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小花柄のしあわせ
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GWは連日フルで開店して、セールを行った為、さゆの古本屋も売上げは上々だった。
(また仕入れに行かないとな)
基本的には店頭の買取はほぼ無く、加入している市場での仕入れがほとんどだった。夕方、さゆは棚を整理しながら、来週の予定を考えた。
(そう言えば今月まだ一日も休んでないな)
ここ十日間位、家でも店でもずっと働いているか、絵を描いている。夏に個展の話があった。
(半日位休みたいな)
そう思ったタイミングで、スマホが鳴った。お客が誰もいない店のカウンターで、さゆはLINEを見る。
『さゆ、GWお疲れ様。今週どこかで会えないかな?クリムト展行かない?』
考えるより先に、指が勝手に動いて『行く』とうさぎのスタンプを打った。タキに会えるのが小躍りするほど嬉しい反面………。
後ろめたい感情が、胸の奥に疼いた。
さゆは、本当はまだタキに、黙っている事がある。
(あの時、一緒に言っちゃえば良かったんだ)
タキは、さゆが望まない性行為をされたのが、一度だけ、若しくは一人だけだときっと思っているのだと思う。過去の彼氏がDV男だったとか、きっと推測しているんだろう。
でも、それは、本当は違う。
あの男に無理矢理されてから、一時期さゆは精神状態がいつもよりさらに不安定になった。男の客に上手く笑顔を向けられなくなったり、急に冷や汗が出たり、お腹が痛くなったりした。内科にだけはなんとか行き、モノクロの絵を何枚も何枚も描いた。どこまでも伸びるバベルの塔、北極の崩れてゆく氷、目隠しして処刑される女王…………。
けれど、それでも、まだ足りなかった。悲しくて、辛くて、苦しくて、どうしようも無かった。
(私きっとあの時までは、私でもいつか幸せになれるとか、信じていたんだと思う)
絶望が支配する毎日の中で、ネットによくいる、それまであまり関わらなかった「自称アーティスト」達との飲み会に何度か顔を出すようになった。飲めない酒を流し込んで、トイレで戻している間だけ、苦しさを忘れていられた。
SNSで知り合い、いつも面子の変わる飲み会。話題は、絵の事はほぼ無く、下世話な話や怪しい儲け話ばかりだった。何回か三千円ほどの居酒屋の飲み会に参加した後、顔見知りになったニット帽の男に宅飲みに誘われて、あっさり参加を決めた。
もう全部がどうでも良い気分だった。
夕方に店を閉めて、中央線に乗り、足立にある男の家に行った。ドアを開けるとリビングに、男ばかり四~五人ばかりいるのが見えて怯んだけれど、『いやあ待ってたよ!』と強く腕を引かれて、狭いアパートの二階に足を踏み入れた。
輪の真ん中で『可愛い』『可愛い』とちやほやされながら、酒をどんどん勧められた。何杯か飲んで気分が悪くなり、酒を断ろうとすると、突然じゃんけんが始まって、負けると飲まされた。その内、渡された洗面器に戻して、前後不覚になると男数人でソファに運ばれる気配がした。もう声が出なくて両手を何度か揺らして拒否しようとしたけれど、ぐるぐる回る視界の中で、聴こえるのは無邪気な笑い声だけだった。
そこから先の事は、あまり覚えていない。
服を脱がされて身体がスースーすると思ったら、何かが圧し掛かって来て『おもい』と呂律の回らない舌で言った気がした。腹の中に無理に何かが突っ込まれ、痛みと気持ち悪さで何度か叫んで口にタオルを押し込まれ、両手が頭の上で押さえられた。『えっ血が出てる』『やっぱこんなデブスだと処女なんじゃね?』『ヤリ甲斐ある』『次は俺ね』と男達の声が聞こえる。意識が何度か飛んでは戻り、戻る度に下半身のひりつく痛みと無理矢理に振動で揺らされる身体と胸を揉む手が不快過ぎて呻いた。きっと数時間、何人かにレイプされていたのだと思う。やがて意識を失っている間に、男達は家主を残して帰って行ったようだった。
次の日、さゆは酷い頭痛と吐き気の中で眼を覚ました。もう昼に近い。
『あ、おはよう。昨日酔いつぶれたから寝かしといたよ』
何事も無かったように、名前も知らない男が言った。部屋は窓が閉め切られていて、酒の匂いとハイターのような匂いが充満していた。
(全部夢だったのかな)
さゆは何も言う気力が無く、頷いてから起き上がろうとして、ビリビリした腹の痛みに呻いた。足が閉じられない。着ている服がしわくちゃで、ソファにはさゆの嘔吐物の跡と…………お尻の下辺りに血と精液のような染みを見つけて、さゆは虚しさで唇を噛んだ。
『…何被害者みたいな顔してんの?』
さゆの表情を見て、男はイラついた声を出した。
『お前だって普段欲求不満で、楽しんでただろ?自分でここまで来たくせに被害者ぶってんじゃねえよ。俺、バイトがあるからもう出てって欲しいんだけど』
さゆは部屋の隅にあったバッグをなんとか摑むと、外に飛び出した。腹と関節がひたすら痛くて、グーグルマップで公園を探してやっとの思いで歩き、しばらく休んで電車で帰った。
帰ってからトイレで陰部を拭うと、血と精子が入り混じって出て来た。それを見て一晩中泣いた。医者に行った方が良いのは分かっていたけれど、自己嫌悪で行けなかった。二日間臨時休業にしてベッドに横になり、起き上がれるようになった所で全身を執拗に洗った。首筋にキスマークが付いていて悲鳴を上げた。生理はなんとか次の月も来た。
さゆはそれからは、飲み会にも行っていない。
「さゆ、きっとこういうの似合うと思うよ。可愛い」
翌週、展覧会の帰りに、さゆとタキはアメ横の激安衣料品店を探検した。GWを過ぎた店は空いている。
「あ、あ、そう、かな」
タキが手に取ったのは、小花柄のワンピースだった。白地に小さなパンジーやコスモスの花が舞っている。
「ああ、さゆはモノトーンの服が多いよね。あんまり柄物嫌い?」
「う、ううん。わ、私には似合わない気がして………」
スカートを穿いて、街を歩くのが怖い。
(でも)
「か、買ってみようかな」
タキと一緒なら大丈夫な気がした。値札を見ると、なんと五百円だった。カゴに入れる。
「さゆ、俺にも何か選んでよ」
さゆは店内をくまなく見て回り、リネンの白シャツをタキに選んだ。
「あ、会計一緒で」
「え、いいよいいよ、自分で払えるよ」
「いいからいいから」
タキは付き合い始めてからも、ずっと変わらず優しい。タキに買って貰ったワンピースを抱えて、さゆは幸せに包まれて微笑んだ。
「ね、さゆ」
「ん?」
通勤客でごった返す、上野の駅前を二人で歩いた。帰り道はいつも寂しいし、ドキドキする。タキはタイミングを見計らいかねているのか、手もまだ繋がないままだ。
(手ぐらいなら触れても怖くない気がする)
タキなら。
「そのワンピース着て、来月の時間ある日に、舞浜に行かない?都民だと安くなるらしいし」
「え……うん、行く!」
あのテーマパークでデートするのが夢だった。それが叶う日が来るなんて。
「ふふふ。楽しみ」
後ろめたさを感じながらも、今はただ幸福な日常の中で、さゆは微笑んだ。
(また仕入れに行かないとな)
基本的には店頭の買取はほぼ無く、加入している市場での仕入れがほとんどだった。夕方、さゆは棚を整理しながら、来週の予定を考えた。
(そう言えば今月まだ一日も休んでないな)
ここ十日間位、家でも店でもずっと働いているか、絵を描いている。夏に個展の話があった。
(半日位休みたいな)
そう思ったタイミングで、スマホが鳴った。お客が誰もいない店のカウンターで、さゆはLINEを見る。
『さゆ、GWお疲れ様。今週どこかで会えないかな?クリムト展行かない?』
考えるより先に、指が勝手に動いて『行く』とうさぎのスタンプを打った。タキに会えるのが小躍りするほど嬉しい反面………。
後ろめたい感情が、胸の奥に疼いた。
さゆは、本当はまだタキに、黙っている事がある。
(あの時、一緒に言っちゃえば良かったんだ)
タキは、さゆが望まない性行為をされたのが、一度だけ、若しくは一人だけだときっと思っているのだと思う。過去の彼氏がDV男だったとか、きっと推測しているんだろう。
でも、それは、本当は違う。
あの男に無理矢理されてから、一時期さゆは精神状態がいつもよりさらに不安定になった。男の客に上手く笑顔を向けられなくなったり、急に冷や汗が出たり、お腹が痛くなったりした。内科にだけはなんとか行き、モノクロの絵を何枚も何枚も描いた。どこまでも伸びるバベルの塔、北極の崩れてゆく氷、目隠しして処刑される女王…………。
けれど、それでも、まだ足りなかった。悲しくて、辛くて、苦しくて、どうしようも無かった。
(私きっとあの時までは、私でもいつか幸せになれるとか、信じていたんだと思う)
絶望が支配する毎日の中で、ネットによくいる、それまであまり関わらなかった「自称アーティスト」達との飲み会に何度か顔を出すようになった。飲めない酒を流し込んで、トイレで戻している間だけ、苦しさを忘れていられた。
SNSで知り合い、いつも面子の変わる飲み会。話題は、絵の事はほぼ無く、下世話な話や怪しい儲け話ばかりだった。何回か三千円ほどの居酒屋の飲み会に参加した後、顔見知りになったニット帽の男に宅飲みに誘われて、あっさり参加を決めた。
もう全部がどうでも良い気分だった。
夕方に店を閉めて、中央線に乗り、足立にある男の家に行った。ドアを開けるとリビングに、男ばかり四~五人ばかりいるのが見えて怯んだけれど、『いやあ待ってたよ!』と強く腕を引かれて、狭いアパートの二階に足を踏み入れた。
輪の真ん中で『可愛い』『可愛い』とちやほやされながら、酒をどんどん勧められた。何杯か飲んで気分が悪くなり、酒を断ろうとすると、突然じゃんけんが始まって、負けると飲まされた。その内、渡された洗面器に戻して、前後不覚になると男数人でソファに運ばれる気配がした。もう声が出なくて両手を何度か揺らして拒否しようとしたけれど、ぐるぐる回る視界の中で、聴こえるのは無邪気な笑い声だけだった。
そこから先の事は、あまり覚えていない。
服を脱がされて身体がスースーすると思ったら、何かが圧し掛かって来て『おもい』と呂律の回らない舌で言った気がした。腹の中に無理に何かが突っ込まれ、痛みと気持ち悪さで何度か叫んで口にタオルを押し込まれ、両手が頭の上で押さえられた。『えっ血が出てる』『やっぱこんなデブスだと処女なんじゃね?』『ヤリ甲斐ある』『次は俺ね』と男達の声が聞こえる。意識が何度か飛んでは戻り、戻る度に下半身のひりつく痛みと無理矢理に振動で揺らされる身体と胸を揉む手が不快過ぎて呻いた。きっと数時間、何人かにレイプされていたのだと思う。やがて意識を失っている間に、男達は家主を残して帰って行ったようだった。
次の日、さゆは酷い頭痛と吐き気の中で眼を覚ました。もう昼に近い。
『あ、おはよう。昨日酔いつぶれたから寝かしといたよ』
何事も無かったように、名前も知らない男が言った。部屋は窓が閉め切られていて、酒の匂いとハイターのような匂いが充満していた。
(全部夢だったのかな)
さゆは何も言う気力が無く、頷いてから起き上がろうとして、ビリビリした腹の痛みに呻いた。足が閉じられない。着ている服がしわくちゃで、ソファにはさゆの嘔吐物の跡と…………お尻の下辺りに血と精液のような染みを見つけて、さゆは虚しさで唇を噛んだ。
『…何被害者みたいな顔してんの?』
さゆの表情を見て、男はイラついた声を出した。
『お前だって普段欲求不満で、楽しんでただろ?自分でここまで来たくせに被害者ぶってんじゃねえよ。俺、バイトがあるからもう出てって欲しいんだけど』
さゆは部屋の隅にあったバッグをなんとか摑むと、外に飛び出した。腹と関節がひたすら痛くて、グーグルマップで公園を探してやっとの思いで歩き、しばらく休んで電車で帰った。
帰ってからトイレで陰部を拭うと、血と精子が入り混じって出て来た。それを見て一晩中泣いた。医者に行った方が良いのは分かっていたけれど、自己嫌悪で行けなかった。二日間臨時休業にしてベッドに横になり、起き上がれるようになった所で全身を執拗に洗った。首筋にキスマークが付いていて悲鳴を上げた。生理はなんとか次の月も来た。
さゆはそれからは、飲み会にも行っていない。
「さゆ、きっとこういうの似合うと思うよ。可愛い」
翌週、展覧会の帰りに、さゆとタキはアメ横の激安衣料品店を探検した。GWを過ぎた店は空いている。
「あ、あ、そう、かな」
タキが手に取ったのは、小花柄のワンピースだった。白地に小さなパンジーやコスモスの花が舞っている。
「ああ、さゆはモノトーンの服が多いよね。あんまり柄物嫌い?」
「う、ううん。わ、私には似合わない気がして………」
スカートを穿いて、街を歩くのが怖い。
(でも)
「か、買ってみようかな」
タキと一緒なら大丈夫な気がした。値札を見ると、なんと五百円だった。カゴに入れる。
「さゆ、俺にも何か選んでよ」
さゆは店内をくまなく見て回り、リネンの白シャツをタキに選んだ。
「あ、会計一緒で」
「え、いいよいいよ、自分で払えるよ」
「いいからいいから」
タキは付き合い始めてからも、ずっと変わらず優しい。タキに買って貰ったワンピースを抱えて、さゆは幸せに包まれて微笑んだ。
「ね、さゆ」
「ん?」
通勤客でごった返す、上野の駅前を二人で歩いた。帰り道はいつも寂しいし、ドキドキする。タキはタイミングを見計らいかねているのか、手もまだ繋がないままだ。
(手ぐらいなら触れても怖くない気がする)
タキなら。
「そのワンピース着て、来月の時間ある日に、舞浜に行かない?都民だと安くなるらしいし」
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