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八章 未来と過去と
3.幼少期の思い出はミチル参考。
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(side ヒジリママ)
小学生の男子として、地球に引っ越す。
地球の小学生男子のヒジリ‥改め聖の「それまでの思い出」は、ミチルさんの話を参考にさせてもらった。
‥といっても、リバーシでモテモテ男子のミチルさんの思い出は「一般的な地球の小学生男子」とは違うだろう‥と容易に考えられたので、女子との思い出は八割減‥ということにさせてもらった。
つまり
ミチル: バレンタインは学校に行けばチョコが机やら下駄箱に入っており、女の子が家にチョコレートを持ってきて列を作った。
聖(偽記憶): 田舎過ぎて同じ年位の女子が周りにそういなかった。バレンタインはいつも近所のおばさんと母親のみ。
ミチル: サッカークラブ所属で練習や試合には他校の女子も見学に来ていた。
聖(偽記憶): 習い事はスイミングのみで、(ど田舎に住んでいて)スイミングスクールが遠方であったため電車で通っていた。そこに行くために電車に乗るのと、毎回アイスが買える程度の小遣いを貰っており、友達と買い食いするのが楽しみだった。友達は他校に通う男子なのだが、顔もうろ覚えで、名前は覚えていない。(← 魔法使いが手を抜いた。「こういうのはあいまいな方が真実味がある」は言い訳)
ミチル: 他に習字とピアノを習っていたが、特に両方とも好きではなかった。しかしながら、それぞれ人並みに出来る。「ピアノが出来る男子ってカッコイイ♡」なんて言われていた。
聖(偽記憶): 男子とたて笛でチャルメラを吹きながら下校。伴奏はソロバン「ジャラジャラ」(ソロバンを上下に激しくシャウト)
「こんなもんでイイでしょう」
満足げなヒジリママと
「‥そんな小学生今頃いますか‥? チャルメラって‥」
苦笑いミチル。
「それで、今回は父親の転勤でこの学校に引っ越して来た‥ってことにしましょう。
え? ミチルさんと同じ学校? 都会なんですよね? ミチルさんの学校。‥そんな都会はヒジリがっていうより、私たちが無理です。そこそこ田舎って位のところがいいですわ」
ヒジリママの提案にヒジリパパも同意。
『こいつ(ミチル)絶対ヒジリに気があるよね!? 一目惚れとかしたよね!? 私は王子様との婚約のことも納得しかねてるのに、これ以上悪い虫つけたかねぇや』
とヒジリパパは思っているわけなんだけど、勿論そのことは口にしない。
「ミチルにフォローしてもらえると助かるんですが‥確かに、急に都会暮らしは難しいかもしれないですね」
ラルシュも納得。
で、そこそこ田舎な一軒家に引っ越すことになった。
ヒジリがミチルと再会するのは(ヒジリはミチルの事を知らない)ヒジリが転勤して、今の家に越して来たからで、学生時代この二人の接点はない。
しかも、ミチルが執念深くヒジリのことを探していなければきっと一生見つからなかった。
‥ミチル恐るべし‥っ!
ホントに偶然だったのか、リバーシ同士引き合う「運命的な何か」があったのかは、定かではない。(ミチルの呪いかもしれない)
因みに、田舎から来た転校生聖少年は、非モテ属性の天然な性格で男子とすっかり打ち解けて(バレンタインの話には共感者続出だった)女子と関わることもなく小学校を卒業(※ 周りの男子が聖に女子が恋愛目的で近づくのを「聖にバレない様に」「それとなく」妨害しまくったから。モテない男子の「抜け駆けは許さんで」ネットワークはこうして広がっていく。)
中学時代は熱血先輩のもと、恋愛とは無関係の熱血部活ライフを送り、その先輩の口利きで高校では、夏休みは引っ越しのバイトと海の家のバイトでつぶされ、冬休みは郵便局の配達‥そしてその貯めたお金で運転免許を高校卒業と共に皆(※ モテない同盟)で取得しに行った。
まるで、女気ゼロ‥っ!
「だって、聖は単純だから「悪い女に騙されたら困る」じゃん? 」
「そうだ! 男子は若いうちは女にうつつをぬかさず、体力づくり!! さあ! 引っ越し屋のバイトに行くぞ!(by熱血先輩。こいつもモテなかったんだな)」
は、過保護(!?)な友人たちの意見だった。
「まあ‥女の子にモテたい~! ってなってても‥元の性別的に‥アレだし‥よかったような気がするわ」
そんなことを思い出し、苦笑いするヒジリママだった。
どうやら、ヒジリはいい(?)友達に恵まれ、いい学生時代を送れたようだ。
それは、あっちの世界のヒジリにはなかったものだ。
‥本当によかったって思う。
小学生の男子として、地球に引っ越す。
地球の小学生男子のヒジリ‥改め聖の「それまでの思い出」は、ミチルさんの話を参考にさせてもらった。
‥といっても、リバーシでモテモテ男子のミチルさんの思い出は「一般的な地球の小学生男子」とは違うだろう‥と容易に考えられたので、女子との思い出は八割減‥ということにさせてもらった。
つまり
ミチル: バレンタインは学校に行けばチョコが机やら下駄箱に入っており、女の子が家にチョコレートを持ってきて列を作った。
聖(偽記憶): 田舎過ぎて同じ年位の女子が周りにそういなかった。バレンタインはいつも近所のおばさんと母親のみ。
ミチル: サッカークラブ所属で練習や試合には他校の女子も見学に来ていた。
聖(偽記憶): 習い事はスイミングのみで、(ど田舎に住んでいて)スイミングスクールが遠方であったため電車で通っていた。そこに行くために電車に乗るのと、毎回アイスが買える程度の小遣いを貰っており、友達と買い食いするのが楽しみだった。友達は他校に通う男子なのだが、顔もうろ覚えで、名前は覚えていない。(← 魔法使いが手を抜いた。「こういうのはあいまいな方が真実味がある」は言い訳)
ミチル: 他に習字とピアノを習っていたが、特に両方とも好きではなかった。しかしながら、それぞれ人並みに出来る。「ピアノが出来る男子ってカッコイイ♡」なんて言われていた。
聖(偽記憶): 男子とたて笛でチャルメラを吹きながら下校。伴奏はソロバン「ジャラジャラ」(ソロバンを上下に激しくシャウト)
「こんなもんでイイでしょう」
満足げなヒジリママと
「‥そんな小学生今頃いますか‥? チャルメラって‥」
苦笑いミチル。
「それで、今回は父親の転勤でこの学校に引っ越して来た‥ってことにしましょう。
え? ミチルさんと同じ学校? 都会なんですよね? ミチルさんの学校。‥そんな都会はヒジリがっていうより、私たちが無理です。そこそこ田舎って位のところがいいですわ」
ヒジリママの提案にヒジリパパも同意。
『こいつ(ミチル)絶対ヒジリに気があるよね!? 一目惚れとかしたよね!? 私は王子様との婚約のことも納得しかねてるのに、これ以上悪い虫つけたかねぇや』
とヒジリパパは思っているわけなんだけど、勿論そのことは口にしない。
「ミチルにフォローしてもらえると助かるんですが‥確かに、急に都会暮らしは難しいかもしれないですね」
ラルシュも納得。
で、そこそこ田舎な一軒家に引っ越すことになった。
ヒジリがミチルと再会するのは(ヒジリはミチルの事を知らない)ヒジリが転勤して、今の家に越して来たからで、学生時代この二人の接点はない。
しかも、ミチルが執念深くヒジリのことを探していなければきっと一生見つからなかった。
‥ミチル恐るべし‥っ!
ホントに偶然だったのか、リバーシ同士引き合う「運命的な何か」があったのかは、定かではない。(ミチルの呪いかもしれない)
因みに、田舎から来た転校生聖少年は、非モテ属性の天然な性格で男子とすっかり打ち解けて(バレンタインの話には共感者続出だった)女子と関わることもなく小学校を卒業(※ 周りの男子が聖に女子が恋愛目的で近づくのを「聖にバレない様に」「それとなく」妨害しまくったから。モテない男子の「抜け駆けは許さんで」ネットワークはこうして広がっていく。)
中学時代は熱血先輩のもと、恋愛とは無関係の熱血部活ライフを送り、その先輩の口利きで高校では、夏休みは引っ越しのバイトと海の家のバイトでつぶされ、冬休みは郵便局の配達‥そしてその貯めたお金で運転免許を高校卒業と共に皆(※ モテない同盟)で取得しに行った。
まるで、女気ゼロ‥っ!
「だって、聖は単純だから「悪い女に騙されたら困る」じゃん? 」
「そうだ! 男子は若いうちは女にうつつをぬかさず、体力づくり!! さあ! 引っ越し屋のバイトに行くぞ!(by熱血先輩。こいつもモテなかったんだな)」
は、過保護(!?)な友人たちの意見だった。
「まあ‥女の子にモテたい~! ってなってても‥元の性別的に‥アレだし‥よかったような気がするわ」
そんなことを思い出し、苦笑いするヒジリママだった。
どうやら、ヒジリはいい(?)友達に恵まれ、いい学生時代を送れたようだ。
それは、あっちの世界のヒジリにはなかったものだ。
‥本当によかったって思う。
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