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第1話 ヘッポコ・エイト2世 VS おもちゃ屋
町のおもちゃ屋
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アルセーヌ・ルパンに、石川五右衛門、ねずみ小僧と世界的に有名な大泥棒を君は何人しっているだろう?でも、それってみんな昔に活躍した泥棒の話し
今一番すごい泥棒が誰だと思う?僕がそうたずねるとみんな決まってヘッポコ・エイト2世って答えた。
もちろんここでいうみんなは、君たちのことじゃぁないよ
だって「一番すごい泥棒って誰だと思う?」なんて聞かれてもスポーツ選手やアイドル、ヒーローなんかとわけが違うから答えらる人なんていないと思うんだ。
だからここでいうみんなは、ぼくの知ってる泥棒たちのこと
ぼくは、世界中の泥棒にインタビューをして教えてもらったから間違いなくこれはホントの話し、その証拠に泥棒たちは彼をたたえてこう呼んでいる
『泥棒王 ヘッポコ・エイト2世』とね。
君は、どんな泥棒王を想像しただろう?
2メートルの大男?いくつもの顔を持つ変装の名人??
でも違うんだ、ヘッポコ・エイト2世は10歳の普通の男の子
まぁ、何が普通かは微妙なとこだけど…彼はとある町の、大きな大きなお屋敷に一人で住んでいて
お屋敷のなかには世界中から盗んだお宝がどっさり眠っている。
ヘッポコ・エイト2世が住んでいる町のおもちゃ屋さんは、おじいさんとおばあさんがやってる1軒だけでヘッポコ・エイト2世は、おもちゃ屋さんに遊びに行くのが今一番のお気に入り
だってそこのおもちゃ屋さんは、とっても大きくて、なかで野球やサッカーをしてもへっちゃらなくらい。
新しいおもちゃも箱から出してあるから遊び放題だし(おじいさんが言うには、遊んでみて楽しかったら買ってお帰りってことらしい)
学校が終わったら町中の子供はそこで遊んだし、休みの日には家族で遊びに来るくらい
町中の子供はおもちゃ屋さんが大好きだし、やさしいおじいさんもおばあさんも大好きだった。
ヘッポコ・エイト2世は、おもちゃ屋さんに来ると店中のおもちゃを見て回って遊んでいるほかの子供たちを眺めて過ごした。
なぜかってヘッポコ・エイト2世に同い年の友達はいないから
ヘッポコ・エイト2世は泥棒だから、みんなが学校に行っている時間に寝て、みんなが寝てるあいだに泥棒の仕事をする。
だからヘッポコ・エイト2世と一緒に遊んでくれる友達はチュッパとチャップスという引退したおじいちゃんの兄弟泥棒だけだった。
ここ最近ヘッポコ・エイト2世はおもちゃ屋さんに行くと、棚に飾られたブロックのおもちゃをずっと眺めていた。
だってそのブロックの箱がすごいんだよ、学校の机くらいの大きさで、なかには丸や四角や三角の色んな形のブロックがあって、さらに赤や黄色や緑ってぐあいに色んな色がつまってる。
ヘッポコ・エイト2世は毎日のようにブロックを見上げながら考えてた
『このブロックのおもちゃが欲しいけど・・・欲しいものを買ったとあっては泥棒の恥
欲しいものは盗むのが泥棒だけど、大好きなおもちゃ屋の、優ししおじいさんとおばあさんから盗むのは気が引ける・・・』
ヘッポコ・エイト2世がブロックを眺めていると後ろから声をかけられた
「今日も、そのブロックを見ているね?気に入ったかい?」
振り向くとおもちゃ屋のおじいさんだった
「うん」とヘッポコ・エイト2世がうなずくと、おじいさんは少し考えるような顔で尋ねてきた
「ところで君の誕生日はいつだったかな?わしは町中の子供の誕生日を知ってるけど年のせいか最近は物忘れがひどくてね」
「ぼくの誕生日は、9月21日だよ」そう答えると
「まだ少し先じゃなぁ」そう言っておじいさんは棚からブロックの箱を、よっこいしょと引き出してヘッポコ・エイト2世に渡した
「せっかく教えてもらったけど、また忘れるといかんじゃろ?だから少し早いけど誕生日プレゼントを渡しておくよ」
これにはヘッポコ・エイト2世も大興奮!
だってあんなに欲しかったブロックがもらえたし、誰かに(もちろん泥棒の先生やチュッパ&チャップス以外に)誕生日プレゼントをもらったことなんて初めてだったから
「ありがとう!」ヘッポコ・エイト2世が感激してお礼を言うと、おじいさんは笑顔で、いいんじゃよ、また遊びにおいでと言ってレジの方に歩いて行った
だからヘッポコ・エイト2世は、その背中に向かって大声で言った
「おじいさんの誕生日には、この何倍ものプレゼントをするからねー!」
今一番すごい泥棒が誰だと思う?僕がそうたずねるとみんな決まってヘッポコ・エイト2世って答えた。
もちろんここでいうみんなは、君たちのことじゃぁないよ
だって「一番すごい泥棒って誰だと思う?」なんて聞かれてもスポーツ選手やアイドル、ヒーローなんかとわけが違うから答えらる人なんていないと思うんだ。
だからここでいうみんなは、ぼくの知ってる泥棒たちのこと
ぼくは、世界中の泥棒にインタビューをして教えてもらったから間違いなくこれはホントの話し、その証拠に泥棒たちは彼をたたえてこう呼んでいる
『泥棒王 ヘッポコ・エイト2世』とね。
君は、どんな泥棒王を想像しただろう?
2メートルの大男?いくつもの顔を持つ変装の名人??
でも違うんだ、ヘッポコ・エイト2世は10歳の普通の男の子
まぁ、何が普通かは微妙なとこだけど…彼はとある町の、大きな大きなお屋敷に一人で住んでいて
お屋敷のなかには世界中から盗んだお宝がどっさり眠っている。
ヘッポコ・エイト2世が住んでいる町のおもちゃ屋さんは、おじいさんとおばあさんがやってる1軒だけでヘッポコ・エイト2世は、おもちゃ屋さんに遊びに行くのが今一番のお気に入り
だってそこのおもちゃ屋さんは、とっても大きくて、なかで野球やサッカーをしてもへっちゃらなくらい。
新しいおもちゃも箱から出してあるから遊び放題だし(おじいさんが言うには、遊んでみて楽しかったら買ってお帰りってことらしい)
学校が終わったら町中の子供はそこで遊んだし、休みの日には家族で遊びに来るくらい
町中の子供はおもちゃ屋さんが大好きだし、やさしいおじいさんもおばあさんも大好きだった。
ヘッポコ・エイト2世は、おもちゃ屋さんに来ると店中のおもちゃを見て回って遊んでいるほかの子供たちを眺めて過ごした。
なぜかってヘッポコ・エイト2世に同い年の友達はいないから
ヘッポコ・エイト2世は泥棒だから、みんなが学校に行っている時間に寝て、みんなが寝てるあいだに泥棒の仕事をする。
だからヘッポコ・エイト2世と一緒に遊んでくれる友達はチュッパとチャップスという引退したおじいちゃんの兄弟泥棒だけだった。
ここ最近ヘッポコ・エイト2世はおもちゃ屋さんに行くと、棚に飾られたブロックのおもちゃをずっと眺めていた。
だってそのブロックの箱がすごいんだよ、学校の机くらいの大きさで、なかには丸や四角や三角の色んな形のブロックがあって、さらに赤や黄色や緑ってぐあいに色んな色がつまってる。
ヘッポコ・エイト2世は毎日のようにブロックを見上げながら考えてた
『このブロックのおもちゃが欲しいけど・・・欲しいものを買ったとあっては泥棒の恥
欲しいものは盗むのが泥棒だけど、大好きなおもちゃ屋の、優ししおじいさんとおばあさんから盗むのは気が引ける・・・』
ヘッポコ・エイト2世がブロックを眺めていると後ろから声をかけられた
「今日も、そのブロックを見ているね?気に入ったかい?」
振り向くとおもちゃ屋のおじいさんだった
「うん」とヘッポコ・エイト2世がうなずくと、おじいさんは少し考えるような顔で尋ねてきた
「ところで君の誕生日はいつだったかな?わしは町中の子供の誕生日を知ってるけど年のせいか最近は物忘れがひどくてね」
「ぼくの誕生日は、9月21日だよ」そう答えると
「まだ少し先じゃなぁ」そう言っておじいさんは棚からブロックの箱を、よっこいしょと引き出してヘッポコ・エイト2世に渡した
「せっかく教えてもらったけど、また忘れるといかんじゃろ?だから少し早いけど誕生日プレゼントを渡しておくよ」
これにはヘッポコ・エイト2世も大興奮!
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「ありがとう!」ヘッポコ・エイト2世が感激してお礼を言うと、おじいさんは笑顔で、いいんじゃよ、また遊びにおいでと言ってレジの方に歩いて行った
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「おじいさんの誕生日には、この何倍ものプレゼントをするからねー!」
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