子ども泥棒 ヘッポコ・エイト2世

パイナップル

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第2話 ヘッポコ・エイト2世 VS ヘッポコ・エイト1世

あたまはな病

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おそろしい「あたまはな病」にかかると、いきなり頭のテッペンから植物の芽がでる、あっと言う間に葉が出て、大きな花のツボミができ、芽が出てからちょうど7日あとに頭の上で花が咲く。あたま花が咲くと人間の栄養は全部吸い取られて死んでしまう。

抜けばいいじゃん?と思うけど、芽が出ると同時に頭の中に根がはりつくので抜くことはかなわない。花が咲く前に枯れてしまうと根から毒が出るのでこれもできない。結局、花が咲くのをただ待つことしかできない。つまりげに恐ろしき奇病なのである。

まぁ、助かる方法があることはある。大昔の錬金術師が書いたと言われる本にその記載がある。
その本によると、頭から植物を取り除くには「レオナルド・ダ・ヴィンチ時代の絵の具」「火山島に住むといわれるダチョウの卵」「世界一の大真珠」これらを合わせて作ったクスリが必要となっている。しかし「あたまはな病」が発症してから、たったの7日間で世界中からこの3つを集めることなどできっこない、できるわけがない。

ヘッポコ・エイト1世も自分の頭から芽がでた瞬間に7日後の死を覚悟した。

ヘッポコ・エイト1世の屋敷では最初の3日間お別れパーティが盛大に開かれた。世界中の名だたる泥棒が招待され、サーカスに花火にと大賑わい。

お別れパーティの最終日、ヘッポコ・エイト1世は頭の上のツボミをユサユサゆらしながら壇上に上がると集まった泥棒たちにこういった
「わしの命もあと4日、思えば幸せな泥棒人生じゃった。わしが生涯かけて集めたお宝はぜ~んぶ屋敷の金庫に入ったままじゃ。金庫までのドアは開けてある!我こそはと思うものは挑むがいい。見事、金庫を破ることができたなら中身は全部くれてやる!」
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