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十九章 「皆が望むハッピーエンド」
久し振りなのでおさらい『リバーシ』③ ヒジリと新しい仲間たち(side ヒジリ)
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最近の聖の親しい人間は、後輩・国見と同僚・吉川(コイツの苗字は‥きっかわではなく、よしかわと読む。取引先やなんかにも結構間違えられてるけど、こいつはよしかわ)、以上!
高校、中学の友達は‥こっちに引っ越してきて疎通になってからは‥会ってもいない。‥というか、社会人になったらそう学生時代の友達と連絡を取ることはなかなかないよね?
小学校‥それ以前の友達って覚えてないなって思ってたけど‥どうやら「そういう記憶」はあんまり設定されえてなかったって言うのが理由らしい。
地球での小学校に当たる教育は、夜の国で受けた。
こっちでは「初等科」って呼ばれている。
ナツミという幼馴染だけがクラスメートというなかなかキビシイ環境だったみたい。
その理由は、俺に魔力が多すぎたせい。魔力酔いを起こしちゃう生徒が多かったんだって。それで、同じくはみ出し者のナツミと俺とは別教室で授業を受けていた。
受け持ち教諭は「インテリ眼鏡」。
眼鏡をかけたインテリ顔(‥なんかわかるでしょ? )だから、インテリ眼鏡。子供ってそのまんまのあだ名付けるよね。勿論先生の前では呼ばない。
先生の名前は‥覚えてないけど。
この記憶は最近こっちに戻って来てから‥ちょっとだけ戻った。
記憶が失われた‥っていうより単純に昔のことだからよく覚えてないって理由だと思う。
ナツミとは‥この前久し振りに会って‥「久し振り! 」って感動の再会をはたすんじゃなくて‥宣戦布告された。
今一番親しいのは、ミチルだ。
地球での共通の話題があるからだろう。
親切でイイ奴だしな。
でも、ミチルもリバーシだから今まで辛い目にいっぱいあってきたようだ。
‥こっちでの俺は自分がリバーシであることすら知らなかった。そこら辺はきっと両親がフォローしてくれたんだって思うと‥申し訳ないし感謝してる。
こっちに来て、親しくしてくれる人が増えた。皆で集まって話し合ったりお茶飲んだりって、社会人になってからなかったから、学生時代にしたバイトの休み時間みたいでちょっと楽しい。
ラルシュ様は、夜の国の第二王子で、魔法使い。で‥俺の仮の婚約者‥らしい。婚約者っていっても、愛し合ってるからでも政略結婚とかでもない。「世界の災厄」と呼ばれる俺を監視するためのものだ。だけど、そんな関係だっていうのに‥ラルシュ様は俺に親切だ。今までもお世話になっていたらしい。‥俺に出来ることがあるなら一生をかけて恩返ししていきたいって思ってる。
サラージはラルシュ様の弟で第三王子。リバーシらしい。属性は風で、探索系のスキルの最高峰だ。‥つまり、盗聴やら盗撮のスペシャリストだな。あと‥
「国民に受けると思わない? 」
って常にシナリオを考えてるから、俺はこっそり「ゴシップ王子」ってこころの中で呼んでる。
そんな風には見えないけど、俺より二つほど年上らしい。(ホントは五歳上)
ラルシュ様は更にサラージより二つ上のお兄さんらしい。俺より五歳上には見えない程、若々しい‥というか麗しい王子様だよ!
きっと地球に来たらトップアイドルになれるんだろうなって思う。
因みに、夜の国での俺‥ヒジリも超絶美形だ。
リバーシの有り余る魔力を「無駄に使ってますよ」っていうことをアピールするために、最も役に立たない美貌に全振りする‥らしい。本能的に。
変なの。
それから‥ナラフィス先生と、先生の婚約者・マリアンちゃん。
ナラフィスさんはリバーシなんだ。超がつく天才で典型的な学者。いつも研究の事ばっかり考えてる。本名はタツキなんだけど、普段は親がつけた名前・ナラフィスの名前で暮らしてる。(リバーシや魔法使いには「すぐに一般人と区別がつくように」一般人とは違う名前が国から付けられるんだ)
実はラルシュ様たち兄弟の従兄弟らしいけど、本人はそれを隠してる。(だから、ラルシュ様たちも勿論気付いてるんだけどスルーしてる感じ)
そんな「いい仲間たち」で今は対ナツミの作戦会議中なんだ。
対ナツミ、そして、対反政府組織。
敵を倒す、じゃなくて、新しい国の在り方を‥この戦いでお互い模索しあって、見つけられたらいいなって思う。
だって、白と黒の考え方はどちらも間違っているわけでは無いから。
拮抗する状態‥それがきっとbestな関係。
今みたいに、白が黒を押さえつけるんじゃなくって‥黒が白を目の敵にしてるんじゃなくて‥
だけど、どうやらこの世界は、それだけではなく別な問題も起こっているようで??
(おさらい終わり)
高校、中学の友達は‥こっちに引っ越してきて疎通になってからは‥会ってもいない。‥というか、社会人になったらそう学生時代の友達と連絡を取ることはなかなかないよね?
小学校‥それ以前の友達って覚えてないなって思ってたけど‥どうやら「そういう記憶」はあんまり設定されえてなかったって言うのが理由らしい。
地球での小学校に当たる教育は、夜の国で受けた。
こっちでは「初等科」って呼ばれている。
ナツミという幼馴染だけがクラスメートというなかなかキビシイ環境だったみたい。
その理由は、俺に魔力が多すぎたせい。魔力酔いを起こしちゃう生徒が多かったんだって。それで、同じくはみ出し者のナツミと俺とは別教室で授業を受けていた。
受け持ち教諭は「インテリ眼鏡」。
眼鏡をかけたインテリ顔(‥なんかわかるでしょ? )だから、インテリ眼鏡。子供ってそのまんまのあだ名付けるよね。勿論先生の前では呼ばない。
先生の名前は‥覚えてないけど。
この記憶は最近こっちに戻って来てから‥ちょっとだけ戻った。
記憶が失われた‥っていうより単純に昔のことだからよく覚えてないって理由だと思う。
ナツミとは‥この前久し振りに会って‥「久し振り! 」って感動の再会をはたすんじゃなくて‥宣戦布告された。
今一番親しいのは、ミチルだ。
地球での共通の話題があるからだろう。
親切でイイ奴だしな。
でも、ミチルもリバーシだから今まで辛い目にいっぱいあってきたようだ。
‥こっちでの俺は自分がリバーシであることすら知らなかった。そこら辺はきっと両親がフォローしてくれたんだって思うと‥申し訳ないし感謝してる。
こっちに来て、親しくしてくれる人が増えた。皆で集まって話し合ったりお茶飲んだりって、社会人になってからなかったから、学生時代にしたバイトの休み時間みたいでちょっと楽しい。
ラルシュ様は、夜の国の第二王子で、魔法使い。で‥俺の仮の婚約者‥らしい。婚約者っていっても、愛し合ってるからでも政略結婚とかでもない。「世界の災厄」と呼ばれる俺を監視するためのものだ。だけど、そんな関係だっていうのに‥ラルシュ様は俺に親切だ。今までもお世話になっていたらしい。‥俺に出来ることがあるなら一生をかけて恩返ししていきたいって思ってる。
サラージはラルシュ様の弟で第三王子。リバーシらしい。属性は風で、探索系のスキルの最高峰だ。‥つまり、盗聴やら盗撮のスペシャリストだな。あと‥
「国民に受けると思わない? 」
って常にシナリオを考えてるから、俺はこっそり「ゴシップ王子」ってこころの中で呼んでる。
そんな風には見えないけど、俺より二つほど年上らしい。(ホントは五歳上)
ラルシュ様は更にサラージより二つ上のお兄さんらしい。俺より五歳上には見えない程、若々しい‥というか麗しい王子様だよ!
きっと地球に来たらトップアイドルになれるんだろうなって思う。
因みに、夜の国での俺‥ヒジリも超絶美形だ。
リバーシの有り余る魔力を「無駄に使ってますよ」っていうことをアピールするために、最も役に立たない美貌に全振りする‥らしい。本能的に。
変なの。
それから‥ナラフィス先生と、先生の婚約者・マリアンちゃん。
ナラフィスさんはリバーシなんだ。超がつく天才で典型的な学者。いつも研究の事ばっかり考えてる。本名はタツキなんだけど、普段は親がつけた名前・ナラフィスの名前で暮らしてる。(リバーシや魔法使いには「すぐに一般人と区別がつくように」一般人とは違う名前が国から付けられるんだ)
実はラルシュ様たち兄弟の従兄弟らしいけど、本人はそれを隠してる。(だから、ラルシュ様たちも勿論気付いてるんだけどスルーしてる感じ)
そんな「いい仲間たち」で今は対ナツミの作戦会議中なんだ。
対ナツミ、そして、対反政府組織。
敵を倒す、じゃなくて、新しい国の在り方を‥この戦いでお互い模索しあって、見つけられたらいいなって思う。
だって、白と黒の考え方はどちらも間違っているわけでは無いから。
拮抗する状態‥それがきっとbestな関係。
今みたいに、白が黒を押さえつけるんじゃなくって‥黒が白を目の敵にしてるんじゃなくて‥
だけど、どうやらこの世界は、それだけではなく別な問題も起こっているようで??
(おさらい終わり)
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