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第1話 ヘッポコ・エイト2世 VS おもちゃ屋
発明家と動物博士
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ヘッポコ・エイト2世は急いで屋敷に帰ると、まだブロックで遊んでいたチュッパとチャップスにお願いした。
ぼくの本を読んだ人なら知ってると思うけどお兄さんのチュッパはヒョロヒョロで背が高くて立派な白い顎ひげを伸ばしている。泥棒道具を発明するのが得意で泥棒たちのあいだで発明家って呼ばれてる。
弟のチャップスはポッチャリしてて背は低め白髪の髪の毛を短く刈り込んでいる。どんな動物とも話すことができて友達になれた。だから泥棒たちのあいだでは動物博士なんて呼ばれてる。
「たいへんだ!おもちゃ屋さんが無くなっちゃった!チュッパ、チャップスお願い手伝って!!」
あまりに勢いこんで言われたものだからチュッパとチャップスは慌てて立ち上がった
「そりゃあ大変じゃ、もちろんなんでも手伝うさ」何が大変かはわからないがチュッパは言った
「チュッパは、なんでもくっつけて2度と離れない接着剤を作って!前にカベを歩いて登った時のよりもうんとすごいの。チャップスは町中の動物を集めて!この前みたいにネズミだけじゃなくて犬も猫も鳥もとにかく全部」
早口でそれだけ言うとヘッポコ・エイト2世は部屋にこもって何通も手紙を書き始めた。
夜が明けて、あたりが明るくなり始めたころ3人の準備はすっかり終わった。
3人が屋敷の庭に出ると町中の動物が集まって待っている。
ヘッポコ・エイト2世は動物達に1通1通手紙をあずけると
「これを町中の子どもに届けて」とお願いして回った。
動物達は手紙を受け取ると町中に散っていった。
手紙にはこう書いてあった
『きみがボクと同じように、おじいさんとおばあさんのおもちゃ屋さんが大好きだったなら力を貸して!お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、とにかくこの町中の大人におもちゃのブロックをおねだりして ヘッポコ・エイト2世より』
想像してみて欲しいんだけど、こんな手紙を公園のカワイイ小鳥や、飼ってる犬や猫から受け取ったらどうだい?そりゃあ絶対断れない、実際に町中の子供もそうだった。
ぼくの本を読んだ人なら知ってると思うけどお兄さんのチュッパはヒョロヒョロで背が高くて立派な白い顎ひげを伸ばしている。泥棒道具を発明するのが得意で泥棒たちのあいだで発明家って呼ばれてる。
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「たいへんだ!おもちゃ屋さんが無くなっちゃった!チュッパ、チャップスお願い手伝って!!」
あまりに勢いこんで言われたものだからチュッパとチャップスは慌てて立ち上がった
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「チュッパは、なんでもくっつけて2度と離れない接着剤を作って!前にカベを歩いて登った時のよりもうんとすごいの。チャップスは町中の動物を集めて!この前みたいにネズミだけじゃなくて犬も猫も鳥もとにかく全部」
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『きみがボクと同じように、おじいさんとおばあさんのおもちゃ屋さんが大好きだったなら力を貸して!お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、とにかくこの町中の大人におもちゃのブロックをおねだりして ヘッポコ・エイト2世より』
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