃない。
薄情かもしれないけど‥
結局ね。
動けなかったら何も出来ないんだ。
動いた結果‥幸せになってしまったことを‥母さんは「薄情だ」なんて言わないだろうって思う。
全部、
私の勝手な希望なんだけどね。
「でも、なんで急に私の出自の話を? 」
首を傾げた。
皆は私に内緒で動いていた。
それは、
私に関係があったから気を使った。
それは分かった。だけど‥なんで今急にその話を?
今回の‥協会の悪事の件に何か関係があった‥ってこと?
眉を寄せて、コリンを見ると、全員が真っ青に‥真っ白? な顔になった。
無言でそっと私から目を逸らすザッカとシーク。アンバーは相変わらず薄く微笑むばっかりで表情は変わらない。
ロナウは‥
「ん? 」
‥咄嗟に「なんのこと? 」って顔してる。この子はホントに悪いこととか出来なさそう。
人がいいって言うか‥「色々考えるのが苦手なタイプ」なんだろう。(← 人はそれを「あまり賢くない」という)
「あ‥」
「そうだった‥」
コリンとフタバが小さく呟いた。
だから私はフタバをじっと見た。
フタバは‥
内緒とかそういうの苦手な子だから。
フタバは苦笑いすると、
「実は‥その‥例の家出した令嬢がアンバー様と顔見知りなんです。それも‥魔薬の件で何か知っているかもしれなくって‥。
ザッカさんが「この機会にどんな人物か見ておきたい」って言って‥今回会えるようにアンバー様が計画してくださって‥」
珍しく歯切れの悪い口調で言った。
「あ‥ほんと、これはオマケみたいなもんなんです」
コリンも苦笑いして付け加える。
ホント、この子たちは詰めが甘い。
だけど、‥だからこそ、安心できる。
「で、ザッカ。
ザッカの目から見て次女はどんな子だったの? 」
私が聞くと、ザッカは小さく頷き
「なんてことない。
無害なタイプに見えた。いや、イイ奴とかじゃなくって‥「俺たちには関係ない」タイプってこと」
まあ‥魔薬組織と関係あるかもしれない子だから、「いい子」ではないよね。
でも、私たちにとっては無害。
だから、ザッカはその子のことを放っておくことにした。
だけど‥
「評判では、次女の母親は悋気持ちの「ヤバい女」で、家出した自分の娘の捜索願も出さない「ヤバい母親」‥。
今まではその女に邪魔されて出せなかった捜索願を今回父親は‥多分独断で出した。
そうすることによって‥
次女が危ない目にあうことって‥ないかな」
‥異母姉妹だからってことは関係ないけど‥「殺されるかもしれない人」を放っておくことは‥人間としてどうかなって。
「ザッカ。何とかその子を助けられない? 」
私が言うと、ザッカは明らかに「え~」って顔をした。
チラッと「同じこと思ってそうな」フタバを見る。フタバは予想通り「できれば‥! 」って顔してる。
他は思った通り、ザッカと同じ「え~? 」って顔だ。コリンは若干「まあ‥確かに袖振り合うも他生の縁っていうしね‥」って表情?
「わかった。騎士の友達に‥それとなく様子を見てもらうようにいっとく」
いやいやって表情でザッカが言った。
負担を増やしちゃうかもだけど、その人にしても捜索依頼の相手の場所を教えてもらうわけだし、損はないかなって。部署とか管轄が違う‥とかは、知らないけどね。
「だけど‥
絶対に会いたくないな。
相手に私のことが知られるのは‥絶対に嫌だ。
相手も嫌な思いするだろうし、‥私も嫌だ。そのせいで私の周りに迷惑かけるとかもう、問題外だ。
もうね、昔のことはどうでもいいから‥放っておいて欲しい。
‥そんな風にこの頃思えてるんだ。
薄情だよねえ‥」
出来れば遠くで、何もなかったって知らせを聞きたいだけ。
切実にそう思う。
ポツリと呟くと、全員が首を振った。
驚いたことにアンバーも「そんなことない」って言ったんだ。
アンバーはふっと薄く微笑むと、
「何が薄情だよ。そんなの、当たり前だ。
おふくろさんのことは不幸だけど‥別にナナフルのせいじゃないだろ?
自分のせいだって思わなかったら薄情? ‥じゃあ、俺もシークも薄情?
おふくろさん‥俺たちの場合だったら両親が、子供が過去に囚われて不幸になることを望んでるって思うの?
そこで「復讐心を胸に‥」な暮らし‥彼らが望むとでも?
‥俺は思わない。両親の事ろくに覚えちゃいないけど、「きっとそうだろう」って‥願いたい」
って言った。
きっと、彼らは自分の幸せを祈っている。
復讐なんて考えないで幸せに生きて欲しいって。
シークは‥昔、親の仇を討たなかった‥望まなかったことを酷く恥じてた。だけど‥
だけど‥「同じような思いする奴がいなくなるように」って前を向いて冒険者ギルドで頑張ってたんだ。
シークは薄情なんかじゃない。
そして‥
ホントは私だって自分が薄情だなんて思ってない。
だけど‥「そう思わないこと」を薄情だって思ってる‥。
私は薄情で‥ちっとも優しくない。だけど、生きていくうえで「それでいい」って思って暮らしている。
それから考えたらフタバが一番「情に厚い」のかな? って思ったり。‥まあ、そんな比較、どうでもいいことなんだけどね。
フタバは、私たちに
「エンヴァッハ伯爵夫人は法で裁かれるように証拠を探し出します。‥それは、だけどきっと夫人を「助ける」唯一の方法だって思うんです。
さっきナナフルさんには言わなかったんですが、実は‥次女の失踪の原因は彼女の姉‥つまり長女にあるんです。
長女こそが今、あの家で一番恐ろしい人間だということは‥間違いないです。
長女は、騎士が母親の過去の犯罪に気付く前に‥彼女を殺すかもしれない。‥そんな可能性が十二分にある人物なんです。そして、その罪を次女に擦り付けて‥次女をも「自殺に見せかけて」殺害する‥最悪のシナリオです
次女の母親殺害の動機は‥そうですね‥「口論の末殺してしまった」位ですかね。母親が次女を嫌っていた‥というのは有名でしたから」
って「次女を助ける理由」を話してくれた。
夫人が次女を見つけるまでに次女を見つけ出して、監視する。夫人が次女に接触した時に、現行犯未遂で夫人を捕まえる。
長女は‥一番「悪い」けど、そればっかりはどうしようもない。直接手を下してるんじゃなきゃ、捕まえられない。
そういう奴には‥関わらないに限る。
「こういうの見てると、僕ですら幸せに思えるね」
ぼそっとロナウが言った。
コリンが「それを言うなら僕だな‥」って誰にも聞こえないような声で呟いたのが、嫌に耳に残った。
子供が当たり前のように幸せに暮らせる世界を‥私は願ってやまないのだった。
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